みんなのシネマレビュー

瞳の奥の秘密

The Secret in Their Eyes
(El secreto de sus ojos)
2009年【アルゼンチン・スペイン】 上映時間:129分
ドラマサスペンス犯罪もの小説の映画化
[ヒトミノオクノヒミツ]
新規登録(2010-07-29)【M・R・サイケデリコン】さん
タイトル情報更新(2011-03-23)【+】さん
公開開始日(2010-08-14)


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監督ファン・ホセ・カンパネラ
キャストリカルド・ダリン(男優)ベンハミン・エスポシト
ソレダ・ビジャミル(女優)イレーネ・メネンデス・ヘイスティングス
脚本ファン・ホセ・カンパネラ
製作ファン・ホセ・カンパネラ
編集ファン・ホセ・カンパネラ
その他東宝(提供)
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【クチコミ・感想】

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47.25年前に新妻を惨殺されたリカルドが強烈なキャラクターでした。犯人を憎み続ける25年間、この先も憎み続けるであろう姿は、犯人に縛られているようで胸が塞がります。彼に感化されたかのようなベンハミン。お目当てリカルド・ダリンの手堅い演技ではありますが、リカルドほどには迫ってくるものがありませんでした。イレーネの夫と二人の子供の事が語られていないので結末にも何か釈然としません。パブロの最期の胸中が分からずこれまた釈然としません。ご都合主義的な犯人逮捕は目を瞑るとしても、もどかしさが募る作品でした。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 6点(2024-05-20 02:04:56)

46.《ネタバレ》 長年勤めた検察官を定年になった男が、持て余す時間を使って小説を書こうとするところから物語は始まります。小説のネタは、25年前に捜査にかかわった殺人事件。そして、映像は25年前に切り替わり、書かれつつある小説の内容(捜査の内容)をなぞっていくこととなります。犯人を捕まえた後に一悶着あり、主人公は、何者かに襲われることとなります。殺されてはたまらないと、気になっていた女性上司を置いて一人逃亡し、事件はそのままに。小説の終わり方としては、尻切れトンボで、別れのシーンも取って付けたような、お約束的感動シーンなのですが、事実に基づく以上、それ以上展開の仕様もないといったところです。小説世界から現実に戻り、やはりどこか気にかかるのか、当時の関係者の消息を確かめることに。そして25年を経て、事件の裏側に隠れた秘密を垣間見る・・・と言ったストーリーです。渋い、渋すぎる。大人による大人のためのサスペンス。主人公も渋いのですが、女性上司の魅力が何とも言えません。頭が良く芯が強くどっしりしてるのだけど、清楚な感じでもある、日本映画には出てこないタイプですね。映像もしっとりと落ち着いていて、それでいて、キビキビしたカメラ割りでテンポ良く進んでいく感じです。 camusonさん [DVD(字幕)] 8点(2023-10-12 18:50:00)

45.《ネタバレ》  猟奇殺人好き。単純明快なサスペンス好き。なので自分の好みと合致している作品。  最初は殺された女性の旦那が犯人か?と思っていたのですが、全然違いました。私はいつも『犯人顔』かそうでないかで推理しちゃうので、絶対犯人だと思ったのですが、そもそもミステリー系の作品でもなかったですね。  これはサスペンス形式のラブストーリーなんだと思います。  亡き妻への一途な愛を生涯貫く男。  その男に感化され、自分の愛を全うしようと決意する主人公。  いやね、別にいいんですけどね。私は『サスペンス』と思って見ちゃったものでして。  主演二人のラブストーリー。これがちょいちょいじゃまだなーって。テンポを悪くしているなーって。  でも実はそっちがメインなのか?もしかして?  サスペンスがとてもよくできているので、サスペンス1本でいってほしかったです。  主人公二人はそれとなく仕事を通じて惹かれあっている。それぐらいの描写にとどめてさ。90分くらいにきゅっと短縮してくれたら、更に高評価になったかもしれません。  あまり見る機会のないお国の映画なので、そういった意味では興味津々で見ました。 たきたてさん [DVD(字幕)] 7点(2020-07-12 14:56:38)

44.《ネタバレ》 自分にとってかけがえのないものを理不尽に奪われる。これ以上の不幸も悲しみもない。そんな運命にさらされたら、そのときひとはどうすればいいのか。ベンハミンとの関係もふくめてパブロがこの映画でいちばんすきかもしれない。最後のシーンのイレーネの笑顔(最高の笑顔は恋人にしかみせない)まで、見事に整合性が保たれている映画。似た映画がない。感服いたしました。 はちかつぎひめさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2016-07-09 09:53:07)

43.《ネタバレ》 この映画が他の犯罪モノと大きく異なる点は、「人殺しは死刑にしろ」とか「死刑って正義なの? 冤罪だったら?」とかいったグダグダ論を全く突き抜けていて『他と取り替えようのない唯一無二の大事なものを不当に奪われた者の人生について真剣に考えたことがあるか?!』というような、ものすごく見落としてはならないのに蚊帳の外になりがちな『遺族のその後の人生の質』にシッカリと焦点を合わせているところだと思います。その価値は物凄く大きいと思います。 昔は復讐ものの映画は多かったけれど、それはわりと現実味に欠けたアクション系であることがほとんどだったし、最近は『暴力に暴力で返すなんて不毛』とか『どんな犯罪者にも一定の人権は保証されています』とか『殺しても、死んだ人はそれを望んでいないし帰って来ない』とか『過去に囚われて人生を無駄にせず、忘れて前に進みましょう』とか、一見ご立派でお行儀良く善良に見えながら、実際は物凄く冷徹としか言いようのない論理が大手を振っている感じがして窮屈に思っていました。そこに「おいおいおい、お前なに寝ぼけたこと言ってんの!」と、現代の似非人権論に物申してくれたこの作品は胸がスカッとしました。 ご都合のいい犯人捕獲劇も、空撮からスタジアムの縦横無尽なワンカットの素晴らしい出来で許せましたし、「この自白誘導、正当?」と思える場面も、この映画が描くテーマは全く別のところにあると思えば目をつぶれました。結局うまくいかなかったし、直後、もっと目を潰れない行政の歪みが描かれるし、主人公が別件で自白強要を訴えたことが、同じ理屈をもってしっぺ返しされたと考えてもいい部分。もちろん、その何百倍もロマーノは汚いし、エレベーターのシーンで容疑者が人権保護に値しないのはハッキリします。 この作品の視点は「殺したから、殺してやる」ではなく、「殺された人は怖かったでしょうね、苦しかったでしょうね。だから、殺したあなたも同じ思いを」でもなく、「掛け替えのない最愛のものを失った私のこれからの人生は虚無です。だから、あなたにも虚無の人生の苦しみを味わってもらいたい」という視点なのです。ここが、これまでの映画で見なかった新しい点。 実際アメリカの死刑現場において、薬の注入で眠りイビキをかきながら静かに死んでいく死刑囚の姿を見た被害者遺族の腑に落ちない思いなんてのも、何かで読んだことがあり「ただ殺しても等価交換じゃないよねー」という思いがありました。なので、この作品での被害者遺族が死刑に反対する意図も納得。 それで、飲み助の相棒が「犯人は顔 住所 家族 恋人 宗教 神を変えたとしても、変えられないものがある」と気づきを語るシーンは大きな意味を放ちます。『情熱(パッション)』という言葉で表されるけど、それって結局「他では取り替えのきかない大好きなもの」ということだと思います。その対象は人それぞれに違うわけで、飲み助相棒は酒場であり、主人公には上司の女性であり、犯人にはサッカーであり、被害者遺族には被害者だったということ。ここはこの映画の一本軸をシッカリ提示している部分。 そして、情熱の向け場を不当に残虐に奪われた被害者遺族と、情熱の向け場に自ら手を伸ばす勇気のない主人公が対比されます。 「怖い」のメモを彼女に見られた後「意気地なし」と言われるシーンと、あの事件当時から喪失したままのタイプライターのA一文字がドッキングするのも、表面的にはありがちでクサイものだけれど、実はものすごく意味が深いのを感じました。それは「欠けてしまってはいけないものがある」というメッセージで、それを奪われた男の存在を伴って力強く訴えかけてくれました。 この映画は「好き(情熱・パッション)」をテーマにした作品。「好き」な人を亡くした男がいて、「好き」な女性に勇気が出きらない男が事件を追い、酒「好き」な相棒が犯人の「好き」を暴き、変態野郎の「好き」方に制裁が下り、人生から「好き」を奪われた男の背中を見て、主人公が「好き」に対してきちんと向き合う決心をしたお話しです。 題名も、観終わった後には意味深く、それぞれの登場人物の瞳の奥にある秘密は、変態猟奇的「好き」や、臆病な純愛の「好き」なども含みながら、腐敗した男の人懐こそうな笑顔の奥のドス黒さや、想像の域を出ないけれど相棒の死の裏にある秘密や、ある男の「優しい嘘」があったり、「秘密を共有」する正義と解放があったり、味わい深いです。 ちょっと待って ちょっと待って お姉さーん 旦那と子供はどうなるの? と思わなくもなかったですが、簡単じゃないことは二人とも百も承知のようで、ちゃんとしっかり筋を通した選択をしていくんだと思います。 だみおさん [DVD(字幕)] 10点(2016-02-15 01:02:31)(良:1票)

42.《ネタバレ》 なかなか、見応えははりました。良い映画だと思います。 一点だけ、出来ればリアリティのある地下牢にしてほしかった。 あの牢屋で十数年逃げられずに監禁するのは無理。 cogitoさん [DVD(字幕)] 7点(2015-01-25 23:52:19)

41.アルゼンチンの映画が初めてだったけど、普通以上にはおもろかった。 aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 7点(2014-08-10 02:08:02)

40.《ネタバレ》 あーイライラした映画でした。結局25年間のおもいを成就させる男女のはなしなんだ。 それはいいし、切なくほろ苦く後味すっきりなモノになりそうだし。 でも本作はそこに残忍な暴行殺人事件を絡めてるわけで、どこのあらすじ解説を見ても完全にサスペンス映画のソレなんですが、結局それで釣って観てもらおうってことなんじゃないかと。ええ、私完全にサスペンスだと思い込んでましてずーっと観たいと思ってた作品で、やっと念願叶ったんですが、期待が大きすぎたのか思い込みが強すぎたのか非常にがっかりしました。 だってあのグダグダで大雑把な捜査で根拠もはっきりしない犯人断定でいいのぉ?目をそむけたくなる現場の遺体描写だけはやたらはりきってる感じです。 パブロが手紙を分析し始めた時、やっとイライラから抜け出せるかと思ったら、サッカー場での都合よすぎるグダグダな捕り物だし。 写真に写る視線の先、イレーネのはみ出した胸元を見る容疑者の目、ついでにベンハミンがイレーネを見つめる写真も出てくるし「目は口ほどにモノを言う、目は雄弁」てことが重要なファクターなのはわかるけど、セリフで説明しちゃってるし、事件もベンハミンとイレーネの方もコレといって響いてくるものはなかったです。 登場人物の中で最初からイライラせず、いちばんまともな人って感じで素直に見られたのは被害者の夫リカルドでした。 なんか終わりよければ全て良しって具合の映画でした、アルゼンチンの警察とか司法関係からクレームとかなかったんでしょうか、時代の状況を考えてもあの理不尽さは尋常じゃないし。南米のラテンならではの大らかさですかね。 ところでベンハミン役の俳優さん、アラン・リックマンをラテンにしたみたいと思いました。 envyさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-05-13 13:41:06)

39.当時に劇場にて鑑賞。ラストには「ん・・・?・・・おっ!!よっしゃーーー!!」って感想だった。このエンディングには賛否両論だろうなぁ。不出来な特殊メイク意外はなかなか良作で重厚な作品。 movie海馬さん [映画館(字幕)] 8点(2013-12-23 21:45:18)

38.最初観たときは、正直真面目に観れなくて関心がわかない感じだったのですが・・・。頑張って真面目に観たらいい映画でした。かわいそう~って涙が出るシーンがいくつかありました。泣ける映画好きです。 新しい生物さん [DVD(吹替)] 8点(2013-09-19 19:48:14)

37.《ネタバレ》 時代背景として1974年はペロン大統領が死去を受け、第三夫人だったイサベル・ペロンが大統領に就任したものの、政治は不安定に陥り、右左派によるテロの応酬が激化した時代。サスペンスとラブロマンスを融合させた意欲作で、カメラワークも冴えている。死刑と私刑議論も提供する社会派で、誰にでも薦めることのできる佳作である。短所は現実的でない部分が多い事だ。素人探偵ではなく、検察による本格捜査なのに、死因、犯人の遺留品、血液、精液など犯罪に関わる情報が一切ないこと。「写真で被害者を見つめている瞳があやしい」だけでは弱い。血液型が一致するなど補完すべき。被害者とその夫の家族が登場しない。悲しんでいるのは夫だけではないはず。葬儀の場面もなく、マスコミも登場しない。新婚美人教師の強姦殺人事件なら格好の三面記事ネタ。その犯人が行政命令により釈放され、イサベル・ペロンのボディーガードをしたなら世間は大騒ぎとなるだろう。まして犯人はパブロ殺害の容疑者である。二人はと夫はどうしてマスコミに訴えなかったのか。二人の泣き寝入りは納得しがたい。ベンハミンは逃亡し身を隠したが、イレーネはどうして逃げなかったのか。同様に命は狙われていたはず。母音Aの打てないタイプライターなど使えるはずもないのに「なくても平気よ」はないでしょう。せめてワープロをプレゼントしなさい。ベンハミンはPC持ってないの?犯人イシドロは、イレーネの挑発によって自白するが、安易すぎる。検事によれば「いい仕事をした。賢い勇敢な男」のはずで、矛盾する。パブロは酒場で喧嘩をしでかし、家に連絡できずに、ベンハミンの家に預けられ、そこで遭難した。家に連絡できない理由が「1年前から電話が故障して修理人が来ない」。もう少しましな理由を考えなさい。夫は犯人を25年間軟禁してきたが、あの場所なら誰かが訪ねてきたとき大声を出せば聞こえると思う。郵便配達は来るだろう。犯人はパブロ殺しの実行犯を知っているのに夫がそれを追求しないのも納得しがたい。実行犯は野放しのままで、事件は未解決。それなのにベンハミンは「怖い」から「愛している」に変わる。そもそも、ベンハミンがイレーネを愛していたようには見えなかった。イレーネの婚約を聞かされても「幸せを願っている」と笑って答えている。イレーネもベンハミンを困った人ぐらいにしか見てなかった。一番の名演技は犯人母の電話の声。 よしのぶさん [DVD(字幕)] 8点(2012-12-14 02:57:58)

36.アルゼンチン映画は初見だと思います。好演ですし、後味さわやかにしようとしているはわかりますが、鳥肌が立ってしまった箇所からどうしても怖くなってしまって、ぶるぶる HRM36さん [DVD(字幕)] 6点(2012-08-29 16:49:26)

35.《ネタバレ》 上質な大人の映画。タイプライターのA、25年後、変わらぬものの伏線の使い方が非常にいい。 とまさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-08-18 15:24:16)

34.《ネタバレ》 見応えある、いい映画だったと思います。前半は、いまひとつ入り込めないところも多かったですが、後半にかけてテンポもよく、意外な展開で楽しませてくれました。また、画面全体が独特の色調で、それがとても心地よかったです。でも最後、殺さずに閉じ込めているシーンはゾッとしました。いい映画だとは思いますが、たまたま観た時の気分と作品の内容が合わず、ちょっと残念でした。 ramoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-06-17 00:30:56)

33.《ネタバレ》 なかなか見ごたえのあるサスペンスです。 個人的にはスペインの法制度がどうなっているのかに不案内だったため、わかりにくい点もありました。 冒頭の美しい朝食シーンが非常に印象的で、そしてただちに美しいものが徹底的に破壊され、25年後にあの美しい朝食に匹敵するほどおぞましいラストに収斂されていくと。 美しいものとおぞましいものがなぜ匹敵するのかと、いうことは表現しにくいのですがそれは代償というに近いのかもしれず、失ったものの美しさと、その代償のおぞましさは、匹敵するほどのものでなければならないのではないかと。 ひとつだけいえば、犯人が簡単に釈放された部分には、いささか強引なご都合が感じられました。あそこをもう少しなんとか説得力のあるものにできれば。 パブロン中毒さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-05-20 20:36:18)

32.まあ、雰囲気も良いしいろいろな要素を取り入れていい映画だと思うんだけど、なぜか感情移入できず。あとスペイン語特有の?回りくどい言い回しもなじめず。 nojiさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-04-16 23:30:34)

31.《ネタバレ》 渋いです。大人の映画ですね・・・・。 イレーネが年取っても美しくてほんとこういう風に年取りたいものです。 主役二人は年を取ったほう(映画の中の現在)が実年齢に近いのかな?モラレスさんのふけメイクがちょっと不自然だったので・・・・。眼が若いっつうか。主役二人は若い時の目のきらめきと年取ったときの落ち着きがとても自然だった。 でも25年もずーーーと思ってるくらいならなんでどうにかしなかったんじゃ!!!といいたくなるのは私がまだまだお子ちゃまだからでしょうか? しかしミステリー部分がなんか中途半端でちょっとあきちゃうところもあります。 そんな写真の目線でこいつが犯人って・・・・。勘のみにたよった捜査ですね。警察は何してんだ。指紋とかなかったのかなあ。 当時のアルゼンチンならなんでもありなんでしょうか? パブロの「人は変わらない」って推理は面白かったですが、あんな取り調べでOkなのかアルゼンチン。 しかしモラレスさん結局25年空虚に生きてないっていえるんでしょうか?ずーっと毎日毎日犯人にごはん運んでそれこそ何のために生きてるかわかんないような・・・・。 ぺーこさん [DVD(字幕)] 7点(2012-03-11 23:41:45)

30.25年という重み、そして25年たっても変えられないもの・・・そう意外と想像するより人間って変わらないものなんです。物理的に20代では共感しにくいかもしれない。事件を中心にロマンスもあり、部下との信頼関係もあり・・・の展開は、刑事ドラマなんかにもありがちですが、つめこみ過ぎな感じは全く無いのがこの映画のすごいところ。大人かつエンターテイメントとしての質も高い良作です。 ETNAさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-03-11 17:10:00)

29.前半のストーリーは荒っぽいし、話がどう進んでいるのかサッパリわからない。 要するに、「退屈」。 その時間が長い。長すぎる。 ただ後半は、次々に伏線を回収するし、ストーリーもキッチリ噛み合う。 いいトシした男女が、枯れていないのも楽しい。 ただし、25年前も大人だった人じゃないと感情移入できないであろう、客をかなり選ぶ映画。 自分は、そこそこだが楽しめた。 まかださん [DVD(吹替)] 6点(2012-03-04 05:47:19)

28.《ネタバレ》 光市母子殺害事件、死刑判決確定のニュースの数日後に観たから、自分の中では勝手にタイムリーな映画だった。一応「衝撃的な真実」といった宣伝文句もあったけど、「バン、バン、バン、バン」の時点で「あれ? おかしいな」と思ったから、「驚き」よりも「納得」が上回った感じ。そういう意味ではモラレスと考え方が近い。捜査自体はあまり面白いとは思わなかったけど、「自分を完全に変えようとしても、変えられない部分がある」みたいなパブロの言葉が伏線になっているわけだから意味はある。そして、モラレス宅からの帰り道、ベンハミンがそこに気付く流れが良い。本作に限らず、この手の演出はゾクゾクするから好きだ。不変の愛ねぇ… なかなか良かった。 リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-03 12:10:14)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 47人
平均点数 7.28点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
424.26% line
524.26% line
6612.77% line
71634.04% line
81429.79% line
9612.77% line
1012.13% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review2人
2 ストーリー評価 7.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review2人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 5.50点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

2009年 82回
外国語映画賞 受賞 

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