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【クチコミ・感想(7点検索)】
2.《ネタバレ》 100年続く大帝国を築き上げたシャネルって何者か?私は起業家シャネルのカリスマ性に注目していた。ところがシャネルは他人の家に勝手に居座って暮らしているだけ。お前はアリエッティかよ。だけど当時は女性が働きたくても働くことが難しい時代でした。ようするに完全な男社会。バカな男たちに支配された女性たち。隠喩的にこの時代を表現するならば、男は女性を鎖につないで自由を奪い、奴隷にしていた。そういう時代においてシャネルは男社会に足を踏み込んで自由を手に入れた。この作品からは理解しにくいですが、彼女は女性進出のパイオニアだった。彼女の後に多くの女性が自立の道を選びます。リンカーンは黒人に対して奴隷解放宣言を出した。シャネルは女性に対して奴隷解放宣言を出した。そういうことです。彼女がフェミニストの旗手たるゆえんはそんなところではないでしょうか。しかし残念なことに、本作品では主役の女性がまだ自分の才能を開花させていません。この作品を一言で説明するならば、シャネルの雌伏の日々が描かれている。しかし彼女は雌伏の期間を経たからこそ、大きく羽ばたくことができた。そう思うようになったのは、おそらくこの映画のおかげです。ちなみに100年もブランドを守り続けるのは容易ではありません。たとえばジブリブランド。もうほとんど消滅しそうです。ブランドっていうのは1人のカリスマが作り上げるものです。しかし後に続く人間も相当優秀じゃなくては消えてしまう。シャネルがシャネルに変身する前の雌伏期間の映画だと思ってください。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-12 20:19:43)
1.《ネタバレ》 とくにシャネルに興味があるわけではなかったけれど、この映画を見てがぜんココ・シャネルに対する興味が沸いてきました。 ファッション誌も一般的でないこの時代、(今調べたらココが10歳のころにやっとヴォーグが創刊されています)装飾的かつ封建的な服装の時代に、誰をまねるわけでなくひとりシンプルを貫いた彼女。もっと言えば、この時代にシンプル=おしゃれという発想自体が無さそうな気がします。彼女曰く「嫌いな物に対して敏感なの」・・・美意識の高さはもちろんですが、着たいものが無いから自分で作ってしまう、そこが凄い。 ボーイが言います。「彼女はエレガントだ」・・・エレガントって何なんでしょうね。女性らしいorらしくない、華美orシンプル?それも関係ないような。なにか潔さ、品のようなものなんでしょうか。自分はファッショニスタではありませんがオンナの端くれとしてこれからもよーく考えていきたいテーマです。まあほど遠いんですけど。 あとスゴイのは彼女は上昇志向が強いわりにはけっこう男性に依存してて、なのに傲慢で媚びなくて自由。銀座のホステスも真っ青。その人間力の高さというか女力の高さ?が見られて面白かったです。なんかこうもっとビジネスウーマン然とした人をイメージしてたのもありますが。 いつ服作るんだろう・・と心配になるほど最後の方にしかメゾンは出てこないのでシャネル好きな人には物足りないかもしれませんが、自分は「伝記」にはあまり興味が無かったので、ひとりの女性の映画としてテーマが絞られているところに好感がもてました。 【ETNA】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-03-04 17:15:08)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
19人 |
平均点数 |
5.26点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 4 | 21.05% |
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5 | 8 | 42.11% |
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6 | 5 | 26.32% |
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7 | 2 | 10.53% |
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8 | 0 | 0.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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