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激怒(1936)

FURY
1936年【米】 上映時間:94分
ドラマモノクロ映画
[ゲキド]
新規登録(2004-08-23)【マムゲン】さん
タイトル情報更新(2010-08-08)【M・R・サイケデリコン】さん


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監督フリッツ・ラング
キャストスペンサー・トレイシー(男優)
シルヴィア・シドニー(女優)
ブルース・キャボット(男優)
ウォルター・ブレナン(男優)
ウォード・ボンド(男優)
ジーノ・コラード(男優)(ノンクレジット)
原作ノーマン・クラスナー(原案)
脚本フリッツ・ラング
バートレット・コーマック
音楽フランツ・ワックスマン
撮影ジョセフ・ルッテンバーグ
製作ジョセフ・L・マンキウィッツ
MGM
美術セドリック・ギボンズ(美術監督)
エドウィン・B・ウィリス(美術監督補)
録音ダグラス・シアラー
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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1.《ネタバレ》 いやー本当アレだ。タイトル通りこの映画のラングは“ブチ切れ”てる。
ナチスのクソ共よくも私が映画を撮りづらい環境にしやがって、
ユダヤ人迫害しやがってあのクソチョビヒゲ、
おかげで私の愛しいテア・フォン・ハルボウと離れ離れだよファ●キンゲシュタポ、
まあ ど お せ?私の「メトロポリス」をメチャクチャにしくさった奴らのいる国なんかもうウンザリだね、売り込んで延命?そんな価値はもう無えよ!!アメリカでテメえらを散々disってやるよあ゛あ゛ーん゛!?・・・てな事をラングが何処まで思っていたかは別として、とにかくそんな感じにラングの怒りがズドンと伝わってくるアメリカでの記念すべき第一作「激怒」。

序盤は普通のドラマだが、徐々にドイツ時代の禍々しいまでの戦慄と恐怖が画面を支配しはじめる。

「凶悪犯が捕まった」という知らせがまるで伝染病のように拡まり群衆を狂気に奔らせる。これは「M」や「メトロポリス」等で見せてくれた群衆心理の恐怖。ラングがドイツで描き続けた恐怖であるし、同時に「私はドイツでこういう映画をいくつも作った。それもこの作品でひとまずお別れだ」という具合に、つまりドイツ時代との決別を感じさせる。
事実、アメリカ時代のラングはドイツ時代にあった“まがまがしい”ほどの恐怖は消えてしまった。だが、その代わりにドイツで研鑽を重ねてきた技術や美術はアメリカでより一層発展したと言える。後の「死刑執行人もまた死す」や「スカーレット・ストリート」「暗黒街の弾痕」「ビッグ・ヒート/復讐は俺に任せろ(アメリカでは一番評価が高いラングのフィルム・ノワール)」へのな。「激怒」はそのはじまりでもある。

中盤の法廷劇で感じるのは、まるで河から溢れ出し止めようのない激流、それに何も抵抗できずに押し流されるような・・・とにかく圧倒的な恐怖だ。
祖国ドイツがナチスの狂気で染まり、意を唱える者はその声すら誰にも聞いて貰えず溺死させられる・・・問答無用で。
それにしたってウォルター・ブレナンの何と素晴らしいこと。「死刑執行人もまた死す」でも印象的だった。シルヴィア・シドニーは「暗黒街の弾痕」「真人間」だろ?
この頃から出演していると思うと胸熱。
クライマックスは何度見ても衝撃的。
オマケに製作にジョセフ・L・マンキーウィッツ!傑作にならないワケが無い。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-06-01 00:33:56)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 7.75点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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