みんなのシネマレビュー

ソー:ラブ&サンダー

Thor: Love and Thunder
2022年【米】 上映時間:119分
アクションドラマSFアドベンチャーファンタジーシリーズもの漫画の映画化
[ソーラブアンドサンダー]
新規登録(2022-05-30)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2023-05-22)【イニシャルK】さん
公開開始日(2022-07-08)


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監督タイカ・ワイティティ
キャストクリス・ヘムズワース(男優)ソー
ナタリー・ポートマン(女優)ジェーン・フォスター/マイティ・ソー
テッサ・トンプソン(女優)ブリュンヒルデ/ヴァルキリー
クリスチャン・ベール(男優)ゴア・ザ・ゴッドブッチャー
カレン・ギラン(女優)ネビュラ
クリス・プラット〔1979年生〕(男優)ピーター・クイル/スターロード
ポム・クレメンティエフ(女優)マンティス
ラッセル・クロウ(男優)ゼウス
メリッサ・マッカーシー(女優)ヘラ
デイヴ・バウティスタ(男優)ドラックス
ジェイミー・アレクサンダー(男優)シフ
サム・ニール(男優)オーディン
カット・デニングス(女優)ダーシー・ルイス
マット・デイモン(男優)
ステラン・スカルスガルド(男優)
タイカ・ワイティティコーグ
ブラッドリー・クーパーロケット
ヴィン・ディーゼルグルート
三宅健太ソー(日本語吹き替え版)
坂本真綾ジェーン・フォスター/マイティ・ソー(日本語吹き替え版)
沢城みゆきブリュンヒルデ/ヴァルキリー(日本語吹き替え版)
山寺宏一ピーター・クイル/スターロード(日本語吹き替え版)
子安武人ゴア・ザ・ゴッドブッチャー(日本語吹き替え版)
遠藤憲一グルート(日本語吹き替え版)
加藤浩次ロケット(日本語吹き替え版)
秋元才加マンティス(日本語吹き替え版)
千葉繁ゼウス(日本語吹き替え版)
田村睦心ダーシー・ルイス(日本語吹き替え版)
楠見尚己ドラックス(日本語吹き替え版)
多田野曜平(日本語吹き替え版)
山根舞(日本語吹き替え版)
原作スタン・リー
ジャック・カービー
製作ケヴィン・ファイギ
マーベル・スタジオ
配給ウォルト・ディズニー・ジャパン
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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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15.《ネタバレ》 前作がとても面白かったので期待したのですが...期待を裏切られました。
前作のギャグとシリアスのバランスが絶妙だったのに比べ、今作はギャグ一辺倒。それもかなり面白くない。なにより笑わせよう笑わせようと必死になっている感じが出ていて、かえって冷めてしまう状態が延々と続きます。まあ、面白いかどうかは人に寄るのでしょうけれど、自分には合わなかったな。

特にゼウスのあたりは最悪で、時間を費やしている割には面白くもないし、話も大して進展しなくて興ざめでした。ヘラの芝居のあたりも前作の二番煎じにしか思えず、なんだかなあ...ハンマーもストームブレーカーもギャグの仲間入りで、どんどん存在が軽くなってますね。なんだかなあ...

悪役については、神々を殺して回っているというセリフだけの説明に終始して、実際の神様殺しまくり場面が出てこないので、強さがまるで分からない。分からないから戦っていてもカタルシスが無いという、なんとも残念なことになっています。

ストームブレーカーが鍵である理由も分からないし最後も娘が蘇るのは良いとして、父親が死ぬのも分からない。なんで?

ほとんど褒めるところが無い映画でしたが、エージェント・オブ・シールドのファンとしてはシフの登場は嬉しかった。もう少し活躍して欲しかったですけどね。

全体を通して、ロキの不在も大きかったように思います。ロキの意外性、トリックスターぶりは、ソーのシリーズにとって重要だったのだなあと再認識させられました。岩男や女戦士では務まらない唯一無二の存在でしたね。どうせ後付け満載なソーのシリーズですから、次回作があるなら復活させて欲しいところです。


そうそう、散々ギャグ一辺倒にしておきながら、エンドロール後のヴァルフハラの場面で、シフの腕が出てこないのも納得いかない....
EOSさん [ブルーレイ(吹替)] 4点(2024-05-07 18:40:07)

14.《ネタバレ》 相変わらずのデタラメなかるーいノリは健在のソー映画。ジェーンがソーになっちゃうとか、ゼウスとか他神話の神が多数登場とか、何でもありでぶっ壊れとんなー。でも嫌いじゃないです。そんなこんなで、まー、ポカーンと楽しめたかなって感じだったんだけど、オチにやられました。娘が生き返って、ソーが育てて、2人で宇宙平和って、この、なんか縁があってできた関係性で、これからもやっていきますってノリ、好きです。ジェーンが安易に生き残らないってのも良かったです。最後にやられた映画でした。 なにわ君さん [インターネット(吹替)] 10点(2023-05-24 10:20:31)

13.マルチバースの次はヴァルハラ?? ギャグは継続で。 TERUさん [インターネット(吹替)] 5点(2022-11-10 20:27:46)

12.《ネタバレ》 約半年ぶり2度目観賞。シリーズ第4弾。今作のソーはより情愛的。「アイムグルード」しか言わねえボクネンジンみたいなんがいるガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと旅するオイラ。その間にムニョムニョ(?)を手にしてマイティ・ソーになちゃってたご病気のアタシ。クリスチャン・ベールが悪役の気色悪いモンスターを怪演。だけどイケメンが台無し。ちょっぴり笑えるセリフ回しは健在でアクションも迫力あったけど、やはり中身が無い。次作の敵は神の子か。 獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 6点(2022-07-31 04:01:03)

11.《ネタバレ》  正直、ロキは居ないし、ジェーンは闘ってもあんまりカッコ良くなさそうだし、バットマンがヴィラン役で出てきてもなんだかなぁ、と心配してたけど、自分的にシリーズ最高傑作だった。
 最初はギャグがくどすぎると思ったけど、死を前にしたジェーンの生きる意味を問うシリアスさとのバランスが良かった。
 改めて神と人間との悲恋を描き、叶わなかった子を意外な形で授かるという演出が素晴らしい。
 民の子達を覚醒させ、神の軍団とする奇跡、ありそうでなかったカタルシス、良いです。子ども達の誘拐、ゼウスに助けを求めた件、民を率いる真の王となること、様々な伏線の回収満点ですね。
 今回もやってくれましたね、寸劇。偽ロキ、大好きです。
 最愛の女性とは別れたけど、可愛い娘ができて、生きる意味、闘う意味を見つけたところで、大団円...。 ...ん?まだ続くの?次は神と人間との子との闘いっすか!?
 玉に瑕かなというところは、ヴァルハラが出てくると、こいつも、そいつも、あいつも復活しちゃうので、そこは反則気味な気がするけど、次作での描き方でしょうね。ドラゴンボールの孫悟空みたいな感じだったりして…。 ノンさん [映画館(字幕)] 9点(2022-07-16 22:49:04)

10.「ソー」3作観直してから鑑賞。
前作からの意識高い本作、お陰でいっぱい笑いました。
くどくてズレてる監督の作風も慣れましたし(笑)

「ソー」はまだ続くそうですから、途中繋ぎのお話しとしては良く出来ている。
クリスチャン・ベールさんは流石の名演。
そこからそうなった訳ですから(ネタばれは書きません)次回作にも登場か?
私の勝手な想像ですが、次回是非ベールさんまた見たい。

本作はラブが大きな主題。
スターウォーズエピソードⅡを彷彿させる。
思えばナタリーさんはそちらでも愛だった…
どちらも熱演でどちらも繋ぎのお話し。
私の個人的な感想ですが。

あちこち調べない私ですから、予想は大外れかもしれません。
それもまた楽しいので、次回作をゆっくり待とうと思います。

雷の神は光って戦えばそれで満足。 たんぽぽさん [映画館(字幕)] 8点(2022-07-16 20:36:56)

9.《ネタバレ》 ジェーン再登場には驚きました。もっとも、死なせるために登場させて様なものですが。ソーに永遠の愛を語らせるためには、必要だったのでしょう。その代わり、悪役と主人公の絡みが少なくなって、ヒーロー映画の魅力が半減しています。善と悪の対決が1番の見どころであるはずなのに、そのシーンが少ないのです。悪と戦わないヒーローじゃ、つまらないでしょ? shoukanさん [映画館(字幕)] 5点(2022-07-15 22:45:50)

8.《ネタバレ》 シャンチーの時に僕は「MCUは一定水準は必ずクリアしてくる」と評価してましたが、本作はその一定水準未満でした。
あまりにもあんまりだ。
冗談抜きに、グリーンランタンのほうがおもしろくないか?これ

巷で評判が悪いことをあらかじめ目にしていたので、思いっきり、ものすごく思いっきりハードルを下げて鑑賞しましたよ。
それでもそのハードルにも躓いてコケた映画だなぁというのが正直な感想。

まじで褒めるところが無い。

ギャグが多すぎてバランスが悪いのは確かにそうだし、ギャグが寒いというのも確かにそうで。個人的には手榴弾に見せかけた音楽再生機の件がクッソ寒かったな。あそこでリズムに合わせて首を動かす仕草が「うわ・・・やば・・・」ってなったな。ゼウスのスカート持ってお茶目装ってるシーンもひどかったし。ラッセルクロウ、お前はそれでいいのか?
マットデイモンのシーンも長すぎる。くどい。

ただ、じゃあギャグが滑らなければよかったのか?ギャグが減っていればよかったのか?と言われると全くそんなことは無く。お話が全然面白くない。
冒頭の闇落ちのエピソードを描いていたところは良かった気がするけど、それ以降は味のしないラーメンを食ってる感じで、ボケーっと見てた。

ガーディアンズとの共闘も別に共闘感が無いし・・・
そういや予告編にあった「ガーディアンズと一緒に戦っているけど戦うのを止める」シーンはどこいった?予告だと「戦うのが嫌になった」的な表現してたよなぁ?あれ、作り直して「無い事」にしたのか?

これ書いてて上記の事にふと気づいてしまったんだけど、脚本がこんだけグダグダなのは、作り直したとかあるのかもしれんなぁ。
それくらいグダグダ脚本がひどかった。
ゼウスの件の全然要らないし、ゼウスの武器だって別に他の品物で代用できるレベルの代物じゃないですか。マジで次回予告のヘラクレスがやりたかっただけの場面で、正直いらなかったなぁ。
スターウォーズのEP8の無意味な寄り道を思い出したよ。

子供たちをさらって結局ソーの戦力になる流れも、ゴアは何がしたかったのかさっぱりわからん。子供たちをあれだけの数だけさらう必然性がどこにもないしな。自分の子供が死んだから、その苦しみをアズガルド住民にも分け与えてやる的なことだって、ころすのならわかるがさらうという行動に結びつかんしかなぁ。まあディズニーだから子供が傷つくシーンは撮れないし。
だったらストレートに大人の神だけやってしまえばよかったのに。

ゴアがいる影の星だっけ?あそこのシーンもダラダラ続くし、子供たちをさらってあそこに逃げたのもストームブレイカーが欲しいだけってのもなんだかなぁ。
ストームブレイカーが願いをかなえる場所の鍵となるというのも「なんでゴアはわかったの?」と唐突に説明されててね。だったら最初からガーディアンズもろともソーを襲いに行けばよかったじゃん。他の神殺しもする必要がないじゃん。
展開の必然性が何も無いのよね。

ゴアの見た目も三流ヴィランて感じで、デザインが詰まんなかったな。これだったらダークナイトの時のブルース・ウェインみたいなパリっとした恰好で剣をふるった方がカッコよかったんじゃないか?ヴィランがカッコよくないと絵的に締まらないぞ?
そういう恰好でも圧倒的ヴィラン感を出すことができるのが、クリスチャンベールじゃないのか?チャンベールをなめとんのか?

あと、もう子供たちが戦力に加わった時点で誰も傷つかないぬるま湯展開が想像されて、その時点で冷めちゃったんだよなぁ。家族も楽しくみられるMCUだから子供たちが大活躍するシーンがあってもいいんだろうけど・・・ソーがその役割かぁ。こういう扱いになるのか、ソーは。

ソーは前作のラグナロクも微妙なんだけど、正直単体作品が軒並み微妙なんで扱いが雑でかわいそうですね。ダークなんちゃらも個人的には楽しめたけど、話は全く記憶にないしな。
んでエンドロール中間映像で予告編出してるし。予告編を見て「もういいよ・・・」ってなったのは初めてです。

正直シャンチーの方が面白かった。シャンチー以下やぞ。しっかりせい。

書いてて段々腹立ってきた。昨日の時点ではそこまで腹立ってなくて、ただがっかりしたなぁという印象なんだけど、原因を文字に起こすとより不満が理解されてきて、怒りに変わってきたね。 みーちゃんさん [映画館(字幕)] 3点(2022-07-15 10:55:17)(良:1票)

7.《ネタバレ》 もともとMCU作品にストーリーなんぞ求めていない上に昨今の作品はどうも「前作ありき」な作風が顕著で、結構辟易していたのですが、これは特に前の作品観ていなくても「前回までのあらすじ」のように端的に演出してくれたり、劇中劇で表現してくれるのでそういうところは結構新設設計かな、と思いました。
ストーリー自体も「行って救ってぶっ倒す!」という単純明快ですし、敵側も最近のヴィランの中では個人的に抜群の存在感を放っていたと思いますし。
何よりスコアというか使われてる曲がガンズやDioっていう時点で自分は十分面白かったです。「神の恐ろしさを思い知らせてやる!」って言って流れるのがDio(イタリア語で神の意味)のレインボー・イン・ザ・ダークってギャグかと(笑)
細かいこと抜きにして、頭空っぽにして楽しめる作品でした。 クリムゾン・キングさん [映画館(字幕)] 7点(2022-07-15 01:06:22)(良:1票)

6.《ネタバレ》 うーん、それでもごく暢気に頭カラッポにして観る分には時間潰しにはならなくもないかな…とは思ったのですが(尺が無駄に長かったりするコトもねーので)、終盤は実際私もかなり退屈でしたね(シーン的にはしっとりと盛り上がるハズのヤツなのに)。指摘したいのはとにかく、全編通して色濃く漂い続ける「既視感」+多少ソレを感じさせないシーンに関してのそーいった要素の「取り込み方の雑さ」ですかね。その意味では、宣伝の感じや序盤の雰囲気からしても(最後まで観ると)意外なホドにまた「真っ当な」ヒーローものに(今更)仕上げちゃった…とゆーのは端的にバッドチョイスだったかな、と。でもゆーて、マイティ・ソーてのは何から何までごく「脳筋」なキャラクターなワケですから、何か奇を衒ったコト・細やかなコト・ややこしいコトってのには総じて向かない…とゆーのも何となく分かるトコロではありますケドね(クリヘム君の演技力の観点からしても)。

ただ、復帰したナタリー・ポートマンは諸々と素晴らしく美しかったですし、今作がMCUにおける『マイティ・ソー』の物語の一応の締めくくりであるのならば(実際の今作の終わらせ方も含めて)その意味での評価として点数は高めに倒そうかとも思ったのです。が、恒例のエンドロール観る限りそーだとは言い切れなそう…でもあるのですよね(ま、今作がハネたらあわよくば…的なコトかも知れませんケド)。そーなってくると正直モ~「惰性なカネ儲け」にしか思えない…てなモンですし、だから今作も評点は一点下げておこうかなと(エンドロールの所為で一点下げた…なんて映画は意外と初めてですね私)。 Yuki2Invyさん [映画館(字幕)] 5点(2022-07-10 18:15:58)

5.《ネタバレ》 不評のシャン・チーとエターナルズで停滞感があったものの、続くスパイダーマンNWHとDr.ストレンジMOMで持ち直したかと思いきや、またコケた感じですね。
カメオを含み、出演陣はなかなか豪華なのですが、おふざけが長々と続く印象で、ストーリーもこれと言って特筆すべき点はなし。
ジェーンが、どうやってマイティ・ソーになれたのか‥‥という説明も殆どありません。ゼウスの武器も微妙だしね。

他のレビューサイトでは、公開直後でもあり高得点をマークしているようですが、年齢層が比較高め(?)の本サイトではやはり低い得点に出てしまいますね。 TerenParenさん [映画館(字幕)] 3点(2022-07-09 23:12:54)

4.《ネタバレ》 思わず声を出して笑ってしまったシーンはあったし、楽しくない映画だったとは言わないけれど、期待していた映画的価値の創出できていないなというのが、正直な印象。
タイカ・ワイティティ監督らしいエキセントリックな表現やキャラクターたちの言動はユニークだけれど、ストーリーの根幹に存在すべきテーマがひどく散漫で、愛すべき“おふざけ”がただの“緩み”のまま終始してしまっており、中身の乏しい映画に仕上がってしまっている。

これがタイカ・ワイティティ監督の初めてのビッグタイトルということであれば、また面白い監督が出てきたなと好意的に見れたかもしれないが、既に前作「マイティ・ソー/バトルロイヤル」で一躍頭角を表し、「ジョジョ・ラビット」で映画監督としての地位を固めた実績を踏まえると、本作の仕上がりについては“お粗末”と言わざるを得ない。

MCUがフェーズ4に入り、その世界観が際限なく広がってしまったことが、本作の立ち位置を見失わせてしまった最たる要因だと思う。
フェーズ3までは、サノスとの決戦を終着点として、あくまでも“地球”ベースで各映画作品が連なっており、その中では、“神々の騒動”を描いた「マイティ・ソー」シリーズはある種「異質」であり、その毛色の違いが魅力だったと思える。
だが、フェーズ4に突入し、「エターナルズ」「シャン・チー」等の神話的世界観が乱立するようになり、更には「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」や「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」で“多元宇宙”の領域までMCU全体の世界観が無際限に広がってしまった今となっては、我らが“ソー”を軸にした神々の世界の独創性もすっかり薄れてしまっている。
そんな中で、改めて“神同士”の諍いや、“神殺し”との対決を繰り広げられても、今更感が拭えず、新たな高揚感を見出すことができなかった。

ナタリー・ポートマンのシリーズ復帰、クリスチャン・ベールの存在感は、本作において大きな要素であり、それぞれ一流俳優としての魅力を遺憾なく見せてくれていたと思う。
クリスチャン・ベール演じるヴィラン“ゴア”は溢れ出る禍々しさと悲痛を見事に体現していたと思うし、ナタリー・ポートマンは、それこそベール顔負けの肉体改造で強く美しい新マイティ・ソーと非情な運命を受け入れるジェーン・フォスターを演じきり、ヒーローとヒロインを同時に演じ分けていた。
しかし、両者とも、中身の無いストーリー展開の中で上手く噛み合っていたとは言えず、とても勿体ない印象を受けた。(御大ラッセル・クロウもほぼギャグ要員で残念)

これほど影響が出るとは思っていなかったけれど、観終わった今となっては、やはり「ロキの不在」が、本シリーズにおいてはあまりにも大きなマイナス要素となることを証明してしまっている。
期待していた“ガーディアンズ”との絡みも冒頭のみで取って付けたような感じだったし、他の並行するMCU作品との絡みも皆無だったことも、本作を浮かせてしまっている要因だろう。
単独作としてはシリーズ4作目であり、MCUの中でも最多となっている本シリーズだが、更に続編に挑むのであれば、「バトルロイヤル」の時のようなテコ入れが必須だろうと思う。


劇中劇で再登場する“ビッグスター”たちには大いに笑わせてもらった。
あの舞台役者たちは、アスガルド崩壊やサノス襲撃からも生き残っていたんだな、と思うと妙に感慨深いものがある。 鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 5点(2022-07-09 22:06:18)

3.《ネタバレ》 配信ドラマは一切見てません。 MCUにおいてソーは両親と弟、親友、愛武器、右目、国民(半分?)を喪失し、サノスに勝ち逃げされ壊れてデブになりビッグ3揃い踏みでも見せ場がなくキャプテン・マーベルの出汁に使われる始末。最強格なのに常に割食ってるなあとしか思えませんでしたが、『エンド・ゲーム』で落ちるトコまで落ちての単独4作目なら大きな見せ場くらい欲しかったですね。第3作目『ナグナロク(邦題:バトルロイヤル)』をイイ感じにまとめたタイカ・ワイティティ監督なら軌道修正してくれると期待してましたがガッカリです。お得意なのか各キャラがやたら余裕ぶったコメディ調なのはいいのですが、ほとんどのシーンでそのままなのでクドいしスベり倒しているのに続いていてテンポも悪く飽き飽きしました。それでいて、ソーがソーであるアイデンティティを全て奪われてしまってるし、バトルも常に交互にふっ飛ばされるだけだし爽快感も感動もなかったです。 信じていた神に裏切られ神殺しになったゴアは暗黒舞踏やマリリン・マンソンのような既視感バリバリな見た目で新鮮味がなく、ゼウスは傲慢で怠惰な弱いデブで奪った武器サンダーボルトはただのイカヅチ型アイテムで誰でも持てるし、ムジョルニアに「守ってくれ」と願ったソーのおかげかソーの力を得た末期がんのジェーンは健康な体と力の引き換えにガン進行が早くなり亡くなるし、観てて楽しいことがなかったです。ガンズは好きでも嫌いでもなかったんですが昔の洋楽をかけまくる手法も選曲をハズすとダメだなって思いましたね。 『インフィニティ・ウォー』ではニダベリアの武器は「肉体も精神も砕ける」と言ってた気がした死ぬ思いで作ったストームブレイカーも監督したルッソ兄弟によると「誰でも持てる」と萎える回答。『エンド・ゲーム』でキャプテンがムジョルニアを持つ最高に盛り上がるところもファイギによると「ソーに気を使い持てないフリをしていただけで『エイジ・オブ・ウルトロン』でも持てた」ですからね。ただ打たれ強いタフな脳筋神様ってだけになっちゃってるけど、本当にソーをどうしたいんだろうって思いますね。何かを持ち上げるために使われる役回りばかりだし、毎度物凄い体に仕上げてくるクリヘムが不憫でしょうがないです。MCUもそろそろいいかなって気がしてきました。 ロカホリさん [映画館(字幕)] 3点(2022-07-08 23:24:45)

2.《ネタバレ》  なんだか眠たいデキの映画だったわ。

 『ソー』って元々MCUの中でも特に絵空事感つよ~いシリーズだったけれど(神様のハナシだしね)、今回はその傾向が相当強くて。この世界とは違うどっか遠くで起きてる出来事って印象で(実際に現実空間を示すような画が殆ど存在してないし)、ソーのキャラがひたすら浮いてる(浮世離れしてる、上滑りしてる)ので鬱陶しさ醸してるし。ほぼ全編そんな彼がメインなので色々山あり谷ありな物語のハズなのだけどどうにも単調に感じてしまって。
 冒頭、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々と共闘してる、ハズなのだけれどソーが場を荒らしてるのをただ眺めてる程度の軽い扱いでガッカリな感じだし(マンティスの顔がかなり変わっちゃったのだけど、どうして? 黒目がちな前の方が良かったわ)、せっかくのクリスチャン・ベールの悪役なのに出番少なくて前作のケイト・ブランシェット同様勿体ないとしか言いようのない扱いだし。子供をさらって以降、ソーたちを描くのに忙しくてその間殆ど動いてませんでした、って感じ。冒頭とラストにしかキャラが描かれてないのでナカミがすっぽり抜けてる感じなのよね。
 せめてソーとジェーンのラブストーリーに酔わせて貰いたいところだったけれど、そういうキャラじゃなかったわね。ジェーンのマイティ・ソーっぷりは良かったけれど、これにて終了って幕引きしちゃったのが残念。

 端役を意外な人たちが演じてたりするのだけど、そういう小ネタというかウケ狙いよりも、もっと本筋を面白くしてくれないかしら?って思ったわ。
 良かったのはちょろっとだけどダーシーが出てきたこと。誰?今回ダーシーは出ないとか言ってたの。彼女の麗しい顔が見られて嬉しかったわ。 あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 4点(2022-07-08 21:34:00)

1.《ネタバレ》 正直言ってビミョ~だったな~。別につまらなかったわけではないんだけれども、前作のバトルロイヤルの方が面白かったかな。何ていうのか、だからなに?やハテナと思えちゃうとこがいくつもあった。神々にお願いして協力を頼みに行ったはずなのに、どこでどうして急にゼウスの武器を奪ってオサラバ作戦になっちゃったんだ?てかそのゼウスの武器全然たいしたことなかったし。ムジョルニアがなんでジェーンの死期を早めるようなことをしたのかもわからないし、女ソーになって癌が消えたっていうのならわかるんですけどね。ソーが一時的に自分の力を分け与えることができるんなら、なんでアスガルドの人たちを最初から引き連れて行かなかったのか?あとなんで願い事の叶う扉を開けるのに、ソーが作った武器が必要だったのか?扉そのものは遥か昔からあるようなのに、ソーの斧はわりと最近誕生してるからなんで?てなった。ヴァルキリー、あんだけ神殺しの剣で突き刺されたのにそこまで重症じゃないのはなんで?

とにかく全体的にこんなんばっかだし、ソーの格好良さや強さ、スカッ!とする爽快感もなかったかな。


ナタリー・ポートマンのソーの姿は予告ですでに見てはいたけれど、やっぱり格好良いし美しい。映画館でソーのお人形売ってたけど、彼女のがもしあったら絶対に買ってたな。てかまさか死んじゃうなんて思わなかったですよ。てっきりソーに代わって新しいソーとしてこれから活躍していくのかと思ってたから。でも死後の世界でなにかしらの物語がありそうななさそうな、何とも言えない終わり方でした。まああれかな、あのシーンはファンサービス、なのかな。



あんまりうるさければ食っちゃおう。で、ピッタと止まるヤギたち好きw

この映画でソーは引退かと勝手に思ってたけどどうやら違うみたいですね。次スクリーンで会う時は、爽快に大暴れするソーの勇姿が見たいのもです Dream kerokeroさん [映画館(字幕)] 4点(2022-07-08 17:28:32)(良:1票)

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★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 5.40点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
3320.00% line
4320.00% line
5426.67% line
616.67% line
716.67% line
816.67% line
916.67% line
1016.67% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review2人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review1人

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