みんなのシネマレビュー

ダメージ

Damage
(FATALE)
1992年【英・仏】 上映時間:111分
ドラマエロティック
[ダメージ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-07-26)【Olias】さん
公開開始日(1993-04-10)


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監督ルイ・マル
キャストジェレミー・アイアンズ(男優)スティーヴン・フレミング
ジュリエット・ビノシュ(女優)アンナ・バートン
ミランダ・リチャードソン(女優)イングリッド・フレミング
ルパート・グレイブス(男優)マーティン・フレミング
イアン・バネン(男優)エドワード・ロイド
ピーター・ストーメア(男優)ピーター・ウェッツラー
レスリー・キャロン(女優)エリザベス
ジュリアン・フェロウズ(男優)ドナルド・リンジー
デヴィッド・シューリス(男優)刑事
津嘉山正種スティーヴン・フレミング(日本語吹き替え版)
日野由利加アンナ・バートン(日本語吹き替え版)
弥永和子イングリッド・フレミング(日本語吹き替え版)
平田広明マーティン・フレミング(日本語吹き替え版)
大木民夫エドワード・ロイド(日本語吹き替え版)
小室正幸ピーター・ウェッツラー(日本語吹き替え版)
中村秀利刑事(日本語吹き替え版)
音楽ズビグニエフ・プレイスネル
撮影ピーター・ビジウ
製作ルイ・マル
配給シネセゾン
東京テアトル
美術ブライアン・モリス[美術](プロダクション・デザイン)
衣装ミレーナ・カノネロ
編集ジョン・ブルーム[編集]
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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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32.《ネタバレ》 導入部のところで、「おいおい、もうかよ」と突っ込んでしまいました。既婚者の不倫であり、さらにそれが息子の恋人ともなれば、まずそれに先立つ夫婦関係や親子関係の「日常生活」があっての、それに対する背徳や逸脱でしょうに。●加えて、ビノシュとリチャードソンが並んだときに、どう見ても「母親と、その息子の恋人」に見えません(ちなみに2人は6歳違い)。このキャスティングは役者が可哀想でしょ。ただし、ビノシュはここで自分はこういうファム・ファタールには合わないと悟ったのか、後の「イングリッシュ・ペイシェント」や「ショコラ」では家庭的ほっこり路線で才能を開花させたわけで、やはり役の選択って大事です。●息子が「それを知ったとき」がクライマックスであることは当然なのですが、その後の処理の、まあ何ともったいないこと!あそこから関係者の心理の綾がどう重層的に展開するか、がこの作品の骨であるはずなのに。あれだったら、そもそも登場人物にとっての主題自体が、不倫から息子の死にスライドしてしまいます(実際そうなってます)。●とかいろいろアラも発見しつつ、全体としては、アイアンズ/ビノシュ/リチャードソンの強固な存在感トライアングルによって自然に最後まで見られてしまうという、何とも困った作品。 Oliasさん [DVD(字幕)] 6点(2020-11-10 01:57:11)

31.《ネタバレ》 人生の落とし穴ですね~。
ジェレミーアイアンズが堕ちていくのにピッタシの役どころ。
安心してダメになるのを見ていられましたね~。

欲望の化身になった時、女性から「私は逃げないわよ」とか言われたら、もう男心としては平常心は吹っ飛ぶでしょう(笑)
しかしビノシュの心理が最後まで読めなかった。
近親相姦と身内の死、これらがぐちゃぐちゃになり、もう人間の心は壊れてしまったという感じですかね。
でも母親は健在なのに・・。

それになぜあの家族に的を絞ったのかがよく分からなかった。
とにかくサスペンスではなかったですね。

ルイマルはセリフを極力しぼって無駄のない映画を創りますね。
いや、これは邦訳の戸田奈津子さんの力のなせる業なのかな?
絞まってる映画でした。
ルイマルの映画って締まってるもんね。 トントさん [ビデオ(字幕)] 6点(2018-01-09 21:42:26)

30.《ネタバレ》 ジュリエットビノシュさん髪が短いし、おっぱいも小さめだし、顔や体のラインに女性らしさやセクシーさがなく、なんだか女装した男性にみえちゃいました^^; 議員さん盲目になっちゃってましたね~ 真面目タイプのひとほどひとたび情事に溺れると始末が悪いね≧∀≦ まおあむさん [インターネット(字幕)] 6点(2017-12-28 14:04:57)

29.「麒麟も老いては駑馬に劣る」という言葉があるが、ルイマルも老いちゃったんだね。
育ちのいい品とセンスの良さを併せ持った、好きな監督さんなんだが、もはや「プリティベイビー」とか「ルシアンの青春」のような鮮烈な映画作りからは離れてしまって、なにかゴタゴタと無理してる感が強い。

女優のせいなのか、男優のせいなのか、そもそも一目ぼれする気持ちが、説得力がない。無理やり一目ぼれという筋を追っているだけ。
それに目をつぶって一目ぼれ話に乗るとしても、安物のテレビドラマじゃあるまいに、女が兄との近親相姦話をぺらぺらしゃべって説明。これで、複雑な家庭の悲しい女です、と思わせようとする安直なつくりはいただけない。

それに、いったんは妻も息子も捨てる決意をして女に向った利己的な男が、息子が死ぬと女をほっといて息子に駆け寄るというのも?と思う。それが息子の死によって現実に引き戻された結果というなら、その後また女を探して訪ねて行くのも腑に落ちない。どっちに話を持っていきたいのかと思う。
また、息子の死と情事が明らかになったら、後は離婚→家族解体は分かり切っているのに、なぜわざわざ奥さんが旦那をなじって嘆く、紋切り型の芝居を長々と見せる必要があるのだろう? 蛇足もいいとこ。

一番、無理があったのは、ギッタンバッタンとアクロバットのような不自然な二人のセックスシーン。しらける。 kinksさん [DVD(字幕)] 5点(2015-11-17 22:59:11)

28.《ネタバレ》 仕事も家庭も順調そのものに見えるイギリスの国会議員の男。とあるパーティーでのある女とのなんとも形容しがたい出会い。
しかしその女はあろうことか息子の恋人だった。しかし一旦火がついた気持ちを抑えられず禁断の恋に溺れていく。
高級感のあるスーツやコートが似合う。スマートな英国紳士然とした佇まいを見せるジェレミー・アイアンズと、
何を考えているのか分からない。感情を見せず終始無表情で少々のことでは動じない雰囲気を持つジュリエット・ビノシュ。
この本作のドラマにこの2人がピタリとはまっている。
禁断の関係の果てに、地位も家族も、この男が全てを失うまでを見せるストーリーは決して見ていて気分のいい映画ではありません。
しかし破滅に向かっているとしか思えない退廃的で危険な関係に次第に目が離せなくなる恋愛サスペンスドラマ。 とらやさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-11-09 22:35:07)

27.《ネタバレ》 息子の婚約者とあまりにも簡単に関係を持つ父。てっきりそれまでに面識があって何かエピソードが隠されての成り行きだと思ったが、そういうのはなかったことにビックリ。まるで街でナンパしたくらいの軽さで唐突なベッドイン。息子の婚約者で正体もよくわからない女に、ちょっとモーションをかけられたからといってホイホイ乗る父親ってのもどうなんだろう。

ルイ・マル監督の描く男女の関係は、いかにもフランスっぽい雰囲気。どろどろとした情熱的な不倫を、禁じられたロマンスのように官能的に描く。少しでも理性があれば火の中に飛び込むようなマネはしないように思えるが、コントロールを失って破滅しか待っていない恋に身を焦がす。すべてを失った本人は自業自得としか言いようがないけれど、裏切られた妻と息子は救われない。ジュリエット・ビノシュは、いい年した男がすべてを捨ててのめりこむほどの女には見えなかった。 飛鳥さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-07-19 21:50:30)

26.最初英国高官に女性が近寄っていったとき、これは何か魂胆があるな、スパイものか陰謀かと思ったがまったく違っていた。というわけで、息子の婚約者とおかしな関係になるのがとても唐突に思えていた。だが不倫ものの官能ラブロマンスに馴染んでいくと、今度は結末が見えるだけに見続けるのが怖くなってきた。そして結末は・・・。何かよくありそうな題材なのにアンナの告白などあって凄く見応えがあって引き込まれた映画だった。チェロの響きが不安な心や空虚さを奏で音楽がとても効果的に感じられた。 ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 6点(2014-10-21 06:05:07)

25.《ネタバレ》 散々なダメージとむごいラスト。んー誰だって自分の人生を否定したくはないと思うんですが そうですか平凡な女でしたか。アナタが人生棒に振った女は。愛の業みたいなものを描いたんだろうけど・・お互いそんなに相手に惹かれてるように見えなかったしな。というわけで劇中もしも会えたならJ・アイアンズにはやめときなはれやー、と助言してあげたい。 tottokoさん [地上波(吹替)] 5点(2012-02-11 00:07:27)

24.人生至るところに落とし穴あり、ってな話で。「脇道のない人生なんてつまらない、そういう落とし穴こそ人生の楽しささ」なんてこと言う気楽な人もいるが、本当の落とし穴ってのはそんなもんじゃない、ただただぽっかり穴があいててズルズルと破滅へと追い込んでいく、そういうものがあるんだという、お気楽ものを戒める映画。「愛」と言うと気取りすぎ、「性欲」と言ったらミモフタもない、そういうときは「官能」といういい言葉があるんだけど、『ラストタンゴ・イン・パリ』のように官能の孤独に至るわけでも、『近松物語』のように官能の勝利に至るわけでもなく、ただ穴ぼことしてある破滅へのみ至る官能。ほとんど事故のようにそこに巻き込まれていく主人公。政治家としての堅苦しい生活から自由になるという解放としての恋愛ではなく、まったく別の官能の檻につながれてしまう、その閉じていく怖さ。文字通りの意味での、身を焦がす恋ってやつだな。その怖さと男の心理はよーく分かるんですが、正直言ってこの女がよく分からなかった。別に分からなくていい落とし穴への案内人としての役割りなのか。段落ごとの「さて」という感じのフェイドアウトが、フェイドアウトとはこう使うのだ、というテキストのよう。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2011-07-13 12:11:50)

23.ルイ・マル監督の幅の広さを、また更に強く感じた。
この監督は、ほんと巧い監督だ。
どんなジャンルの映画だって撮ってしまう。

『ダメージ』という作品名に偽りはなく、もの凄いダメージを被る登場人物たち。
その中にあって、ジュリエット・ビノシュだけは普通の生活に落ち着く。
過去にダメージを負っているだけに、他の者より耐性というか、生き延びる術を会得していたのだろうか。

息子の婚約者をいくら死ぬほど好きになったからって、あかんよ!と言いたいところだが、あんなアパートを用意された日には、仕方がない!
人を不幸のどん底に落とし込む魔女と出会ったのが運のつきだ。

限りなく不可抗力的にダメージを負うかもしれない、この人生。
私も覚悟して生きよう。

あー、怖くて仕方ない!! にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-03-23 23:36:41)

22.その昔、何気なく深夜放送で見ていたら、「おっ、ジェレミー・アイアンズさまだ!」とついつい最後まで見てしまった映画。ジュリエット・ビノシュってあまり好かれていない様ですが、私は結構好きです。それも、この映画を見て好きになりました。こうやって、男の人生をいとも簡単にズタズタに出来るオンナって、ないものねだり重々承知で少し羨ましい。そして、その魔力から解き放たれて冷静になった男がふとそのオンナを見て「普通のオンナだ・・・」と感じてしまった時の心情を想像すると、これってある意味ホラーじゃないか。「何であんなオンナに」って、どこか「雨月物語」に通じるものがある気がするのです。そしてまた、こういうダメな優男を演じさせたら右に出るものナシのアイアンズ。エロと恐怖を堪能させてもらえる、結構好きな映画の一つです。 すねこすりさん [地上波(吹替)] 7点(2007-08-09 16:24:21)

21.うーん、ジュリエット・ビノシュってもちろんすごい美人では全然ないんだけど、なんだか青白く燃える情念みたいなのがみなぎっている女優ですよね。こういう一見地味でおとなしそうなんだけど実はものすごい魔性を潜在的に持っているような役がピッタリくる。彼女の「運命の女」ぶりに疑問の声もあるようですが、私は気にならなかったな。かえって完璧な美しさとかスタイルの女優さんがやっていないことが妙なリアリズムを感じたぐらい。男を狂わす女って本当のところこんな感じなんじゃないんでしょうかね。そんなとこからも、この映画は「男と女の業のようなもの」を描いた映画としてはかなりな秀作なのではないかと思います。
あと全くの余談なのですが、昨今話題になったオジサン向けの不倫官能小説を「純愛の極みだ」なんてかっこつけて書いて印税を稼いでいる作家先生あたりにこの映画から、情欲のすさまじさ・破滅性などといった人を狂わせる情念の本質をもう少し勉強して欲しいかなぁという気がしたことを付け加えておきます・・・
ぞふぃさん [DVD(字幕)] 7点(2007-03-23 17:22:01)

20.《ネタバレ》 「ルイマルもエッチが枯れてきたか」と言った映画評論家がいた。ルイマルのことはよく知らないが、少なくとも「ミュージックフロムアナザールーム」のような「ケミカル」は全く感じなかった。だから「黒い髪」の「ショートヘア」は、「魔性の女」だと勝手に思ってるんだって。欧米人は。ラスト空港で見たら「普通の女だった」ってのが皮肉でいいですけど。そうそう。ビノシュみたいな安産型ならしたたかなはず。ちなみに「なぜかもてる女」(誰もが納得する美人を除く)って女の友達は果てしなくゼロに近い。 パブロン中毒さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-18 00:01:54)

19.ルイ・マルの健在っぷり感じた一作。ジュリエット・ビノシュの出ている作品としては、カラックスの作品以外では一番好きです。ビノシュの汚れ役っぷりが、カラックス作品から入った私には衝撃的でした。主人公の堕ちて行く姿に、興奮したものです。 如月CUBEさん 8点(2004-08-19 18:31:16)

18.男と女のドロドロした映画って見てて退屈であんまり好きじゃないねんけど、そろそろ落ち着いて観れるかなーって思ってがんばって観てんけど、すごい気になったんが、ビノシュはんは、あんまりキスが好きじゃないんかな、それともオヤジさん役の男優さんがそない好きじゃないんかなってとこやねん。演技に関してあんまりよくわからんねんけど、なんかオヤジさんのことそない好きなよーに見えへん。キスあきらかに避けてるし。それとオヤジさんとエッチするとき妙にお互いカクカクしててあんまり気持ちよくなさそーやねん。もっと滑らかにって何度も心の中でダメだししたもん。だから、普通のシーンで話にひきこまれても、二人が密会するたびにひいて冷めてまうねん。それ差し引いても、やっぱり退屈やったけど。最初とオチだけ観ればえーかな。まだまだ俺、幼稚やわ。評価さげるけど、ごめんね。 でも一見普通の女性やけど、出会うタイミングで確実に理性が飛んでまうって所は話としてリアルやと思った。 なにわ君さん 0点(2004-04-02 23:59:12)

17.ジュリエット・ビノシュが嫌いだという人はとても多いのに、あの人は何だか凄くモテる。こういう役ハマってますよ。私も彼女演じるこの作品のファム・ファタールの魅力はさっぱり分からないけれど、当事者にはたまらないほど魅力的な何かを秘めた女性だったのでしょう。誰もがいい女だと思うような女じゃなくて、ピンポイントで誰かの人生を壊すような女。洗脳する女。人生が10回位与えられるのなら、1回位はこんな女をやってみたいかも。 ひのとさん 4点(2004-01-28 21:39:26)

16.20代前半のころ、女友達のアパートから「映画を見に行こう!」と映画館まで3kmほどの道を歩いたことがある。二人してカメラを持ちシュークリームを買い食いし、タンポポ畑で笑いながら写真を撮るという、まるでkiroroの歌に出てきそうなメルヘンお散歩道中だった。しかしゴールの映画館でかかっていた映画がこれだった。許せ友よ、私の調査不足を・・・。国の要職に着く男が息子の婚約者に心奪われ、燃え尽き堕ちていく話だ。実はビノシュが出ている映画を見たのはこれが初めてだったが、「ちっとも可愛くない、何だこれは・・・」が第一印象だった。主人公が燃えるような思いを抱くほどの魅力は少なくとも感じられない。ハンバーガーを食べながら、自分を死ぬほど想っているはずの男が政治ニュースに出てしゃべるのを見るシーンは必要以上にふてぶてしく目に映り、婚約者が死んだときのあの行動には唖然とした。今ではいろんなビノシュを見て結構好きだし、あの映画の内容も「男」と「女」の愛の行方ってちがうもんなあ、と少し頷けるようになったが、当時は「勉強になりました。あんな大人には決してなりません。」というのが正直な感想だった。どうやって帰ったか覚えていないが、映画の話はしなかった。いえ、できなかった小娘二人だった。
のはらさん 4点(2004-01-18 23:25:41)


15.《ネタバレ》 欲望か理性か。『肉体と悪魔』が思い浮かびます。スティーヴンは欲望にかけたブレーキが効かず暴走した果てに、他人がちょっとやそっとでは持てない恵まれたものを全て失ってしまいます。その事に悔いている様子はラストの眼差しから感じられません。アンナも悔いてはいないようです。といいますか、彼女はとてつもなくしたたかなようです。自分で自分を殴っていたスティーヴンの奥さんの無念さは察するに余りあります。命を落とした息子の事を思えば、ダメージを背負いながらも生きてゆく事の出来る三人は幸せだと言えるのでしょうか? The Grey Heronさん 8点(2004-01-13 00:05:02)

14.この作品でジェレミーアイアンズを好きになりました。 特に若い恋人を思いベッドでもだえてる?姿にググっと来ました。でのジュリエットビノシュはあんまり・・・好きじゃあない。あれだったら奥さんの方が良いじゃあないか!でも息子はあまりにも哀れ・・・。 あずきさん 6点(2003-12-06 16:40:54)

13.何年たっても納得いかないのがここでファム・ファタールを演じたジュリエット・ビノシュ。ジェレミー・アイアンズは英国インテリ中年がぴたーっと決まっていた。演技も動きが少ないかわりにほんのちょっとした目の動きやしぐさで内面を表現してしまうのはさすがだ。
しかしビノシュである。絶対に婚約者とその父親二人を夢中にさせるタマではないのだ。息子はともかく、父親までが今までのキャリアを棒にふり、家族を裏切ってまでのめり込む女には見えない。このアンナを演じるには色気と妖艶さ、翳り、美しい不幸顔と美しい曲線を描くカラダが必要である。ビノシュには演技力はあってもこれらが全て無い、野暮ったいの。ミランダ・リチャードソンのほうがずっと女っぷりが良いです。演技力だけではどうにもならないのがこのアンナだと思う。
あのルイ・マルともあろうお方がいったいどうしたのでしょう。キャスティング・ミスです。
ビノシュもいろいろ言われたらしいけど、そんなことよりジェレミー・アイアンズとの共演のほうがしんどかったらしいです。 envyさん [映画館(字幕)] 6点(2003-12-04 01:05:14)

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【点数情報】

Review人数 32人
平均点数 6.00点
013.12% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
4412.50% line
5515.62% line
61134.38% line
7515.62% line
8412.50% line
926.25% line
1000.00% line

【アカデミー賞 情報】

1992年 65回
助演女優賞ミランダ・リチャードソン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1992年 50回
助演女優賞ミランダ・リチャードソン候補(ノミネート) 

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