みんなのシネマレビュー

キネマの神様

2021年【日】 上映時間:125分
ドラマ青春もの小説の映画化
[キネマノカミサマ]
新規登録(2020-12-17)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-03-04)【イニシャルK】さん
公開開始日(2021-08-06)
公開終了日(2022-02-02)


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監督山田洋次
助監督朝原雄三
演出鈴木功(録音技術指導)
キャスト沢田研二(男優)ゴウ(円山郷直)
菅田将暉(男優)若き日のゴウ(円山郷直)
宮本信子(女優)円山淑子
永野芽郁(女優)若き日の淑子
小林稔侍(男優)テラシン(寺林新太郎)
野田洋次郎(男優)若き日のテラシン(寺林新太郎)
北川景子(女優)桂園子
寺島しのぶ(女優)円山歩
リリー・フランキー(男優)出水宏
志尊淳(男優)水川
前田旺志郎(男優)円山勇太
原田泰造(男優)家族の会主催者
片桐はいり(女優)常連の女性客
松尾貴史(男優)キャメラマン・森田
広岡由里子(女優)淑子の母
北山雅康(男優)借金取立人
近藤公園(男優)
渋川清彦(男優)
松野太紀(男優)授賞式の司会者
迫田孝也(男優)岡村
前田航基(男優)照明助手
山崎貴(男優)小田安三郎
今井翼(男優)木村
広田亮平(男優)
翁華栄(男優)
笠井信輔(男優)
江川央生(男優)
松本岳(男優)
豊原江理佳(女優)
原作原田マハ「キネマの神様」(文春文庫刊)
脚本山田洋次
朝原雄三
阿部勉【監督】(脚本協力)
山本一郎〔プロデューサー〕(脚本協力)
音楽岩代太郎
作詞野田洋次郎「うたかた歌」
作曲野田洋次郎「うたかた歌」
主題歌RADWIMPSRADWIMPS feat.菅田将暉「うたかた歌」
菅田将暉RADWIMPS feat.菅田将暉「うたかた歌」
撮影近森眞史
製作大谷信義(製作代表)
早河洋(製作代表)
木下直哉(製作代表)
奥田誠治(製作協力)
松竹(「キネマの神様」製作委員会)
テレビ朝日(「キネマの神様」製作委員会)
木下グループ(「キネマの神様」製作委員会)
博報堂(「キネマの神様」製作委員会)
博報堂DYメディアパートナーズ(「キネマの神様」製作委員会)
朝日放送テレビ(「キネマの神様」製作委員会)
読売新聞社(「キネマの神様」製作委員会)
松竹ブロードキャスティング(「キネマの神様」製作委員会)
製作総指揮迫本淳一
企画松竹
配給松竹
特撮山崎貴(VFX監修)
渋谷紀世子(VFXプロデューサー)
白組(VFX制作プロダクション)
編集石島一秀
録音岸田和美(録音監修)
その他志村けん(献辞)
岩代太郎(指揮)
深澤宏(プロダクション協力)
野田高梧(「東京物語」脚本)
小津安二郎(「東京物語」脚本・監督)
東京現像所(ラボ)
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【クチコミ・感想(5点検索)】

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7.《ネタバレ》 この映画を、タイトルだけ見て、ふーん、昔の映画ねぇ、で、その後の老人の話ねぇ ふーん。

で終わるんだったら、ただの3点もつかない映画だ。その点だけで見れば、山田洋次監督作品の中では”駄作”に近い作品になっているだろう。

が、この映画製作時、世界中が大変なことになっていたのを考慮し、不世出の役者がこの映画の本当の”主役”であったことを知るものにとっては、「山田さん、よくぞ残してくれた」の思いに近いだろう。

この映画の優れた演技者は、菅田将暉、永野芽郁、北川景子、野田洋次郎と私は見る。主人公たちの4人のはつらつとした演技が無ければ、老年時の悲しさが引き立たない。

特に北川景子は頑張ったと思う。

ひねくれた意見ではあるが、沢田研二は、そのまま志村けんの演技指導のまま。そう感じた。沢田氏も不世出の歌手であり、TVドラマなどではきちんとした演技も、そして怪演技もしてきた人だ。そのひとが志村氏の設定のまま演ずる。そこに私はずーーと違和感を感じた。

沢田氏を知る人にとっては「ほんとにこの人の演技なの?」という疑問が最初から最後まで付きまとう。

お願いがある。この映画のDVDには、志村けん氏の過去の映画登場シーンも併録してほしい。そうでないと、なんでこんな平板な、底が薄く見えるような映画をここまで一生懸命みんなが演じたのかわからないじゃないか。

だからものすごく注釈をつけなければならない映画。あーそんな映画、過去に”名作”と呼ばれた事がないよね。

コロナで日本が大変だったのを映像として残した点、志村氏を知るものから見れば涙物の映画。それぞれ+1点。合計で5点をつけた。

そこまで。それ以上の点数は巨匠である山田監督を貶めそうな気がする。そういう意味である。

ただ、この映画が中止にならなかった事。その努力をした人々には感謝しよう。しっかり後生に記録を残してくれたのは感謝だ。(ただし志村氏の記録も併設してよ!) 亜輪蔵さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-12-02 18:30:48)(良:2票)

6.《ネタバレ》 Wikiを見たところ、原作は映画の現代パートの方なんでしょうか?で、過去パートは映画オリジナルってこと?原作ではコロナも出てこないだろうから、作品の6~7割の部分がオリジナルなのかな?松竹映画100周年記念作品とのことで、キネマの天地でも描かれていた往年の輝かしき日本映画界に再びスポットを当てた映画となっている。
志村けんさんの突然の訃報から、どれだけ脚本が変わったか気になるところだけど、沢田研二さんが志村さんの代役に徹しているのが凄い。当時音楽活動中心で、映画やテレビと言った映像の仕事には出ていなかった沢田研二が、志村のために用意されたゴウという登場人物を淡々と演じている。その代役の徹底ぶりは素晴らしいと思った。

過去パートの甘酸っぱい三角関係、忙しいけどワイワイ楽しげな撮影現場から、歩の失業、ゴウの借金、病気、コロナと暗い話題ばかりのクタクタな現代パートの繋がりの段差が大きすぎて、このジイさんが本当にあのゴウか?って思ってしまったり…
コロナの影響で閉館する劇場。実現しなかった斬新なアイデアを、人生の終わりに体感するゴウ。ソーシャルディスタンスの空いた席に、スクリーンから飛び出した桂園子が座るなんて、かなり素敵なアイデアだと思う。でもソーシャル関係なしにガラガラの劇場なのと、モト映画界の人なのに上映中に孫にべらべら喋るゴウ。このクライマックス、もっと丁寧に創っていれば、更に良いシーンになったかなって思った。
『古き良き映画業界と、その後の映画人たち』が本来の骨格だったところ、映画を創っている途中で『衰退していく映画産業と新型コロナによる社会の変化』に枝分かれして、そっちに進んでしまったような印象を持ちました。 K&Kさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-05-22 23:34:01)(良:1票)

5. 映画づくりを通して描いた人生賛歌。映画界の内幕話をさりげなく散りばめている。女優のトイレ難は福本清三氏の著書にも書かれており、世間一般でも似たような話を聞いたことがある。
 飲んだくれでギャンブル好きの主人公はステレオタイプだが、沢田研二はハチャメチャぶりが足りない印象。逆に寺島しのぶは演技を少し抑えた方がよかった。宮本信子は二人の思いを受け止める夫人役を手堅く演じた。全体的に、家族愛の物語としてはちょっと弱いかな。
 コロナという時事も絡めながらいかにも山田洋次らしい演出。スクリーンから抜け出した園子とゴウのシーンはF・キャプラのテイストだね。映画のスタッフが映画を観ながら死ぬ展開は、かつてテレビ「相棒」で同じようなシークエンスがあったことを思い出す。
 腹を壊しピーゴロゴロでゲーリー・クーパー・・・懐かしい。かなり前に職場で先輩が話していたネタだね。 風小僧さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-04-16 19:31:49)

4.期待はしていなかったが、ある意味 期待どおり..イイ話に着地するのかと思いきや、微妙なストーリー展開に..主人公たちの若いころと現在の 性格 言動が あまりにも違いすぎるのでリアリティーがない..ゴウがクズすぎることにも 違和感が..凡作..残念.. コナンが一番さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-04-10 19:42:56)

3.原作未読だが、コロナや出演変更等々もあって映画化には失敗しているように思える。何もかもが中途半端というか。原作は娘視点で見たダメ父ということになっているらしいが、そのダメ父を変に踏襲したまま、主人公にしてしまったのが大きな要因に思える。80近くになって見たら、また違った印象を持つのかもしれないが。女優陣は概ねよかったと思うが、男優陣がイマイチ。志村けんだったら、もうちょっと「喜劇」になったのかも。 東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-03-30 12:27:33)

2.松竹100周年記念作品、託されたのはもちろん『男はつらいよ』シリーズの山田洋次監督。新型コロナウイルスと志村けんの死… 大変な思いで完成させた映画なのは承知だけど、正直に言うと視聴途中でリタイアしかけて、思いとどまって、を何回か繰り返した。展開がだるいのと、山田監督は日本映画黄金期を懐古する作品を以前にも撮っているため、目新しさが殆ど無かった点を挙げておきたいと思う。個人的には菅田将暉と永野芽郁のラブストーリーをもっと見たかったかなと。良かった点としては永野芽郁が年取って宮本信子、野田洋次郎が年取って小林稔侍という違和感のない配役。急遽代役を引き受けた沢田研二もお疲れ様でございました。 リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-07-04 23:31:43)

1.《ネタバレ》 山田洋次監督の懐古趣味的な映画であるが、正直内容が退屈すぎて萎えそうになった。
小津安二郎の「東京物語」の時代設定であれば主人公の78歳には無理があるのではないか?
スクリーンから主役が飛び出すというストーリーは今更感があるが、木戸賞受賞とかありえない。
永野芽郁から宮本信子のバトンタッチに関してはまったく違和感がなかった。 とれびやんさん [インターネット(邦画)] 5点(2022-06-26 13:40:18)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 22人
平均点数 5.86点
000.00% line
114.55% line
200.00% line
314.55% line
429.09% line
5731.82% line
614.55% line
7627.27% line
829.09% line
929.09% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review2人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review2人

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