みんなのシネマレビュー

王様の耳はロバの耳

King Lavra
(Král Lávra)
1950年【チェコ・スロバキア】 上映時間:28分
アニメファミリーショート(短編映画)
[オウサマノミミハロバノミミ]
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監督カレル・ゼマン
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【クチコミ・感想】

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1.《ネタバレ》 カレル・ゼマンの傑作人形アニメ。ほとんど、と言うか完全にサイレント。ロバの耳を持つ一国の王様が自分の散髪をさせた床屋にその秘密を知られてしまい、何とか秘密を守る約束をしたものの、床屋は誰かに言いたくて堪らず遂に秘密は人々に知れ渡ってしまう…という話。サイレント映画の原則通り、映像で全てを語らなければならないので劇映画並の演出力が必要になります。王様の家来から手渡されたハサミに手斧を連想させ、その斧から処刑シーンを喚起させるまでの流れのスムーズなこと!また季節の移り変わりや犠牲になった床屋の数で年月の経過を表したりと、ゼマンさんはその辺のこともしっかりと心得ていたようではっきり言ってそこらの劇映画よりも良く出来ています。人形の造形は極めてシンプルで良く動く。同監督の人形アニメ「鳥の島の財宝」と同様、ちょっぴりシニカルで風刺の効いた良質な作品です。ただ直接的な描写は無いまでも、処刑シーンがちょっと生々しいので子供に見せるには覚悟が必要。 かんたーたさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-25 19:53:10)

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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 8.00点
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