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LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門

(LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門 前編/LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門 後編)
2017年【日】 上映時間:53分
アクションサスペンスアドベンチャーアニメシリーズもの犯罪ものTVの映画化漫画の映画化
[ルパンザサードチケムリノイシカワゴエモン]
新規登録(2016-10-23)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2023-02-05)【イニシャルK】さん
公開開始日(2017-02-04)
公開終了日(2017-03-03)


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監督小池健
演出小池健
栗田貫一ルパン三世
小林清志次元大介
浪川大輔石川五ェ門
沢城みゆき峰不二子
山寺宏一銭形警部
土師孝也ホーク
菅生隆之稲庭牧男
宮内敦士稲庭Jr.
江川央生西郷兄弟 兄
天田益男西郷兄弟 弟
原作モンキー・パンチ
脚本高橋悠也
音楽ジェイムス下地
製作トムス・エンタテインメント(製作・著作)
制作テレコム・アニメーションフィルム(アニメーション制作)
配給ショウゲート
作画小池健(キャラクターデザイン/作画監督)
友永和秀(原画)
その他石井克人(クリエイティブアドバイザー)
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1.「峰不二子という女」、「次元大介の墓標」に続く「Lupin the Third」シリーズ第三弾。
「血煙の石川五エ門」というタイトルの通り殺陣場面の血生臭さは、一般的なアニメとしては度を超えている。「新しいルパン三世」を魅せようとするこの製作チームの“気概”は相変わらずだ。
 
だがしかし、「峰不二子~」の常軌を逸したインモラルに狂わされ、「次元大介~」の極上のハードボイルドに陶酔し、骨の髄までこのシリーズの大ファンとなっている者としては、正直、この血生臭さ加減のみでは物足りなかった。
 
1時間に満たない尺の長さではストーリー的な物足りなさが生じてしまうことは致し方ない。
前作「次元大介~」もストーリー性自体は極めてコンパクトだった。ただそれでも、ラストの一騎打ち“一発”で、次元大介というキャラクターのダンディズムを最大限に表現して魅せたことが素晴らしかった。
 
今作においてもファンとして求めていたことはまさにそれだった。
このタイトルを掲げる以上は、次元大介と人気を二分する“石川五ェ門”というキャラクターが持つ本質的な魅力を、どこまで振り切って描き出してくれるのかということ。
 
前述の通り、“斬鉄剣”が敵を切り裂く描写は、過去の映画シリーズにおけるマンガ的な表現とは一線を画し、壮絶に血生臭い。
ただし、目新しさはそれだけだったとも言える。
今作の石川五ェ門は文字通り致命的な迄に痛めつけられ瀕死の状態に陥りながら、極限の状態で敵を射止めるけれど、その描写がどこか俯瞰的なままに見えて、痛みが痛みとして伝わってこない。
それは詰まるところ、「峰不二子」や「次元大介」と比べて、「石川五ェ門」というキャラクターの魅力が引き出しきれていないことに他ならない。
 
「開眼」する前のもっとギラついていて、危うくて、脆い「侍」が、痛みと悟りを経て「石川五ェ門」と成る姿が観たかった。
 
 
あと“ついで”に苦言を呈するならば、このシリーズならではのエロティシズムが皆無だったことも至極残念。
それは即ち峰不二子の「露出不足」が甚だしいということ。
折角、日本のヤクザ文化と時代劇文化が全面に出ている作品世界なのだから、さらしを巻いた女賭博師なり、淫靡な遊女なり、破廉恥な春画なり、前作に登場した「“変態”機械仕掛け人形」並みの和風アバンギャルド描写はいくらでも用意できた筈だ。
せめて、檜風呂での入浴シーンくらいは見せろよ!とついつい声を荒げてしまう。
 
 
まあでもね、このシリーズに対する期待感は変わらない。暗躍する“あの方”と再び相見まえる「ルパン三世」長編劇場版の「リメイク」を心待ちにしている。 鉄腕麗人さん [インターネット(邦画)] 5点(2018-01-08 15:04:48)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 7.33点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review2人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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