みんなのシネマレビュー

カラスの飼育

CRIA CUERVOS
1975年【スペイン】 上映時間:107分
ドラマ
[カラスノシイク]
新規登録(2003-10-27)【ぐるぐる】さん
タイトル情報更新(2017-11-16)【S&S】さん
公開開始日(1987-10-10)


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監督カルロス・サウラ
キャストアナ・トレント(女優)アナ
ジェラルディン・チャップリン(女優)アナの母親/成長したアナ(二役)
脚本カルロス・サウラ
配給シネセゾン
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【クチコミ・感想】

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6.《ネタバレ》 子役ってのは、ホントにすぐに大きくなっちゃいますね~『ミツバチのささやき』ではほんの子供(と言うか幼児)だったアナちゃんは、数年後の今作では紛うコト無き美少女、という感じです(別にロリコンという訳では無いんですが、やや『ミツバチ~』の時の方が好みではあります)。

映画全体としても、率直に言って『ミツバチ~』にかなり似た様な感じでもあるのですが(特にアナちゃんの使い方とか)、現代劇で主役のアナちゃんが3人姉妹で所々はだいぶ騒々しいのなんかが、まずあんまし心地良くないなあ、という感じ。あと設定がやや複雑気味で、それを登場人物に直接語らせるのが難しかったのか、大人のアナちゃんを登場させて(回想形式で)そっちに喋らせる、という構造なのですが、これも率直にちょっちダサいですよね。

話の内容自体も、全く見所が無いとまでは言いませんが、アナちゃんがネガティブ一辺倒、という意味でかなり単調、かつうっすい!ですね(正直、あまり面白くなかったです)。ただ、そもそもこの映画、コンセプト的にもアナちゃんを如何に上手く使うか、が最大の勘所なワケで、その意味では『ミツバチ~』よりも確実にアナちゃんの表情のバリエーション自体は多彩になっています。そこを楽しむことを主眼に、アナちゃんファンだけが観ればいいという映画、だと感じます。 Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 4点(2020-08-14 23:42:32)

5.《ネタバレ》 子どもの頃に感じる、「時間の長さ」が伝わってきたように思う。 「夢」と「現実」をさ迷っていて、とても曖昧だった。 冒頭の場面の憂鬱なピアノの伴奏がとても良い雰囲気だ。 アナトレントがコップを洗うシーンが強く印象に残った。 冷蔵庫からのぞく鳥の爪(カラス?)が強烈な存在感を放ち、危険な感じがして怖い。 母親の幻が消えた後にアナトレントが「ママ! ママ!」と泣きながら母親を呼び続ける。 可哀想なアナ! アナにとって母親の存在がどれだけ大きなものだったかが伝わってきてとても悲しかった。 母親の苦しんでいる様子も痛々しい。 車椅子に乗ったおばあ様の表情がとても良い!存在感が素敵だ。なんて良いキャラクターをしているんだ! 「おばあちゃま」や「癌の母親(妄想)」の存在が、この家の空気をより憂鬱なものにしているのかもしれない。 写真が沢山貼ってあるのも、アルバムをめくるのもなんか良い(ノスタルジック?アルバムっていろんな時代や世界と繋がっていると思う)。 都会の、車の音やサイレンの音が迫ってくるようで、とても怖い。「ピーポーピーポー」というサイレンの音が印象に残った。 レコードから聴こえてくる、とても憂鬱で哀愁漂うサイケデリックなテーマソングが鑑賞後もしばらく印象に残る。まるでメロディーに麻薬作用があるみたいに頭から離れない。この音楽も作品の憂鬱な雰囲気を高めているのかもしれない。 その音楽にのせて踊る少女達はとても愛らしい妖精のよう。 お化粧ごっこをしたり、ファッション雑誌を切り抜いたり、おママ事をしたり、 その神秘的な少女達の遊戯の風景に、少女愛好家はたまらないだろう。 そういった少女の世界観がとても見事に描かれている。 なんだか監督がアナトレントをひいきしているようにみえてしまうが、しかしそれは彼女の持つ魔力故に仕方のないことです。 部屋の中が薄暗いせいか、雨の季節の湿っぽい憂鬱な雰囲気が全体を覆う。 暗いのが美しいと思える映画。 しかし「ミツバチのささやき」と比べてしまうなら、映像の美しさ、神秘的な部分で劣っていると認めざるを得ないかもしれませんね。 ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 9点(2007-11-12 00:03:45)

4.苦痛だった。「不思議ちゃん」キャラをつくってるのが、見えちゃうんだよな。やっぱりつくり手もミツバチに引きずられちゃったんだろうけど、、、あ、もちろんロリコンです。 馬飼庄蔵さん [ビデオ(字幕)] 4点(2005-10-12 15:41:21)

3.寸胴で平坦な根暗な映画。ちなみに俺はロリコン野郎ではないです。 モチキチさん 5点(2004-11-03 22:05:29)


2.《ネタバレ》 スペインの映画って初めて見たかも知れないな。映画自体は淡々としてて起伏に富んでません、ので、言ってみれば退屈です。それでも場面場面でハッとさせられて、見所は結構ある。主人公の女の子がまたえげつないんだな。大人に向かって、危険なものとわかってて銃口(弾丸装填済み)を向けたり、平気で毒を盛ったり、かなりキてます。まぁ彼女が殺したくなるのも分かるくらい登場する大人達が基本的にイヤなヤツなんですが、唯一アルツハイマーの祖母だけは素敵なお方です。顔を縦に振るか、横に振るかでしか感情を表現しません。いいキャラだ。少女「おばあちゃん、もう死にたいのね」祖母「(うん)」少女「じゃぁ私が殺してあげるわ」祖母「(いや)」少女「なんで?さっき死にたいって言ったじゃない」祖母「(いや)」…おめーらどういう家族だ。ってワケで、大人の世界に絶望している少女の暗い心の内面が描かれたシュールな作品です。危険な天然不思議美少女を鑑賞したいロリコン野郎は必見だ! コバ香具師さん 4点(2004-05-10 10:19:47)(笑:1票)

1.や、良い映画だと思います。でも、いかんいかんと思いつつもついつい「ミツバチのささやき」と比べちゃうんですよねー。アナ・トレントもその姉、妹役の女の子たちは可愛いんですけどね。劇中歌は、なんかB級歌謡曲みたいで、妙に心に残ります。 ぐるぐるさん 7点(2003-11-14 19:09:16)

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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 5.50点
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5116.67% line
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7116.67% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

【ゴールデングローブ賞 情報】

1977年 35回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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