みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
31.《ネタバレ》 ドラマパートはなかなか良く出来ていて、冒頭に出て来た発明品レディガードがX星人の弱点で、国民みんなでラジオの音量を上げて戦うなど、勇ましいマーチとともに盛り上がる。またニックの脱出劇はまるで007のよう。 ニックと波川の恋愛は、子供向け怪獣映画らしくない悲しい結末を迎える。X星には彼女と同じ顔の女性がたくさん居るのは斬新。 木星圏までを2往復と物凄い距離の話だが、主な登場人物は宇宙飛行士2人と妹と彼氏、彼女の浪川とコンパクトだ。 怪獣パート、キングギドラは見た目が美しいが、今回2作目の登場だからか解らないが、今回目立った活躍はしていない。 シーンによってゴジラの動きがあまりに軽快で、シェーはもちろんだが、仕草がいちいち人間臭く、50m級の怪獣とは思えないのがちょっと残念というか…X星人が本性を表した時、座ったゴジラがアゴを拭うんだけど、休憩中のオッサンそのままだ。 ミニチュアの街が破壊されるが、材質や壊れ方が良く考えられていて素晴らしい。特に屋根瓦が吹き飛ぶシーンは素晴らしく精巧だった。ただ過去の作品の使い回しも多いらしく、どのシーンが今作オリジナルかは分からなかった。 年末年始に映画館の大画面で、子供が喜んで観るための映画だから、コレで良いんだろう。 【K&K】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2021-02-04 22:52:55) 30.《ネタバレ》 宇宙怪獣なのにキングギドラがとにかく弱すぎる…。 【はりねずみ】さん [インターネット(邦画)] 4点(2020-05-05 00:28:57) 29.《ネタバレ》 まずは冒頭のマーチが勇ましい。 基本的には子ども向け映画だろうが保護者も退屈しないようにということか、男2人のユーモラスな会話とか女優2人の美の競演とかラブコメ風味とか悲恋物語(の断片)を入れてあり、大人が見るのが苦痛というわけでもなく、けっこう幅広い娯楽性を備えた映画になっている。伝統的日本人に比べて外人男の言動があっけらかんとしてドライで、真面目な顔で笑わすようなことを言うのがいい。 X星人は宇宙人でありながらもみな不気味なアジア人顔で、歩き方も特徴的だが特に統制官の手振りが印象に残る。大きな動きは地球人類にも理解できそうだが細かい指の動きなどは意味不明というしかなく、これはまさに異文化の所産というところである。最後の「未来に向かって脱出」という台詞は空虚な負け惜しみ以外の意味が感じられないが、自分が負け惜しみを言う時に真似したいという気にはなる。 映像面ではX星での照明の使い方が印象的で、統制官が意味不明のX星語(グスタrrr、タッ、ブツザッと聞こえる)をつぶやいてから暗転するのは好きな場面である。また、あまり格好いいとはいえない円盤が、湖から水煙を引いて飛び立つところの映像美が東宝特撮らしい。 出演者は豪華というかお馴染みの面々だが、沢井桂子さんという人は特撮方面では珍しい出演者も知れない(ほかには同年の「フランケンシュタイン対地底怪獣」、特撮TV番組「ウルトラQ」第8話)。劇中人物としては可憐で清純そうな女性で、公的な場ではうつむき加減で控え目だが、親しい相手にはそれなりに言いたいことを言っていたようで、態度の使い分けがしっかりしているのが奥ゆかしい。波川女史と2人並んだ場面では引いてしまっている感もあるが、波川女史の応対がこなれ過ぎていて怪しいのに対し、この人の清楚さが際立っているという言い方もできる。 ちなみに最近、水野久美さんの出る「ケアニン ~あなたでよかった~」(2017)という映画を見たが、この映画での「ああ、あの方ね」という台詞で、この女優らしさというのが当時から現在まで継承されていることを改めて確認した気がした。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 6点(2018-04-08 23:27:58)(良:1票) 28.《ネタバレ》 【三大怪獣 地球最大の決戦:1964年】と共にDVDで観たので投稿します。 私が当作品を初めて観たのは小学生のとき。その頃は夏休みの夕方にフジテレビで、往年の特撮映画を放送していました。【三大怪獣 地球最大の決戦:1964年】の放送の翌日もしくは翌週に観たと思います。その後も放送されるたびに観ましたが、私の中では【三大怪獣…:以下、前作と表記します】とセットになって覚えている作品です。 以下、小学生当時に印象に残っていた場面と今回の再見での感想をお伝えします。 まず、オープニングのテーマ曲は、小学生当時から印象に残っていました。ずっと当作品用のオリジナル音楽だと思っていたのですが…後年に第1作目のゴジラ(1954年)を観て、↓の【アンドレ・タカシさん】と同じように、実は1作目で使われていた曲だと知りました。しかし、多くの方々がこの曲を聞いたとき、当作品を想起するのでは…と思います。そして「ボリュームを最大に上げて鳴らしていただきたいのです」という緊急放送と共に始まるクライマックスで、再び、この曲が流れます。小学生当時からワクワクしたものですが…それだけに【シン・ゴジラ:2016年】のクライマックスで、この曲が流れたときには、グッとこみあげるものがありました。今回の再見でこの曲を聞いたときは【ワクワク】と【グッ】の両方を体感させていただきました。 次に、エックス星で、ゴジラ・ラドン・ギドラが戦い、最後にゴジラが【シェーッ】をする有名な場面について。かつて、私は【シェーッ】を知らず、単に『ヘヘッどんなもんだい!』と得意になっているポーズだとばかり思っていました。後年に知り、ようやく今回の再見で「確かにシェーッだったんだ!」と、記憶と知識を整合できて良かったです。 その次は、正体を明かした波川女史が、ネガフィルムのように変化して消滅してしまう場面について。小学生当時から衝撃的でしたが、今回の再見で、まさに【存在を消し去る】という意味で、流血を伴うよりもセンスのある映像表現だと思いました。そして「あなたの監視役を続けているうちに、あなたは計算(機)以外の人になったのです」と言わしめる波川女史とグレンとの温かい交流が、映画の前半にもう少し描かれていれば、一層、この場面が、悲恋の名シーンとして盛り上がったのに…と思ったりもしました。 さらに統制官の「我々は未来に向かって脱出する!まだ見ぬ未来に向かってな…」は、小学生当時から強烈に刻み込まれていたのですが、他のレビュアーさん達にとっても、良くも悪くも印象深いようで…やはり名(迷)台詞なのかもしれません。 最後に、後半の怪獣登場のシーンについて。かつては気づきませんでしたが、【前作】には、日本の怪獣映画の定番ともいうべき自衛隊と怪獣との攻防シーンがありませんでした。それを盛り込んだ当作品は頑張っている!と思った一方、突風で建物や車が吹き飛ばされる場面には、他のレビュアーさん達もご指摘のように、【空の大怪獣ラドン:1956年】や【モスラ:1961年】からのカットが流用されていました。手抜きと言えばそれまでですが、同じような場面をゼロから作る手間を考えれば、これも一つの方法論と言えるかも…と思いました。ちょっと、ひいき目すぎるかもしれませんが…。 さて、採点ですが…冒頭でお伝えしたように、私にとっては【前作】とセットでインプットされている作品なので、悪い印象は持っていません。ただし、大人の視点で観ると、他のレビュアーさん達もおっしゃる通り「ギドラを操るほどの科学力があるなら、最初から地球に来てゴジラとラドンを操ってしまえば良かったのでは?」とも思えます。ギドラ自体も“操られていた”という設定だと、【前作】の「金星を滅ぼした凶悪無比の宇宙怪獣」というステイタスが揺らいでしまうかな…ということで、【前作】よりも1点を減じて9点とさせていただきます。 それでも、今回の再見で【前作】と同様、私の中に眠っていた【無邪気なガキの心】を蘇らせてもらい、少し元気になれたように思います。さ~て、今年も頑張ろう!。 【せんべい】さん [DVD(邦画)] 9点(2018-01-11 21:36:41)(良:1票) 27.人類とX星人との戦争がメインであり、怪獣達はそれに利用されたにすぎない。 X星人はあれだけ凄い科学力があるなら普通に攻めてきても余裕で地球をのっとれそうなものなのに、やってることがまどろっこしすぎて笑えた。 ゴジラに関してはおまけ要素に過ぎないので、怖いというよりも今回はお笑いパートに徹していた。とにかくその動きがユーモラスで可愛いのだ。シェーポーズは必見ですよ! 【ヴレア】さん [DVD(邦画)] 4点(2016-07-29 03:09:13) 26.《ネタバレ》 新怪獣は登場せず、しかも前作『三大怪獣地球最大の決戦』よりもモスラが少ない。 クライマックスでⅩ星人のコントロールを解かれたゴジラ、ラドンがキングギドラと戦う必然性も感じない。 もちろんグレンとⅩ星人波川(水野久美の魅力大爆発!)の人間ドラマ、P-1号、Aサイクル光線車、Ⅹ星人の円盤などのメカニック、華麗な光線描写、伊福部昭の怪獣大戦争マーチなど見所は多々あるけど、怪獣ファンとしては物足りない。 やはりゴジラサーガは『三大怪獣地球最大の決戦』でゴジラ、ラドンが人間たちといちおう和解したことにより一段落したのであろう。 【ガブ:ポッシブル】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-01-23 19:13:59) 25.《ネタバレ》 本多監督は一流で、初期ゴジラ映画は傑作が多いイメージ。 だから試しに借りて観た。冒頭は音楽が良いし展開も面白そうだ。 だが、次第に失速していった。 ゴジラに思い入れがない「大人の映画好き」が観たら、損したと思う気がする。 ゴジラに思い入れがない「十歳の子供」が観たら、それも退屈と思うんじゃないか。 これは1965年公開の映画。もう五十年以上前だ。 観てよかった。なぜなら、当時の怪獣映画に決別できたから。 ゴジラより、同時代の『ウルトラセブン』をレンタルしたい。 それより、大人向けの傑作映画をレンタルしたい。 子供向け作品を大人が観ると、物足りないのは仕方がないことだ。 【激辛カレーライス】さん [DVD(邦画)] 5点(2016-01-23 17:35:05) 24.この映画はオープニング・BGMが素晴らしい!(特に最初の10秒くらい)私は上映当時にリアルタイムで 観てました・・・東宝の怪獣映画は伊福部昭の映画音楽で半分保ってましたね!映像的には今思うとゴジラの 顔が中年のオッサン顔でカッコ悪かったですね(笑)。 【マロウ】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-11-28 20:49:17) 23.《ネタバレ》 怪獣映画に、宇宙人による侵略ものをミックスした作品。あくまで対X星人がメインで、怪獣は一歩引いた形になるのですが、それでもかなり面白かった。「電子計算機に支配され、命令を聞くだけ」というのは現実世界への風刺なのでしょうが、それを味付け程度にとどめて基本的に娯楽作品に徹したのがよかったです。 関沢新一の脚本は、アメリカ調の明朗快活なユーモアが持ち味のひとつですが、前作『地球最大の決戦』あたりから、その扱いが変わってきているようです。笑いの要素を人間でなく怪獣が受け持つようになってきました。前作なら、ゴジラとラドンの間での岩の投げ合い・それを見るモスラという場面が典型でしょう。ぬいぐるみ自体も目がクリクリ動くようになったりと、表情豊かになっています。本作では抑えられていますが、X星で目覚めたゴジラが伸びをするあたりにおかしみが感じられます。ゴジラの「シェー!」もその路線として出てきたものでしょう。これらは一般的には「子供向け」と捉えられているようですが、それは少々違うと思います。あくまで笑いを取る「ユーモア」の要素を怪獣が表現しているのです。もっともそのため、怪獣が「お芝居」をするようになった結果、人間くさくなって怪獣が持っていた脅威や巨大さが薄れたのも事実でしょう。しかし円谷英二監督としては、怪獣を単に「出てきて暴れる」存在ではなく、演技をつける「役者」として捉えていたのではないかと思います。 閑話休題。本作はメインの出演者にゴジラ映画初登場の方も多く、水野久美・沢井桂子の2人は共に魅力的。ニック・アダムスも、陽気なアメリカ的演技が本来シリアスな物語の中でいいアクセントになっていたと思います。やっぱりこの頃の東宝怪獣映画は、問答無用で面白いです。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-09-15 08:00:46)(良:1票) 22.《ネタバレ》 コミカルなゴジラが観れます。少々おふざけが過ぎるような気もしますが。近年のゴジラしか知らないので、カルチャーショックです。ストーリーの展開はめちゃくちゃです。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-09-03 19:09:47) 21.《ネタバレ》 X星人対日本人というこじんまりした話なのに、全く関係のないアメリカ本土がキングギドラに街を襲われバチかぶってしまってたという事実にアメリカ政府が大激怒。 ならば、ここはひとつ日米安全保障条約の継続の為に、ゴジラかラドンのどちらか一体をアメリカにお譲りするというのが良い解決方法なんじゃないだろうかと思ってみたりする。どちらを譲るかはそのうち発表になるはず 大方の予想ではきっと人気が無いほうのラドンのほうを放出だろうとの見方有り。 ただし、ラドンは日本語しか話せない為、アメリカ側としてはバイリンガルなゴジラのほうを熱望しているとの情報。共同通信社発表のものによる。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-08-19 23:55:45) 20.《ネタバレ》 謎のSFチックな部分がまったく機能しておらず、徹底的に足を引っ張っている。大体、怪獣がそんなに戦っているわけではないので、タイトルに偽りがありまくってるじゃん。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2014-08-01 03:07:55) 19.《ネタバレ》 本多猪四郎がメガホンを取っていることもあり、終盤の街でのゴジラ&ラドンの大暴れは見応えがあります。また人間ドラマも子ども向け映画にしてはちょっとほろ苦いテイストとなっており、水野久美演じる(美しい!)波川とグレンとのロマンスが良い塩梅です。ニック・アダムスは「バラゴン」でもそうでしたが結構いい演技しますね。 ゴジラのシェーは絶対笑っちゃいますよね、あんなの。個人的には作品の個性として受け止めてます。ああいうアホみたいなゴジラが観れるのもこの作品の魅力(?)。 【民朗】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-07-27 22:30:27) 18.前作と打って変わってSFテイスト。それにしても宝田明は方々で大活躍だなあ。発明家の兄ちゃんもいい味出てて、それまでのゴジラシリーズに無いキャラでとても好きです。ニック・アダムスの熱演が、逆に全体から浮いてるところもいい(笑)。ところで、特撮シーンって他の映画から使い回しとかしてるんですかね?風で吹き飛ぶ町に「ニューカーク」の文字があったような気がしたんですが・・・。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-08-16 11:14:51) 17.「少年ブック」江原伸作画の漫画版とともに忘れられない映画。レディガードも面白いアイディアだったし、X星人役土屋嘉男のラストのセリフ「我々は未来に向かって脱出する、まだ見ぬ未来に向かってな」は、滅びゆくものの美学も込めた、負け惜しみの名セリフだ。だが、怪獣映画はこれで行き詰まりではないか。怪獣が宇宙人や地球人に操られるようになったら、その魅力も半減してしまう。ゴジラの「シェー」は、可もなし不可もなし。 【風小僧】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-12-22 23:39:33) 16.《ネタバレ》 SFチックな前半から、話が次第に荒唐無稽に…そして怪獣が破壊の限りを尽くし、最後はグダグダの怪獣プロレス。 X星人が、一回地球人を騙す理由がわからない。一息にキングギドラを連れて来ちゃえば良いのに、ゴジラ・ラドンの捕獲も自力でやっちゃえるんだし。 自分たちの弱点である「特殊な音波」を発生する機械に、対策を施す事もしないで、飼い殺すって発想がスゲー!X星人って意外と人間的かも。電磁波って、電波のことだから、それで(よしんばキングギドラは別としても)ゴジラが操れる理屈が分からん。それなら直接、人間操ったらどうだ?また、電波に載せた「特殊な音波」は、敵さんがラジオ聞いてないと効かないと思うし、もっと驚愕なのは、電子計算機が星人と同様にそれで誤動作する事だ。 最後、「まだ見ぬ未来に向って脱出する」なんて、カッコ良さ気に持ってこうとしてるが、彼らに一片の同情もできないから、何にも感じない。彼らが地球の水を欲しているらしい描写が前にあったが、直接の要求をしていないので、彼ら側に理由があって「止む終えなかった感」が無いからだ。それどころか、「ゴジラ貸せ」ではなく「少し水ください」って言えば、ガンの特効薬と交換で、くれた可能性は高いと思う。 日本家屋や、古い工場なんかの壊れる様は、実に良く出来ている。もろい壁と、それを支えている木の柱などの混じった様は、本当に凄い。それと、この映画の中で、ワンカットだけ度肝を抜かれる特撮がある。ゴジラが崩しているビルの中で走って逃げている人の、その前景に瓦礫が落ちるシーン、今までの東宝特撮には出てこなかった表現。どうやって撮った? さて、洗脳から溶けた両怪獣のバトルが少ないのが、今作のとても良い所だ。トカゲと鳥を一緒に閉じ込めても、普通はいきなり殺し合いしないものね。こういう所、子供相手の映画では結構重要なんじゃないかと思ってるのだが。 水野久美さんの美しさと、先の特撮映像に、5点。ゴジラの「シェー」に-2点。で3点。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 3点(2011-07-29 18:13:25) 15.この映画は私にとって悲しい思い出の作品です。当時「怪獣総進撃」が公開されていました。私は母におねだりして映画館に連れて行ってもらいました。映画館の垂れ幕には「怪獣総進撃」と書いてありましたが、窓口に行くと映画タイトルが小さく「怪獣大戦争」とあります。「?」でしたがけして安くないチケットを母が買ってくれて鑑賞すると、怪獣がたくさん出てバトルするはずなのに、3匹しか出ていない! 大人として判断のつかなかった母親に怒りを覚えましたが、許せないのは映画館です。旧作を新作であるかのように見せかけたこんな詐欺的な上映を私が住んでいた田舎の映画館は平気でしていたのです。いわゆる「見せ物小屋」のインチキ商売となんら変わりありません。「昭和」が「平成」の今、もてはやされていますが、私の中には精神的にも物質的にも貧しくて暗いイメージがあるのですが、この体験が大きく影響していることは否定できません。 【ジャッカルの目】さん [試写会(邦画)] 5点(2011-02-05 09:30:59) 14.《ネタバレ》 6作目。冒険活劇としてうまくまとめてあり高得点。 いたるところで辻褄が合っていなかったり、幼稚な設定で突っ込みどころ満載なのだが、テンポのよいストーリー展開と軽妙なセリフの掛け合いで最後まで一気に楽しめた。 準主役の外人のグレンが、アメリカンな乗りのいい演技(納谷悟朗の絶妙な吹き替え)でハリウッドっぽく仕上がっているのが非常によい。主演の宝田明も、グレンとの掛け合いのアメリカンな演技でぴったりマッチしていた。 無理に子供向けを狙ってはいないが、子供が見ても判りやすいし、特撮のカメラアングルも迫力重視で多少ワイヤーが見えても気にしない感じで、のびのび作った感がある。 ゴジラの顔がかなり可愛くなって、動作もコミカル、特に宇宙に運ばれる時の尻尾を丸めた姿は非常に可愛く、「ゴジラ」が子供中心の人気キャラになる要素が完成しているし、冒険活劇の中でその事に対する違和感がないのもシナリオの妙。 第1作ゴジラが「名作」であったシガラミから完全に開放され、「怪獣」は出てくるが存在の意味を考える必要がない冒険活劇として完成した「B級名作」かもしれない。 【nobo7】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-01 00:59:30)(良:2票) 13.《ネタバレ》 グレンと波川の悲恋に涙が出そうになりました。非情な人たちが多いX星人の中で、彼女だけは、最も地球人らしく人間らしいキャラクターだと思います。 地球人と怪獣(ゴジラとラドン)が一丸となってX星人そしてキングギドラを倒しました。 【哀しみの王】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-06-20 19:26:23) ★12.ゴジラの「シェー」でお馴染みの本作(今回久しぶりに観るまで、その点以外はすべて記憶から飛んでました)。本作に続く「~南海の大決戦」では、ゴジラは鼻の横をポリポリ掻いて見せるのだから、これは要するに、「“イヤミ”と“加山雄三”は同レベル」ということを意味してます。すばらしい。さて今回のオハナシはと言いますと、キングギドラ退治のために、地球人に対し「怪獣のレンタル」を依頼してきたX星人。地球側の快諾を受け、ゴジラとラドンを連れ去ってしまうのですが、実はすべて地球征服のための計画だった、てな訳ですが。湖から引き上げられて宇宙船に連れ去られる、丸まったゴジラが結構カワイイんです。で、X星に連れて行かれたゴジラが例の「シェー」をやって見せる、これが全編の白眉(?)。再び地球に戻されたゴジラとラドンは、X星人の手先となり、破壊の限りを尽くすのでありました。とは言っても、暴れてる場所がド田舎で、古民家みたいなのばかりを破壊するのが、何だか弱い者イジメを観ている気がしてきます。そもそも、X星人、これだけの科学力があるのなら、「ゴジラとラドンをコントロール」なんぞというハンパな攻撃方法をとらないでもいいのでは?というのは言いっこなし、ですかね。それにしても、グレン飛行士。失礼かもしれないけど、その顔、なんとかなりませんかねえ、ははは。よく街でみかける、白人男性と日本人オネーチャンのカップル、オネーチャンの方は「私、バイリンギャル(死語)よ」「やっぱり付き合うなら欧米人よね」みたいな顔をしてますが、男の方は大抵、こういうグレン飛行士のような安っぽい顔してますね(笑)。欧米人なら何でもよいのか、と。我々日本男児は、この顔にも劣るのか、と。そういうオマエは一体何を怒ってるんだ、と。いや、怒ってませんけど、グレンの顔が、「シェー」以上のインパクトがあったもんで。そういう意味では(どういう意味?)X星のトーセーカンって、ほんとうに日本人っぽいよね 【鱗歌】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-05-05 10:31:56)
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