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Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004)

Shall We Dance?
2004年【米】 上映時間:106分
ドラマラブストーリーコメディリメイク音楽ものロマンス
[シャルウィダンス]
新規登録(2004-12-03)【ヴァッハ】さん
タイトル情報更新(2020-08-10)【イニシャルK】さん
公開開始日(2005-04-23)


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監督ピーター・チェルソム
キャストリチャード・ギア(男優)ジョン・クラーク
ジェニファー・ロペス(女優)ポリーナ
スーザン・サランドン(女優)ビヴァリー・クラーク
リサ・アン・ウォルター(女優)ボビー
スタンリー・トゥッチ(男優)リンク・ピーターソン
アニタ・ジレット(女優)ミス・ミッツィー
ボビー・カナヴェイル(男優)チック
オマー・ベンソン・ミラー(男優)ヴァーン
タマラ・ホープ(女優)ジェナ・クラーク
スターク・サンズ(男優)エヴァン・クラーク
リチャード・ジェンキンス〔男優・1947年生〕(男優)ディバイン探偵
ニック・キャノン(男優)スコット
ジョン・オコネル〔振付〕(男優)審査員
ジャ・ルール(男優)
津嘉山正種ジョン・クラーク(日本語吹き替え版【DVD】)
田中敦子〔声優〕ポリーナ(日本語吹き替え版【DVD】)
弥永和子ビヴァリー・クラーク(日本語吹き替え版【DVD】)
岩崎ひろしリンク・ピーターソン(日本語吹き替え版【DVD】)
小宮和枝ボビー(日本語吹き替え版【DVD/日本テレビ】)
翠準子ミス・ミッツィ(日本語吹き替え版【DVD】)
檀臣幸チック(日本語吹き替え版【DVD】)
佐々木敏ディバイン探偵(日本語吹き替え版【DVD】)
木下浩之ジョン・クラーク(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
岡寛恵ポリーナ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
藤田淑子ビヴァリー・クラーク(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
仲野裕リンク・ピーターソン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
京田尚子ミス・ミッツィー(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
土師孝也ディバイン探偵(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
桜井敏治ヴァーン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
高木渉チック(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
脚本オードリー・ウェルズ
周防正行(オリジナル脚本)
音楽ガブリエル・ヤレド
ジョン・アルトマン[音楽]
作詞オスカー・ハマースタイン二世"Shall We Dance?"
ジョニー・マーサー"Moon River"
作曲リチャード・ロジャース"Shall We Dance?"
ヘンリー・マンシーニ"Moon River"
編曲ジョン・アルトマン[音楽]
ニック・イングマン
ジェフ・アトマジアン
主題歌久保田利伸日本語吹き替え版テーマソング 「a love story」
挿入曲ピーター・ガブリエル"The Book of Love"
撮影ジョン・デ・ボーマン
製作ミラマックス
製作総指揮ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
配給ギャガ・コミュニケーションズ
振付ジョン・オコネル〔振付〕
衣装ソフィー・カーボネル
編集ロバート・レイトン〔編集〕
字幕翻訳戸田奈津子
その他ギャガ・コミュニケーションズ(提供)
ジョン・アルトマン[音楽](指揮)
メリル・ポスター(スペシャル・サンクス)
あらすじ
シカゴ郊外の一軒家に、キャリア・ウーマンの妻と素直でかわいい娘と息子と暮らすクラーク氏の日常は、幸せだけどちょっと退屈。いつもと同じように仕事を終え、いつもと同じように電車に乗り、いつもと同じようにふと外に目をやると、そこにはいつもと違う憂いを帯びた美女が。 始まりは、恋より淡い恋心。しかし彼女に導かれるように電車を飛び降りた彼に、人生を変える出会いが待っていた。

kika】さん(2006-12-19)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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47.う~ん、どうなんだろう?何か足りないんだよね。 ゆきむらさん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-29 20:54:24)

46.さすがにリメイクだと..ストーリーが分かっているので、ふ~ん って感じでしたね~ (新鮮さも何もない..) 変更された部分もあまりパッとしないし..どうしても比べながら観てしまう..オリジナルの方が全てに於いて優れていると思います..特にラストあたりや..ポリーナ役のバックボーンの描き方が深くて上手かった...残念ながら..5点! コナンが一番さん [DVD(字幕)] 5点(2005-10-18 12:19:23)

45.まるで一緒なんだけど全然違う、倦怠期の熟年夫婦のラブロマンス。日本のお父さんのダメさ加減、冴えない中年サラリーマンの悲しさを米国で同じようにやることは無理だろうが、バラの花が似合いすぎるのは反則だ。Jロペはラテン系のダンスの方が似合うよ。 亜流派 十五郎さん [DVD(字幕)] 5点(2005-10-14 20:34:27)

44.ダンスシーンは凄い!リチャード・ギアの赤い薔薇を持っての登場シーンがカッコ良かった☆でも、日本版の印象が強くて、ストーリー的には日本版ですね。 lily-rose-melodyさん [映画館(字幕)] 6点(2005-09-09 20:47:20)

43.夫の行動が少しでもおかしければすぐ探偵を雇う。さすがはアメリカンワイフ。 c r a z yガール★さん [DVD(字幕)] 6点(2005-07-04 00:36:04)

42.作品は想像通り上品に仕上がっていたと思います。
ジェニロペきれいでした。(うっとり・・・)
ギアさんはイメージ固定、演技固定で、最近あんまり面白くないかな。。。。 るるさん [映画館(字幕)] 10点(2005-06-17 20:47:47)

41.《ネタバレ》 日本版も好きだったけどハリウッド版もなかなか良かったです!リチャード・ギアがバラもって奥さんを迎えに行くシーンにキュンとしてしまいました。ただ脇キャラは渡辺えりこ、竹中直人の方が濃くて良かったな~。 ジョナサン★さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-17 20:04:54)

40.基本的にアメリカ人は老若男女とわず、全てのアメリカ人がダンスの出来る人種だと思っていました。それはまるで外国の人々が日本人は未だにちょん髷生やしている人種だ!と決め付けるのと同じくらいの頑固な知ったかぶりだった事をつい最近知りました。だからこのリメイク盤Shall we Dance?での、まったく踊れないアメリカ人やダンスを習うアメリカ人と言うのは、僕にとってはとても新鮮で楽しめる内容でした。オリジナルでの、ダンスとはかけ離れた存在の日本人が社交ダンスをするというのは根本的に違和感バリバリで、でもその違和感を通り越した所にある社交ダンスを上手く踊る日本人というのが新鮮に感じました。だから僕にとってこのオリジナルとリメイク盤には違う種類の新鮮味を感じたけれど、その先にある楽しさだとか喜びは、どちらが多いか?なんて比べ様が無いほど両方から沢山の幸せを感じました。 ボビーさん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-13 22:48:48)

39.芸達者なハリウッドの一流スターを配したリメイク版、こちらも楽しんで観れました。かなりオリジナルに忠実なリメイクですが、よく見るとリッチな照明と贅沢なカメラワーク。さすが大予算の余裕を感じさせます。ちょっと羨ましい感じもしました。殆どオリジナルから手を加えていないとはいえ、主人公の微妙な心情は文化の差なのか、幾分単純化されているように感じました。 ロイ・ニアリーさん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-13 07:49:23)

38.役所版も好きで何度も観てますが、ギア版もなかなかどうして良作に仕上がっていると思います!
ヒスパニック系のジェニロペが社交ダンスの講師ってのも、意外としっくりしっとりでしたし。(35歳であの肉体美はすばらしい!)
ギア版はとにかく"パッション"ですね。特に最後の終わり方は拍手喝さいモノ。それとみんなが踊る姿を見て、楽しく幸せな気分になる感じは役所版でも同じだけれど、パーティーシーンの美しさはやっぱりギア版のほうがウットリできる分、幸せ度が増しましたね。
実は私はこの映画を観る前に観た映画が『ターミナル』だったので、「えぇ、スタンリー・トゥッチってば、空港警備局主任の次は竹中直人かよ~!」だったので、ある意味ギア様目当てのハズがトゥッチ様の変わりようにクギヅケでした。 groundhogさん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-06 12:06:23)

37.ちょっと視点を変えたレビューを書かせて頂くと、服装文化の違いというものをを感じた。必要な場面でウィングカラーのシャツにブラックタイにタキシードを着ることが求められるアメリカとそのような格好をすればお笑い芸人かホテルマンに間違われる日本。「作業着」としてスーツを着る日本と「普段着」として着る欧米文化の違いなんだなあと思いました。 Copperfieldさん [映画館(字幕)] 5点(2005-05-28 19:45:27)

36.おもしろかった。リチャードギアがすてき。ジェニロペは髪ロングでむすんでないほおがかわゆい☆ ギニュー隊長★さん [映画館(字幕)] 7点(2005-05-24 21:11:25)

35.オリジナルの面白さを知ってるので、
リメイクがどのようになるのか少々期待していたのですが・・・
うーん、やはりアメリカ人向けになってますね。
内容はほとんど同じ、台詞からカット割りまで真似てくるとは思わなかった。
リチャード・ギアはかなりオリジナルを研究してたとの噂だけど、
予想通り、オリジナルとはメンタル面でかなり変えています。
勿論、悪いことではなくて、それは文化の違いだから仕方が無いところですが。
そういう意味で、夫婦の関係、同僚との関係などもかなり違いがあるもんだな、と
関心してしまいました。

個人的にはオリジナルで役所広司の演じた中年男の悲哀みたいなものが
気に入っていただけに、リメイクの変な明るさがやはり本質的な面白さを
表現できなかった様に思います。
でも、アメリカでオリジナルの様な感じはあまり受けないのも確かで、
そういう意味では、日本以外の国では比較的受け入れ易いのかもしれません。

ジェニファー・ロペスは多分、有色人種層向けの配役なのかもしれないけど、
申し訳ないけど彼女にワルツは似合わないですね。
確かに彼女は踊りは上手いかもしれないけど
途中に入っていた彼女のダンスシーンで、いろんなダンスをごちゃ混ぜにして
踊ってしまうのは如何なものかな、という感じがします。
オリジナルの草刈の様に感情の起伏とかを
もっとドライに見せた方が面白いかもしれないですけど、
それだと多分アメリカでは受けないのだろうなぁ。
(思い起こすと草刈民代は、結構役作りが上手かった)

脇も良くもこれだけ似たようなキャストにしたと感心でした。
しかしこちらもオリジナルに似てるけど、オリジナルとは違った表現になるのは
仕方ない所だけど、改めて竹中、渡辺、田口、徳井という個性的な役者の良さが
わかったような気がします。 奥州亭三景さん [映画館(字幕)] 7点(2005-05-20 14:46:33)

34.《ネタバレ》 何でもかんでもリメイクしてしまうこのご時世、オリジナル版がなかなか面白かったので、どんな感じなんだろうと思いながらの鑑賞。しかし実を言うとそれほど期待しておりませんでした。というのも、オリジナルの魅力は、さえない中年男性がダンスを通して段々と潤いを取り戻していく、というところだと思っていたので、元々が格好良いリチャード・ギアがダンスを習ってもただ格好いいだけで、何も面白くないだろうと思っていたからです。まあそんな状態で鑑賞したのですが、これがなかなか面白いじゃないですか。まあぶっちゃけて言えばまんまのリメイク、ストーリーの展開などすべてオリジナル通りなのですが、ところどころに挿入されたネタなどは上手く料理されていてなかなか面白いですし、なんと言ってもギアが格好良いんです(笑)。その他では、オリジナルで竹中直人が演じていた“ヅラの人”リンク。ダンス大会で鬘のことを言われてそれを捨てるところまで一緒なんですが、リミッターを解除した後の彼の生き生きとした姿はオリジナルに負けず劣らずのものだったと思いますし、社交ダンスのことをバカにさせるシーンなどでも無言で現れて華麗に女性をターンさせて去っていく姿はどんな言葉よりも効力があると思います。ただ、一つだけ文句を言うとすれば、エンドロールはやっぱり♪Shall we Dance?で締めてもらいたかったなと言う事くらいでしょうか。しかしそれを差し引いてもオリジナル版に負けず劣らずな楽しい映画でした。 クリムゾン・キングさん [映画館(字幕)] 7点(2005-05-16 20:22:17)

33.《ネタバレ》 日本版-コメディ=アメリカ版。秘密を周りの人すべてに対して持つのか、それとも妻だけに持つのか、その大きさの違いが似ていて非成るものとしている。主人公が社交ダンスをやるという意外性が前提なので、竹中のあの頑張りでうまくコントラストを作ったのがオリジナル。リチャード・ギアがダンスをするのがあまりに違和感が無く、だめ押しでタキシードでバラを持ち現れる所など個人的には違う映画でどうぞという気持ちだった。オリジナルが無ければもう少し楽しめたのか。原作と違ったと落胆させるのは自分の作った幻影との闘いである、リメークはその点完全なる映画との闘いであうから優劣はハッキリしやすいのがあらためて分かった。 monteprinceさん [映画館(字幕)] 5点(2005-05-13 21:19:30)

32.《ネタバレ》  複合映画館で、偶々間違って入ってしまったのが、実はこの映画 (苦笑) 。周防監督のオリジナル版も未見の状態でしたので、先入観なしに鑑賞したのですが、「汚い」「暗い」画が一つもなく翻案・演出されていたのが嬉しかったです。リチャード・ギアを見たのは、『愛という名の疑惑』 (1992) 以来だったのですが、彼が演じるジョン・クラークを初めとする登場人物たち(彼の家族、ダンス教室の面々、探偵とその助手など)がとにかく粒揃いで、無料レッスンの最後に、ミッツィー校長がジョンたちに見せたような、「ダンスの楽しさ」そして華やかさ・優雅さが、ほとんどどの画を見ても、よく伝わって来ました。個人的には、ラストのさよならパーティでのダンスの模様、ならびにエンドクレジット直前の、受講生のその後のシーンが愉しかったです。

 ところで、ユル・ブリンナー/デボラ・カー主演の往年の名ミュージカル『王様と私』 (1956) の原題であり、主題歌名であった『Shall We Dance?』の台詞が、劇中のどこで登場するか…僕は特に、終盤かラストシーンで待ち伏せしていたのですが、地下鉄で帰宅するジョンのために、ダンス教室の窓に張られた横断幕でついに見つけた時は、何故かジーンと来ました。 Harpo=ひろしХирошиさん [映画館(字幕)] 10点(2005-05-13 19:32:41)

31.ここまでくると、脚本は“Screenplay”じゃなくて“English Adaptation”とクレジットして欲しい。その位のまんまリメイク。比較的ハリウッド・リメイク好きの私ですが、今回はオリジナルに軍配を上げたい。J.Loの心情や背景が大幅に削られた上、主人公の持つ漠然とした不満の解消が「夫婦仲」だけに矮小化されてしまっては、「人生の輝きを取り戻す」というこの物語の大きなテーマは表現できない。最後も全員がカップルになってめでたしめでたしって…、これじゃ単なるラヴ・コメディです。ダンス・シーンの、出来るだけカットを割らない流れる様なカメラ・ワークも珍しく日本の勝ち。期待のJ.Loも、優雅さや繊細さでは草刈民代に及ばない。決して出来は悪くないと思いますが、本作を観てオリジナルの評価が上がりました、6点献上。 sayzinさん [映画館(字幕)] 6点(2005-05-13 00:12:16)(良:1票)

30.《ネタバレ》 ストーリーのみならず各場面もオリジナル版とよく似ていたが、印象の面で大きな違いを感じた。リメイク版を後から見たことを考慮しても、印象がどことなく希薄に感じられたのである。
確かにビジュアルな面ではジェニファー・ロペス、リチャード・ギアのインパクトは強い。しかし、観る者が何を求めるかによって違ってくるだろう。私がオリジナル版で感動したのは、ダンスを追求するがゆえ他人への思いやりや優しさを忘れていた岸川舞(草刈民代)と、平穏な日々の物足りなさから多少の浮気心でダンス教室に現れた杉山正平(役所広司)が、その出会いによって互いに自分に欠けていたものを発見してゆく人間ドラマである。
ところが、リメイク版ではジェニファー・ロペス演じるダンサーが、なぜパートナーと決別してなぜ場末のダンス教室の教師をしているのか説明が不十分であり、微妙な心の変化は今ひとつ伝わってこない。この説明は、物語の始まりであるダンス教室の窓から虚ろに外を眺めるダンス教師、その理由の説明でもある。物語全体のまとまりはもちろん、説得力にも影響する重要な部分ではないだろうか。
他の配役についても同じことが言える。リメイク版の渡辺えり子役、竹中直人役、共に良い味を出していたが、背景の説明が不十分な為、人間ドラマとしては多少希薄になっている。
もう一つ、手法で違いを感じたのはコミカルな場面である。例えば、オリジナル版の竹中直人は極め付けに気持悪いダンスを踊り、会社でもダンス風の歩き方をしてる。それに比べ、リメイク版ではそれほどデフォルメせずに、リアルな描写をしている。探偵と婦人が探偵事務所前で出会う場面もオリジナル版は滑稽なのに対して、リメイク版では普通の演出になっている。演出自体どちらが良いとはいえないのだが、映画全体から見ると意味が違ってくる。ベタな笑いは手法を間違うと安っぽくなってしまうが、オリジナル版では、人間ドラマを際立たせるコントラストとすることで成功していると思う。冒険をせずに無難に作るとリメイク版のようにリアルな描写となるのではないだろうか。
ちょっと変な例えだが、両者を味噌汁に例えると、オリジナル版に負けまいと高級な味噌や食材を調達してレシピどおりに作ったのがリメイク版で、飲んでみると出汁が効いているのはオリジナル版だったというところではないだろうか。 Gang10さん [映画館(字幕)] 7点(2005-05-12 16:17:18)


29.オリジナルが好きなため、多分好きじゃないだろうと思いながらも見てきました。
やっぱり、好みとしては断然オリジナル!
理由は、”日本人だから”。日本人と社交ダンス・・・がかもし出すなんとも言えない雰囲気が最高だったのですが、ハリウッド版はかっこよすぎでした。
それでも、うまくまとまってはいたと思いますが・・・
ぴっぷさん [映画館(字幕)] 6点(2005-05-11 15:34:26)

28. テレビでオリジナルをやっていた後に見たので、どこをどう料理したのかというのが鮮明に見られた。オリジナル版の笑いの基底が、「日本人が、欧米人みたいにダンスをする」ということの距離感にあるので、そうした構造を取り払った後で、表面的に類似するエピソードをどのように位置づけているかが、リメイク版の最大の見所になるはずだった。しかしピーター・チェルソムは、その点で大きな冒険をしていない。同じエピソードががらっと意味を変えるというようなシーンはひとつも見られなかった。その代わり、日本とアメリカの文化の共通点を引っ張り出して、その共通点を基底にして、同じような意味を引き出せる部分を利用する、という作り方をしている。
 オリジナルで渡辺えり子が演じたキャラのハリウッド版は、彼女の笑いを研究しつくしており、そっくりさんを見るのと同じような面白さがある。竹中直人の笑いの換骨奪胎ぶりもなかなかに楽しい。竹中の演じた会社の内と外のギャップを、「ユダヤ的orドイツ的生真面目さ VS. ラテン的情熱」の対照に上手に置き換えているのは見事。
 ただし同じエピソードに同じような意味づけができそうなものをわざわざ変えている部分には納得のいかない部分もいくつかあった。その一番の点はジェニファー・ロペスの役づくり。第一に、彼女がはじめひたすら主人公に冷たくふるまうということは、後の展開のために絶対必要な線だったはず。また場末のダンススタジオで仕事をしている自分に対する納得のいかなさも、リチャード・ギア演じる主人公のダンスへの情熱から力をもらう、という後の展開のためにやはりなくてはならなかった。もしかしたら監督は、ジェニファーに、「表面的な普通さの下の葛藤」を表現させるという二重の演技を期待していたのかもしれないが、僕にはそれは見てとることができなかった。
 またハリウッド版<渡辺えり子>についても、シングルマザーでダンス道楽のために全人生をかけているという人物像は、アメリカでもそれなりに説得力があるだろうに、彼女のサブストーリーは、メインとなるストーリーの陰で無視されている感があった。
 そういう意味では、周防監督の<脇役の一人一人までの物語を同時に語りつつ、全体を構成していく>というポリフォニックなストーリー展開の妙をあらためて感じさせられた。

小原一馬さん [映画館(字幕)] 5点(2005-05-09 14:25:33)(良:2票)

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【点数情報】

Review人数 107人
平均点数 6.54点
000.00% line
110.93% line
200.00% line
332.80% line
421.87% line
51413.08% line
63128.97% line
73330.84% line
81614.95% line
932.80% line
1043.74% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.90点 Review10人
2 ストーリー評価 7.82点 Review17人
3 鑑賞後の後味 7.93点 Review16人
4 音楽評価 7.94点 Review18人
5 感泣評価 5.66点 Review15人

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