みんなのシネマレビュー

阿弥陀堂だより

Letter from the Mountain
2002年【日】 上映時間:128分
ドラマ小説の映画化
[アミダドウダヨリ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-04-13)【イニシャルK】さん
公開開始日(2002-10-05)


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監督小泉堯史
野上照代(監督協力)
キャスト寺尾聰(男優)上田孝夫
樋口可南子(女優)上田美智子
北林谷栄(女優)おうめ婆さん
田村高廣(男優)幸田重長
香川京子(女優)幸田ヨネ
小西真奈美(女優)石野小百合
吉岡秀隆(男優)中村医師
井川比佐志(男優)石野助役
脚本小泉堯史
音楽加古隆
撮影上田正治
山田康介(実景撮影)
相馬大輔(セカンドカメラ助手)
製作アスミック・エース(「阿弥陀堂だより」製作委員会/製作プロダクション)
テレビ東京(「阿弥陀堂だより」製作委員会)
IMAGICA(「阿弥陀堂だより」製作委員会)
角川書店(「阿弥陀堂だより」製作委員会)
宮川鑛一(「阿弥陀堂だより」製作委員会)
博報堂(「阿弥陀堂だより」製作委員会)
プロデューサー柘植靖司
原正人(エクゼクティブプロデューサー)
椎名保(エクゼクティブプロデューサー)
配給東宝
アスミック・エース
美術村木与四郎
酒井賢
衣装黒澤和子(衣裳アドバイザー)
編集伊藤伸行(編集助手)
録音紅谷愃一
照明三善章誉(照明助手)
あらすじ
信州の田舎に、東京から中年の夫婦が越してくる。妻は、東京で、優秀な医師として活躍していたが、パニック障害に襲われ、夫婦は、妻の病気の癒しを求め、夫の田舎での生活を始めたのだ。夫は、10年前に新人賞をとったまま、最近ではペンをとることも少ない売れない作家。無医村の村で、妻は、週に3回の診療を始める。村の死者を祭る阿弥陀堂に住むおうめ婆さん、難病と闘う少女小百合、そして末期のがんを自然体で受け止め身辺を清らかにする幸田先生、彼らとの交わりと信州の自然が、妻の心を次第にほぐしていく…。

みんな嫌い】さん(2004-02-11)
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【クチコミ・感想】

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46.《ネタバレ》 美しい日本の農村風景と共に描かれるのは、人の「生き方」です。主人公夫妻が田舎で始めた生活は、象徴的に引用される宮沢賢治の詩『雨ニモ負ケズ』そのもの。田村高廣は天寿を全うするかのように静かに余生を送くる日々。北林谷栄の質素な暮らしぶりからも、テーマが伝わってきます。富と名声を望まない慎ましい生活の素晴らしさ。良く生きることは、良く死ぬことと同じ。理想とする“人のあり方”が本作では描かれています。共感できますし、穏やかな気持ちになれました。ただ気をつけたいのは、本作から学ぶべきは“生き方の姿勢”“心の持ち方”であるということ。“田舎暮らしのスローライフ”が素晴らしいのではありません。ここは注意が必要です。本作では、“意図的に”田舎暮らしの短所を描いていません。自然と共に生きることは、その厳しさをも受け入れること。それに田舎の人間がみんな素朴で温かだと思ったら大間違いです。生きることの厳しさは都会であろうと田舎であろうと同じ。その前提は変わりません。このことを承知している人に向けた作品なのだと思います。生きることに厳しさは付きもの。だからあえて描く必要は無い。田村高廣の病の苦しみ、小西真奈美の副作用の辛さを描いていないことからも、そのことが感じ取れます。監督の優しさだと思います。厳しさを知ってこそ響く優しさ。いいお話だと思います。しかしその反面、本作を素直に肯定できない自分もいます。やっぱりお金は欲しいし、人から尊敬もされたい。いろいろな事に執着して生きて行きたいと思うのです。それが生きる力でもあります。ですからいつの日か、穏やかな気持ちで本作を受け入れられる日が来るといいなと思います。 目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-01-05 18:11:56)(良:1票)

45.《ネタバレ》 都会に住んでいると、死というモノを身近に感じることはないが、田舎では生と死が隣り合わせで境界があいまいであるという環境において、医師として人の死に接する事によって「大切な何か」を抜きとられた人が、ことなる環境においては人の死に接する事によって癒されていくという事か。その変化を医師として立ち会った「死の瞬間に夕日が差し込む」という同じ情景で描くのは悪くないのだが、片やビルの谷間から指す夕日、家族も誰もいない、病院の一室で医師に看取られる個人タクシー運転手、片や、山の谷間から差す夕日、大勢の人間に、自宅で看取られる、ダンナの師匠 という事でコントラストしているようだが、あまりにも極端というか、あざとい田舎賛辞にも思えて、折角の自然体というか(これも作られ感があるが・・・。特に子供の描写は気味が悪いぐらい)、淡々とした展開が、最後に思いっきり過剰演出してしまった事により、作品としてのチグハグ感が否めない。 東京50km圏道路地図さん [地上波(吹替)] 4点(2006-06-11 13:28:40)

44.とっても薄~いカルピスを飲んでる感じの映画でした。冗長なストーリーと、美しすぎる田園風景と、善人しかいない村の暮らし。そしてときどき繰り出される薄っぺらな“人生訓”。別に悪くはないんだけど、現実の周辺を忍び足で歩いている印象です。大人のメルヘンといったところでしょうか。終盤で寺尾が書いていた“小説”は、絶対に売れないと思います。 眉山さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2006-06-09 01:28:23)

43.ナンマンダブ,ナンマンダブ・・・ マー君さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2006-06-01 15:26:55)

42.淡々とした流れの中に死というものがテーマとして描かれている。しかし、やはり単調な感じは否めず、観ていて飽きる。ドキュメンタリー的な部分もちょこちょこ入っていて、それに合わせたのか北林谷栄さんの演技が実に自然で驚かされる。これを演技と思わない人もいるんじゃないかとも思えるほどに自然。なんともリアルに普通のおばあちゃんを演じている。この演技を見られただけでも損はしなかった。 MARK25さん [DVD(邦画)] 3点(2006-05-25 06:52:18)

41.《ネタバレ》 老若男女というものを含め、今自分の持つあらゆる背景により一番評価が左右される作品だろう。はっきり良とできる強調材料は北林谷栄(さすが)と樋口可南子(失礼ながら以外だった)の配役の妙ぐらいなのかもしれないが、逆に目立つ欠点も感じず安心して鑑賞できる映画だったように思う。自分の「今」に合っていたのかな。余韻がとても快い。ただ、「服と車」。原作の表現を知らないが、狙いは理解するにしても、この描写は少々あざとい。 monteprinceさん [DVD(邦画)] 9点(2006-05-04 00:22:43)

40.いいんだよ~いいんだけどさ~寺尾聡は何やってんだよ!仕事しろよっ仕事!最後に子ども作っただけか>< 「雨あがる」は良かったのに・・ ハリウッドが物理的な作られた世界ならこれは精神的な作られた世界。そんなに人間はいい人ばかりか?40歳過ぎたらもう一回見てみよう かまるひさん [地上波(字幕)] 3点(2005-11-03 14:31:02)

39.確かに映像はきれいでよかったんだけど、僕には長野県の観光PRビデオにしか思えなかった。寺尾聰は一日中釣りをしたり子供たちと遊んでばかり。まるでこうやって自然の中でのびのび生きるのが理想的だと言わんばかり。でもそれって田舎をただの「自然がたくさん残っててきれいな所」ぐらいにしか考えてない都会人のエゴなんじゃないの、って僕なんかは思ってしまう。 とかげ12号さん [DVD(吹替)] 5点(2005-10-27 23:49:39)


38.うさんくさく感じられた。 Sleepingビリ-さん [DVD(字幕)] 2点(2005-08-31 17:56:17)

37.自分は田舎は好きで、さらに田舎の物語というのも好きなほうだが、この作品はどうも面白いとは思えなかった。あまりに自然を映しすぎだし、展開が淡々としすぎというか、テーマも、焦点があってないカメラのような、ぼやけた印象を受けた。エンディングロールを見ていたら案の定原作があったので、もう一度そっちのほうを読んでみたい。これは小説向きの作品だと思った。映画にするにはちと難あり(汗)でも、おうめさんの演技が素晴らしかった。あんな人がどうやって台本とか覚えるんだろう?とか逆に考えちゃうくらい素に見える演技だった。あの人にだけだったら、10点。 透き通るBlueさん [ビデオ(字幕)] 3点(2005-05-25 18:37:13)

36.おいおい、ちゃんと働けよ。と突っ込みたくなった時点から、面白みに欠けた。現実を見つめる大人を映画から学ぼうと思ったのは間違いかな。 シネマパラダイスさん [DVD(字幕)] 2点(2005-04-26 08:52:21)

35.《ネタバレ》 久々に、タイトルでピンと来た作品です。全体の印象としては「眠る男」のような感じを受けましたが、「眠る男」よりも親しみやすい出来であったと思います。緑に覆われた山々、昔ながらの日本家屋、一面に広がる田園風景、鬼ごっこや縄跳びをして遊び、日が落ちれば「夕焼け小焼け」を唄って家路につく子供達…。春夏秋冬、様々な色に染まる自然の中、おうめ婆さんの「阿弥陀堂だより」を通して語られる人の四季。迫り来る死期に全てを委ねるものもいれば、死の淵から戻ってくるものもいる。作品を通して、物語は淡々と進み、決して派手さは無いけれども、それぞれの役者が貫禄のある演技をしていて、しみじみと作品を味わう事が出来ます。特に、北林谷栄さんの演技は、普通に見ている分には素でいってるのではないかというくらいのものがあります。忘れられた日本を思い出させてくれるような、そんな作品でありました。 クリムゾン・キングさん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-21 19:38:32)

34.宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」に代表されるように、清貧であること、謙虚であること、そして心を豊にすることがこんなにも肯定されている映画は、自分の中で記憶にありません。四季の風景や音楽もさることながら、人々の心の描き方が素晴らしいです。いかにして老いを、そして来るべき死を迎えるか。これからの高齢化社会になくてはならない映画ではないでしょうか。とても癒されました。<追記>しかし改めて見ると、物足りない部分を感じるばかりか、田舎の良い部分ばかりにスポットライトが当てられている気がしました。前回見たときは、きっと精神状態が良かったのでしょう。1点マイナスです。 mhiroさん [地上波(字幕)] 7点(2004-09-24 16:20:35)(良:1票)

33.同じスタッフ・キャストによる「雨上がる」は好かったです。でもこちらは地味すぎですね。売れない作家とか、奥さんが精神を病んでしまうとか、その辺に私も思い入れはあるのですが、展開がちょっと淡々としてしまった感じです。日本の農村の四季の美しさや、老いの問題、過疎地における医療の問題など、いろいろなテーマはあるのですが、未消化のまま終わった印象です。北林谷栄は凄いとは思うけれど、登場人物がばらけてしまうので印象がぼけてしまいます。それが残念。 オオカミさん 6点(2004-09-20 11:46:25)

32.私はつまらなかった派です。どうだいい映画だろう!って言う「あざとさ」の方が目立ってしまって・・・。それにしても眠い映画でした。どこか公民館あたりで上映会するにはいいんじないでしょうか。でもきっと子供は寝ちゃうでしょう(笑) たかちゃんさん 3点(2004-08-28 16:14:01)

31.前半は地元の老人達を使う等、「萌の朱雀」の影響をまざまざと感じましたが、話が進むに従い物語がどんどん即物的になっていく。観客を無視してストーリーを語ろうとしない仙頭直美も問題だと思いますが、ゆったりとした自然の中で何も起こらないことを描こうとしながら、コマーシャリズムにも抗えない中途半端さはもっと問題。だから(朗読以外で)1ヶ所だけ入る寺尾聰のナレーション等、映画の作りもちぐはぐ。そんな中、一番の役得は小西真奈美嬢。映画の中とはいえ、「阿弥陀堂だより」を書いているのが彼女だと思うと、つい応援したくなっちゃいます。ってことで、5点献上。 sayzinさん 5点(2004-07-15 23:33:12)

30.谷栄ばあは好きなんですけど、他の老人は落ちついているのに、
一人元気すぎるぐらい元気でわが道を行っているのは浮いた
感じを受けました。 axionさん 6点(2004-06-17 04:17:34)

29.風景がすごいきれいだったなっていう印象があるなぁ。
あとは、おばあちゃん役(北林谷栄)の人がすごい良かった。香川京子出てたんだね。 夏目さん 5点(2004-06-12 00:50:20)

28.寺尾聰は物凄い極悪エロ親父の役をやるべき。そう思わせてくれる映画。 pied-piperさん 5点(2004-05-07 11:21:00)

27.日本の自然の美しさを教えてくれる映像、死もまた人生の一部として受け入れる死生感。心に残る映画でした。田舎暮らしをしたくなるような作品ですが、ただ、あまりにも田舎のきれいな部分のみを抽出しすぎている感もあり、マイナス1点の9点とさせて頂きました。 ゴリゴリさん 9点(2004-03-29 00:21:07)

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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 66人
平均点数 6.17点
000.00% line
123.03% line
223.03% line
3812.12% line
446.06% line
5913.64% line
61116.67% line
746.06% line
81624.24% line
969.09% line
1046.06% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review2人
2 ストーリー評価 6.20点 Review5人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review4人
4 音楽評価 6.25点 Review4人
5 感泣評価 5.00点 Review4人

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