みんなのシネマレビュー

ブッチャー・ボーイ

The Butcher Boy
1997年【アイルランド】 上映時間:110分
ドラマコメディ
[ブッチャーボーイ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2009-02-25)【8bit】さん


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督ニール・ジョーダン
キャストスティーヴン・レイ(男優)
フィオナ・ショウ(女優)
イアン・ハート(男優)
ブレンダン・グリーソン(男優)
脚本ニール・ジョーダン
撮影エイドリアン・ビドル
製作総指揮ニール・ジョーダン
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品(無) 心に残る名台詞 エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
【通常表示】/【お気に入りのみ表示

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想(6点検索)】

別のページへ(6点検索)
1


2.《ネタバレ》  冒頭、大人になった主人公が子供時代の過ちを振り返る形式で映画は進んでいく訳ですが「僕とジョーの友情に首を突っ込んだ夫人が悪い」って、全然反省していない辺りが凄い。

 この主人公、殺人の被害者となった夫人以外にも、他所者を「田舎っぺ」「ブタより醜い」と見下していたりして、とかく感情移入を拒む存在なのですよね。
 そんな彼に呆れかえっていたはずなのに、観ている内に段々と感情移入させてしまうのだから、作り手の上手さを感じます。
 父母を失うだけでなく「血の兄弟」「唯一で最高の友ジョー」と語り、大切にしていた親友からも絶交されてしまう主人公。
 そんな彼は八つ当たりのように凶行に至る訳ですが、それが完全な狂気によるものとは思えず、一応主人公なりに理屈は通っているなと納得させられてしまうのだから、これはもう恐ろしい映画です。

 少年愛嗜好があると思しき神父に、性的悪戯を受けそうになるシーンでは、逆襲してみせた彼にスカッとさせられたし「ジョーにウソを言わせた」事が何よりも許せないと怒るシーンでは、ついつい彼に肩入れしてしまう。
 そんな具合に、巧みに感情移入させた上で主人公に「人殺し」をさせてしまう訳だから、観ているこちらまで罪悪感を抱いてしまうのですよね。

 「エイリアンの侵略」「原爆による世界の終わり」「父母の美しい思い出を否定する現実」など、彼が殺人を犯したキッカケを大量に用意してみせて、その凶行に説得力を持たせているのも上手い。
 上手いんだけど……それによって「殺人犯になるまでを疑似体験出来る映画」という形になっている訳だから、後味の悪さは折り紙付きです。

 上述の通り、主人公には反省の色が全く窺えません。
 ラストにおいても「もう悪党ではないで賞」を取ったから釈放された、としか感じていないのです。
 「トラブルは、もう結構」という独白からするに、今後彼が犯罪に手を染める可能性は低いと思われます。
 それでも、彼は許されるのだろうか、自分が殺した夫人に対して「悪い事をした」「可哀想だ」と考えたりする事は無いのだろうか、と非常に悲しい気持ちに襲われましたね。

 聖母マリアが彼に渡した花、スノードロップの花言葉は「希望」そして「慰め」。
 果たして彼に「希望」を与えるべきなのか、彼を「慰め」るのが正しい事なのか、と観る者に考えさせてくれる。
 様々な意味で、問題作と呼ぶに相応しい一品でありました。 ゆきさん [ビデオ(字幕)] 6点(2016-12-15 22:48:18)(良:1票)

1.《ネタバレ》 未熟で幼い少年期の心理の暴走を巧く描いているとは思いますが、とにかくブラック過ぎてちょっとひいてしまいました。主人公の少年の悩み(家族や友人関係等)は結構皆心あたりがあるとは思うんですけどね・・・・・。まあ、しっかりと人生の基盤作りを後押ししてあげる存在が子供には必要なんだなと感じましたね。

 しかしまあ、内容的にはアレなんですが、本当にこの作品の音楽の使い方は見事としかいいようがありませんね。なんと言うか「合ってないけど凄く合ってる」というような不思議な感覚でした。

 ちょっと過激なアイルランド版「ライ麦畑でつかまえて」といったところでしょうか。
TMさん [ビデオ(字幕)] 6点(2010-02-05 00:04:38)(良:1票)

別のページへ(6点検索)
1


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 20人
平均点数 7.20点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
3315.00% line
415.00% line
515.00% line
6210.00% line
7210.00% line
8420.00% line
9210.00% line
10525.00% line

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS