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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(9点検索)】
2.《ネタバレ》 名誉博士の学位を受けることになり授与式の地に向かう、ある老医師の一日が、色々な人との交流と、幻想的な夢や回想とを交え、綴られます。一日の終わりに、老医師は、「今日の出来事は何かつながりがありそう」と気づきますが、観てるワタシも「ちぇっ気づきやがったか、私も何かつながりがあると思うんだけどね、それがはっきりせんのよ」(笑)。ま、しかし、言葉でスラスラ説明できるような厳密な論理構成でエピソードが配列されてたりしたら、そんな露骨に人工的なものに感動もへったくれもないわけで、やはり、メタファーによる映像詩ともいうべきこの映画の魅力は、一味も二味も三味も違うもの。息子との関係、息子の嫁との関係、年老いた母との関係。亡き妻。もはや熟年夫婦同然にツーカーの関係の家政婦。中には自分を慕ってくれるガソリンスタンドの店主などもいる。そして、旅に同行することになった、3人の若者(女性は二人の男性のどちらを選ぶか、“アッケラカンと”迷っている)。一方で、夫婦喧嘩ばかりする、とある夫婦。なーんとなく、「夫婦関係」とか「死」とかいうテーマが見えてくるのだけど、その印象を圧倒的に強くするのが、主人公の幻想的な夢と回想の夢。生者は溶け去り、棺桶の死者が手を伸ばす。医学の基本すらわかっていないらしい自分。あるいは過去の苦い思い出。現実世界の人物と夢の中の人物が混じりあい、夢のもつ皮肉さはいやでも強められる。そして、自分の人生のみならず息子の人生にまでも暗い影を落とす、あの出来事・・・。ワタシよりも先に何か気づいたらしい(笑)主人公の最後の幻想、そして彼の表情が、心に沁みます。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2008-02-03 08:59:45)(良:1票)
1.《ネタバレ》 10代の頃に映画館で見て、数十年過ぎてCSで再び見ました。年をとり地位も名声も資産も得たのに頑固さゆえに孤独な老人の気持ち、地位も名声も資産もないまま年をとっただけの自分でさえも共感しました。医師イサクは他人に対して寛容に対処してきたのに、結局それは人と関わらずにいたということでした。イサクと結婚するはずだったサーラが「彼は優しくて良い人、でも彼といると自分がとるに足らない人に思えてくる」という言葉は考えさせられます。美しいモノクロの映像が郷愁をさそいます。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2008-01-10 17:37:19)(良:1票)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
35人 |
平均点数 |
7.03点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 1 | 2.86% |
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5 | 7 | 20.00% |
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6 | 6 | 17.14% |
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7 | 5 | 14.29% |
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8 | 11 | 31.43% |
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9 | 2 | 5.71% |
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10 | 3 | 8.57% |
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【その他点数情報】
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