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一命

HARA-KIRI : Death of a Samurai
2011年【日】 上映時間:126分
ドラマ時代劇リメイク小説の映画化3D映画
[イチメイ]
新規登録(2011-10-11)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2017-01-17)【イニシャルK】さん
公開開始日(2011-10-15)


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監督三池崇史
キャスト市川海老蔵(十一代目)(男優)津雲半四郎
役所広司(男優)斎藤勧解由
瑛太(男優)千々岩求女
満島ひかり(女優)美穂
竹中直人(男優)田尻
青木崇高(男優)沢潟彦九郎
新井浩文(男優)松崎隼人正
波岡一喜(男優)川辺右馬助
笹野高史(男優)宗佑
中村梅雀(男優)千々岩甚内
平岳大(男優)井伊掃部頭直孝
斎藤歩(男優)
仁科貴(男優)
原作滝口康彦「異聞浪人記」
脚本山岸きくみ
音楽坂本龍一
作曲坂本龍一
編曲坂本龍一
撮影北信康
製作松竹(映画「一命」製作委員会)
電通(映画「一命」製作委員会)
講談社(映画「一命」製作委員会)
朝日新聞社(映画「一命」製作委員会)
OLM(映画「一命」製作委員会)
プロデューサー坂美佐子
中沢敏明(エグゼクティブ・プロデューサー)
ジェレミー・トーマス〔製作〕(エグゼクティブ・プロデューサー)
制作OLM(制作協力)
配給松竹
美術林田裕至
松井祐一(特殊造形)
衣装黒澤和子(衣裳デザイン)
編集山下健治
録音柴崎憲治(音響効果)
その他坂本龍一(指揮・演奏)
IMAGICA(協力)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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6.《ネタバレ》  日本がバッシング社会になったと言われて、もうずいぶんと経つ。しかし元々、村八分などと言う言葉があった日本は、基本的に大勢で少人数をいじめる国民性を持っていた。
 そして今、世間ではものすごい失業率で、従業員の首を切って、会社を立て直すのが良き事とされている。生活に困窮して社会の救済機構に助けを求める人を、怠け者の泥棒のように言う人たちもいる。

 若侍が、井伊家の侍たちに受けた仕打ちを見ていると、こういう事が頭に浮かんできてしょうがない。

 彼らと、彼らの周りにいたのは、武士ではなくただのいじめっ子と、それを見てみぬ振りしたクラスメートたちだ。
 竹光で無理やり腹を切った浪人は、苛めを苦に命を絶った多くの学童たちである。
 そして、竹光を持って大勢に挑んだ、弱者の代理人が現実の世界でも現れることを、私は祈る。 Tolbieさん [DVD(邦画)] 8点(2013-03-13 22:42:27)

5.三池監督にしては抑えた描写。
ただ切腹シーンはすごい。直接見せてないのにすごい。
「スカーフェイス」の電ノコシーンを思い出した。
画面からは終始緊張感が伝わってくる。役者が良い。
海老臓さんが良いのにはびっくり。
ちょっとオーバーアクトと感じる部分はあるけど時代劇が似合うみたい。
役所さんもさすが。
「切腹」は見てないけど、脚本や設定づくりが素晴らしいと思った。
貧乏暮らしのセットが若干、作りこまれたボロさに感じたところはマイナスかな。
それと一緒で、海老臓さんは素晴らしいのだが、ちょっとキレいすぎたか。
あと、ラストの殺陣にもう少し、鋭さがあればもっと良かった気がする。
とは言え、久しぶりに見入ってしまう映画だった。
コーホーさん [DVD(邦画)] 8点(2012-04-13 04:33:28)

4.《ネタバレ》 オリジナルは未見。 生活に困った浪人が裕福な大名家に押しかけ面倒を避けたい屋敷側から金品をせしめる狂言切腹が流行る時代。淡々とその切腹を願い出るいかにも貧乏浪人とした風情の半四郎。それを諭すように一人の若い侍の顛末を語る斎藤。回想を交え徐々に事実が明らかになっていく流れは巧かったし、美術や登場人物の凛とした所作の美しさも相まって見応えがあった。 武士の魂である刀を質に入れてでも助けたかった家族。それでもお金が足りず噂を聞き行った狂言切腹。それを、武士の建前を押し付け、無理やり竹光での切腹を強いる井伊家の虐めっ子トリオ。 流行りの狂言切腹に苦慮し仕官に抱えたり金品を与える、という行為を家臣の前では易々と受けられない名家の家老である斎藤の武士の面目を重んずる気持もわかるが、恥を承知で竹光の刀を差し妻子を助けてくれるように願いを乞う求女の願い、それを酌んでやらないのは何故だ?という半四郎の気持ちもそれぞれよく分かる。 武士としての面子や体制を重んずるならば、と虐めっ子トリオを峰打ちで倒し、髷を斬り、それを持参し斎藤に見せる半四郎。3人がかりでも打ち負かされ、おまけに武士の誇りでもある髷を斬られた虐めっ子トリオは己を恥じて逃げ隠れしているが、それはどうする気だ?という半四郎の問いが判明した辺りはゾクゾクとしましたよ。武士道がいかにまやかしで無駄なモノ、体勢を整えるだけのモノであるか、という内容ですかね。武士の見栄や建前を守る前に人間としてどうなのか。それを井伊家の人間に問うためにきた半四郎。ちょっと抵抗してはみたが、抜いた刀は竹光だったってのも良かったな。たんなる復讐劇に終わらないトコが素晴らしかった。 ロカホリさん [映画館(邦画)] 8点(2011-10-21 22:11:16)

3.《ネタバレ》 今の時代に「武士」はいません。「武士」の代わりに「仕事」があります。「武士」と「仕事」を置き換えて考えることができます。上流階級(役所広司たち)で生きていくには「武士道>人間性」っていう公式のもと動かないといけない。この階級の人達は、色んな物事が満たされているから、より満たされるためには武士道を優先しないといけない。仕事を中心に考えて生きることができるわけです。反対に下流階級(市川海老蔵たち)で生きていくには、逆に「人間性>武士道」っていう公式で動かないといけない。武士云々よりも、前提として日々生きていかないといけないから。仕事は単なる生きていくための手段で、そこに固執する暇なんて無い。これ、貧富の差によって見えてる世界が違うから、どっちが良い悪いとかじゃなくて、仕方ないって言えば仕方ないんですね。海老蔵寄りの目線で見れば、武士は「見栄やプライドに固執しているSNOB野郎」として描かれているし、役所広司寄りの目線で見れば、海老蔵たちは「嘘つきは泥棒の始まり。運が悪くて貧乏なのを人のせいにするな」と見えるし。まぁ、どっちかっていうと海老蔵寄りの目線で描かれてるので、SNOBな武士に対し「人の為なら見栄やプライドも捨てられる、それが真の武士じゃないの?」というアンチテーゼを言いたいんでしょう。傑作です。 VNTSさん [映画館(邦画)] 8点(2011-10-21 20:59:32)

2.「切腹」を未見なので、この映画の素直な感想ですが、非常に良かった。
一見ミスマッチかと思われた、海老蔵の演技も時代劇中ではピタリとハマリ、満島ひかりのパッチリした目も静かな演技で違和感無し、竹中は抑えた演技で見事に脇を支え、役所は堂々たるもの、青木、新井、浪岡も一瞬見せる表情が命の役を上手く演じた、瑛太は一番役に合っている感じ、皆上手い大満足。
緊迫した静かな演出でドップリ引きこまれ最後まで釘付けだった。
津雲(海老蔵)の言い分も解るが、斉藤(役所)の言っている事の方が正論ではある、しかしそれでも捨てられなかった武士の魂に対する自分への怒りが、命に代えてまで主張をし剣の腕のみを存分に見せつけることで侍の最期とした、結果若者3人は十分追い込まれた訳だが、太平の世に戦闘が本来の仕事である武士という職業、そこにある不条理を目の当りにさせられる、お見事。
上映スケジュール的に2Dでの観賞、引きの町並みなど3D向きのアングルが多々あったがそれほど気にならず楽しめた。 カーヴさん [映画館(邦画)] 8点(2011-10-21 11:10:01)

1.ラストに多少不満は残るが全体として見ごたえのある良い映画でした。海老蔵も現代劇では表情・セリフに違和感がありますが時代劇にはピタリとはまります。お勧め!2D観賞 東京ロッキーさん [映画館(邦画)] 8点(2011-10-20 15:03:58)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 28人
平均点数 6.57点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
427.14% line
5621.43% line
6414.29% line
7828.57% line
8621.43% line
927.14% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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