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マーターズ(2007)

Martyrs
2007年【仏・カナダ】 上映時間:100分
ホラーサスペンスオカルト映画バイオレンス
[マーターズ]
新規登録(2009-12-13)【8bit】さん
タイトル情報更新(2015-12-25)【DAIMETAL】さん
公開開始日(2009-08-29)


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監督パスカル・ロジェ
キャストモルジャーナ・アラウィ(女優)アンナ
ミレーヌ・ジャンパノイ(女優)リュシー
グザヴィエ・ドラン(男優)アントワン
脚本パスカル・ロジェ
製作リシャール・グランピエール
配給キングレコード
あらすじ
リュシー(ミレーヌ・ジャンパノイ)は、15年前に自分を監禁していた相手を発見し、親友のアンナ(モルジャーナ・アラウィ)と犯人宅を訪れ、猟銃で復讐を果たす。その家の地下室でボロボロになった女性を見つけたアンナは、直後に謎の組織の襲撃を受け、捕まってしまう。

DAIMETAL】さん(2014-08-06)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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6.《ネタバレ》 かなりハイレベルにグログロな映画で、拷問でズタボロになった少女らの「見た目」の悍ましさも然ることながら、特に話の内容の方が欧米映画にしては珍しく際立って悍ましい、という作品である(正直、頭がどうかしちゃってる、というレベル)。ただ、最大のポイントである「死後の世界を見るために『殉教者』をつくり出す」というアイディアは、あくまで個人的には説得力というか映画のコンセプトとしての質の高さを大いに感じるし、話の内容の方にここまで嫌悪感を感じられるというホラー、としても、だいぶん希少価値が高いとも感じられる。

その他の点にしても総じて色々と良く出来ているというか、巧みだと思う。特に、序盤からの訳の分からなさを意図的に残しつつ、パワフルにテンポ良く展開して段々と話が見えてゆく前半の展開運びなんかはホラー的に実に秀逸だと思うし、後半も単純にお話として相当に面白い。恐怖描写も、前半のキレの有る力技も、後半の陰湿な拷問の場面も、どちらも迫力や痛さ・エゲツ無さの点で出色である。全くの救いの無さも含めてネガティブ全開な作品ではあるが、ホラーとしては純粋に一流かと。もし今作が無かったら、2000年代のフレンチ・ホラー・ムーブメントの歴史的評価は、全く異なったものになっていたであろう。 Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 8点(2020-09-05 23:43:18)

5.《ネタバレ》 新年早々に不快な気分になりました!
まさにホラー映画のアルテマウェポン!
この「マーターズ」は「屋敷女」「ファニーゲーム」などと並びトラウマ映画の中でトップの座を争う作品だ。
最初からただならぬ雰囲気でビビる。
この映画は「見てはならない光景」だらけだ。
内容はまさに狂気の沙汰といえる。
そもそもキチガイなヒロインの視点で描かれる物語が前半を占めるのでツッコミどころは満載かもしれない。
しかし他の映画ではとても味わえない不条理な展開が楽しめる。
その先の読めない文脈の欠如性がこの物語の恐怖や不穏さを助長してる気がする。
この映画は見ていて圧迫感とか閉塞感を強く感じる。
それは人の心の暗いところをえぐるからかもしれない。
そして血生臭くてドス黒く、とても痛々しい。
人を殴る感覚が観客にまで伝わる。
幻覚とか自傷といったトラウマ的なものがリアル過ぎる。
ババァは「目を見て、生きてるでしょ」って何を言ってるのか分かりかねるが、
不可解にもかかわらず深みを感じるラストは衝撃という言葉に値するかもしれない。
一家惨殺、トーチャー、サイコ、ゴースト、ダークネス、オカルト、それらが全部成功してるってどんだけ怖いん!っていう感じです。
古いフィルムの途中では二人の少女が可憐に戯れていてかなり癒される。
この監督にはいつか「ミツバチのささやき」のような少女の視点をベースにした映画を作ってほしい。
ヒロインがその場を離れなかったのは身寄りがなかったことと親友を失った喪失感からだったのでは?
警察を呼ばなかったのも前述のことと地下で遭遇したことのショックで気が動転してたためだと思う。
ヒロイン役の一人は骨折し、もう一人は殴られ過ぎて翌日立てなくなったとか。
DVDを所有しての2度目の鑑賞ですが、最近はグロ画像ばかり見てるので変な耐性が付いちゃったのか、
1回目の観賞の時みたいに目を背けたりとか気分が死ぬことはなかったけど、
それでもこの映画はホラー史上超アルテマ級の最恐映画。 ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 8点(2014-01-06 00:47:21)

4.《ネタバレ》 下の方が仰られているとおり、映画としての出来は大したことないのだけど、なんだか妙に心に残る「トールマン」という作品を観て、ちょっと気になって同監督の出世作である今作も鑑賞してみました。ひ、ひええぇ~~、なんじゃこりゃ(笑)。全く先の読めないストーリー展開と、ひたすら続くグロ痛いシーンの連続に終始唖然。観終わるころには顎が外れそうになっちゃいました。あの全身傷だらけの少女が逃げ出す冒頭部分から、こんなぶっ飛んだ驚愕のラストを迎えるなんていったい誰が予想できたでしょうか。演じてる俳優もカメラを廻してるカメラマンも「いったい自分は何をしておるのだろう」って感じだっただろうね、これ。いやぁー、この監督、完全に頭の何処かがイカれてるって(褒め言葉です笑)。確かに、一本の映画としてみれば完全に破綻しているけれど、常人の発想を遥かに超えた狂気の世界を見事に映像化してみせたこの監督、もしかしたら将来ばけるかもしれないなぁ。パスカル・ロジェ、覚えとこっと。 かたゆきさん [DVD(字幕)] 8点(2013-11-02 17:44:22)

3.《ネタバレ》 最近観たジェシカ・ビール主演の『トールマン』が、映画としての出来はイマイチだったもののその構成には目を見張るものがあったため、パスカル・ロジェ監督の作品を後追いして本作に辿り付きました。『トールマン』があの出来だったので大した期待も気負いもなく本作を見始めたのですが、そんな腑抜けた鑑賞姿勢に冷水をぶっかけられるかのような凄まじい鬼畜ぶりには参りました。あまりに気分が悪くなったので、点数としては1点でもくれてやろうかと思ったほどです。しかし、よくよく考えてみれば「人を不快にさせる」という点において本作は極めて優れたホラー映画であると言えます。撮影や特殊メイク等技術面でのレベルも高く、二転三転する構成も考え抜かれており、映画としてはメチャクチャによく出来ているのです。個人的な意見としては二度と観たくない作品ではあるものの、客観的には傑作だと言えます。。。
冒頭、子供達を写し出す8mmフィルムの何とも言えない気持ちの悪さが本作の特徴をよく象徴しているのですが、全体に漂う湿っぽい空気感、一片の救いもない絶望感が作品全体の不快度数を大幅に引き上げています。後半の展開なんて、ハリウッドであれば主人公の脱出計画やら外部からの救援やらを織り込むことで娯楽性を含ませるであろうパートなのですが、本作ではそうした装飾が一切排除されており、主人公は黙って拷問を受け入れるのみという何ともあんまりな内容とされています。その他にも、地下室で発見された女性がどうやっても救われない状態であったり、監視員達は一切の感情を挟まずに淡々と拷問をこなしていたりと、設定のあらゆる点において鬼畜ぶりが徹底されています。死後の世界を知りたいが、自分達が痛い思いをするのはイヤだからと若い人間をさらって拷問している年寄り連中なんて、まさにゲスの極み。フィクションだと分かっていても、思い出すだけで怒りがわきます。観る者の神経を逆撫でするという点において、本作は芸術的ですらあります。。。
なお、多くのレビュワー様が、この監督はホンモノのキ○ガイではないかと危惧されているようですが、この点については、監督の前作『Mother/マザー』があまりに地味でほとんど注目を浴びなかったことへの反省から、本作では意識してスプラッタを過剰にしたとのことであり、これは意図した鬼畜であることは申し上げておきます。 ザ・チャンバラさん [DVD(字幕)] 8点(2013-04-07 04:08:48)

2.《ネタバレ》 この映画面白いからオススメです!…というと人格を問われそうですね…。それくらい内容がヤバイです。女・子供関係なく虐殺したり、謎のバケモノ女が出てきて襲ってきたりとめちゃくちゃ怖いです。ただこの映画の本題はその後で、そこからはもう肉体的にも精神的にもきつくなってきます。残酷描写に耐性がある人はぜひご覧あれ(人格は問わないでね♪)。ラストは絶対「えっ?」ってなります。 nyarameroさん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-01 12:22:51)

1.《ネタバレ》 何気ない会話、幸せそうな家族が迎えるよくある朝の風景である。
そこへ突如、猟銃をもった少女が、子供、女容赦なくその家族を皆殺しするという驚愕のシーンに面食らった。
こんな幸せそうな家族を襲うのは何故か?少女自身と同じ年くらいの子供までも撃ち殺すシーンがあまりに衝撃過ぎて、ちょっと頭がパニックになってしまい整理が追いつかないのだが、その関連性にすぐさま気付く。全身傷だらけの少女が逃げ惑うファーストシーンも充分インパクトある入口だったが、説明にならないエピローグをタイミングよくみせ、要所で観客の注意を惹く。この監督、実にストーリーテリングが巧みだと思った。
「奴」の正体の明かし方も言ってみれば単なる脅かしに過ぎないが、自傷行為を続ける彼女としっかり辻褄が合ってくる。
死と生の境界(或いは死後の世界)をみる術をみつけようとする変態教団の存在が明るみになるにつれ、正直、物語についていけなくなるのだが、それ以上に惹きつける要素がこの映画には備わっている。それは拷問を受け続ける少女の痛々しい姿ではなく、理想を求め続ける限りない人間の欲望を垣間見れるからではないかと思う。
覗き見るという行為そのものが快感であると同時にそれをさも擬似体験させてもらってるような感覚を与えてくれてるような気がしたから不思議だ。
クライマックスはある種のカタルシスを覚えたものだが、観る方を選ぶ、いや観てる人を選ぶといったほうが正しいかもしれない?
シネマブルクさん [映画館(字幕)] 8点(2010-01-10 16:53:13)

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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 28人
平均点数 5.82点
000.00% line
1414.29% line
200.00% line
313.57% line
400.00% line
5621.43% line
6517.86% line
7310.71% line
8621.43% line
9310.71% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review3人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 2.50点 Review2人

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