みんなのシネマレビュー

ざくろの色

The Color of Pomegranates
(Цвет граната (Саят-Нова))
1971年【ソ連】 上映時間:73分
ドラマ音楽もの伝記もの
[ザクロノイロ]
新規登録(2003-07-06)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2011-03-24)【にじばぶ】さん


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ブログに映画情報を貼り付け
監督セルゲイ・パラジャーノフ
キャストソフィコ・チアウレリ(女優)青年詩人・詩人の恋人・尼僧・天使・パントマイム
原作セルゲイ・パラジャーノフ(原案)
配給シネセゾン
ザジフィルムズ(リバイバル)
美術セルゲイ・パラジャーノフ
編集セルゲイ・パラジャーノフ
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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7.とりわけ白い布に、赤いざくろの果汁が滲み広がるファーストシーンが鮮烈!。そのデサイン性と色彩からくる美術感覚が斬新。サヤト・ノヴァの生きた、古式アルメニアの伝統衣装を初め、絨毯や壺など、どれも時代性を忠実に反映・内包しながらも、抽象的表現の能舞台劇のように、演技の様式化がひとつの特徴。特筆すべくは女優、ソフィコ・チアウレリその人。イコンを思わせる顔の造形、特徴的な眉の形から、この映画の中で彼女が男役を含め、複数の役で多義的に演じ表現しているのが判る。

舞台劇を想起するものに、明確な正面性がある、例えそれが横向きであっても。常に一貫して、画面構成における形と配置を重視。詩人の生涯に沿ったストーリー展開は、抽象的省略表現のため、表出された全てを理解するのは難しいが、視覚的に、感性的にそれを感受すればいい。雨に濡れた図書館の書籍、水の排出作業から屋根での天日干し、その並べた本の配置すらデザイン的で美しいし、染色作業に伴う色の演出も目を惹く。

こうした独自性にとむ映像表現に、少なからぬ影響を受けた映画に『落下の王国』がある。パターン化された形象と色使いの類似、少し現実離れした鮮やかな彩度高めの発色。あまりの美さに思わず目を奪われるが、対して、本作の色表現は、日常の現実世界から切り取った実在の色、故に幾分彩度低め、代わり同じ赤でも多種多様な赤が蠢く感じ、様々な色と形が織りなす未知なる世界。特異な映像美に被さる音と音楽の響きがとても神秘的。 DADAさん [DVD(字幕)] 9点(2017-01-18 19:34:37)

6.《ネタバレ》 サントリーローヤルのCM(ランボー編)を思い出した、あ、こっちが先か。なんやようわからんがすごいでこれ。 la_spagnaさん [映画館(字幕)] 9点(2014-09-25 00:42:37)

5.《ネタバレ》 音楽&伝記もので面白い映画を探している人に是非ともオススメな作品であり、加えてアンドレイ・タルコフスキー好きにはもっとオススメしたい作品。

タルコフスキーの盟友であるセルゲイ・パラジャーノフが送る不思議な音楽伝記映画。

アルメニア生まれの詩人サヤト・ノヴァの生涯を独特の映像世界で描いていく。
タルコフスキーのような映像の美しさ、狂気、幻想的な空間。
ノヴァの恋人からミューズや天使と複数の演技をこなすソフィコ・チアウレリの見事な演技。

普通、前衛的な映画はストーリーが無いので難解で取っ付き難い。
だが、この物語はノヴァの生涯に渡って繰り返される苦悩が強烈な映像によって綴られているのだ。
いかにノヴァが苦しみもがいているのかを、少しでも眼で感じられるように。
もしかしたら、言葉では現せないほどの苦悩とノヴァは戦ったのかも知れない。
物語で流される柘榴(ざくろ)の“鮮血”は、彼が血を振り絞るほどの苦悩を繰り返したという事なのだろうか。
「我が生と魂は苦悩の中にある・・・」のセリフと共に。

生涯に渡って渇き、潤いと安らぎを求めた詩人の数奇な物語。 すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-05-14 17:27:54)

4.私のノートには文章の合間にいろいろ図が描きこまれていて、言葉だけで記録をとるのが難しい映画だったのが分かる。階段の図に矢印が二つ(上っていくのと通過するのと)描きこまれてたり。壁画のタッチ、黒から白へ変わる、ということも何度も繰り返し書かれている。びしょ濡れの本、枠を持って歩く人たち、ろうそくの原に倒れている老いた主人公、なんてイメージが延々と綴られている。おそらく伝統に根ざしたイメージなんだろう。仕種や表情なんかもそうで、一人よがりになっていなかった。人形劇を見ている清潔感がある。やぎ、ロバ、鶏、羊、といった家畜の匂いも、頭だけでこしらえた宇宙じゃなくしている。もちろん伝統は格闘すべき対象であるべきなんだけど、差し迫った敵に対するときに団結する土台にもなるもので、グルジアの一般民衆がこの映画をどういうふうに受け止めたのか知りたい。黒いものが白くなっていくって、浄化のイメージでいいのかな。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 9点(2013-09-13 09:46:05)

3.美しすぎる。目が眩む。
セルゲイ・パラジャーノフという人間の頭の中はどうなっているのだろうか。
正直、「映画」として見たら超駄作。様々な所にも書かれているが、正に「動く絵画」としか言いようがない。

この映画に点数をつけるとすれば0点か10点。どちらかしかないと思う。
その基準は「映画としてみられるか」ということ。
自分はそんなにはっきり分けられるだけの自信はない。故の9点。

せかいのこどもさん [DVD(字幕)] 9点(2010-12-11 17:54:47)

2.セルゲイ・パラジャーノフ監督、噂には聞いていましたがまさかこれほどとは。圧倒的な映像美と音の融合、ストーリーなど気にしなくてもそれだけで十分。あくの強い都内のヴィンテージorアンティークショップなどで流れていそうな作品。どのシーンを見てもそれぞれが1枚の宗教絵画になるような。いったいこの監督の頭の中はどうなってるんでしょう。 THEすうぃんぎんさん [DVD(字幕)] 9点(2008-07-21 17:27:04)

1.確かに色の使い方がやばい。ストーリー性がない分、映像が際立ちまくっている。詩人の内的世界の美しすぎる映像化に成功したセルゲイ・パラジャーノフに敬意を表したい。とてつもなく高いインスピレーション、私達、凡人には到底及ばない世界だと感じた。うーん、深い、深すぎる! たましろさん 9点(2004-02-03 14:50:46)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 8.57点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.75点 Review4人
2 ストーリー評価 5.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.50点 Review2人
4 音楽評価 9.50点 Review2人
5 感泣評価 10.00点 Review2人

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