みんなのシネマレビュー

瞳の中の訪問者

1977年【日】 上映時間:100分
サスペンス医学もの漫画の映画化
[ヒトミノナカノホウモンシャ]
新規登録(2004-07-14)【mhiro】さん
タイトル情報更新(2023-06-17)【Olias】さん
公開開始日(1977-11-26)


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監督大林宣彦
キャスト片平なぎさ(女優)小森千晶
志穂美悦子(女優)南部京子
宍戸錠(男優)ブラック・ジャック
峰岸徹(男優)風間四郎
山本麟一(男優)たわし刑事
和田浩治(男優)楯雅彦
玉川伊佐男(男優)げた刑事
長門裕之(男優)小森英一郎
千葉真一(男優)酔っ払い
藤田敏八(男優)守衛
石上三登志(男優)石上博士
大林千茱萸(女優)患者
大林宣彦(男優)テニスの審判
大林恭子(女優)電話ボックスで順番待ちの人
ゴダイゴ(男優)ゴダイゴ
月丘夢路(女優)寮母
檀ふみ(女優)楯雅彦の妹
薩谷和夫(男優)夜の繁華街の人
ミッキー吉野(男優)ディスコの若者
原作手塚治虫「ブラック・ジャック・春一番」
脚本ジェームス三木
音楽宮崎尚志
撮影阪本善尚
製作笹井英男
堀威夫
石上三登志(プロダクションアドバイザー)
ホリプロ
配給東宝
衣装大林恭子(スタイリスト)
編集鍋島惇
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【クチコミ・感想】

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3.片平なぎさと志穂美悦子の(ましてや映画での)取り合わせとは実に貴重な、と思いながら見始めたのですが、それ以外に見るべきところはありませんでした。冒頭でブラックジャックのアニメーションをもっともらしく出していながらどう見ても脇役以下だし、本来ならドラマの中核たるべき片平と峰岸のやりとりも、何とも陳腐で中途半端です。悦ちゃんも「綺麗なお姉さん」という以上の存在ではなく、持ち味を発揮する場面なし。 Oliasさん [DVD(邦画)] 2点(2023-07-22 00:33:13)

2.大林宣彦監督作品のルーツ、後の大林映画でも見られる雨、鳴り響くピアノ、そして、突如現れては消えていく幻の様な幽霊、峯岸徹の使われ方がはちゃめちゃで、何が何だかよく分からない。また、大林映画の特徴であるヒロインが2人、片平なぎさに志穂美悦子の描き方の美しさなど、どこを見ても大林映画である。デビュー作HOUSEに比べると狂気が足りないし、面白味にも欠ける。漫画を実写化することの難しさなど、ハッキリ言うと駄作である。がしかし、敢えて難しいブラックジャックを映画化する勇気を評価すると共に片平なぎさの可愛さ、志穂美悦子の美しさを堪能する為だけの作品である。だから2人のファン以外、また大林映画ファンでもない方に薦める映画なんかではない。劇中で暫し流れる美しいピアノのメロディと2人のヒロインに対する大林宣彦監督の強い愛を感じる作品である。 青観さん [DVD(邦画)] 6点(2021-03-23 19:28:49)

1.「HOUSE」と同じく、大林宣彦監督のルーツがここにある!ダブルヒロインの輝き(若き日の片平なぎさと志穂美悦子)、過剰なまでの狂おしい「愛」、過剰なまでに鳴り響く荘厳なピアノの音色、後年の大林映画の定番となるある一定の「約束事」みたいな技巧がすでにこの初期作品にも顕著に。通常の映画でならほぼ逸脱する違いない、この監督の今に至るまでの「映画愛」がこの作品にも溢れんばかり。原作は手塚治虫「ブラック・ジャック」の短編「春一番」。昔、これ読んだ記憶有ります。角膜移植を受けたヒロイン(片平)の瞳に映る怪しい男(峰岸徹)の影。彼女に移植された角膜は、殺人事件で殺された女性のものだった・・・というストーリー。ここでのブラック・ジャックはあくまで狂言回し。宍戸錠氏が実写版ブラック・ジャックとしてどうか?という事はこの際どうでも良い。彼はストーリーを進める上での単なる脇役に過ぎません。中盤に間延びする箇所が幾つかあり、映画としての完成度は決して高いとはいえませんが、自分は非常に興味深く鑑賞しました。漫画の映画化を装いつつも、見事な大林監督流「愛の讃歌」になっています。「ねらわれた学園」でキテレツ魔王子を演じた、峰岸徹のルーツも実はこの作品にあったんだ・・・ふ~ん・・・。今や押しも押されぬ二時間サスペンスの女王片平なぎさ、志穂美悦子のご両人は、自分がガキの頃憧れていた「高校生の綺麗な年上のお姉さん」イメージそのもの。これも観ていて嬉しかったっす!前作ほどに有名ではないのは、突っ込みどころが意外に少ないせいか?(笑)「HOUSE」に生理的拒否反応を示さなかった方にはお勧め! 放浪紳士チャーリーさん [DVD(邦画)] 6点(2008-05-10 10:55:42)

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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 4.67点
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