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ザ・ファイブ・ブラッズ

DA 5 BLOODS
2020年【米】 上映時間:155分
アクションドラマアドベンチャー戦争もの配信もの
[ザファイブブラッズ]
新規登録(2020-09-01)【鉄腕麗人】さん
タイトル情報更新(2021-03-18)【Cinecdocke】さん


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監督スパイク・リー
キャストデルロイ・リンドー(男優)ポール
チャドウィック・ボーズマン(男優)ノーマン
メラニー・ティエリー(女優)ヘディ
ジャン・レノ(男優)デローシュ
脚本スパイク・リー
音楽テレンス・ブランチャード
製作スパイク・リー
配給ネットフリックス
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1.《ネタバレ》 コロナ禍と黒人男性の死亡事件をきっかけに浮上したBLM運動の最中で配信された本作。怒れる男、スパイク・リー監督の前作『ブラック・クランズマン』で発露された強すぎる政治的主張は今作も健在なのだが、切って捨てられないパワーは無視できない。かつてベトナム戦争で従軍していた男4人が、戦死した隊長と埋蔵金を探しに行くという、『スタンド・バイ・ミー』を彷彿とさせる前半に、戦争によって深い傷を負ったベトナムの現在が影を落とす。同時に過去に向き合おうとする男たちにも心の傷口が大きく広がっていく。そう、被害者であるはずの黒人も他国で人を傷つけた加害者でもあるということ、その中でも血の気の強い男・ポールがトランプの支持者であることにも大きな意味を持つ。目的の遺骨と埋蔵金の回収が中盤であっけなく達成し、このままでは終わらない。死者が続出する異常事態とポールの狂気が後半を支配する。彼を演じるデルロイ・リンドーが強烈だ。現在も過去も区別できなくなり、恐ろしさも悲しさも滲み出てくる。それは過去のシーンで彼らが現在の姿のままなのは戦争がまだ終わっていないという表れなのだ。その対比として、短い出番ながらチャドウィック・ボーズマンが光り輝く。矛盾を抱えながらもより良い未来へ導こうとする、まさに"ブラックパンサー"そのものだった。遺作『マ・レイニー~』同様、彼の出演場面が暗示的に思えた。この先も負の連鎖は引き継がれていくが、正しくあろうと信念を貫く者も次世代に引き継がれていく。そこに希望を見出したい。 Cinecdockeさん [インターネット(字幕)] 7点(2020-12-26 01:13:47)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 7.67点
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【アカデミー賞 情報】

2020年 93回
作曲賞(ドラマ)テレンス・ブランチャード候補(ノミネート) 

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