みんなのシネマレビュー

悪い種子

The Bad Seed
1956年【米】 上映時間:129分
ドラマサスペンスモノクロ映画戯曲(舞台劇)の映画化
[ワルイタネ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2017-04-02)【S&S】さん
公開開始日(1957-04-04)


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監督マーヴィン・ルロイ
キャストナンシー・ケリー(女優)
パティ・マコーマック(女優)
ヘンリー・ジョーンズ[男優](男優)
アイリーン・ヘッカート(女優)
ウィリアム・ホッパー(男優)
脚本ジョン・リー・メイヒン
音楽アレックス・ノース
撮影ハロルド・ロッソン
製作マーヴィン・ルロイ
美術ジョン・ベックマン
ラルフ・S・ハースト(セット装飾)
衣装モス・メイブリー
編集ウォーレン・ロー
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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7.《ネタバレ》 わたしは‶ハキハキおりこうさん女児”が苦手でして、なんというか子供ながら計算してんなーというのが透けて見えるのがイヤなのです。ところが世間の大人たちからはこういう子は評価が高く、ホメられる存在なのですね。
本作のローダはまさしく典型で父親や大家のおばさんは彼女をべた褒めです。端から見抜いているのは品の良くない庭師のおっさんという。私はおっさんなのだな。
おっさんは果敢にも勝負を挑み、あえなく返り討ちに遭います。そこまで邪悪性を読み取れていなかったのですね。この場面恐ろしいです。
パティ・Mが巧くて、目の笑っていない笑顔とか本音を吐くときの恐ろしい顔つきとか、震えあがってしまいました。母親に追及されてごまかす時の良い子ぶりったら。ぱっと表情を切り替えて甘えて抱きついてくる・・寒気がします。
その寒気と闘うのが実の母親というのがまた可哀想で。わが子への愛情とで板挟みになるナンシー・ケリーも悲壮感たっぷりのやや大仰な演技で見せます。
ところでヘイズ・コードって良くないですね。しょぼくれたラストとオマケは作品には全くの蛇足です。インコの件で大家に死亡フラグが立った時点でエンドマークを出すべきでした。怖い映画としての完成度がより上がったでしょうに。 tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-12-18 23:47:41)(良:2票)

6.《ネタバレ》 -The Bad Seed-邦題まま。“ワルいシュシ”って読んでたけど“ワルいタネ”が正しいそうな。Seedは“子孫”って意味もあるみたい。
どこかで聞いたことがある『月の光に』ってフランス民謡が、とってもとっても印象的に使われている。楽しげに、悲しげに、不気味に。1956年の映画なのに、8歳にしては大人びた少女ローダ(といっても演じたパティ・マコーミックは11歳)。この時代だとまだまだ嘘くさくても、わーい!わーい!と“子供は子供らしく”描かれてる時代だとばかり思ってた。
けどローダは生意気でその辺に居そうで、とてもリアル。特にリロイに対する受け答えとか、8歳にして人を見下した態度なんか、ホントよく表現できてると思うし、犯行を追求されて一気に感情を爆発させるところなんて、とても11歳の子役の演技とは思えない。

殺されたクロードの母ホーテンスの演技がまた迫力があって圧巻。理不尽な怒りをぶつけるのではなく、子供を失った悲しみと怒りがズシンとのしかかるような、観てるだけで重たくなる演技。静かな夫の演技がまたホーテンスを光らせる。
リロイの死をペンマーク婦人の目線で伝える演出も素晴らしい。モトはミュージカルだそうだけど、この“目線だけ”っていうのがとても映画らしい表現。それでいて安直な人が焼ける状況を見せるのを避けたのも上手い。こんな状況だからこそ、テンポよく弾かれるピアノが狂気を感じさせる。

娘に睡眠薬を飲ませるため瓶を移し替える母も怖いし、母を疑って瓶を確認するローダも怖い。
観客に口外を禁じた最後のオチって、ミュージカルとの違い全部のことだろうか?カミナリと復活は意外性というより唐突で、何の解決にもなってないような気がしたけど、ほのぼのとしたカーテンコールとお尻ペンペンはとても大好き。ズウゥゥ~~ンとした重たい空気をいっぺんに軽くしてくれた。冗談みたいなカミナリのシーンまでが、とても緊迫してて丁寧に熱演されていたから活きてくるエンディング。こんな終わり方なら、友達と観終わって「怖かったねー!!」って笑って帰路に着けるわ。

『何だかんだ言っても、あなたはまだ子供なのよ』ってお尻ペンペン。アカデミー助演女優賞にノミネートされながらも、受賞はさせなかったの、まだまだハリウッドも子役の将来を考えられる、大人の余裕な対応をしたのかもしれない。こんな小さな子に、悪女役で賞を与えてしまうと、パティのその後の人生が狂ってしまうだろう。って。
子役スターとして持ち上げられすぎて、その後の人生を駄目にした子って、たくさんいたからね。
…それでも、あの圧巻の演技には、子役賞とかあれば良かったのにって思ってしまうかな。すごかったです。 K&Kさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-12-06 13:13:37)(良:1票)

5.《ネタバレ》 可愛らしいまるで天使のような洋少女。
しかし、なんということでしょう。彼女はサイコパスだったのです。
つまり殺しまくりというわけです。
幼女が殺人鬼という当時としては衝撃的な内容は、
某雑誌で伝説のトラウマ映画として紹介されていました。
実際はトラウマ映画というよりも良質なサイコサスペンス映画でした。
母にとっても子にとっても「悪い種子」を受けたことは悪運程度の些細なことだったのかもしれません。
そのような運命にあながうかのような親子愛は歪な中にあっても感動的でさえありました。
しかし無邪気に何も知らず、自分の欲しいもののために殺しまくる少女は狂気じみて身勝手です。
天使のような見た目とのギャップが凄まじいのが本作の見どころの一つです。
最後に山場らしいものを持ってきますが、
それよりも一段階前で終わってくれた方が悲壮的な親子愛がひきたって美しかった気もします。 ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 8点(2015-01-11 15:11:56)

4.●全部分かってやってますというローダの目が怖い。以前「良心を持たない人たち」という本がありましたが、あれを先取りしてますね。●母親は死に、何も知らない人だけが残って、彼女はこれからも・・・というオチかと思ったらビックリ。天罰っぽい。●一時幻の作品のように扱われたと聞きますが、犯罪者気質は遺伝するという描き方が見られるからでしょうか?●カーテンコールで和みました。なるほど、舞台劇で観客に重い気持ちを残さない演出なんですね。 次郎丸三郎さん [DVD(字幕)] 8点(2014-03-04 11:24:50)

3.驚愕のカーテンコールでまさに怪作となった忘れたくても忘れられない、頭にこびりついて離れてくれない一品。これって恐怖映画ですかね、やっぱり?
この年齢で、人生最大の猛烈な存在感を世に示したであろうこの娘、この後どうしたんでしょう? モートルの玉さん 8点(2003-10-15 14:39:11)

2.はっきり言って、怖いです。誰が?パティ・マコーマックが・・・。このクソガキ!では済まない。悪魔の子、オーメンも可愛くみえてしまう。あの恐ろしいほどまでの執着心!彼女の演技には背筋がゾッとしたのだ・・・。 ノブさん 8点(2003-02-01 15:20:45)

1.何がすごいって、子役がスゴイ!自分の物欲の為に邪魔する人間は許さない残忍さと無邪気さ。使用人のリロイが誘導尋問をけしかけてきてもおままごとを平然と楽しむ演技をしてみせるその演技!表情がもうそこいら辺の女優にはかないません。脚本も中々巧くまとまっていて、後半はまさに息を呑む展開でした。ラストの雷のシーンはビックリの一言。これって母親が捨てた例の靴を取りに入ったって事でしょうか?「悪い種子」というよりは「呪われた血」といった感じでしょうかねぇ...驚くべきことに本当のラストには出演者達のカーテンコール。これはあまりに迫真の演技だったからでしょうか?「これはあくまでも映画ですから...」と言いだげでした。 さかQさん 8点(2001-12-08 20:33:47)

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【点数情報】

Review人数 19人
平均点数 7.53点
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9210.53% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review2人
2 ストーリー評価 7.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 6.50点 Review2人
5 感泣評価 7.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

1956年 29回
主演女優賞ナンシー・ケリー候補(ノミネート) 
助演女優賞パティ・マコーマック候補(ノミネート) 
助演女優賞アイリーン・ヘッカート候補(ノミネート) 
撮影賞ハロルド・ロッソン候補(ノミネート)白黒

【ゴールデングローブ賞 情報】

1956年 14回
助演女優賞アイリーン・ヘッカート受賞 
助演女優賞パティ・マコーマック候補(ノミネート) 

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