みんなのシネマレビュー

逃亡列車

The Last Escape
1966年【日】 上映時間:94分
アクション戦争もの
[トウボウレッシャ]
新規登録(2015-08-29)【S&S】さん
タイトル情報更新(2015-08-31)【イニシャルK】さん
公開開始日(1966-12-24)


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監督江崎実生
キャスト石原裕次郎(男優)有坂大作
伊藤雄之助(男優)李元成
十朱幸代(女優)倉吉麻美
伊藤るり子(女優)山下光子
玉川伊佐男(男優)工藤軍曹
木島一郎(男優)田代兵長
小松方正(男優)邦枝上等兵
潮万太郎(男優)大山一等兵
武藤章生(男優)前田一等兵
中尾彬(男優)松本一等兵
山内賢(男優)岡二等兵
川津祐介(男優)山村大尉
富田仲次郎(男優)黒丸少佐
杉江弘(男優)沼沢少尉
木浦佑三(男優)橋本軍曹
八代康二(男優)独鉄三十の幹部将校
原作渡辺明
脚本池上金男
宮川一郎
音楽山本直純
撮影横山実
配給日活
美術坂口武玄
編集井上親弥
録音沼倉範夫
照明藤林甲
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【クチコミ・感想(6点検索)】

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1.《ネタバレ》 かつて陸軍には鉄道連隊という工兵部隊がありました。文字通り戦地で鉄道を建設・運営するのが任務で、悪名高い泰緬鉄道の建設なんかも鉄道連隊の仕事です。千葉の津田沼・松戸間を走る新京成電鉄は鉄道連隊が残した演習用路線を繋げて戦後開業したのがルーツで、平坦な地形なのに異様にカーブが多いのはその名残だそうです。この鉄道連隊の部隊を主人公(たぶん日本でこれ一本だけじゃないでしょうか)にした珍しいアクション映画です。 満州の場末に駐屯する守備隊が、終戦の混乱のなか中国ゲリラの追撃を振り切って復員船の待つ北朝鮮の港までいかに逃げ切るかというのがプロットです。部隊を率いる少尉は石原裕次郎で、士官学校出の職業軍人じゃないという設定みたいなんですがバクチはめっぽう強く拳銃撃たせりゃ百発百中、まさに日活お得意の無国籍アクションのヒーローそのものといった感じです。撮影は北海道あたりで撮ったのかと思えば実は山梨県の小海線で国鉄協力の元撮影されたそうで、あの雄大な景色は八ヶ岳の麓というわけです。小駅で女学生たちとともにゲリラに包囲された裕次郎部隊なんですが、肝心の機関車疾走シーンはラストのほんの5分足らずです。それまでにいかに苦労して機関車を走行可能にするかが焦点なわけですが、部下の玉川伊三男たちがあの手この手で修理しちゃう描写が面白い。また怪しげな中国人が伊藤雄之助で、もうこの人をキャスティングしたことだけで評価が100点満点中30点はアップしましたね。でも敵のゲリラの描写はちょっと雑なところが目立ち、包囲しているくせになかなか攻めてこないし、攻撃開始すれば弱小部隊に射的の的みたいに打ち倒されるだけで、まるっきり西部劇のインディアン状態でした。 とは言えやはり石原裕次郎はカッコ良いし物語のテンポも好調で愉しめる作品だったと思います。邦画の戦争映画は湿っぽいものが多くてときにやり切れなくなりますが、東宝の『独立愚連隊』シリーズに通じる本作の様なカラッとしたアクションは貴重です。今となっては実現不可能ですけど、60年代の石原裕次郎と加山雄三が共演する陽性戦争アクション映画を観てみたいものです S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-09-02 19:55:51)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 5.50点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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