みんなのシネマレビュー

北の橋

Le Pont du Nord
1981年【仏】 上映時間:127分
サスペンスファンタジー
[キタノハシ]
新規登録(2004-03-19)【アッチラ】さん
タイトル情報更新(2008-05-19)【にじばぶ】さん


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監督ジャック・リヴェット
キャストピエール・クレマンティ(男優)
脚本シュザンヌ・シフマン
配給テレビ東京
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【クチコミ・感想】

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7.うん、分からん。現実と想像の入り乱れるドン・キホーテ型作品と聞いておいて良かったな。まともに取り組んですべての謎解きをラストに求めたら大怪我するところだった。
ジャック・リヴェットですから、‶分からない”ままでも良いんです。持ち味といいますかね。でも、かの「セリーヌとジュリー」のような「分からないなりの納得感」というのが乏しい。おいてけぼり感が半端ないです。
もっとも、パリの街は中心も郊外も雰囲気があって素敵でした。演じる二人の母娘女優もなんだかクセになるような魅力があります。 tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2023-04-21 23:15:24)

6.《ネタバレ》 セルバンテスのドン・キホーテを下地にしている、と言ことらしいけど実際に観るとストーリーはほぼ意味わかりません。
升目状に描かれたパリの地図や隠されている秘密、双六など意味深でいて終盤それらをすべてかなぐりすてて収束していってしまうので、自分の理解力では追いつけませんでした。
ただ、唐突に始まる空手バトルからの空手教示、今まで見えざる者からの視点だったはずが急にカメラを回す者の存在の明示やら、ラストに解体されゆくパリの街並みを映してエンド、という一連のシークエンスがなかなかクセになるものでした。 クリムゾン・キングさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-10-19 20:14:13)


5.いろいろと前衛的(だったであろう)試みが盛り沢山で、芸術的観点からすればかなり見所のある作品であろう。しかし、私のように、映画にエンターテイメント性を求める人には向かないと思われる。まだまだ未熟でした。 lalalaさん [DVD(字幕)] 5点(2011-12-29 15:46:21)

4.この人はベンチに座る女性ってのが好きみたい。本を持っているとなお良い。屋外で座る、ってことか。そして次第に親密になっていく二人の女性、ね。本作のポイントは、崩れていくパリの風景を描いたところ。ラストもパリの廃墟にパンして幕となる。時代への苦味のようなものが感じられる。それがスゴロクともっと絡まってくれれば楽しめたんだけど、あんまりスゴロクは生きてなかった気がする。この監督はそういう遊びを中心に据えると乗ってくる人なんじゃないかなあ。スゴロクに至るまでに十分バネを溜めて突入したって感じでもないんだよな。女二人が映画の中で別のストーリー(新聞の切り抜き)に入り込んでいく、って構図は『セリーヌ』と同じなんだけど。最近読んだ本で、フランス人の詩人が山手線の駅を一つ一つ巡りながら詩を作っていく、って趣向のがあったんだけど、なんかその遊びの精神が十分に発揮されずに「エスプリ」っぽい感じだけで終わってしまってた。フランス人の遊びは、ときに「エスプリ」のポーズだけを気にして趣向倒れになるから用心しないと。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2011-11-07 10:34:47)

3.最初の方は何とか見れて面白かったけど中盤からだんだんぶっとびです。真面目に作れ。最後のカラテが意味わかりません。でもパスカル・オジエは背が高くて可愛い。
若くて亡くなっているのが残念です。 さん [DVD(字幕)] 5点(2010-06-08 23:07:26)

2.《ネタバレ》 ファンタジーというジャンルは言い得て妙かも。
ストーリーはほんと意味不明ですが、恐らくそれが作意だと思うので、感じるままに観る映画なのだと認識しました。不思議な所がいっぱいありますが、女の子のキャラが面白すぎます。
後半はもう奇妙さに引き込まれます。最後のカラテの組み手なんて本筋と全く関係ないし、撃たれて即死したかのように見えた女は、カメラに見切れる最後の一瞬何事も無かったかのように動きます。一体なんなんだ。
シュール過ぎてきついかもしれませんが、「ドンキホーテ」を下地にしていると事前に知っていれば見やすいかと思います。つまり幻想と現実が入り交じっているということです。 Balrogさん [DVD(字幕)] 7点(2008-07-25 22:05:17)

1.な!な!な!なんじゃこりゃ~~!!これが見終わってすぐの率直な感想。しかし良い意味でなんじゃこりゃです(なんのこっちゃ)。まずへんてこりんな女が一人いますがコレが笑えます。素振りが変なんです。この女が原チャリでパリの街をぐるぐるとまわるシーンがあるのですが、延々とそれだけが映し出されたと思ったらいきなりピアソラのタンゴが強烈なインパクトをもってバックに流されます。この意味の無い映像が一変して名シーンになるというとんでもないシーンです。「ドンキホーテ」をベースにしたストーリーはストーリーとしての機能を持たず、リヴェット作品に付き物の「陰謀」も最後には置いてきぼりをくらう。終わり方はただ呆然とするしかなく、ここまでハチャメチャな構成の映画は見たことがありません。不思議な世界ではあるけれど、そこはまぎれもなくパリだし。ただ凄く印象に残る映画なんです。 R&Aさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-10 14:50:49)

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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 6.00点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
5342.86% line
6228.57% line
7114.29% line
8114.29% line
900.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 2.00点 Review1人
2 ストーリー評価 3.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 3.00点 Review1人
4 音楽評価 5.00点 Review2人
5 感泣評価 2.00点 Review1人

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