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探偵物語(1983)

Detective Story
1983年【日】 上映時間:111分
ドラマサスペンスラブストーリー青春ものヤクザ・マフィアアイドルものハードボイルド小説の映画化
[タンテイモノガタリ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-04-18)【イニシャルK】さん
公開開始日(1983-07-16)


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監督根岸吉太郎
助監督一倉治雄(監督助手)
キャスト薬師丸ひろ子(女優)新井直美
松田優作(男優)辻山秀一
秋川リサ(女優)直木幸子
岸田今日子(女優)長谷沼君江
北詰友樹(男優)永井裕
財津一郎(男優)岡野
ストロング金剛(男優)和田
山西道広(男優)佐藤
藤田進(男優)国崎剛造
鹿内孝(男優)国崎和也
加藤善博(男優)直美を誘う男
荒井注(男優)赤川晶(特別出演)
中村晃子(女優)国崎三千代
蟹江敬三(男優)高峰刑事
榎木兵衛(男優)アパートの住人
三谷昇(男優)ラブホテルのマネージャー
林家木久蔵【初代】(男優)警官
飯島大介(男優)
原作赤川次郎「探偵物語」(カドカワノベルズ刊)
脚本鎌田敏夫
音楽加藤和彦
高桑忠男(音楽プロデューサー)
石川光(音楽プロデューサー)
作詞松本隆「探偵物語」
作曲大瀧詠一「探偵物語」
加藤和彦「OH!BOY!」/「そうよMambo」
主題歌薬師丸ひろ子「探偵物語」
挿入曲秋川リサ「そうよMambo」
撮影仙元誠三
柳島克己(撮影助手)
製作角川春樹
遠藤茂行(製作宣伝)
角川春樹事務所
セントラル・アーツ(製作協力)
ディレクターズ・カンパニー(製作協力)
プロデューサー黒澤満
長谷川安弘
紫垣達郎
制作ディレクターズ・カンパニー(制作協力)
配給東映
KADOKAWA(2021年リバイバル)
美術徳田博
大坂和美(装飾)
衣装小川久美子(スタイリスト)
編集鈴木晄
川島章正(編集助手)
録音橋本文雄
照明渡辺三雄
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【クチコミ・感想】

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50.公開当時は高校2年生で、クラスの中にも薬師丸ひろ子ファンは大勢いましたね。。。今は無きテアトル鎌倉で観ました。あのボブカットとタイト目なワンピース姿がとても似合ってました。ラストの空港のキスシーンも良かったと思います。薬師丸ひろ子ファンにとっては満足のいく内容だったと思います。 みるちゃんさん [インターネット(邦画)] 7点(2023-01-20 15:39:48)(良:1票)

49.《ネタバレ》 『探偵物語』『すこしだけやさしく』『メイン・テーマ』『Woman ~Wの悲劇より~』『時代』 『語りつぐ愛に』 などなどなど。単に好きな楽曲を連呼させてもらっただけなんですが、それはともかく、この場合の主題歌の『探偵物語』。とにかくこの曲大好きなんです。ほんと大好きなんです。身悶えしたくなるほどたまらない。すでに10年経ってようが20年経ってようが構わない、その身悶えさ加減って変わらないんです。でもですが、正直今まで薬師丸ひろ子がキャワイイッて思えたことって一度もないんです。ただ彼女の場合には素敵な声がある。歌声がある。素晴らしい楽曲の数々がずらっとある。自分の中ではそんな認識だった彼女なんですが、、 実は事情が変わってしまった  ・・・きゃわゆいですやん この時のひろ子ちゃん。ピークだったのかな この時が。  今、懐かしくなってCD引っ張り出して来まして聴いてます。『探偵物語』はもちろん、『すこしだけやさしく』『メイン・テーマ』『Woman ~Wの悲劇より~』『時代』 『語りつぐ愛に』 何度も何度もリピートして聴いてます。薬師丸ひろ子、綺麗な声してます。かわゆい娘です。良い役者です。 そして、ちゃんと見直しておいてよかったな~~と思えた。こちら映画のほうの探偵物語。 特に面白さはないが、何度目であろうが、いつも安心して見ていられる。悪くはない。 3737さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-02-22 23:53:45)(良:1票)

48.《ネタバレ》 薬師丸ひろ子の可愛さ、健気さ、そして、松田優作のかっこ良さあればこその映画であるとしか言えないぐらいの作品です。薬師丸ひろ子、単なる可愛いだけの今時の若手の女優と一応、言ってるような奴らとは明らかに違う。オーラといい、女優としての輝き、それを支える松田優作、探偵ものとしてのミステリーの解き方、強引なストーリー運び、二人が互いに愛を確かめ合うラストの空港でのシーン、恋愛ものにしようというものがあまりにも見え見えの展開、色んな意味で突っ込み所満載のこの映画、岸田今日子に対しての薬師丸ひろ子の放つ台詞がかなりブラックジョーク的な感じで恐い。財津一郎の喪服姿での女とのやりとりでの台詞がやたら笑えて仕方ない上にやたらとエロいなあと昔、見た時はこんなエロイ映画だったか?と久しぶりに見て思った。薬師丸ひろ子の「見ないで」にあの場面での松田優作の気持ちが同じ男としては解りすぎるぐらいで、とにかく男なら見ないでと言われたら見たくなるものである。映画としての出来栄えはけして、誉められたものではない。それでもこの映画を観ることが出来るのは薬師丸ひろ子と松田優作の二人だからこそである。他の俳優ではこうはならない。薬師丸ひろ子にとっては「Wの悲劇」が彼女の最高傑作だとすると一番、可愛いのはこの映画であるし、少なくとも「三丁目の夕日」が彼女の代表作品ではない。 青観さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-01-25 21:46:55)(良:1票)

47.角川映画全盛時代は映画に興味もなく、今となって見てみると結構面白かった。純粋と不純をうまくまとめてあり、今の邦画ではありえないと驚きながら見た。松田勇作や薬師丸は別として単純に古き良き映画。 Jane.Yさん [インターネット(字幕)] 7点(2009-05-03 10:36:44)(良:1票)

46.《ネタバレ》 松田優作の役ドコロの大人しさと、薬師丸ひろ子の可愛さだけで及第点がとれたかのよーな作品。ラストシーンのよさで、+1点といったところでしょうか。しかし、クドイよーだが薬師丸ひろ子は可愛い。 aksweetさん [DVD(邦画)] 6点(2008-02-10 22:36:22)(笑:1票)

45.《ネタバレ》 松田優作の役柄があまりにも普通な男で逆に新鮮だった。最後の空港でのキスシーンは二人が一切会話することなく、無駄な音楽もなく、素晴らしいシーンだった。まさに邦画史に残る名シーンだと思う。薬師丸ひろこが顔を松田優作の胸にうずめて、きつく抱きしめあっていたのが印象的。このラブシーンだけでも見る価値あったと思った。 稲葉さん [地上波(字幕)] 6点(2006-07-04 22:21:29)(良:1票)

44.松田優作の部屋に意を決して訪ねていき「一人で淋しくないんですか?」とつめよる薬師丸ひろ子の演技にいたく感動したのを憶えている。何度も正座をしなおすようにお尻を浮かせて。握りこぶしを何回も握りなおして。全身全霊でぶつかってくる純な乙女心に、松田優作その人自身が少なからず気押されていたのだと今も思う。それ程この作品のひろ子ちゃんはすごかった。あの時代、彼女はまぎれもなく私達の憧れだったな....。最後のキスの後、もう1度軽くキスしたのには「やられた!」。あれがあるのとないのとじゃ、まったく違うものね。最後の「バイバイ」も名シーン。彼女には旅立ちが本当に似合う。何を今さらのレビューだが、根岸監督の東京国際映画祭受賞を祝して。これからも頑張ってくださいませ。 showrioさん [映画館(字幕)] 7点(2005-11-03 12:12:53)(良:1票)

43.当時映画館まで行きました。特に薬師丸ファンではなかったのですが、おてんばなお嬢女子大生という役がツボでした。33歳の探偵役の松田さんがしわくちゃな衣装と裏腹にカッコ良すぎです。(原作では43ですが)全体的によくまとまっていて面白かったので原作と比べてもこちらが好きです。 ひろほりともさん 8点(2003-10-20 21:20:44)(良:1票)

42.思い出します。薬師丸の真似しておかっぱにしてみたら、ほんと金太郎みたいになちゃって。とほほ、、。でこの映画見に行きましたよ。歌もヒットしてそれなりに良かった気がします。キスシーン長いことするなーってそれはとても気になりました。 fujicoさん 6点(2003-10-10 22:04:24)(笑:1票)

41.作品としては悪くないです。映画もヒットしたし、歌もヒットしたし、古今集も買いましたし・・・・・しかし薬師丸ひろ子の中途半端なオカッパとラストの長いキスシーンが許せなかった記憶があります。 イマジンさん 8点(2002-09-19 19:24:39)(笑:1票)

40.正直、松田優作が「探偵物語」の主演になるって聞いて狂喜乱舞したんだけど、原作が赤川次郎って聞いて幻滅したのを思い出します。映画はなかなか面白かったですが、いかんせん探偵が格好良すぎる(笑)、TVでやってた柄本明くらいが本来なら丁度良かったんじゃないでしょうか。薬師丸ひろ子も演技が上手くなってたし、松田優作の演技はピカイチ。話の持っていき方に脚本のせわしいとこが出てしまったけど、ラストのキスシーンなんか、洋画でもなかなかお目にかかれない見事なシーンでした。 奥州亭三景さん 8点(2001-10-02 20:28:09)(良:1票)

39.薬師丸ひろ子のガキっぽい魅力満載ですな。面白かった。 センブリーヌさん [地上波(邦画)] 6点(2024-01-02 02:01:33)

38.《ネタバレ》 赤川次郎の原作自体が、薬師丸ひろ子をイメージした作品だって聞いた記憶があるが、このタイトルからして、相手役は松田優作をイメージしていたんだろうか?
探偵事務所に所属しているけど単独行動・孤立無援な辻山は、個人事務所だけど仲間とワイワイな工藤ちゃんとは、人物像が真逆と言うか…
本で見るとナルホドってなるかもだけど、実際画で見るとかなり無理があるトリック殺人。ものすごい偶然が重なってたどり着く推理。都合よく置いてあるペンダント。ゆるく楽しむのが正しい観方なんだろう。

事件解決からが見応えがあって、辻山の部屋での長回しが素晴らしい。というか、ここから先だけでも良いんじゃないか?って思ったりする。
今まで直美を“調査対象の子ども”として、一歩引いた距離で扱ってきたが、ホテルの話を聞き、落胆の表情を見せる辻山。
「ずっと一人で寂しかった!」「…一人で居て寂しくないやつなんていないよ」直美を大人としてみて本心を話す。
「帰ります」と2回。背中に向けて投げ捨てるような告白の言葉。そんな事解ってるから振り向きもしない辻山。
アイドル映画の告白シーンなのに、重苦しく物哀しい。切ないテーマソングの入り方もイイ感じ。
空港での別れのシーン。エスカレーター逆走から手を重ねて無言のキス。
キスの後も名残惜しそうにしがみつき、胸に頭をくっつける薬師丸ひろ子の演技は素晴らしい。
…ただディープキスにしたのはどうだ?
欧米の映画に比べて日本の映画界が劣っていると考えている松田優作が、ちょっとやり過ぎてしまったんじゃないかと思うんだけど。どうだろう。
普通のキスで良かったんじゃないかな。話題作りにはなったと思うけど。
もう一回ちょんとキスして、小さく手を降り去っていく直美。しばらく後に小さく手を振り返す辻山。
棒立ちの松田優作と、ディープキスのあとだけにホンワカした音楽がちょっとシュール。 K&Kさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-05-21 11:04:34)

37.この映画の薬師丸ひろ子のビジュアルが彼女のアイドル期では一番好き。
まるで江口寿史の漫画から抜け出た様に可愛いったらない。

そして松田優作の大人っぽさと頭一つ分違う身長差ギャップ。
少女漫画チックな展開。

まさにあの頃のアイドル映画。お色気あり。
彼女たちの恋愛は発展しない様に見えるが、大人になってから再鑑賞して思ったのは
探偵からの最後のディープキスは子供から大人になる彼女への何かしらの愛情返しなのかもな。 movie海馬さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-10-04 15:33:56)

36.この映画の前年くらいから日本はアイドルブームの様相を呈していて、そんな中、当時小学生の私でも「だからといって、無理して若手女優が歌わなくてもいいやんか」と思わされるものがあったのが、当然ながら、薬師丸ひろ子と原田知世だった訳で。薬師丸はすでに「セーラー服と機関銃」のヒット曲があったとは言え、二人とも、およそプロの歌手とは言えなさそうな素朴過ぎる歌声。アイドルオーラの無さ、みたいなものが子供心にもヒシヒシと伝わったのでした。
とは言え、この素朴な歌声に、素朴なメロディが、耳の奥にこびり付いていまだに離れない。本作では映画の最後を待たずして事件が解決してしまい、終盤は薬師丸と松田優作との不器用なラブロマンスになって、そこにあの懐かしき歌声が流れてくると、なかなかグッとくるものがあります。
「工藤ちゃん」のTVドラマと同タイトルなのが紛らわしいっちゃあ紛らわしいけれど、本作における松田優作は、どこか影の薄い、不器用で冴えない男を演じていて、影の薄さがかえって印象に残る、という役どころ。彼はこの数年後に他界して今では息子たちが活躍する時代となり、薬師丸は「ちゃんりんちゃん」とか言ってる間にすっかりオバチャンになってしまったけど、そんな二人の当時の姿をそっとカメラに収めていて、感慨深いものがあります。何しろ、このアイドル映画とは一線を画す、この雰囲気。カメラは、主演女優の顔、表情を追い回すのではなく、遠いところから二人をそっと見守るように、その姿を捉えています。
起こっているのは殺人という大きな事件、ではあるけれど、はたまたヤクザも絡んできて危機一髪、ではあるのだけれど、あくまで静かで素朴で、どこか物悲しい。
薬師丸ひろ子が二階の窓へ這い上がったり、柵を乗り越えたり、と、精一杯体を動かして活躍して見せるけれど、なぜかこれが「活発な女性」というイメージに繋がらず、あくまでどこか頼りなく、そしてまたそれが映画の雰囲気に合っていて。
要するに、赤川次郎らしくない作品になったのがよかった、ってことなんだろうか。 鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-10-03 05:33:05)

35.《ネタバレ》 薬師丸ひろ子が松田優作に惚れるのはわかるが、松田優作が薬師丸ひろ子に惚れる理由がまったくわからない。
それと、そもそも誰からの依頼で尾行してたんでしたっけ? 見どころはそれぐらいですかね。
同じ「探偵物語」ならテレビの圧勝です。 眉山さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2020-09-24 23:39:17)

34.何なんだ、この脚本は。ところどころブツ切れシーンもあり、いまいちストーリーに入りきれなかった。
結局薬師丸ひろ子のアイドルアピールがメインだったのではなかろうか。松田優作も「ブラックレイン」を見過ぎたせいか、ドジ男には向いていない。
ラストシーン(!?)でマイナス一点。はっきりせんかい。 mhiroさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2020-09-17 19:32:53)

33.《ネタバレ》  若いころにこの映画を見ていたら、多分「角川のアイドル映画だからこんなものかな」と軽く受け止めて、後に何も残らなかったと思う。久々に昭和の邦画もいいかなと思い視聴したところ、かなり新鮮で意外だった。

 通常は器用者と不器用者のコンビで、互いに足らないものを補い合って調子を整えるのだろうが、あいにく直美と探偵は不器用者同士。2人ともぎくしゃくして始終波長が合わない。マル被である直美に尾けられたまま元嫁を訪ねる探偵の不恰好さも、見知らぬ男と一緒にホテルへ入る直美の破天荒ぶりも、双方ともに目を覆わんばかりの不器用ぶり。また、二股も辞さない女好きの大学生や、殺人の疑いをかけられた哀れなやくざなど、とにかくこの作品に登場するあらゆる人物が、ひとクセもふたクセもある愚かでややこしい者ばかり。
 なのに視聴後には、ほろ苦く、じんわりと胸に温かいものが残る。赤川次郎作品は学生のころ2冊ほど読んだが、そのときは、「軽い大人のおとぎ話」としか思わなかった。今回鑑賞した彼の世界には、市井の人々を見守る原作者の温かい気持ちが、底辺にしっかり流れている。少なくとも、面白ければ何でもいいという無責任な作りには見えなかった。愚かで哀れだけれど、決して書き割りの脇役としてではなく、世間にはこういう類の人々がいるとすんなり納得できるほど、血の通う人物として1人1人がちゃんと演出されている。そういう意味では、メインキャラたちが住む環境は、ドラマ『探偵物語』のbad cityとそれほど違わないのではと思った。

 この作品では、カメラワークが面白いなあ!とうなるシーンがたくさんあってここに書ききれないが、中でも直美が最後に探偵の部屋を訪れた場面。双方の凝り固まった気のぶつかり合いがすごい迫力で、まるで喧嘩を売った売られた感が否めない。これが愛の告白シーンとは。八つ当たりのように「寂しかった!」と言い捨てる彼女もすごいが、好きと言われて甘えるなと返す探偵も容赦ない。甘いムードが一切ない、ナイフで突いたら血がにじむような空間。探偵の目はテーブルの下でスカートを揉みしだく直美の拳を見ていないけれど、視聴者にはばっちり見える演出も心憎い。また直美は、浮気が原因で妻に子供をおろされたという探偵の「大人の事情」を知らないが、視聴者だけが内情を知ったままで話が進むと、無口な探偵の人柄がかえって深みを帯びてくる。何とも印象深いシーンだった。

 それにしても直美の変人ぶり(ペンダント選択の時点で変人キャラ決定)や、メンタルの強さには舌をまく。当たってくだけろの精神がハンパなく、その結果どんなに傷ついても、そばに誰かがいようがいまいが涙ひとつ見せない。探偵の方は、道義的には命懸けで元妻を助けるほどの行動力はあるが、年の離れた女子大生の愛を受け止めるほどの勇気がない。その2人のラストのキス。台詞が一切ないまま別れるのに、驚くほど不自然さがない。それは、2人のこうした性格が見ている側に十分伝わっているからだと思う。もしどちらか、または双方が何か言えば、どんな台詞も野暮になった。映画の和洋を問わず、大風呂敷を広げた末に強引にまとめるなど乱暴なラストの作品が多い中、これほど粋にまとめた邦画を見たのは、久しぶりだと思う。 tonyさん [インターネット(邦画)] 8点(2017-06-16 13:53:16)

32.昭和のCMなどを間に挟んで見ると丁度いいかも。1本の映画として見るとツラい。 Junkerさん [DVD(邦画)] 5点(2017-06-02 16:19:47)

31.《ネタバレ》 松田優作が探偵役で出演していてタイトルが「探偵物語」というとつい「工藤ちゃーん!」のほうを思い浮かべてしまうが、薬師丸ひろ子主演の角川のアイドル映画である。(ああ、紛らわしい。)主演の薬師丸ひろ子の可愛さは本作でも出ているが、先日までBSで再放送されていた朝ドラ「あまちゃん」をすべて見終わった直後のせいか、それと比べると演技がすごくぎこちなく見え、今まで気にしたことがなかったが、こんなものだったのかと思ってしまった。確かにこの頃の薬師丸ひろ子は可愛くてわりと好きだが、女優としてはやはり今のほうがいいかも。(でも、いちばんの代表作は「Wの悲劇」)松田優作は工藤とはまったく違う探偵を演じているが、やはりタイトルのせいか、どこか違和感があったし、この役に松田優作というのはもったいない気がする。ストーリーにヤクザが絡んでくるところなどは、赤川次郎原作ということもあってか「セーラー服と機関銃」を思い出した。そのストーリーも対して面白味があるわけではないので、映画としては可もなく不可もなくといったところ。ラストの空港のシーンは原田知世の「早春物語」の逆パターンだが、エンドロールの間、ずっと立っている松田優作を映し続ける長回し演出もあってか、こちらのほうが印象に残る。それに映画の主題歌といえばエンドロールで流れるイメージだが、本作ではラストシーンの直前に流れ、エンドロールではインストが流れるというのが意表を突いていた。ところで本作を見たのは「あまちゃん」で薬師丸ひろ子と松田龍平が共演しているのを見たからなのだが、本作では若手として松田優作と共演していた薬師丸ひろ子が「あまちゃん」ではベテラン女優としてその息子である松田龍平と共演していることは時の流れを感じるとともにちょっと感慨深くもある。(見た順番、逆だけど。)ロングショットで分かりにくくはあるが、ワンシーンだけ蟹江敬三が出演しているのも「あまちゃん」にハマって見ていた者としては嬉しい。ひょっとして自分、立派な「あまロス」か? イニシャルKさん [DVD(邦画)] 5点(2015-10-31 13:17:13)

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【点数情報】

Review人数 50人
平均点数 5.64点
000.00% line
100.00% line
212.00% line
3510.00% line
4816.00% line
5612.00% line
61530.00% line
7816.00% line
8612.00% line
912.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review2人
2 ストーリー評価 6.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review2人
5 感泣評価 5.00点 Review2人

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