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笑う蛙

2002年【日】 上映時間:96分
ドラマコメディ小説の映画化
[ワラウカエル]
新規登録(2003-05-19)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-02-25)【イニシャルK】さん


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監督平山秀幸
キャスト長塚京三(男優)倉沢逸平
大塚寧々(女優)倉沢涼子
南果歩(女優)本吉貴子
國村隼(男優)吉住暁男
きたろう(男優)稲松健太朗
ミッキー・カーチス(男優)相沢紀一郎
雪村いづみ(女優)稲松早苗
原作藤田宜永「虜」
脚本成島出
作詞泉谷しげる「春夏秋冬」
作曲泉谷しげる「春夏秋冬」
主題歌泉谷しげる「春夏秋冬」
撮影柴崎幸三
製作石川富康
多井久晃
博報堂
松竹ブロードキャスティング
企画佐々木史朗〔製作・1939年生〕
美術中澤克巳
編集川島章正
照明上田なりゆき
あらすじ
犯罪を犯し逃亡中の夫(長塚京三)は、離婚寸前で妻(大塚寧々)とは別居状態であったが、やむを得ず妻がいる別荘に逃げこんだ。妻には既に結婚を前提に深い関係になっている男(國村隼)がおり、夫は納戸に隠れざるを得ない展開に。その納戸には覗き穴があり、夫は妻の淫らな生活を覗き見始めるが・・・

にじばぶ】さん(2009-09-22)
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【クチコミ・感想】

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14.《ネタバレ》 大人のコメディ。最後、「風」になっていく男の話。大塚寧々がほのかに色っぽくて、自業自得とはいえ長塚京三の惨めっぷりがどこか愛らしくて、笑える。何も用事のない週末の夜などに酒を飲みながら観るには、持って来いの邦画。 トントさん [ビデオ(邦画)] 7点(2017-05-28 11:38:51)

13.《ネタバレ》 大塚寧々の醸し出す「ほんわか」とした雰囲気がこの映画の魅力の重要な構成要素だろう。
俳優陣もそれぞれ味を出していたが、唯一きたろうが物足りなかった(期待しただけに)。
題名の「笑う蛙」の意味について、クライマックス(この映画には似合わない言葉だが)で、大塚寧々が吉住の子供ができたことを告白し夫とは離婚し吉住と結婚すると宣言したとき、吉住(國村隼)のねっとりとした笑い顔で、あ「笑う蛙」そのものだと得心した。
もっともすぐあとに「うそぴょん!」となるのだが、吉住(國村隼)は気にもせず大塚寧々との新婚生活をはじめるのだろう。なにしろそんなこと(2回も伏線があったように)「蛙の面にションベン」だからだ。
ま、そこそこ楽しめる映画だった。ただ、倉沢は二日目に「約束どおり今夜出て行く」と言っておきながら三日目も納戸にいたのは「釣りの好きな墓石屋」に興味があったからなのだろうが、その居続ける伏線が弱かったのは残念だった。 karikさん [インターネット(字幕)] 7点(2013-04-08 18:19:47)

12.展開的にはちょっとベタな感じもすんねんけども、淡々とした進行がけっこういい間を演出しとったし、のぞき見的視線によるエロティシズムや、人のアホさ加減を浮き彫りにするという狙いも成功。そして大塚寧々のなんとも気の抜けた、それでいてどっか妖艶な演技はめっちゃハマってて、ラストの一言もネタバレはしてんねんけどオチとしてそないに悪いもんではなく、全体的にパンチはないねんけどぼちぼち良質な作品へと仕上がっておましたね。 幻の『モンスター』さん [地上波(邦画)] 5点(2011-12-18 15:53:29)

11.淡々とした語り口調で、ひょうひょうとした仕草の大塚寧々がまさにはまり役だったでござるなあ。しかし、庭でゲコゲコ鳴いてた蛙にちなんで笑う蛙とは上手く題名つけているよなあと思ったなり。これがもしや蛙じゃなくしてヤモリやイモリだったとしたならば、笑うヤモリなのですか? 笑うイモリだったのデスカ? なんてつまらぬ質問の一個もしてみたくなる。ならばいっそ 笑うタモリにしちゃいませんか? などと益々つまらん事など言ってみたくなる。とにかくキライじゃない。 3737さん [地上波(邦画)] 8点(2010-07-25 11:01:47)

10.冒頭で、夫が妻の前に突然現れた時の妻の驚き様が、いかにも冒頭で観る者を引き込もうとするあざとい演出に感じられたのはマイナスポイントだが、全体を通しては、軽いテンポの喜劇といった感じで、普通に楽しめた。

何しろ、この映画のポイントは、大塚寧々の魅力の一言に尽きる!
若さと大人としての色気を兼ね備えた、この頃の大塚寧々は、ただそこに佇んでいるだけで、その魅力が画面満面に満たされる。
儚げな魅力と、スレンダーな肢体、良く似合ったスカート、絶妙な膨らみ加減の胸、ほのかに漂うエロス、それらを、長塚京三と一体となって覗き穴から覗く楽しみが、この映画にはある。
そして又、穴からその淫らな行為を覗き、長塚京三と一緒になって嫉妬し、羨むことにより、より一層、感情移入できる展開となっている。

ちょっとエッチに気軽に楽しめる邦画喜劇であった。
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 6点(2009-09-22 19:39:14)

9.のぞきたいです。 zero828さん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-05-09 11:31:14)

8.《ネタバレ》 いや~凄い!これは正しくヒッチクック映画のようなハラハラドキドキの傑作密室劇です。大塚寧々演じる若き人妻とそんな人妻を捨て別の女を作り、更には会社の金を横領した罪で警察から追われている夫を演じている長塚京三、二人共この映画の為に生まれてきたのでは、俳優になったのではないかと思うぐらいの見事なハマリ役!一旦は妻を捨てたものの、警察から逃れる為に再び妻の元へ戻って来た夫を家の中で隠し、そんな中、毎日、毎日色んな人間が彼女の所へやってくる。ここからがこの映画の凄いところです。誰にも見つからないように隠れている夫が妻の所へやってくる人間との会話、妻の愛人との情事、夫を追ってやってくる刑事とのやりとりを隠れた部屋の中から小さな穴を開けて見ている夫、まるでその視線はヒッチコック映画のようなカメラ視線です。そして、愛人とのSEXを隠されている部屋の中から見ている夫がそれを見てたまらなくなっている場面のあのゾクゾク感は男ならきっと理解出来る筈の凄さ、愛人が帰った後、夫を隠れていた部屋から出す妻、そして、妻は今までの行為を夫に見られていたことを知る場面における妻の表情とそんな妻がその後、夫を意識しながらまたしてもやって来る人達とのやり取りを楽しんでいる凄さ、覗く側と覗かれる側の心理状態を見事に生かした上手さに、そして、何と言っても一人だけ予測の出来ない行動を取る妻、事故で死んだことにされた夫を家族や愛人達にかくまっていたことをばらすという凄まじき行動、みんなの前で夫が今までの事を全て悔い改め、やり直したいと訴えるシーンを見てる時の大塚寧々の表情に女の恐さを感じ、愛人との間に子供が出来たというとんだ大嘘まで言う始末!夫だけでなく愛人、身内と全てを騙し続けたしたたかな女の凄さに唖然とさせられた。これは本当に毒のある恐ろしくも哀しい、人間の惨酷さと矛盾さを描いている傑作です。 青観さん [ビデオ(邦画)] 9点(2007-11-18 13:01:21)(良:1票)

7.いやに濃い俳優さんを集めちゃいましたね。長塚京三と大塚寧々で十分お腹いっぱいになりそうなものですが、それにミッキーカーチスとか南果歩だとか、ちょっとじゃなく癖のある俳優さんを添加しています。そして、極めつけは國村隼。この人のパワーで画面にふつふつと灰汁が染み出してしまいました。國村さんの演技は、苦笑いのしっぱなしですね。濃い。誰か薄められる俳優さんを入れて欲しかった。一人一人は好きなのに。ま、一人一人が好きだからこの点数。 feroさん 5点(2003-12-08 11:58:51)

6.週刊誌で小林信彦がほめていたので、もうちょっとトボケた味わいがあるのかと思ったら、あんがいふつうの邦画でした。出てる人たちはなんだか気持よさそうに息をしてる感じで、そこはわるくなかったですけどね。 おばちゃんさん 6点(2003-11-23 22:38:18)

5.大塚寧々を色っぽく魅せようとするあざとさが先に立ち、逆にそそられなくなってしまっている。オープニングショットがいきなり、大塚寧々のうなじアップ。しかも真夏で喪服姿ときている。アップにした髪の後れ毛と汗、それを白いハンカチで拭うのだが、なんでこんなにベタなんだ~っ! 大塚寧々に魅力がないとは言わないが、あまりにも「たまらんだろ~」っていう意図が前面に出すぎている。もう少し控えめにしたほうがいいと思うのは私だけ? ちなみに性にあけっぴろげな子ども、セクハラ発言の刑事、お母さんの「あっちのほうはどうなんだい?」ネタ、それに加えて長塚京三の覗き見……あざとすぎる。 元みかんさん 3点(2003-11-10 05:09:16)


4.人間の欲望とは尽きることなく、社会的、金銭的にも満たされていても、心が満たされていなければ逆に破滅にも走ってしまう。節穴から覗き見る人間達は誰も彼もみなエゴの塊のような人ばかり、しかし覗いている自分が誰よりもよりエゴイストである。つくづく人間とは欲望の塊であると思う。 亜流派 十五郎さん 5点(2003-06-04 15:25:41)

3.ちょっと独特の雰囲気のある作品。これは主演の大塚寧寧の持ち味がそのまま反映されてるのかも知れない。逃げて隠れてる長塚、新しい恋人の國村隼もおもしろい。母が雪村いづみでその恋人がミッキー・カーチス、これも粋な配役。アンニュイでどこまでも冷静な主人公がユニークで、男達があたふたするのが面白く描かれている。 キリコさん 6点(2003-06-01 12:45:55)

2.あくまでもアホで人間くさい夫と、あくまでもクールで浮世離れした妻との対比が面白かったです。ちょっとHなシーンでも、大塚寧々が演じると生々しくなくて・・・それが狙いならはまり役かも。でもどちらかというと原作(があるなら)で読んだ方が自分的には楽しめたと思います。 Reiさん 5点(2003-05-28 10:20:28)

1.とある夏の別荘で展開される人間悲喜劇。乱歩の「屋根裏の散歩者」をヒントにしたような、納戸の中と外というどちらも隔絶した世界という構図が面白い。納戸の節穴から好奇の目で覗き見するものの、自らはどうする事も出来ない立場の男。終始覗かれていることも知らずにいる来客たち。たった一人事情を知っている男の妻。このほとんど感情を表さず、自分の気持ちひとつでどの様にも転ぶ、悪く言えば男を手玉に取る女の存在が、恐ろしく痛快である。それを実にクールに演じる大塚寧々は、なかなかのハマリ役。お定まりではなく、少々キツい結末にしたことで、人間ドラマとしての深みと面白さが増したように思う。自分の都合と欲望だけで生きているような人間たちを、庭の蛙たちが高見の見物をして笑っているという図は、あたかも小噺の洒落の世界。監督は平山秀幸。今まさに旬の人だ。 ドラえもんさん 8点(2003-03-07 00:33:08)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 6.21点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
317.14% line
400.00% line
5428.57% line
6321.43% line
7321.43% line
8214.29% line
917.14% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 3.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 3.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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