みんなのシネマレビュー

2012(2009)

2012
2009年【米・カナダ】 上映時間:158分
サスペンスSFパニックもの
[ニイゼロイチニイ]
新規登録(2009-05-01)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2018-04-03)【イニシャルK】さん
公開開始日(2009-11-21)
公開終了日(2010-03-19)


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監督ローランド・エメリッヒ
キャストジョン・キューザック(男優)ジャクソン・カーティス
アマンダ・ピート(女優)ジャクソンの元妻 ケイト
キウェテル・イジョフォー(男優)地質学者 エイドリアン・ヘルムズリー博士
タンディ・ニュートン(女優)アメリカ大統領の娘 ローラ・ウィルソン
ダニー・グローヴァー(男優)アメリカ合衆国大統領 ウィルソン大統領
オリヴァー・プラット(男優)アメリカ合衆国大統領首席補佐官 カール・アンハイザー
トーマス・マッカーシー(男優)ケイトの現在の恋人 ゴードン・シルバーマン
ウディ・ハレルソン(男優)チャーリー・フロスト
ブリュ・マンクマ(男優)ヘルムズリー博士の父 ハリー・ヘルムズリー
スティーヴン・マクハティ(男優)アメリカ箱船艦長 マイケルズ
パトリック・ボーショー(男優)仏国立博物館館長 ロラン・ピカード
ジョージ・シーガル(男優)ミュージシャン トニー・デルガット
ヘンリー・オー(男優)チベットの高僧 ラマ師
フランク・C・ターナー(男優)牧師
ジミ・ミストリー(男優)インドの科学者 サトナム
リサ・ルー(女優)ニーマとテンジンの祖母
家中宏ジャクソン・カーティス(日本語吹き替え版)
林真里花ジャクソンの元妻 ケイト(日本語吹き替え版)
藤貴子ローラ・ウィルソン(日本語吹き替え版)
中井和哉エイドリアン・ヘルムズリー(日本語吹き替え版)
安原義人チャーリー・フロスト(日本語吹き替え版)
宝亀克寿ハリー(日本語吹き替え版)
村松康雄(日本語吹き替え版)
佐古真弓タマラ(日本語吹き替え版)
諸星すみれ(日本語吹き替え版)
東條加那子(日本語吹き替え版)
廣田行生(日本語吹き替え版)
脚本ローランド・エメリッヒ
ハラルド・クローサー
音楽ハラルド・クローサー
撮影ディーン・セムラー
製作ラリー・J・フランコ
ハラルド・クローサー
ローランド・エメリッヒ
コロムビア・ピクチャーズ
製作総指揮ウテ・エメリッヒ
マーク・ゴードン
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
特撮デジタル・ドメイン社(視覚効果)
ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
CAスキャンライン・プロダクション(視覚効果スーパーバイザー)
グレッグ・ストラウス(視覚効果スーパーバイザー)
美術エリザベス・ウィルコックス〔美術〕(セット装飾)
ドン・マコーレイ(美術スーパーバイザー)
衣装シェイ・カンリフ
編集デヴィッド・ブレナー〔編集〕
録音ゲイリー・A・ヘッカー
ポール・N・J・オットソン
スタントエド・アンダース
ブレット・アームストロング
J・アーミン・ガルザ二世(カメラ・カー)
あらすじ
古代マヤ文明の暦は完璧な精度を誇るものであった。しかし、その暦には西暦2012年以降が存在しない。そこにあるのは世界の終末なのか…? 太陽の異常な活動に起因して、地球内部でも想像を絶する変化が起こり始める。科学者たちは未曾有の天変地異を予見し、先進各国のトップは協力しあいながら対策を講じようとする。やがて訪れる大災害。人類は、そして地球の運命は? 「インデペンデンス・デイ」や「デイ・アフター・トゥモロー」のローランド・エメリッヒ監督が、圧倒的なCGで世紀末の地球を描ききる!

タコ太(ぺいぺい)】さん(2010-06-26)
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【クチコミ・感想】

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48.《ネタバレ》 なにこの船にのってる一般市民は全員10億ユーロ払ってるの?(不法侵入のぞく)
ストーリー的にはこの人全然変わらないね。涙腺にぴくりともこないありきたりな
1999年あたりにはやった地球滅亡パニック映画と代わり映えなし。本当に映像だけ。
まあそれだけを期待していったんだけどね。 とまさん [映画館(字幕)] 6点(2009-12-23 10:45:46)

47.《ネタバレ》 CG本当にすごい!崩落していくビルや高架の道路、津波に飲み込まれていく豪華客船など、怖いを通り越して、もう美しいとまで思えてしまう。「していく」様子をきっちりと見せているのよね。ストーリーも極限の状況の中で、国民や家族の為に確固たる決断をするアメリカ合衆国大統領なんて見応え充分で、大いに盛り上がりました。この映画すごいなって思ったんですよ、ここまでは。だけど悲しいかな、以降の物語はどんどん怪しい展開に・・・。空中でエンジン停止した輸送飛行機、ハッチを開けて車で皆を脱出させて、雪山着陸もギリギリ成功と思いきやイケメン操縦士、ドリフの様な間合いで飛行機ごと奈落の底に。あらら。それでも皆で一致団結と思いきや俺ユーロパス持ってるから、じゃあな、みたいに親父あっさり裏切り。あららら。裏切られても現地中国人を味方に付けて舟に不法に侵入。仕返しとばかりに入れない親父に親指を突きつける。ざまーみろって感じなんでしょうね。不法侵入してるのに。10億ユーロ払っていないのに。そして、その侵入が原因で金具を歯車に引っ掛けてゲート閉まらなくなってエンジン掛かんなくなって津波迫ってきて、なぜかその津波に向けて鐘をゴーンゴーンって訳が分からない・・・。前半あんなに素晴らしかったCGも大統領の活躍も、この津波に流されちゃったという事にさせて下さい。後半はもうまとめきれません。 はらへりさん [映画館(吹替)] 5点(2009-12-22 01:38:30)(良:1票) (笑:1票)


46.《ネタバレ》 それほど大きくないもののフルハウスな映画館で鑑賞。映像が素晴らしい、アトラクションに乗ってるかのような楽しさ!ストーリーはもうどうしようもないが。生き残った人間より亡くなった人間の方がよっぽど人間らしいわ。 たいがーさん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2009-12-21 16:06:59)

45.いや~、楽しかったです!
前半のカリフォルニア壊滅シーンでは、主人公一家が神がかりとしか言いようのない危機回避能力で、地割れやビルの崩落から逃れ続ける。
そのCGのまあお見事なこと!
「スゴイ~~!あり得ない~~!!わははは~~」と、さすがに声には出さないが、肩を揺らして爆笑するわたしを、睨む隣のヒト…。
だけど、正直ウキウキしてしまうんだから仕方がない。

ってか、この映画、コメディなんじゃねーの?コメディなんだよね??

というワケで、ここまでの凄い技術をコメディに注いでくれる、その贅沢さに4点献上!
poppoさん [映画館(字幕)] 4点(2009-12-18 06:48:18)

44.《ネタバレ》 劇中に「プレートがもたない」と云う台詞の字幕を見て、これは「日本沈没」ならぬ「世界沈没」の話であると気がついた。その後の噴火や津波のダイナミックな表現を見るにつけ、邦画「日本沈没」の描写はなんと稚拙であったことか、などと他の映画と比べてCGの凄さに感心していたんだけど…。でも、底の浅いヒューマニズムや家族の絆みたいなもので最後のヤマを作った時点でこの映画の株は暴落し、国土を失った民族の行く末に言及していた73年版「日本沈没」の方が格段に芯があったと思った次第。まぁ邦画との比較じゃなくとも、脚本はお粗末です。崩壊のその日まで国民に事実を秘匿し続けて、金持ちだけ避難するってどんなザル計画なんだよ、と。そのご都合を米大統領が残ることで相殺したようだけど、それこそご都合主義。そんなザル計画でも、自分の財力ではとても乗船できなかったことが腹立たしく、最後まで不快なしこりが残った。ゲートが閉まらず箱舟が危機に陥る原因がホントにしょぼくて、せっかくの一大スペクタクル映像と釣り合っていない。自分たちの船が危機を脱出したことより、あの親父が生きていたことで喝采が湧く描写にリアリティはありません。何より、アフリカ大陸がほぼ元のカタチで残っていたことを考えると、あんな船を作って金持ちだけで逃げるより、早めに警告してアフリカのどこかに避難施設を作った方が多くの人が助かったんじゃねーのか。田所博士ならきっとそう叫びますね。全体として見れば、ほぼ全人類を殺しても楽観的に終わる、いつものエメリッヒ節でした。ストーリーだけなら1~2点の内容。残りは全部映像の点数。そこはさすがでしたよ。 アンドレ・タカシさん [映画館(字幕)] 5点(2009-12-18 02:51:53)(良:1票)

43.従来より、監督としてよりもプロデュースの才の際立つエメリッヒ作品。広く浅く、最大多数の国際市場に配慮した人種・世代・階級・業種の多様な配置は鉄則通り。出資出演協力の政・産・軍への律儀な配慮もぬかりない。よってドラマパートはひたすら無難かつ平板ながらも、米軍自体が街を破壊しまくる『GODZILLA』のような毒も随所で垣間見せてくれて面白い。あるいは、登場人物に感情移入させかけたところで即物的な死を与えてしまう意地悪い資質。地割れ・噴煙・津波との追っかけ(水平運動)と、ビル崩落・火山弾・絶壁・舷側のサスペンス(垂直運動)を組み合わせた縦横の活劇のひたすらな連打は、2001年に起きた「映画のような」事件(9.11)の映像とそれ以降の表現自粛に対する「映画」の挑戦でもあるかのようだ。『デイ・アフター・トゥモロー』(2004)の時点では「倒壊」を自主規制せざるを得なかったエメリッヒの本領発揮といえる。 ユーカラさん [映画館(字幕)] 7点(2009-12-16 19:15:03)

42.《ネタバレ》 たまにしか映画館に行けないので、ほとんどの映画はDVDで観ます。貴重な映画館に行く機会には当然、「映画館で観るべき映画」をチョイスするわけですが、見終わって「DVDでも良かったな~」と思うこと数知れず。そんな中、久々に来た甲斐があった(当然でしょうが)と思わせてくれました。CGの技術は日進月歩でしょうが、時々その進歩を感じさせてくれる発表の場的な映画は必要かと思います。そして私は、そのような作品の公開を心待ちにしている者の一人です。突っ込みどころ満載なのは当たり前、テーマやストーリーは何でもいいからとにかくすごい画面に圧倒されたい、と思う私には文句なしでした。もうこれ以上、地球を破壊するのは無理なような・・・ あとが困るのではないでしょうか。太陽系丸ごとつぶすとか・・・ ベッカーさん [映画館(字幕)] 10点(2009-12-14 21:21:09)

41.《ネタバレ》 含蓄ある映画だった。太陽フレアにまつわるパニック映画としての体裁をとっているが、リーマンショック後の世界同時不況とその後の壊滅的な世界経済をもじったものだろう。2012年にドル暴落により米国経済が壊滅的打撃をうけるのでは?との予測がある。アラブの王族にチケット購入を勧める場面での「ドルではなくユーロだ」との台詞はまさに基軸通貨としてのドル終焉の意味が込められているし、方舟建造場面での「さすが中国人」という台詞は今後の世界経済の命運が中国の成長にかかっている現実を表している。太陽フレアによるパニックはそれはそれとして、「現実にすでに世界に起きた未曾有の大災害」米国の一部資本家による強欲がそれを引き起こしたとされているが、「大災害はすでに起きてるんだよ」というメッセージにとれた。ロシアの金持ちももちろん今回の経済危機に深く関与しているため、準主役級で登場させたと思われるが、その金満ぶりを否定的に描いている。美容形成外科医も制作者からすると「金をふんだくる悪人」なのかな。金、金、金の世の中を否定する主題が強く込められていた。オバマが経済立て直しを民衆に訴える演説イメージが重なる。映画自体の造りも映像のダイナミックさは映画としての楽しみを十分満たしてくれるものであったし、「信じられないような奇跡の連続」にしても、だいたいが80億人の人間が死に、わずかな人間が生き延びるわけで、「それくらいの奇跡の連続を体現」できた人でなければ生きのびられないわけで、当然の描写である。世界同時不況で現実にどれくらいの人間が不幸に陥れられ、命を絶たれたか、そう考えずにはいられない映画だった。 小鮒さん [映画館(字幕)] 10点(2009-12-14 12:47:54)(良:2票)

40.《ネタバレ》 見ろ!人がゴミのようだぁ!!と大佐が大喜びされそうな大スペクタクル映画。これだけの映像を用意すれば脚本なんてどうでもいいです。そもそもエメリッヒ監督に人間ドラマなど求めちゃいません。けど劇場内は結構泣いている人がいたっけ。さて、これまで宇宙人襲来やらマンモス大暴れやらで地球を壊し続けてきたエメリッヒ監督が満を持して投入してきた史上最大の地球破壊映画。こんな大スケールかつエグいディザスター場面を見せられては今後は災害パニック映画は作りにくくなっちゃいますね。映像と音響で満腹になったので細かなことは言いたくありませんが、チベットの描写が滅茶苦茶すぎて失笑でした。チベット人を中国人が演じていたり、お婆ちゃんが鶏を屠殺するなどチベットに対するリサーチが足りなさすぎ。せっかく唯物現代文明とチベット仏教という対照的なモチーフを用意したにも関わらず残念です。チベット寺院になぜ日本の梵鐘があるのかと小一時間…。まあエメリッヒは「いいじゃん楽しければ」とか言いそうでもうあきらめてます。そんなエメリッヒ映画が好きです。Good(ロシア訛りでネ)! トトさん [映画館(字幕)] 6点(2009-12-11 02:19:51)(良:1票)

39.《ネタバレ》 大陸を襲う大地震、大噴火、大津波。同じ観るなら映画館で観なきゃ。家族愛を大きなテーマの一つとして扱っているようですね。ただコトが起こるまでの前置きを長く感じてしまいました。あとたくさん人が死んで建物が壊れたのにハッピーエンド的な終わり方はいかがなものかと…。 獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 6点(2009-12-11 00:06:32)

38.《ネタバレ》 強烈にひどい映画。映像のイメージから期待しすぎちゃったかも。◆2012年が人類滅亡ということで、マヤ文明やホピ族の予言の奇妙な一致から入るのかなあ・・。と思っていたら、会話の一部分に出てくるのみで、あっさり滅亡確定。◆崩壊が始まってからは「地割れ→ギリちょんで逃げる」のワンパターン回避方法。◆主人公の小説家にとって都合の悪い人物はどんどん死んでいくご都合主義なストーリー。元奥さんの再婚相手が死んでしまうのは可哀そうすぎる!◆ノアの方舟に乗り込むところのドアが閉まらないくだりはまるごといらないのでは?見終わった後には「油圧チェンバー」という単語しか印象にのこらなかった(油圧チェンバーに工具が挟まってしまい、ドアが閉まらなかった)。◆感動もスリルもない、映像だけの映画。 らいおんさん [映画館(吹替)] 1点(2009-12-10 12:48:55)(良:2票)

37.《ネタバレ》 大規模な地割れで崩壊する都市、降り注ぐ隕石、ズタズタになった大地の跡など圧倒的な迫力の映像には背筋も凍るような恐ろしさがある。
しかし、皆さん往生際悪すぎ。地球終わるなら人類滅亡したっていいでしょ。
ノアの方舟をきどるなら人類は一つがいちょっとで十分でしょ。

誇り高く死を選ぶ人達も描かれた前半はなかなか良かったが、後半となると生にしがみつくお偉いさんやお金持ちの乗った船と、無銭乗車しようとする平凡ファミリーしか描かれず、到底応援する気になれない。もういいから早く滅亡してしまえという気にすらなった。あんな不死身のパパさんに感情移入しろって方が無理だ。

ともあれ、映像はハンパなくすごかったから、損した気にはならなかった。
2時間半超えの長さを全く感じさせなかったのも偉い。
DVDで鑑賞するのは厳しいかも。 すべからさん [映画館(字幕)] 6点(2009-12-09 13:30:19)

36.CG見たさに映画館に行きました。
まあ、ストーリーは面白くないです。
結局シリアスにもなりきれず、コメディーにもならない。
CGふんだんなんだから普通に作れよ!ってエメリッヒには言いたいです。
いろんなものに迎合して無意味にしてしまっているように思います。
でもこういう通常では見ることが不可能な画像はそれだけで観る価値があるように思います。まあつまらないですが劇場で観る意味はあると思います。TVじゃ味わえないですよ。 森のpoohさんさん [映画館(字幕)] 6点(2009-12-07 00:36:34)

35.《ネタバレ》 ■エメリッヒ印の映画は、極力前の席に陣取って、視界一杯に拡がる大迫力映像を堪能するに限る。そうするがための映画なのだから。■今のところの平均点が随分辛いが、製作意図(こんなにあからさまな製作意図もない)を基準に採点すれば、ほぼ満点である。■一応、第二の製作意図があって、それは極限状態に置かれた人間たちのドラマだそうだ。オマケと思って観れば、良く出来てるほうだと思う、どころか、ピアニストと地質学者父子の電話でのカラミでは、涙してしまった。館内でも、すすり泣く声が。そういえば、『デイ・アフター・トゥモロー』でも父子再開のシーンで目頭を熱くしてしまったから、僕はエメリッヒのヒューマンドラマに泣けるという珍しい部類の観客かもしれない。■それにしても、空母ジョン・F・ケネディがホワイトハウスを襲ったり、エアフォースワンが方舟に突っ込んだりと、やけに皮肉の効いた「破壊」が多いが、今のアメリカを考えるに、皮肉以上の意味を感じ取るのは容易だろう。 麦酒男爵さん [映画館(字幕)] 9点(2009-12-06 15:25:02)

34.《ネタバレ》 ローランドエメリッヒ監督の過去の作品を列挙すれば分かることだが、
全体的に「極限状態での人間」を力点に置いた映画作りが多い。

本作もしかり。監督の伝えたいメッセージはシンプルで、
「極限の状況に追い込まれてもなお人間に残っているモノは何ですか」
「生きることよりも大切なモノはありますか」
という問いだと思われる。

妥当な解答は愛とか家族とか希望であることは、この映画を見なくとも簡単に想像できる。
これは人間の尊厳であるが宗教的な価値観が多分に含まれる内容でもある。

しかし終末が近付くにつれ現代にはびこっている幻影はことごとく打ち砕かれるのだが、
なんと驚くことにこの幻影の中に一般的な宗教観の「神」が入っており、
逆に幻影かと思われていた「現代社会」が幻影ではなく最後には人類に救いと希望を与えたのである。

ここである論理的な思考をしてみる―――。
もしある宗教的な教義が世界的に実践されていたならば、
現代の科学力は間違いなく質素だと思われる。
宗教的な神を否定してたアインシュタインの相対性理論は生まれず、
その影響と功績で確立した量子論や素粒子物理学も実用性は皆無であったはず。
言うなれば現代のIT社会は訪れなかったのである。

となると2012年で起きるカタストロフィは映画のようには回避することができず、
人類滅亡は必然であり換言すれば「神が望んだ」シナリオそのものである。
しかし映画では宗教の英知を包み込んだ人類の英知が神の作った宿命を跳ね除けたのであった。

だから私はこの映画を見て「神は死んだ」とニーチェの言葉が喚起され、
願わくば映画の最後で「夢オチ」に似たフィクションの中のフィクションを求めたが、
監督はこれまたニーチェのように「力への意思」を訴え、
「徹底的に運命を受け入れ今ある生を肯定せよ」と「超人」になることを観客に提示するのであった。

人類滅亡の危機を神に救われることなく自力で生き抜いた人間達の宿命は、
究極の自己責任のもとで希望ある未来を創造することではなかろうか。 クロちゃんさん [映画館(字幕)] 10点(2009-12-06 09:23:33)

33.《ネタバレ》 そうです、あなた方が原因で閉まらなかったんです。水が入ってきた原因はあなた方です。それをもっと理解してください。 アスモデウスさん [映画館(字幕)] 5点(2009-12-06 00:58:01)(良:1票) (笑:2票)

32.最高の技術を最低の脚本で無駄遣いしている最悪映画。
「あぁぁぁぁぁ!」と叫んで踏ん張るか、祈るかできれば大体どんな危機でも乗り越えられるみたいです。こんなのはドラマでも何でもありませんね。 ととさん [映画館(字幕)] 2点(2009-12-05 19:01:55)(良:1票)

31.《ネタバレ》 某TV番組で日本の若い人がCGの責任者のとしてがんばっていたということを知り,映像目当てで見た作品。映像は確かにすごかったとは思う。飛行機で脱出シーンが3回ほどあってそれがことごとくギリギリで,ここらあたりはインディペンデンスデイの飛行機で逃げ出す最初のシーンを思わせたが,インディペンデンスデイのシリアスさがなくて,安心して見られた分,緊張感に欠けたかなあと思った。自分としてはもっとシリアスな感じの主人公にして,映画全体に緊張感をもたせてほしかった。 なかがわさん [映画館(字幕)] 7点(2009-12-05 06:58:49)

30.《ネタバレ》 非常時に人間のエゴがむき出しで衝突することで、怒涛のような展開が恐ろしくリアル。
大富豪ロシア人一家の存在感ありすぎ。中でもユーリ親父が憎らしいままかと思いきや、最期は泣かせます。親父の愛人とその愛犬にも同じくホロリ。 gatto_grassoさん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2009-12-04 12:58:30)

29.《ネタバレ》 すばらしい映像だと思う。中身はそこそこかな。シュミレーションとしては、良い方だと思う。特にアメリカ大統領が自ら死を選ぶところは良かった。また、この映画を見て次のことわざが思いうかんだ。「情は人の為あらず」。
 この映画の背景には、今の世の中の絶望感があると思う。新興国である中国、インドなどの人々全員が、先進国の人々と同じような生活をしはじめたら、地球はもつのだろうか? →もたないだろうという考えがある。→しかし、それを止める論理がない。
 また、北極圏の氷が溶け始めていて、今、何をしているかというと。ロシアやノルウェーなどの国々が石油などを掘り起こしているのだ。何という人間の強欲さだろう。
 つまり、このままだと未来がないのだ。この絶望感が背景にある。
 これを解決する方法がある。それは、この映画でも示している通り、地球全体で1つの国になることだ。これが出来れば、次のように出来る。中国人の中で先進国のような生活をしたい人は、先進国(例えば日本)へ行き、大自然の中で過ごしたい日本人は、中国の田舎にいける。それを調整することが出来る。 matanさん [映画館(字幕)] 7点(2009-12-04 12:53:53)

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【点数情報】

Review人数 168人
平均点数 5.53点
010.60% line
195.36% line
252.98% line
374.17% line
41710.12% line
53420.24% line
64325.60% line
73520.83% line
8105.95% line
921.19% line
1052.98% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review9人
2 ストーリー評価 4.04点 Review22人
3 鑑賞後の後味 4.95点 Review21人
4 音楽評価 5.75点 Review16人
5 感泣評価 5.00点 Review15人

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