みんなのシネマレビュー

アメイジング・スパイダーマン

The Amazing Spider-Man
2012年【米】 上映時間:136分
アクションサスペンスSFアドベンチャーシリーズもの青春もの漫画の映画化3D映画
[アメイジングスパイダーマン]
新規登録(2011-09-06)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2023-12-05)【Olias】さん
公開開始日(2012-06-30)


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督マーク・ウェブ
助監督ヴィク・アームストロング(第2班監督)
キャストアンドリュー・ガーフィールド(男優)ピーター・パーカー / スパイダーマン
エマ・ストーン(女優)グウェン・ステイシー
マーティン・シーン(男優)ピーターのおじ ベン・パーカー
サリー・フィールド(女優)ピーターのおば メイ・パーカー
リス・エヴァンス(男優)カート・コナーズ博士 / リザード
C・トーマス・ハウエル(男優)レイ
エンベス・デイヴィッツ(女優)ピーターの母 メアリー・パーカー
デニス・レアリー(男優)グウェンの父 ジョージ・ステイシー
スタン・リー(男優)スタン
マイケル・マッシー(男優)デヴィッド・ローウェル
イルファン・カーン(男優)ラダ博士
キャンベル・スコット(男優)ピーターの父 リチャード・パーカー
マイケル・パパジョン(男優)アルフィー
バーバラ・イヴ・ハリス(女優)ミス・リッター
カリ・コールマン〔女優〕(女優)ヘレン・ステイシー
シャーラン・シモンズ(女優)
前野智昭ピーター・パーカー / スパイダーマン(日本語吹き替え版)
本名陽子グウェン・ステイシー(日本語吹き替え版)
佐々木敏ピーターのおじ ベン・パーカー(日本語吹き替え版)
一龍斎春水ピーターのおば メイ・パーカー(日本語吹き替え版)
内田直哉カート・コナーズ博士 / リザード(日本語吹き替え版)
菅生隆之グウェンの父 ジョージ・ステイシー(日本語吹き替え版)
てらそままさきピーターの父 リチャード・パーカー(日本語吹き替え版)
小島敏彦影の男(日本語吹き替え版)
梅津秀行キャスター(日本語吹き替え版)
冨永愛受付嬢(日本語吹き替え版)
原作スタン・リー(キャラクター創造)
ジェームズ・ヴァンダービルト(原案)
脚本アルヴィン・サージェント
スティーヴ・クローヴス
音楽ジェームズ・ホーナー
撮影ジョン・シュワルツマン
製作アヴィ・アラッド
ローラ・ジスキン
コロムビア・ピクチャーズ
マーヴェル・エンタープライゼス
製作総指揮マイケル・グリロ
スタン・リー
制作ACクリエイト(日本語版制作)
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
特撮ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス(視覚効果)
K.N.B. EFX Group Inc.(視覚効果)
美術J・マイケル・リヴァ(プロダクション・デザイン)
レスリー・A・ポープ(セット装飾)
衣装キム・バレット
編集アラン・エドワード・ベル
ピエトロ・スカリア
マイケル・マッカスカー
日本語翻訳松崎広幸
その他ローラ・ジスキン(in memory of)
J・マイケル・リヴァ(in memory of)
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
【通常表示】/【お気に入りのみ表示

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

別のページへ
1234



12.恋をした同級生の男子が“スパイダーマン”であることを知り、その背中を見送るヒロインは一言「ああ困った」と呟く。
その彼女のテンションは、スーパーヒーローを好きになってしまったという極端な動揺ではなく、警察官の娘なのに街のちょっとした問題児を好きになってしまって「ああ困った」というような、ハイティーンの普遍的な動揺として表現される。
このシーンによって、この映画のスタンスは、つまるところ若い男女の恋模様を主軸とした青春ドラマであり、それ以上でもそれ以下でもないということを宣言していると思えた。

アメコミヒーロー映画としての“エンターテイメント性”という部分において、及第点を越えていることは間違いない。しかし、サム・ライミ版の第一作目と比べると、すべての娯楽性の部分において衝撃度は劣る。
でもだからと言って面白くなかったかと言うと決してそんなことはなく、ヒーロー映画云々以前に映画として素直に面白かったと言える。
そしてその面白さこそが、冒頭に記したこの映画のスタンスに尽きると思う。

膨大なアクションシーンのボリュームの力技で貫くのでもなく、はたまたライミ版の「スパイダーマン」や「ダークナイト」の如くヒーローの内面的な葛藤に対してディープに踏み込んでいくわけでもない。
悪漢に制裁を与えるシーンで軽妙な振る舞いをしてみたり、一旦恋に落ちれば“秘密”や“約束”なんてないがしろにしてみたり、良い部分でもあり悪い部分でもあるそういったハイティーンの“軽さ”と“若々しさ”それに伴うポップさこそが、この映画におけるエンターテイメントそのものとして存在している。
まさにそれこそが「(500)日のサマー」のマーク・ウェブが今作を監督をした価値だったろうと思う。

どういう捉え方をするかによって、観賞後の満足感は大いに左右するだろう映画であることは確かだと思う。
単純に比較するべきではないかもしれないが、サム・ライミ版と比べて映画のテンションからキャスティングに至るまでどちらが「スパイダーマン」という素材に相応しいかと問われれば、ライミ版に優位性があることは間違いない。

でも、個人的には、主人公とヒロインが誰もいない学校の廊下でデート(じみた何か)の約束をするという、アメコミヒーロー的な側面には何も関係ないシーンに心を掴まれてしまった時点で、この映画を揶揄する気は毛頭無くなってしまった。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 8点(2012-07-02 16:07:04)(良:3票)

11.《ネタバレ》 前シリーズより格段に人間味が増したこの作品、主人公の現代的な生活スタイルと、アメリカの高校生たちの描写が実にリアルで引き込まれる。何と言っても、ピーターの本来の動作や肉体的特徴と、CGを駆使したスパイダーマンの動きが酷似しているのが素晴らしい。スーパーマンにも共通した特徴だが、マントやマスクをかぶることによって、普段は隠している潜在能力を思う存分発揮するあたりがアメコミの本領。日本の変身モノとは一線を画する。その意味で、主演俳優の肉体的特徴を忠実に拡張(augment)してCGで表現した本作品のこだわりと技量には頭が下がる。ニューヒーローの誕生だ。第2作・3作も頑張って欲しい。 windanceさん [映画館(字幕)] 8点(2012-07-01 21:06:31)

10.《ネタバレ》 これはひどい。いきなり正体バレるし成長性なし。孤独感なし。切なさなし。なにこの陽気な主人公?いじめっこが急に仲良くなったりヒロインがいきなり惚れてたりおじいさん簡単に死んだりひどい。 とまさん [映画館(字幕)] 2点(2012-07-01 18:42:26)

9.《ネタバレ》 ここのところあまり下調べなしで、映画館に行ってました。今回のアメージング・スパイダーマンとは、サムライミ監督の前3作とどのように変わったのか?どんな、ストーリーなのか?大いに期待して出かけましが、なんだ!人が変わっただけ?敵が大きいとかげになっただけ? 鑑賞途中でおじさんが地獄の黙示録の大佐、おばさんは昔空飛ぶあまさんで、フォレストガンプノのお母さんだ!ということのほうが驚きに値しました。ヒロインは街中の立派な高層マンションの住人だし、ベンおじさんの家もかなり立派でした。
時代が変わって、環境の相違にも次元の違ったスパイダーマンがもうひとストーリーあるかのようですね。だからこんなのないよとは、言いませんよ!まあ、仕切り直しということで前作との比較に走りやすいのをぐっとこらえて鑑賞してください。傷ついたスパイダーマンがあまり距離を飛べなくなったとき、子供を助けてもらった建築関連のお父さんが街の仲間に連絡して、クレーンを足場にしてスパイダーマンが飛べるようにするシーンは来た来た!!という感じ。アメリカ映画の待ってましたですよね!拍手もんです!このシリーズが今後どのように展開していくのか全く別のスパイダーマンだ、ということを頭において鑑賞していきましょう。何度見てもワクワクするのがアメリカンコミックものですから、そのようにお願いしますよ 監督!!
としべいさん [映画館(字幕)] 7点(2012-06-30 22:48:57)

8.《ネタバレ》 リブート物の一作目としてはこの位が妥当だったと思います。しかし裏を返せば予想を上回る面白さは無かったように感じました。アメコミの映画化は1作目ではキャラクター紹介に終始してしまうことは常であり、続編でキャラクター毎の悩みや葛藤を描き傑作になるパターンが多いので(ノーラン版バットマンやライミ版スパイダーマンみたく)、続編で愛する人を巻き込むのか、実生活とヒーロー活動との折り合いをどうするのか等、スパイダーマンではお馴染みの悩みを出していってほしいところです。ただピーターがグウェンの父親に「娘にはもう近づくな」と言われておきながら(しかも遺言!)、最後にちゃっかり約束破る気満々なのには笑ってしまいました。高校生だからサカッてるのは分かるがもう少し自重しろ、オメー。ただ3Dに関しては良かったと思います。近年に良くある「これ3Dにした意味ある?」というものでは無く、スパイダーマンのウェブによるハングを疑似体験させるというハッキリとした理由がありますね。しかしキャストに関してはどうだろう。ライミ版ではピーター役のトビー・マグワイアが童顔なこともあってか高校生でも納得だったのですが、今回はピーターもグウェンもどう見ても高校生って歳じゃねーだろ、コスプレだろと思ってしまいました。まあグウェン役のエマ・ストーンもインタビューで「きっと老けた顔の高校生ばかりの学校なのよ」と自嘲気味に話してましたが。続編になると数年のインターバルはあるだろうし、より容姿的に高校生は演じにくくなるんじゃないかなと少し心配です。ソニーは学園生活のスパイダーマンを作る為にリブートしたらしいので、続編も高校生として登場するんでしょうが。なんせほぼ毎年作成されていたハリポタでさえ、最終章ではオッサンが杖を振り回しているとしか思えませんでしたからね。とにかく続編に期待。 民朗さん [映画館(字幕)] 7点(2012-06-30 22:24:37)(良:2票) (笑:1票)

7.単なる勧善懲悪に終わることなく、各々が悩みを抱えながら戦う姿には感動しましたし、ヒーローが1人で奮闘せずに市民が戦いに立ち上がる様にも勇気を貰いました。旧作が好きだったのでキャスティングに不安がありましたが、最後には続編が楽しみになるほど。アクションも疾走感や迫力があって良かったです。つまらないに違いないと思って見に行きましたが、旧作を乗り越えてよく作ったよな~と思いました。 Kの紅茶さん [映画館(字幕)] 7点(2012-06-30 20:49:20)

6.《ネタバレ》 サム・ライミ監督の旧3部作からあまり間を置かずに新シリーズが製作されたことに違和感を感じずにはいられないが、期待していた以上の出来である。まずスパイダーマンのCGアクションはサム・ライミ版よりもかなりスムーズになっており、<アトラクション映画>としての側面が増している(3Dで観たら車酔いしそう)。ストーリーやキャラクター設定はより現代的に変更されており、特に主人公のピーターが親譲りの才能と今風の感性を併せ持った若者像として、ライミ版のピーター(80年代っぽいキャラ)とは随分印象が変わっている。ベン叔父さんは本作でも早々に退場してしまうが、ヒロインの父親までも死んでしまうのは少し乱暴な気がする。シリーズ化するつもりなら、今後もいろいろな形で絡めるキャラクターだっただけに、残念。 フライボーイさん [映画館(字幕)] 7点(2012-06-30 19:16:11)(良:2票)

5.《ネタバレ》 『(500)日のサマー』の監督ならば、もっともっと変わった匂いのする『スパイダーマン』が見られると思ったのですが、印象としてはちょっとジミになっただけの『スパイダーマン』。より深くドラマを描くっていう訳ではなくて、単にメリハリが減っただけという感じ。叔父さんが殺されてしまう原因を作ったのはピーターなのに、そこに対する反省とか後悔とかが抜けていて、怒りによる親父狩り状態、そしてそこから正義に目覚めてゆくっていう感じに見えるのはどうなんでしょう。自分に対する怒りがその行動に駆り立てているのですよ、って言うにしては自己を正当化する主張ばかりしてますしねぇ。街の人々の反応もごくごく薄いので(具体的に描かれるのは子供を救われたお父さんとその仲間たちくらい)ヒーローものとしての爽快感にも欠けますし。完全な焼き直しを回避するための細かな変更が、結果的にはウジウジとして地味な印象を与えてしまっている気がします。アクションシーンも前シリーズの時点で十分にCGを使いこなしている感じだったので、今回は更に進化した映像が見られるという程でもなくて。さっさと正体を知ってしまうグエンの存在は良かったですけど、エマとしては『ラブ・アゲイン』や『ヘルプ』の方が表情が多彩で良かったな。でも、前シリーズからして登場人物がごく狭い範囲の話で『スパイダーマン』世界っていうのはそういうものなんでしょうね。「責任が伴う」っていうメッセージも。その繰り返しって点でリセットするだけの意味はそんなに感じませんでした。それにしてもこれ見よがしに登場するVAIOとかAndroid携帯とかソニーミュージックの日本専用エンディング曲とかスパイダーマンはソニーの広告塔ですか? 『ミステリー・メン』のキャプテン・アメイジングや『タイバニ』を地で行ってるようなものね。 あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 5点(2012-06-25 06:30:49)(良:1票)

4.《ネタバレ》 作品自体はとても面白かったのだけど、どうしても気になることがあります。
それは、グウェンの父であり警部でもあるジョージの「もうグウェン(娘)には近づかないでくれ」という遺言をピーターが破ってしまうことです。
グウェンの後ろに座り、小声で「守れない約束もある」と言うピーターに嫌悪感しか覚えませんでした。
グウェンからのアプローチがあったのならまだしも、お互いが父の遺言を知っているのに、堂々と「やっぱり約束守れねえや」と言うのは・・・全く納得できませんでした。
ピーターがジョージの葬式に訪れないのも、「二度と近づくな」という遺言を行動にあらわしたものだったでしょうに、その後にグウェンに「もう会えない」と言ったのに、何故この結論に帰着するのか理解できません。
恐らくこれは、続編でもヒロインを継続させるためのものなのでしょう。
でもそのために、約束を破らせないでほしかった。
破ったとしても、彼女を絶対に守るという決意を見せて欲しかったです。
それでも今作のピーター・パーカーは魅力的でした。
頭脳明晰でしかもイケメンなピーターですが、伯父に父の責任感を告げられた彼は、「父さんは今どこに?」「父さんは責任を放棄した!」と、涙ながらに訴えるのです。
いままでは優秀っぷりを見せ続けていたピーターですが、ここではとても愛おしく思えました。
そんな彼が、橋で子どもを救い、自分が数式を解いたせいで博士を狂わせたことに対して「これは僕の責任だ」と言い、行動するのです。
なおかつ、ピーターは博士を殺すのではなく、あくまで説得を行い、解毒剤を用いて解決を図ろうとしていました。
最後に「卵を買ってきた」ことで責任感をあらわすのはちょっと笑ってしまいましたが、これもいいシーンであったと思います。
マンホールから地上に出たあと、マンホールをちゃんと戻す新生スパイダーマンが大好きです。 ヒナタカさん [映画館(字幕)] 7点(2012-06-24 23:26:36)(良:3票)

3.《ネタバレ》 まず3Dの意味は無い。鑑賞料金が高くなるだけで損した気分。
私はスパイダーマンが大好きです。
今回のピーターはかなり軽い。非常にチャラい。
警官をおちょくるってのは違うんじゃないか。
あの至近距離で弾丸の連打を余裕で避けられる能力があるのに、
最後の最後だけは簡単に脚に当たるし、どうも色々納得がいかない。
糸も自分の体からではなく機械で出してるけれど、
機械で出せてる糸だと考えるとあまりにも強すぎる気がする。
あれはクモ男が体内から出す糸だからこそ矛盾が無くなると思うのだが・・・
最も残念な部分は叔父さんが死ぬ意味が小さくなってしまっていること。
叔父さんが自分のせいで死んでしまい、己の能力の意味、責任感に目覚める…はずが
今回のストーリーでは叔父さんが死んでもあまり変化が無い。
死んだ後も相変わらずチャラい。正体も自分からあっさりとバラしすぎ。
アクションシーンはとても良かっただけに残念。
続編決定という終わり方だったので2ではなんとか立て直して欲しいが…無理かな。
この程度なら映画館に行くまでもなくDVDで充分です。 虎王さん [映画館(字幕)] 5点(2012-06-24 22:46:53)(良:3票)

2.《ネタバレ》  『関係者に正体がバレる』『協力者との出会いと別れ』等、前回3部に分けた内容を1本の作品に凝縮した感じ。
 キャラクターも旧作と比較し。ピーターは根暗から強気インテリにして視聴者の不快感や変身後の性格の変化を少なく滑らかにし、ヒロインは可愛く父が警官なため無理無く絡みを増やし、その父も偏見でなく冷静な分析の結果スパイダーマンを逮捕すると共感が持て、いじめっ子すら伯父の死に悲しむピーターに気を使えるナイスガイになっていたりと、適度な改善がなされていた。
 展開が多く早いため、伯父との絡み等若干尺が少なくなっている部分もあるが、それでも十分登場人物の心境の変化を理解できる描写になっている(留守電話は特に良)。
 アクションやCGは相変わらず『流石』の一言。目まぐるしく動きまくるが、『早過ぎて分かんなくならないように』と言う配慮がされており上手い。特に定番の摩天楼アーアアーは終盤までしないが、代わりに序盤の伏線を絡めることで非常に熱いシーンになった。
 そして何より勧善懲悪の描写方法。
 ピーターは敵博士に対しても常に説得を行い結局誰も殺さなかった。博士も最後は人の姿と心を取り戻して彼のピンチを救い、罪を償うべく逮捕されるオチに関しては、悪党への罰=死が多かった洋画においては良い具合に『人間臭さ』が出ており好印象。
 最後、ヒーローとして戦い続ける『痛み』を知りボロボロになったピーターが、増長していた際、叔母とケンカし忘れていた卵を買って帰るシーンには泣けた。こう言った細かい所で伏線を張っており、ちゃんと映画が『一本筋の通ったの作品』となっているのにも関心。
 難点としては、終盤ピーターに別れを切り出されたヒロインが最後の最後で再び仲良くなり笑うシーンがあるが、『時期』を考えると少々浮かれ過ぎな気がした。小さい事だが、完成度が高いからこそ気になってしまった。
 あとエンディングは日本人歌手だが、『LUNASEAのSweetest Coma Again 』や『T.M.RのWeb of Night』程のパンチを感じなかった。
 
 総評
 前作も完成度は高かったが、その経験をしっかり活かしてリブートされているので旧作ファンなら納得できる出来。
 失踪した父親の行方や謎の組織、そして伯父を殺し逃亡中の犯人等続編を作る気満々なので、このクォリティー以上を目指しつつ頑張ってほしい。 ムランさん [映画館(字幕)] 8点(2012-06-24 20:48:53)(良:3票)

1.《ネタバレ》 IMAXシアターにて鑑賞しましたが、スパイディの背中をカメラが追う3D映像はかなりの迫力と面白さで、映画館で観てよかったなぁと思う作品でした。今回のピーター・パーカーは松潤似のルックスに天才科学者並みの頭脳、ハリー・ポッターばりにいわくつきの両親を持つ特別な人物となっていて、平凡な高校生がスーパーヒーローになるというサム・ライミ版とは大きく異なる物語ではあるのですが(ドラえもんの主人公がのび太から出木杉君に代わったくらいの大きな変更)、前シリーズを丁寧に研究して作られているおかげでこの方向転換に違和感は覚えませんでした。スパイダーマンは正義のあり方について常に思い悩むし、敵も絶対悪ではない。人情が複雑に絡み合う湿っぽい構図は健在なのです。スパイディが市井の人々に支えられているという描写もきちんとなされていて、NY市民が負傷したスパイディのために道を作る場面にはファイトシーン以上に興奮させられました。これぞスパイダーマンです。。。
旧キャストによる「スパイダーマン4」の製作がキャンセルされ、代わりに娯楽作の経験のないマーク・ウェブが新監督に抜擢された時には不安を覚えたのですが、完成した作品を見るにこの判断は正解だったようです。サム・ライミが不得意としていた恋愛パートの演出も彼にとってはお手の物だし、アクション演出は期待以上に的確です。CG全開のヒーローバトルはもちろんのこと、マスクをかぶる前のピーターが街のチンピラを倒して回るライブアクションも流れるように決まっています。粋なラストはこの監督ならではで、今後も彼が担当するのであれば、このシリーズはかなり期待できると思います(私が鑑賞した吹替版と字幕版とではグウェンの父親の最後の言葉の翻訳に違いがあるため、どちらを鑑賞したかでラストの評価は割れている様子ですが)。。。
なお、私の周囲ではウェブシューター(糸を発射する機械)の登場に戸惑いの声があがっているのですが、原作に忠実なのは本作の方。前シリーズでは「平凡な高校生が高度な機械を発明することは不自然」との理由で手首から糸を発射するという設定となっていましたが、ピーターを天才とした本作では原作通りの描写に戻されたようです。 ザ・チャンバラさん [映画館(吹替)] 8点(2012-06-24 16:30:38)(良:4票)

別のページへ
1234


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 72人
平均点数 5.86点
000.00% line
100.00% line
211.39% line
300.00% line
4811.11% line
52129.17% line
61825.00% line
71723.61% line
879.72% line
900.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.25点 Review4人
2 ストーリー評価 5.11点 Review9人
3 鑑賞後の後味 5.75点 Review8人
4 音楽評価 5.57点 Review7人
5 感泣評価 3.60点 Review5人

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS