みんなのシネマレビュー

はたらく一家

1939年【日】 上映時間:65分
ドラマモノクロ映画ファミリー小説の映画化
[ハタラクイッカ]
新規登録(2004-05-10)【かんたーた】さん
タイトル情報更新(2016-04-18)【イニシャルK】さん
公開開始日(1939-03-11)


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監督成瀬巳喜男(演出)
キャスト徳川夢声(男優)石村
大日方伝(男優)小川先生
伊東薫(男優)次男・源二
脚本成瀬巳喜男(脚色)
撮影鈴木博
製作東宝(東宝映画東京撮影所)
配給東宝
美術松山崇(装置)
編集岩下広一
録音下永尚
照明岸田九一郎
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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2.今の核家族なんて嘘みたいに、良くも悪くも貧乏で金のやりくりに明け暮れる毎日、お爺さんもお婆さんもいて子供は五人か六人はいるのが当たり前の時代の微笑ましくて、暖かい戦前のいい家族の姿を描いた佳作。出演者みんなが気のいい人ばかりの中でも徳川夢声のお父さんが特に良かった。 白い男さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-10-04 11:10:25)

1.プロレタリア文学の原作を成瀬が撮る、なんて珍品の予感のある映画だったが、これがちゃんと成瀬の映画になっている。時代の変化と世代の交替との微妙なズレの中で生まれてしまう摩擦、それがときにぶつかり合いはするけれど、でも何となくズルズルして、回避できれば回避したいというニュアンスが滲むところが、いかにも成瀬。社会の貧困には直接の関心は向けないで、貧困によって困惑する庶民への共感の方が前面に出てくる。相談に乗ってはくれないが、愚痴は聞いてくれる、って感じ。成瀬の映画ってだいたいそうでしょ。徳川夢声が同僚に「これがグレてるんなら意見のしようもあるんだが」って愚痴るあたりなどいいし、子どもたちがかたまって歩いているのを、親が後ろから見るシーンもいい。原作は知らないが、自分の得意な世界にうまく脚色していったのだろう。ラストのでんぐり返しは、あれは若い力の発露と見るべきなのか、それとも屈折と見るべきなのか。 なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2008-03-19 12:19:59)

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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 6.50点
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