みんなのシネマレビュー

奇跡(1955)

The Word
(Ordet)
1955年【デンマーク・ベルギー】 上映時間:126分
ドラマモノクロ映画戯曲(舞台劇)の映画化
[キセキ]
新規登録(2004-01-27)【しったか偽善者】さん
タイトル情報更新(2021-10-04)【イニシャルK】さん
公開開始日(1979-02-10)


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監督カール・テオドール・ドライエル
キャストビアギッテ・フェーダーシュピール(女優)インガ
脚本カール・テオドール・ドライエル
製作カール・テオドール・ドライエル(ノンクレジット)
配給フランス映画社
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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3.《ネタバレ》 ほとんど室内劇として進んできて、常に窓は室内から外に向いていたのに、医者の車を見送るシーンで、カメラは窓の外から父と三男を捉える。なにか今までと違う緊張が生まれたところで、室内にヨハネスが歩いてきて不吉なことを言う。壁を這っていく車の光。するとドアから、ミゲルが現われインゲの死を告げる。ここからラストまでは、ずっと石のように硬質な時間が続き、この充実した手応えは滅多に味わえるものではなかった。葬儀の場、人々はより確かな自分の立ち位置を求めるかのように、ゆっくり室内を経巡る。隠されたルールに基づいているかのような、確固とした移動。中央に動かないインゲが、最も安定した姿勢で横たわっている。人々の移動の果てに、ヨハネスと幼子の導きによって奇跡が訪れ、インゲとミゲルが支えあって立つ。一人で横たわっている姿勢ほど安定はしていないが、二人の生者としての安定した姿。キリスト者でない私が、この後段で心を震わされた理由をなんとか言葉にしようとすると、こんなことになるだろうか。この映画、初めて観たときは、ヨハネスの言葉に捉われ過ぎ、キリスト教に無知な者だからキチンと味わえなかった、と思わされてしまった。まして1930年代のデンマークの田舎における宗派対立なんか、理解できるはずもないし。でもこれは、愛と死と聖なるものをめぐる普遍性を持った映画だったのであり、この後段の、時間が石と化したあの固さを体験すれば、特定の宗教と関係なく、「味わえた」と言ってもいいのではないか、という気になっている。 なんのかんのさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-01-02 14:55:35)(良:1票)

2.《ネタバレ》 キリスト教を真摯に描こうとすると、だいたいにおいてほとんどのキリスト教信者は真の信者でないということに至る。この作品でも信仰心を強く持っているはずの人が「奇跡」を信じない。当然といえば当然である。いくら神父や牧師といえど、聖書に記された様々な奇跡を真実だと思っている人なんてそうはいないだろうし、仮にいたとしても今再びその奇跡が行われることを信じるかということになれば疑問を抱くのではなかろうか。この映画は信仰はこうあるべきだと言ってるのではなく、むしろ信仰って何?と問いかけているよう。ただこの映画が凄いのはそんな宗教観なんかじゃなく、奇跡という事象をもたらす見えざる何かがいる気配を画面に残しているように見せてしまう映像にある。映されるのが家の中がほとんどの中、突如として現れる空と草原の絶妙な構図、真っ白い洗濯物、そして風、この瞬間こそが奇跡そのものだ。 R&Aさん [映画館(字幕)] 8点(2008-09-17 12:12:42)(良:2票)

1.《ネタバレ》 映画の結末において、“奇跡”は起こるのか、起こらないのか。正直、途中までは「起こってほしくないなあ(ベタ過ぎるもんなあ)」と思っていたものの。いったいこの、“奇跡”を観終わったときの納得感、充実感は、一体何なのか。やはりこの映画のもつ説得力、なんですかね。厳密に、ひとつのシーンをワンカットで撮影、というわけではないけれど、かなりそれに近い構成。やや大げさにいえば、1シーン=1エピソードという印象すら持つ(シーンはしばしば、部屋に誰かが入ってくる光景で始まったりするもんだから、「前の場面からのつながり」よりも、「新しいシーンが始まった」という印象が強い)。部屋の中での人物の配置、人物の動きに合わせ、カメラがゆっくりと動き続ける場面が多いのだけど、その中で、ところどころでは細かいカットが使用され、これにハッと息をのむ。ヨハネス失踪の場面もそうだけど、やはり、インガがよみがえるシーンの緊張感(印象的な少女の表情!)。これで“奇跡”が起こらんかったら、そりゃサギやで、ってな気分にもなろうもの。ま、実は、ホントの奇跡は、人と目も合わさない頑固ジジイが宗派を超えて和解するあたりですでに起きていたのかもしれませんけどね。 鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-09-07 22:32:52)(良:1票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 6.50点
016.25% line
100.00% line
216.25% line
300.00% line
4212.50% line
516.25% line
616.25% line
7318.75% line
8318.75% line
9212.50% line
10212.50% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review2人
2 ストーリー評価 10.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review2人
4 音楽評価 10.00点 Review2人
5 感泣評価 10.00点 Review2人

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