みんなのシネマレビュー

カナリア

Canary
2004年【日】 上映時間:132分
ドラマ
[カナリア]
新規登録(2005-01-16)【すぺるま】さん
タイトル情報更新(2010-11-04)【イニシャルK】さん
公開開始日(2005-03-12)


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監督塩田明彦
キャスト石田法嗣(男優)岩瀬光一
谷村美月(女優)新名由希
西島秀俊(男優)カルト元信者・伊沢彰
りょう(女優)光一たちが出会う女・咲樹
つぐみ(女優)光一たちが出会う女・梢
甲田益也子(女優)光一の母・岩瀬道子
水橋研二(男優)カルト信者・ジュナーナ
戸田昌宏(男優)カルト元信者・吉岡
品川徹(男優)光一の祖父
渡辺真起子(女優)
脚本塩田明彦
音楽大友良英
撮影山崎裕
製作佐々木史朗〔製作・1939年生〕
中川滋弘
バンダイビジュアル(『カナリア』製作委員会)
川城和実
配給シネカノン
編集深野俊英
録音郡弘道
照明佐藤譲
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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6.《ネタバレ》 12歳の女の子が、大人のロマンスをしてる。
そこにドキドキがある。

自分の慕う信者の改宗。
そもそもが出家したのは、母と一緒だったから。
その母を失い、絶望の中、由希の「私が一緒に死んだる」の一言。
こんなラブストーリーを12歳の少年少女が経験することの
どこか心のツボにストレートに刺さる話。

塩田監督の映画は、どこか心の琴線に響く話が多いですね。 トントさん [DVD(邦画)] 7点(2020-02-29 12:36:38)

5.本編の長さを感じさせない程重厚なドラマだった。

最初、自己中心的なヒロインにどうしても感情移入できなかったが、ラストに向けて彼女のキャラクターも成長していき、終盤では彼女にも感情移入することができた。

シビアな現実を受け止め乗り越えていく少年少女の姿に、心動かされた。

ラストでやはり自分は塩田監督が好きなんだなと感じさせられた作品。

Sugarbetterさん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-21 20:58:19)

4.鑑賞して、再認識したこと。
「残された家族が可哀そうだ、という発想で子供を巻き込むな!!」
日本人は家族を事件に巻き込むことに対して、最も罪悪感を感じない民族なのでは?
ここのところ、親殺し、子殺し、無理心中と慙愧に絶えない事件が、以前よりも多くなっている気がする。
残される苦労よりも、近しい人間に殺されるほうがどんなに不幸なことか。
この作品は、殺していないが「可哀そうだから」という発想で、子供が自由に生きる可能性を奪った点では同罪。
さて、いろいろ書いてしまったが、肝心の作品の出来は、塩田監督の中では一番だと思う。
オウム事件からインスピを得たのだと思うが、あの事件を風化させないためにも見ておきたい作品でもある。 なおてぃーさん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-13 19:20:48)

3.《ネタバレ》 太鼓の音とともに走り出す。これだけでこの映画が只者じゃないことがわかる。『害虫』でも思ったが「走る」シーン、そしてそこにかぶされる音楽が絶妙です。私は『害虫』のレビューで主人公の家庭を『どこまでもいこう』のプラモ少年と同じと書いた。この『カナリア』の主人公の家庭環境も『どこまでもいこう』の主人公の親友にそっくりである。父の不在、そして親に代わって小さな妹の面倒をみる兄。つまり『害虫』も『カナリア』も監督のデビュー作『どこまでもいこう』から派生した作品と捉えることが出来る。『どこまでもいこう』は子供の健全な成長が描かれていたと言っていいと思う。『害虫』は健全な成長をし損なった母に育てられた子供の、成長できない姿を描いていたのだと思う。そして『カナリア』は成長に必要な様々な経験を特殊なカタチで通過しイビツな成長を遂げようとする少年が、自らの、そして道連れの少女の、あるいは少年を想う大人たちの作り出す新たな経験によって、超越した成長を遂げる物語。ラストは所謂「解脱」の領域にまで達したということでしょう。スーパーサイヤ人みたいなもんです。この超越した成長をもって「成長3部作」(勝手に命名)は完結する。 R&Aさん [DVD(邦画)] 7点(2007-04-13 14:20:49)

2.主演の二人が良く頑張っています。柳楽の「誰も知らない」っていう作品に近い印象
がします。主演二人の好演を観られただけでも満足です。なかなかに最後まで緊張感あり、切ない場面ありで映画として良くできていると思います。
たかちゃんさん [DVD(邦画)] 7点(2006-07-10 20:54:25)

1.何も解らないまま母親と共に新興宗教に入団し、淋しく苦しい思いをしている2人の子供を見ていたら、親となるべき一番の資質は、強くあること(もしくは、そうあろうと努力すること)なのではないかとひしひしと感じた。そんな弱い母親も、ひとりの娘として自分の父親(主人公の祖父)になんらかの痛みを与えられていたようだったし......。これもひとつの因果応報なのかな。生きていくって本当に辛い。でもあの兄弟とゆきは進んでいくだろう。銀色のはるかな道を。苦しいのは自分だけじゃない。それが解った今なら、きっとやっていけるさ。 
PS 主人公の走り方が本当に美しい! 彼の全力疾走が明るい未来を予感させてくれました。 showrioさん [映画館(字幕)] 7点(2005-08-08 14:54:49)

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【点数情報】

Review人数 18人
平均点数 6.44点
000.00% line
100.00% line
215.56% line
300.00% line
4211.11% line
5316.67% line
615.56% line
7633.33% line
8316.67% line
915.56% line
1015.56% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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