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仕立て屋の恋

Monsieur Hire
1989年【仏】 上映時間:80分
ドラマサスペンスラブストーリー小説の映画化
[シタテヤノコイ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-01-05)【Olias】さん
公開開始日(1992-07-17)


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監督パトリス・ルコント
キャストミシェル・ブラン(男優)仕立て屋 イール氏
サンドリーヌ・ボネール(女優)向いの娘 アリス
アンドレ・ウィルム(男優)刑事
リュック・テュイリエ(男優)エミール
原作ジョルジュ・シムノン「イール氏の婚約」
音楽マイケル・ナイマン〔音楽〕
作曲ヨハネス・ブラームスピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 op.25
撮影ドニ・ルノワール
あらすじ
人間嫌いの仕立て屋イール氏(ミシェル・ブラン)はその近所での評判もあってか、近くで起きた殺人事件の容疑をかけられている。そのイール氏の唯一の楽しみは向かいの部屋の女性を眺めること。彼は女性にほのかな恋心を抱いていたが、彼女には婚約者がいた。この恋の行方は?そして、真犯人は誰なのか?

合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)】さん(2004-07-08)
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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11.《ネタバレ》 ルコントは「イヴォンヌの香り」という作品があるように女性の香りにこだわる。 イールが息絶えるまで握っていたハンカチにも女がつけていたのと同じ香水を染(し)ませてあった。 いってみれば彼は愛した女の一部と共に逝ったのであるが、このイメージは原作にはない付加されたもの。 まだ若いサンドリーヌ・ボネールは孤独な男の心を捉えるアリスを演じるに十分な魅力を放ち、部屋を覗いていた男を最初は畏れながら、いつしか眼差しが快感となり心を赦し、戯れに接吻までしてみせる。 それが純粋な好意からだけではないのをイール自身が熟知しているのがまた哀しくもあり。 アリスが失意の彼が駅から戻る時間を見計らってした行為には慄然とするが、映画では彼女の態度に曖昧さを残しているせいで生じる劇的な効果でもあろうと思う。 「君を恨んではいないよ。 喜びをくれたから」 この感傷的で痛切な台詞も本にはない。 イールが自分を捧げた女の裏切りにそれほど永く苦しまずにすんだのは温情といえるかもしれないが、これは本当に心に痛い。 ルコントがジョルジュ・シムノンの短編小説「イール氏の婚約」から儚い恋を掬い上げ昇華した逸品。 レインさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-01-29 23:59:58)(良:1票)

10.アメリカ映画にはないこの雰囲気が物凄く好きです。わずか80分という短い時間があっという間に終わってしまったと思えるぐらい面白かったです。あの女優さん、作品の中では最後は嫌な奴だなあと本来なら思える筈が何故か憎めない。私好みの女性だからかもしれません。それにしてもラストは本当に切ない終わり方!フランス映画ならではの終わり方!サスペンス映画としても見所満載で何度も観たくなる不思議な作品です。マイケル・ナイマンの音楽も凄く好きです。 青観さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-07-10 22:53:39)(良:1票)

9.《ネタバレ》 正直、変態なおじさんのイール氏。でも切ない、切な過ぎるんです。ささやかな希望の陰で淡々と、そして確実に進む裏切り。アリスがしたたかな女性だと知っていても信じて守ろうとする主人公にいつの間にか味方してました。イール氏には救いがあったのか真剣に考えてしまいます。 yumioさん 9点(2004-10-09 00:19:17)

8.「髪結いの亭主」に並ぶ、ルコントの偏狂的恋愛映画。片思いは究極の恋だって言うけど、それはまったくその通りです。だって「恋」とは自己意識そのものなんだから。「彼は深くそして熱烈に恋している、これは明らかだ。それなのに、彼は最初の日からもう彼の恋愛を追憶する状態にある。つまり、彼の恋愛関係はすでにまったく終わっているのである。」これはキルケゴールの言葉だけど、まさに恋愛の本質をついているよね。 この映画もそういった恋愛の本質にかなり肉薄しているように思う。良い作品っていうのは、観終わった後に自分に対して問いかけができるもの。ある批評家が、作品とは社会構造の「結果」というよりも、何かを論じたいという気持ちの「原因」であることが重要だと言っているが、僕にとっても映画とは、技術論よりも方法論が優先するべきもののように感じる。この映画の狂おしさは、方法論的に僕の情念を切迫し、語りえない恋愛の本質について、僕に語らせようとするのだ。まぁそこまで強迫的になる必要はないけれど、僕らの情念に響いたことを如何に味わうことができるか、そしてそこからPersonal Issueを超えて、如何に想いを馳せることができるか、本来的な意味において、それこそが作品の価値というものだと思うのである。 onomichiさん 9点(2003-10-13 15:37:57)

7.冒頭、若い女性の死体のシーンからしてミステリアスな雰囲気を漂わし、カメラと音楽の使い方も抜群に上手く物語りの展開も申し分ない。つまり監督ルコントの、センスの良さと演出の妙をつくづく感じさせてくれる作品だった。 物語りは、サスペンスを絡めつつも“ゾッ”とするような男と女の一途な恋を描いており、最後にどんなドンデン返しが用意されているのか目が離せない雰囲気を持っている。そんな中、主人公イール氏の人物描写がいやらしい程上手く、見ての通り几帳面だがちょっぴり変態さん。その一方で、滑稽なまでの純愛の持ち主は孤独と哀愁をもしっかり漂わせていた。ルコント監督の代表作にして、切ないラブ・サスペンスの傑作です。 光りやまねこさん 9点(2003-06-22 20:11:50)(良:1票)

6.私は、この映画を見てルコントの2通りの表現方法に気づきました。色と境界線を用いた方法。赤と青、窓ガラスについてなんだけど、他に気づいた方います?映画を見るとき(だいたいのハリウッドもの以外)は、結構こうゆうのに意味を持たせて内容を知るのに重要だったりする。 Goodさん 9点(2003-04-07 03:13:19)

5.切ない!でも今ならストーカーじゃないか?あれは。とにかく泣けた。大好きな映画だ。 あいうえおさん 9点(2002-12-10 19:15:27)

4.これはルコントの映画の中でもとても好きな作品です。ちなみに、使われているのはブラームスの『ピアノ四重奏第一番』より、4楽章です。この曲が使われているのはクラシックファンとしても嬉しいです。 さくらさん 9点(2002-11-23 18:37:40)

3.女って残酷な生き物だなあとこの映画を見てつくづく思う。もう女なんて好きになるものかー!とか言いつつ次の日には忘れてしまう。男の悲しい性である。ところでこの映画の製作者は、ブラームスに相当思い入れがあるようだ。随所で使われているピアノ五重奏曲がそれを物語っている。 カテキン・スカイウォーカーさん 9点(2002-09-19 21:33:04)

2.観終わった後も波紋のように、切なさが押し寄せてきます。愛って哀しい。。。 まめまめさん 9点(2002-04-26 22:34:34)

1.せつない通り越して、悲しい。おすすめです! さっちさん 9点(2001-11-12 21:00:32)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 75人
平均点数 7.44点
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200.00% line
311.33% line
411.33% line
5912.00% line
679.33% line
72128.00% line
81621.33% line
91114.67% line
10912.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 9.50点 Review2人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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