みんなのシネマレビュー

絶対の愛

Time
(시간/Shi gan)
2006年【韓・日】 上映時間:98分
ドラマラブストーリーロマンス
[ゼッタイノアイ]
新規登録(2007-03-26)【ただすけ】さん
タイトル情報更新(2017-09-06)【+】さん
公開開始日(2007-03-10)


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ブログに映画情報を貼り付け
監督キム・ギドク〔1960年生〕
キャストソン・ヒョナ(女優)スェヒ
ハ・ジョンウ(男優)ジウ
杉野希妃(女優)ウェイトレス1
脚本キム・ギドク〔1960年生〕
製作キム・ギドク〔1960年生〕
ハピネット・ピクチャーズ(共同製作)
製作総指揮鈴木径男
配給ハピネット・ピクチャーズ
編集キム・ギドク〔1960年生〕
字幕翻訳根本理恵
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【クチコミ・感想(10点検索)】

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1.監督、申し訳ありませんでした!
「悪い男」のレビューで、浅はかにも「いまだによくわからない」などと申してしまったことを深く深く恥じ入っております。
とはいえ虫が知らせたとでもいうのでしょうか、点数だけは10点を捧げておいたのはせめてもの救いでした。もう戯れ言は申しません。ギドク監督、あなたは当代随一の天才監督であります。
本作は安部公房氏の傑作小説「他人の顔」を下敷きにしているであろうことは想像できますし、勅使河原宏監督のそれと類似のカットさえ散見いたしますが、本作の世界はモノスゴイところへと行ってしまってます。
よくある韓流映画とはゼンゼン別ものです。これに比べたら「殺人の追憶」も「オールドボーイ」もかすんでしまいます。もしかしたら今、最も面白い作品を撮る監督かもしれません。
非常に僭越な言い方をしてしまえば、映画の作法も以前より洗練されています。意味深い細部に象徴された数々のテーマが絶妙な反復によって、より具体的に観客の心をえぐる手腕にはほとほと感服してしまうのですが、もちろん見ているあいだはそんなことなど考える余裕などなく、ただただ映画世界にもっていかれてしまうだけです。ものすごい快感。こんな快感を与えてくれる映画は久しぶりです。
本作はかなり重いテーマを扱っていて、ギドク監督らしい「痛さ」に満ちてもいますが、監督のもう一つの持ち味でもある「ユーモア」にも溢れていて、鑑賞後に辛くなることはありません。今風の言い方をしてしまえばアイデンティティー・クライシスさえ描いているのに、妙な清々しさがあるのは監督の眼差しがあくまでも暖かいからです。不条理な人間社会。その不条理をもたらす人間の「業」を当然のものとして肯定してしまうギドク監督の「絶対の愛」は、傑作ファンタジーとして映画史に名を残すことでしょう。諸君!劇場へ急げ! ただすけさん [映画館(字幕)] 10点(2007-03-26 11:29:30)(良:2票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 6.86点
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200.00% line
317.14% line
400.00% line
517.14% line
6428.57% line
7428.57% line
817.14% line
9214.29% line
1017.14% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 2.66点 Review3人
2 ストーリー評価 5.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review1人

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