みんなのシネマレビュー

地獄の黙示録 特別完全版

Apocalypse Now Redux
2001年【米】 上映時間:202分
ドラマ戦争もの小説の映画化ロードムービー
[ジゴクノモクシロクトクベツカンゼンバン]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-08-12)【イニシャルK】さん


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督フランシス・フォード・コッポラ
助監督ラリー・J・フランコ(第二助監督)
演出テリー・レナード(スタント・コーディネーター)
R・リー・アーメイ(軍事アドバイザー)
キャストマーロン・ブランド(男優)ウォルター・E・カーツ大佐
マーティン・シーン(男優)ベンジャミン・L・ウィラード大尉
ロバート・デュヴァル(男優)ビル・キルゴア大佐
フレデリック・フォレスト(男優)ジェイ・”シェフ”・ヒックス
アルバート・ホール(男優)チーフ・フィリップス
ラリー・フィッシュバーン(男優)タイロン・”クリーン”・ミラー
デニス・ホッパー(男優)フォト・ジャーナリスト
ハリソン・フォード〔1942年生〕(男優)ルーカス大佐
スコット・グレン(男優)リチャード・M・コルビー
コリーン・キャンプ(女優)プレイメイト
クリスチャン・マルカン(男優)ユベール・ドマレ
オーロール・クレマン(女優)ロクサンヌ・サロ
G・D・スプラドリン(男優)コーマン将軍
サム・ボトムズ(男優)ランス・B・ジョンソン
マーク・コッポラ(男優)AFRSのアナウンサー
フランシス・フォード・コッポラ(男優)TVクルーの監督(ノンクレジット)
R・リー・アーメイ(男優)ヘリコプターのパイロット(ノンクレジット)
ロマン・コッポラ(男優)
ヴィットリオ・ストラーロ(男優)TVの撮影マン
石田太郎ウォルター・E・カーツ大佐(日本語吹き替え版)
堀内賢雄ベンジャミン・L・ウィラード大尉(日本語吹き替え版)
菅生隆之ビル・キルゴア大佐(日本語吹き替え版)
内田直哉ジェイ・”シェフ”・ヒックス(日本語吹き替え版)
山野井仁チーフ・フィリップス(日本語吹き替え版)
金尾哲夫ユベール・ドマレ(日本語吹き替え版)
辻谷耕史ランス・B・ジョンソン(日本語吹き替え版)
高島雅羅ロクサンヌ・サロ(日本語吹き替え版)
糸博コーマン将軍(日本語吹き替え版)
中博史ジェリー(日本語吹き替え版)
稲葉実フォト・ジャーナリスト(日本語吹き替え版)
小森創介タイロン・”クリーン”・ミラー(日本語吹き替え版)
杉本ゆうプレイメイト(日本語吹き替え版)
星野充昭(日本語吹き替え版)
原作ジョセフ・コンラッド「闇の奥」(ノンクレジット)
脚本ジョン・ミリアス
フランシス・フォード・コッポラ
音楽カーマイン・コッポラ
フランシス・フォード・コッポラ
作曲リヒャルト・ワーグナー〔音楽〕"ワルキューレの騎行"(楽劇《ワルキューレ》第3幕より)
挿入曲ザ・ドアーズ"The End"
撮影ヴィットリオ・ストラーロ(撮影監督)
スティーヴン・H・ブラム(第二班撮影監督 )
キャレブ・デシャネル(挿入シーンの撮影監督)
ヒロ・ナリタ(挿入シーンのカメラ・オペレーター)
製作フランシス・フォード・コッポラ
フレッド・ルース(共同製作)
アーウィン・ヤブランス(製作者代表)
配給日本ヘラルド
特撮リチャード・O・ヘルマー(特殊効果)
美術ディーン・タヴォウラリス(プロダクション・デザイナー)
ウェイン・フィッツジェラルド(タイトル・デザイン)
アンジェロ・P・グレアム(アート・ディレクター)
編集ジェラルド・B・グリーンバーグ
フランシス・フォード・コッポラ
アーサー・コバーン(編集補佐)
リチャード・マークス[編集](編集スーパーバイザー)
ウォルター・マーチ
録音ウォルター・マーチ
字幕翻訳戸田奈津子
スタントテリー・レナード(ノンクレジット)
その他バリー・M・オズボーン(プロダクション・マネージャー)
エレノア・コッポラ(ドキュメンタリー・スーパーバイザー)
マーク・コッポラ(キャスティング・アシスタント)
ダグ・クレイボーン(ポスト・プロダクション・コーディネーター)
メリッサ・マシスン(エグゼクティブ・アシスタント)
フランシス・フォード・コッポラ(プレゼンター)
ジョー・エステヴェス(スタンド・イン〔ノンクレジット〕)
あらすじ
泥沼化したベトナム戦争。ウィラード大尉は極秘任務を命じられる。同じアメリカ軍のカーツ大佐を抹殺せよというのだ。カーツは突然戦線を離脱し、部下や原住民を率いてジャングルの奥地に「王国」を築いていると言う。模範的なアメリカ軍人だったカーツに何が起きたのか?ウィラードはカーツを求めて川を遡り、西洋人のモラルの荒廃を目撃する。「闇の奥」「聖杯伝説」など様々な古典文学を下敷きにした、“Apocalypse Now”つまり現代における(地獄でなく)黙示録(言葉でなく、イメージで伝えられるメッセージ)。

】さん(2004-03-29)
全てのをあらすじ参照する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品 心に残る名台詞 エピソード・小ネタ情報 心に残る名シーン
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
【通常表示】/【お気に入りのみ表示

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

別のページへ
12345678


135.途中までは「これから何が起こるんだろう」とワクワクするんです。それが終盤になるとみんなが訳分からんこと言い出して、説明不能になって終わる。どこかで見た感覚だなと思ったら「2001年宇宙の旅」でした・・・。カーツ大佐の王国に米軍の爆撃機軍団が当然乗り込むと思ったら、何もないままってのに大作感があるんでしょうか。 次郎丸三郎さん [DVD(吹替)] 5点(2010-03-03 05:47:25)

134.《ネタバレ》 特別完全版を観て、なるほどなと思いました。だって、オリジナル版はカーツの王国に入ってからの展開が意味不明ですもん。この特別完全版で多少は感情移入出来るようになりましたよ。しかしコッポラの東洋蔑視の視点には辟易させられますし、カーツ大佐の思想(らしきもの)も底の浅い哲学もどきだし、そしてブランド太り過ぎ! それにしても、クリスチャン・マルカンが出ているあんなに長いシークエンスがあったとは驚きました。ちなみに、ベトナムには虎は生息していません(笑)。 S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-02-11 00:05:52)

133.本作がとっ散らかっていることは、この「特別完全版」を見ればよくわかります。映画の完全版といえば、見たことのない場面がいくつか加わる程度のものが大半なのですが、本作における復活シーンはかなりしっかりとした内容です。脚本上はそれなりの重要性があり、かつ手の込んだ撮影がされていたにも関わらずこれらの場面はオリジナルからは丸々削られていたわけで、このことから、撮影時にコッポラの中で映画の全体像が出来上がっていなかったことが推測されます。B級映画の帝王ロジャー・コーマンの下で修業したコッポラに無駄な場面(復活したフッテージはまるで本編に必要がなく、これらを切ったオリジナルの判断は正解でした)を山ほど撮らせることはなかなかの異常事態なのですが、その原因はマーロン・ブランドにありました。カーツ大佐は、神経症とジャングル生活で痩せ細ってはいるが眼光鋭く、得体の知れないカリスマ性に満ちた人物という設定であり、押し寄せる北ベトナム正規軍とカーツの軍隊の繰り広げる死闘が本来のクライマックスだったのですが、ブランドは契約違反とも言えるほどぶくぶくに太って現場に現れ、クライマックスの大アクションを撮れなくなってしまいました。オチが白紙になった状態で撮影を進めざるをえなくなったことで本作は方向性を見失い、その場のアドリブと編集で辻褄を合わせるという無茶なやり方によりなんとか完成。映画の製作過程そのものが、ウィラードの旅と同じく「混沌」に支配されていたのでした。普通なら企画が倒れるか、駄作が生まれるかのどちらかなのですが、コッポラの才能や優秀な現場スタッフの貢献、そして一周して映画のテーマと合致するという奇跡によって、本作は「映画として成立していないが、訳のわからん迫力に満ちた他に類を見ない作品」となったのでした。シナリオ通りのラストであれば映画としては面白くなったはずですが、傑作としての歴史的地位は得られなかったでしょう。禅問答で煙に巻くラストによって何か奥深いことを言っている雰囲気を作り、観客に映画を読み解く作業を与えたことも、結果的に正解でした。。。私?私は失敗作だと思います。ひとつひとつのエピソードは面白くても全体としては統一感に欠けるし、ラストもオチから逃げただけにしか見えません。しかし、失敗作ではあるが駄作と切って捨てられない魅力があるのもまた事実なのです。 ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 5点(2010-01-24 07:50:56)(良:2票)

132.不完全な所を補う何かがあるのだろうかと6年前に観ました。慰安婦さん、カーツの如き仏人入植者からも何も観るべきところはありませんでした。だらだらだらだら時間をかけている愚劣さにオリジナルから-1点。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 0点(2009-09-19 13:15:40)(良:1票)

131.見たことは無かったが、名作として名前は聞いていた【地獄の黙示録】。期待をもって鑑賞したのだが・・・くそ長く、それでいてくそつまらなかった。陰湿な映像の垂れ流し。さらに“地獄”と銘打っているが地獄を表現できていなかったんじゃないかな?あっ、映画の終盤、この映画を見ることが地獄の苦しみだったわ。 はりねずみさん [DVD(字幕)] 1点(2009-07-25 20:09:47)

130.戦争が生んだ様々な「狂気」を描きたいのは分かるが、何だか表現が薄く散漫で、結局何も胸に響くものが無かった。キルゴアとドアーズに2点。 おーるさん [DVD(字幕)] 2点(2009-07-09 08:18:33)

129.《ネタバレ》 カーク大佐に辿り着くまでは、まぁまぁ面白かったんですけど、出始めてから急激に哲学思想し始めましたねー。他の戦争映画とは一線を画しては居ると思います。
やたらサーフィンしたがる上官に、なぜか和んでしまいました。 バニーボーイさん [DVD(字幕)] 5点(2009-04-23 22:21:53)

128.話がよくわかりませんでした。つまらなくはなかったけど。 doctor Tさん [DVD(字幕)] 5点(2008-10-27 18:22:54)

127.《ネタバレ》 解説しちゃいけない映画。解釈は自由でいいと思う。深読みするもヨシ。わかんないで済ませるもヨシ。これだけ長時間雰囲気で押し切った映画もスゴイと思う。好きなシーンはたくさんあるのでたまにそこだけDVDで見てる。一番好きなシーンはハリソンフォードたちがズバリ要点をいわないまま要点にせまっているシーン。ナメクジがなんたらとかいうブランドの録音のあたりは、もう何度も繰り返し見てるのに、これから何が起こるのかまったく想像できなくなって今でもワクワクできる。想像ばかりがでかくなって、実際にブランドが登場するとカリスマ性を感じなくなってしまうのが弱点。デニスホッパーがブランドのカリスマ性を必死でマーティシーンに説明してるがとても陳腐。説明してる時点でカリスマじゃなくなるのに…戦争映画というよりも、戦争という題材を利用して作った狂気映画に見える。好きです。 コウさん [DVD(字幕)] 8点(2008-10-03 02:35:05)

126.不必要なシーンが多かった気がします。焦点がぼけてしまっていてはっきりしていません。独特の雰囲気は好きです。 Balrogさん [DVD(字幕)] 6点(2008-07-30 00:01:10)

125.長かった。。。でも見てよかった。 フッと猿死体さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-05-05 19:42:21)

124.特別版になって、物語の意味がわかりやすくなったと思います。 TVC15さん [DVD(字幕)] 10点(2008-02-25 11:02:04)

123.《ネタバレ》 これはベトナム戦争を客観的に描いた一大叙事詩的作品だ。
マーロン・ブランドがトップクレジットながら、ラスト付近にしか出てこないがおかしい。
面白くはないが、ベトナム戦争に興味がある方なら興味深く観ることができるに違いない。

それにしても、途中出てきたフランス人女性、とても美しく見えた。
やはり白人女性は、アメリカ人よりも欧州女性に限る。
そんなことに着眼して本作を観た人はいないかもしれないが。
全体的に冗長なだけに、そんなことにでも執着して観ない限り、3時間超なんて耐えられっこない。
にじばぶさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-02-07 00:32:00)

122.マーロン・ブランドが意外にしょぼかった。 Dr.Teaさん [DVD(字幕)] 4点(2007-08-26 16:40:47)

121.《ネタバレ》 ジョン・ミリアスのオリジナル脚本では、クライマックスに大規模な戦闘シーンを用意していたらしいが、マーロン・ブランドの我がままでボツに…(泣)脚本通りに仕上がっていたらどんな映画になっていたのだろうか。これは、さしずめ「ウィラードと巡るベトナム周遊紀行」といったところか。3時間半の長旅だったが、思い出すのはキルゴアのナパーム投下シーンのみとは… フライボーイさん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-07 16:31:50)


120.レビューを書くために色々考えてみるのですが、考えれば考えるほどよく分からない。途中までは良かったのに、そこからの展開にまるでついていけませんでした。ラストはあれで良いのか悪いのか…主人公の考えが全く掴めなくなりました。うーん。 kinouさん [DVD(字幕)] 4点(2007-04-12 19:27:24)

119.《ネタバレ》 初版を見たのは20年以上前だが、前段後段のつながりが分からず難解のまま終わっていた。今回この完全版でその謎が解けたように思う。コッポラが描きたかったのはアメリカの新植民地主義、今の言葉で言えば米国グローバリズムに対する痛烈な批判である。新たに加わったフランスの植民者達との邂逅で謎が解けた。旧来の帝国主義に基づく植民地経営は入植者が土地を開墾し、自分の物として利益を得るものである。原住民から見れば迷惑な話だろうが、支配する側からは彼らにも生活の糧と文化を与えそれなりに「うまく」やって来たという自負があるのだ。フランス人達は悩みながらも軸足はぶれていない。しかしアメリカの新植民地主義はどうだろう。文化の違う(未開と見なす)土地に入ってゆき反対者は圧倒的な軍事力で排除するけれども、命を懸けて戦う兵士達自身には何の利得もない。せいぜい占領地でサーフィンをしたり、圧倒的な戦力で奇兵隊ごっこをして胸の空く思いを堪能するだけで利得は内地で机に向かっている「誰か」の物でしかないのである。世界の警察と言う建前で船を臨検するけれど、もともと欺瞞に満ちた存在でしかないから無実の人々に銃弾を浴びせ、怪我をしたからといって病院へ連れてゆこうと主張するのである。カーツ大佐は新植民地主義の使い走りとしての自分に嫌気がさして、一人城を作るのだが結局作った城はアメリカが第三世界で行ってきたことと同じであることで悩む。そしてウイラードに自分を抹殺してこの城も焼き払えと命ずるのである。軸足ぶれぶれのウイラード大尉もカーツの意図を察してカーツを殺して元の世界に帰ってゆくのであるが、元の世界もカーツの城と同じ地獄であることを知ってしまったのだろう。アメリカの新植民地主義の顛末は現在のアフガニスタンやイラク、アフリカや中南米を見れば明らかである。まっとうな精神を持った優秀な軍人ほどアメリカの新植民地主義を「地獄」と表現した製作者に共感するだろう。映画として初版では興行を考えてアジアの未知の秘境に入り込んでゆく冒険譚に仕立ててしまった事が魅惑的であり難解であることの原因となったのだろう。完全版ではカーツの城の情景がやけにあっさりとして見えたのは全体がうまくつながったからかも知れないが、原題通り「現在の黙示録」になったようだ。 rakitarouさん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-26 19:23:17)(良:1票)

118.「死と再生」とはよく耳にする言葉だけれど、この映画で表現されたものほど強烈なそれを私はかつて知らない。終わりが無いことにはどうにもならない。戦争であれ、帝国であれ、生であれ、永遠など有り得ない。反復と永遠とは違う。そのためにも、ラストシーンは変えるべきではなかったのではないか。 ロウルさん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-26 09:15:53)

117.《ネタバレ》 カーツ大佐が、死ぬ間際に口にしたHORROR(恐怖)とは、いったい何であっただろうか。カーツ大佐は根っからの軍人だと思う。しかし、ベトナム戦争でのアメリカの戦い方は、キルゴア大佐を見てのとおり、圧倒的な強力の武器を背景に、緊張感の欠けたただの子どものシューティングゲームのようになっている。一方、前線では指揮官不在で命令系統が全く機能していない。「これではアメリカは勝てっこない」と、カーツ大佐でなくても、誰でも感じるのではないか。自分のキャリアを捨てて、グリーンベレーに入隊したとしても、戦況が変わるわけでもなく、軍人としての渇きを潤すことはできなかったのだろう。だからといって、軍を捨てて故郷に戻ることはできない。冒頭のウィラード大尉と同様にもうすでに故郷はなく、ジャングルに戻ることしかできなかったのだろう。「軍」を捨てて、「故郷」を捨てても、軍人である以上、「戦」や「ジャングル」を捨てることはできなかった。自分の頭の中は正常であっても、魂はどんどんと狂っていく。自分の魂が狂っていくさまを、カーツ大佐は冷静に客観的に自分の正常な頭で眺めていたのだろう。それこそまさに「恐怖」なのではないかと自分は感じた。
キルゴアのように「頭」が狂ってしまえば、「魂」までも狂うことはなく楽にいられたかもしれない。フランス人一家は、頭も魂も正常であるけれども、彼らが土地や家族という「根」を張っているから耐えられるのであり、根を張っていないものには、あの苦痛は耐えられないだろう。
だから、ジャングルの奥地に入り込み、自分の王国を創らざるを得なかった。「王」になったとしても、自分の渇きを潤せたかどうかは疑問だ。「たまにおかしなことを言ったり、度を越える」とデニスホッパーが語っていたように、ここにも彼の居場所はなかったのかもしれない。だから、カーツ大佐は「死」を望んだのだろう。自分の死と王国の後始末をウィラード大尉という、本物の「軍人」に頼んだのも、少しは理解できるような気がする。
以上は、自分が感じた全くの個人的な見解であるが、映画としてはあまり面白くないとは思うし、無駄に長すぎる。後半はベトナム戦争とはどんどんとズレていっているようにも感じるので、あまり高評価はしたくない。 六本木ソルジャーさん [DVD(字幕)] 6点(2006-08-24 00:15:06)(良:1票)

116.ベトナムものはコメントしずらいですね・・・。メッセージ的なものは大体同じだろうし、表現の仕方は違えど。
STEVE-Oさん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-17 10:36:28)

別のページへ
12345678


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 155人
平均点数 6.56点
021.29% line
131.94% line
231.94% line
363.87% line
4117.10% line
52818.06% line
61912.26% line
72314.84% line
82516.13% line
91912.26% line
101610.32% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.27点 Review11人
2 ストーリー評価 7.26点 Review15人
3 鑑賞後の後味 6.93点 Review16人
4 音楽評価 7.64点 Review14人
5 感泣評価 3.00点 Review4人

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS