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一人息子

The Only Son
1936年【日】 上映時間:82分
ドラマモノクロ映画
[ヒトリムスコ]
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監督小津安二郎
助監督原研吉
キャスト飯田蝶子(女優)野々宮つね
日守新一(男優)野々宮良助
葉山正雄(男優)野々宮良助(少年時代)
笠智衆(男優)大久保先生
坪内美子(女優)野々宮杉子
浪花友子(女優)大久保先生の妻
突貫小僧(男優)富坊
爆弾小僧(男優)大久保先生の子供
吉川満子(女優)おたか
高松栄子(女優)女工
原作ジェームス槇
脚本池田忠雄
音楽伊藤宣二
撮影杉本正二郎
厚田雄春(撮影補助)
製作松竹
配給松竹
美術浜田辰雄(美術監督)
衣装斎藤耐三
録音茂原英雄
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1.《ネタバレ》 小津の作品で「過去」が描かれた部分があるのは珍しい。大正末の信州シーンから始まる。ランプ。そこで人物を設定しておいてから、現代の東京に母が上京してくる。嫁は下宿の近所の娘だったそうで、なにやら小津の学園ものコメディを思い出す。あの青春を謳歌していた学生たちのその後。しかし現在の夜学の生徒たちはかつての学園ものと違って、坊主刈りだし生気がない。家ではずっと近所の工場の音が続いているのが、初トーキー作品ならでは。それで支那ソバのシーンでしたか。ちょいと隣の家によって「ひょっくり出てきちゃって弱ってますよ」なんてところ。これを夫婦で語ると深刻になってしまう。隣りのおばさんに軽く言って「まあ(そんなこと言っちゃバチがあたりますよ)」ってな調子で受けてもらいたいという主人公の側の期待も含まれている。つまり愚痴。こういうとこがうまい。そして埋立地のシュールな、後のアントニオーニめいた茫漠とした風景。ひばりの空との対比。夜の不満の爆発。母の性根論もむなしく響くぐらい、風景のうつろさが家族を取り囲んでいる。富坊が馬に蹴られるエピソードがあって、これで母が「お前もお大尽にならないでよかった」と結論づけようとする哀れさ。小津の主要なモチーフとして「不如意」があるが、これをすぐ「諦念」に結びつけるのは危険だと思う。どうして挫折するのか、どうして家族は一緒にいられないのか、どちらかというと小津は諦めるというより苛立ってたんじゃないか。これを「人生の味わい」なんて片づけさせないぞ、ってな意気込みを感じる、少なくとも戦前の作品では。私は基本的には明るい小津が好きなのだが、しかし本作の侘しさはコメディのネガとしてズッシリと記憶に残された。 なんのかんのさん [映画館(邦画)] 9点(2010-06-18 12:03:27)

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【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 6.73点
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