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ディープ・サンクタム

IN DARKNESS WE FALL
(LA CUEVA)
2013年【スペイン】 上映時間:79分
ホラーサスペンス
[ディープサンクタム]
新規登録(2020-06-13)【目隠シスト】さん

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あらすじ
5人の男女は、島でバカンスを満喫していた。人里離れた大自然の中、解放感はMAXだ。そんな折、偶然海沿いの崖で洞窟を見つける。これは探検するしかないでしょ。軽いノリで洞窟に入った5人だったが・・・。ショッキングシーンあり注意。POV作品。

目隠シスト】さん(2020-06-14)
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2.《ネタバレ》 謎のモンスターに襲われるでも未知の病原体に感染するでもなく、ただ単に自ら洞窟へ入って迷って、と自業自得がすぎる作品でした。
立つこともままならない洞窟内の閉鎖感や時折人骨にも見える鍾乳石など雰囲気はあるのですが、物語のほとんどが「あっちじゃない!」「いやあっちだ!」「迷ったのはお前のせいだ!」「いやお前だ!!」といったやりとりで観ていて疲れます。
かつての「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」が「森の中でひたすら喧嘩しながらウロウロするだけ」と揶揄されましたが、本作もまさにそれ。唐突な追いかけっこはもはや「さっきまで瀕死だったじゃねーか!」と突っ込みたいレベル。
終盤まで主人公だと思われていたカメラの持ち主が唐突に変わるのも、なぜそうなる?と思ってしまいました。せっかくPOV方式で頑張っていたのに(冒頭は違いますが)ラストは急にそれをかなぐり捨てるのもなんだかなあといったところ。
深くに迷い込んでいたようで実は結構手前の方にいた、というラスト(声がデカデカと響いてきているので)は結構皮肉が効いていて好きですが全体的には可もなく不可もなく、といった感じです。
あと食人の要素入れ込むなら入れるでしっかり映して欲しいというのが個人的な意見です。 クリムゾン・キングさん [インターネット(字幕)] 5点(2021-08-03 19:38:36)

1.《ネタバレ》 はっきり、くっきり、思いっきり、ネタバレしてます。ご注意ください。

『極限の飢餓状態なら、人は人肉食いも厭わない』は真理かもしれませんが、それには『不可抗力で窮地に追い込まれた』という大義名分(=免罪符)が必要と考えます(文化としての人肉食及びレクター博士は除く)。具体的には『戦争』『雪山での飛行機墜落』『監禁』といった状況でしょうか。どれも映画化済みです。その部分で本作は異質と感じました。彼らが被った厄災は自業自得。自力脱出の可能性も十分残された状況下で起きたカニバリズムに、人間性は感じられません。『生への希望を繋ぐための強い意志』ではなく『声の大きな扇動者に流された結果』。これでは通常の殺人と変わりなく、案の定終盤は『殺人鬼から逃げろ!』な定番ホラーと変わりません。現代人にとって人肉食はタブー中のタブー。下手すると殺人に匹敵する罪悪感でしょう。“人としての禁忌を犯してなお、元の人生に戻れるか”という問題は非常に大きいと考えます。本作では『自ら洞窟に入った=自力で洞窟から出られるはず』の意識(希望)が常に付きまとうため、一線を越える決断は相当難しいはずです。だからこそ、扇動者に『ケツアナを見せられるアナーキーな奴』という強いキャラ設定を施したのでしょう。本作の状況なら『ただ衰弱して死ぬ』が一番リアリティある結末と考えます。“ビデオカメラの蓄電量が無尽蔵”な映画に、リアリティもクソもありませんけども。さて、ラストではめでたく生還者が出ました。その表情からは、仲間を助ける気など無さそうです。物語冒頭の留守電も、他に生還者が居ない事を示唆しています。おそらく「みんなとは途中で分かれたの」とでも言い訳するつもりでしょう。通用するかな?それより、後々罪悪感に苛まれそうですけど。満足に立てない洞窟内の高さは、体力以上に気力も削ぐもの。砕けた鍾乳石は人骨に見えました。漆黒の洞窟内はまさに地獄。抜群のロケーションです。個人的には、対人サスペンスではなく、純粋なサバイバルが観たかったです。 目隠シストさん [インターネット(字幕)] 5点(2020-06-25 21:51:48)

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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 5.33点
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