みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
5.《ネタバレ》 最後、男はレコードデビューを求め元カノのいるロンドンへ、そして女はダブリンで夫と再スタートの生活を始めます。2人の演技と音楽は素晴らしく、また出演シーンの少ない脇役陣(お父さん、レコーディングエンジニア、ドラマーなど)も良い味を出していました。彼女が乾電池を買った後に歌いながら歩くシーンやバンドメンバーたちと海に行くシーンがいいですね。なお、海岸で彼女が彼にチェゴ語で言った意味は「私が好きなのはあなたよ」みたいですね。。。。切ないですね。。。 【みるちゃん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2021-01-08 06:56:56) 4.《ネタバレ》 女性の 「マチガイが起こるかも」 の一言の重さに、そして男性との約束をすっぽかした行為に驚いた。よくぞ紙一重で耐えたなあ、と感動・・・・・・。この寸前で身を引く潔さは、「源氏物語」の空蝉のイメージが頭の隅にすっときた。男性がやけになって怒りもせずに、彼女にピアノをプレゼントするサプライズも心憎いばかり。あのとき女性が身を引いていればこそ、2人は泥沼化せずに美しい思い出だけを残すことができたのだ。そう思うと、恋愛のかけひきは、まさにギャンブルに等しい。どちらの方向に進めば何が待っているか知れたものではないということ。幸せになるためには、常に何かを犠牲にしなくてはならず、その犠牲を最小限にするにはどういう選択をすればいいのか、恋人たちはいつも答えを探しあぐねる。この物語では、CDが完成した時点で2人の別れは自然の流れになっただろう。別れてこそ、収録されている音楽の価値が希少性を帯びて上がるというもの。男女関係を続けて思い出がCDからはみ出るようでは、この映画の中の「CD」という小道具が活きてこないのだ。ほろ苦くて寂しいけれど・・・・・・。 【tony】さん [インターネット(字幕)] 9点(2014-09-28 22:50:56)(良:1票) 3.紹介してもらってみた映画、切なさがほのかに残るピュアな映画でした。純粋に音楽が結び付けてくれた「友情」とも「愛情」ともつかない感情が印象に残る。音楽もよかった。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-01-21 13:03:26) 2.《ネタバレ》 登場人物の心の内を曲に乗せて語るという手法は一種のミュージカルとも言えるけど、ミュージッククリップのような演出によって斬新な印象を受けた。 じっくりと歌詞を紐解いてみると実に切ない恋愛の形が見えてくる。 お互いの立場もよくわかるし、惹かれ合う気持ちも理解できる。 一線を越えそうで越えないもどかしさのようなものが心に残った。 彼女がチェコ語で何と言ったのかちょっと気になったけど、この作品における通常の台詞には意味はないんだよという演出なのかなとわからないまま納得することにした。 さて、僕はこの作品を字幕と吹き替えの両方で見てみた。 そうすると、字幕と吹き替えでは微妙にニュアンスが違うことに気付く。 字幕では彼女の最後の台詞は『意味ないけど』となっているのに対して、吹き替えでは『意味はないけど』となっている。 微妙な違いではあるけど、意味が大きく違ってくるような気がする。 僕は吹き替えの『意味はないけど』に心を締め付けられた。 なんだかとても切ない台詞に聞こえて仕方がなかったから。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 9点(2008-06-28 21:03:00) 1.《ネタバレ》 まず何をさておいても楽曲がよい。特にメインテーマ的扱いをされている曲、5拍子なのに違和感なく圧倒的に心に染みいってくる。すべての曲のメロディラインが秀逸。こうしてみると、音符の組み合わせはまだ出尽くしてないってことですね。主人公の男性は「ロックじゃないよ」と言ってたけれど、これこそ真のロックンロール・マインド。熱い歌、心をわしづかみにする歌を堪能しました。チェコから母、娘を連れてやって来てる子は「移民」じゃなくて「出稼ぎ」でしょうね。しかし、Takamineのエレアコをこんな風な使いかたするアーティスト初めてです。ピエゾの妙に艶っぽい音嫌いなんでビックリしました。それからドラムの子、テクがあるほうじゃないけどタイトでよかった。サントラにかぎらず出演者たちのアルバムそろえてみたいと思います。最初に歌ってた曲がVan Morrisonなのはダブリンへの「よいしょ」かな? 【shintax】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-02-12 17:57:52)
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