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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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101.  ゼロ・グラビティ 登場人物がたったの2人というのが面白い。おまけに一人は途中でいなくなるので、後半はずっと一人。孤独な宇宙を表現してる(?)・・のかもしれない。 余計な前振りもなく、物語の序盤からいきなりアクシデントが発生。そこからずっと息を呑む展開が続く。全編1時間半と言う短さもあいまって、はじめから終わりまで一気に見れる感じ。映像も迫力がある。宇宙ならではの表現を随所に散りばめ映像としてのリアリティも高い。 男が主人公に見せる優しさ、主人公が持つ死んだ娘への思いなど、人間ドラマの部分があるが、全部、ベタだし薄っぺらい。が、そこはおまけ程度と考えて目をつむりたい。 ISS、中国の宇宙船と2つの船を渡り歩いて地球に帰る・・というのは「流石に無理だろ!うまく行きすぎだ!」というツッコミもあるが、まあ多少のリアリティも目をつむりたい。 消火器の推力で宇宙船を目指すというアイデアもよかった。[ブルーレイ(吹替)] 8点(2016-03-10 01:51:01)《改行有》

102.  パフューム/ある人殺しの物語 《ネタバレ》 匂いに魅せられた男が、匂いのために連続殺人をするという話。舞台が昔のフランスだったんだけど、もしこれを舞台を現代にしていたら「よくある猟奇殺人話」と言われてた話かも。こういう異常者のシリアルキラーなんてよく題材にされてるから。 DVDのパッケージには「衝撃のラスト!」なんて書いてあって、確かに結末には意外性があるにはあるが、うーん、何だかな。あのラストはちょっとむちゃくちゃではないか?女性の香りで人を自分に手なづけて、かつ色狂いさせる、なんてちょっとありえない。 あと、映画は2時間半もあり、とても長いのだがその割に内容がない。冗長がすぎる。もっとサクサク話を進めてほしい。 全体としてそこまでひどいわけでもないが、あまり褒められる内容でもない。[DVD(吹替)] 6点(2016-03-10 01:49:47)《改行有》

103.  レッド・オクトーバーを追え! 面白い!CIA、ソ連艦長、USネイビー艦長、様々な視点から進んでいって一つに集約していくのが面白い。登場人物もかっこいい。特にUSネイビー艦長いい味だしてるわー。ソ連人とアメリカ人の対比みたいなのもいいな。罠にはめて敵戦艦を沈めるのもいい(かわぐちかいじの「沈黙の艦隊」がパクりまくってたなあ)。しびれるシーンが多い。あと20秒でミサイルと衝突です!→ところで君はどんな仕事をしてるんだい?・・・か、かっこいい! どっちに旋回した!→右です!→(゚Д゚;)!・・・しびれるわー。「あ、アメリカ人だ・・・」は笑えた。 さて、逆に残念なのは・・・。やはり古い映画だけあって映像はしょんぼり。CGで作りましたってのが丸出しのシーンが多く萎える。 ストーリーとしてはいかにも「アメリカ寄り」な内容。アメリカは正しくて自由で、ソ連はろくでもない、ってスタンス。ロシアの人が見たら胸糞悪い映画だろうなあ(笑) まあ自分には関係ないけども。いやー、面白かった。[DVD(吹替)] 9点(2014-08-17 14:19:15)(良:1票) 《改行有》

104.  アナと雪の女王 《ネタバレ》 話としては非常にベタ。よくある話。 困った問題も、「愛の力」で解決とか、身を挺して愛する人を守る、その姿に涙とか、うーん、ベタだなあ。発想が古いなあ。クサイし。 登場キャラクターも主人公アナ、恋人役の男クリストフ、ちょっとした小動物(?)の雪だるまも、特にひねりもないどこかで見たようなキャラばかり。アナとクリストフにしても、最初はケンカしてたけど、冒険中に徐々に仲良くなって最後は結ばれる、ってのももうさすがにベタすぎ。 でも、まあそこそこ楽しめる映画だった。 キャラは確かにベタなんだけど、うまく作ってる。主人公にも感情移入できる。お姉さん王女の悲哀も胸に来る。雪だるまくんも愛嬌を振りまいてて可愛い。劇場では笑い声、子どもは大喜び。 話もベタなんだけど、自分は元々涙腺が弱いせいか最後はちょっとホロリと来てしまう。アナとお姉さんとの悲劇やその後の確執をうまく描いて感情移入させてるだけに、ハッピーエンドは嬉しい。 あと、話は確かにベタなんだけど、最後の「愛の力」は、男の愛情でなく、あくまでお姉さんの愛情であったのもよかった。童話のように、王子様(的な男)のキスで・・だったら、お話はぶち壊しだったろう。 映像のクオリティも高い。特に雪や氷の表現はこの映画のキモだろうが、とても綺麗。 まあ、やはり、ベタでありがちな作りはネックで、大人が見るには少々物足りないものを感じるかもしれないが、子どもと一緒に見るならおすすめ。私は大人どうしで見ましたが(笑)[映画館(吹替)] 6点(2014-03-16 22:54:40)《改行有》

105.  キル・ビル Vol.2 第一作に比べるといまいちインパクトが足りない。 バカっぽさ、はっちゃけ感、おふざけがなく、凡庸な作りになってる印象がいなめない。 「普通の映画」になってる。 普通の映画としても悪い出来ではないんだけど、取り立てて褒めるべきところもない。 ラストシーンも、普通ならけっこうグッと来る展開なんだけど、バカ映画の延長線で見てしまってるので、どうしても茶番に見えてしまう。[DVD(吹替)] 6点(2013-08-24 04:14:34)《改行有》

106.  ブラック・スワン 怖い・・・。下手なホラーよりよっぽど怖い。主人公は念願かなって大役に抜擢されるけど、それによるプレッシャーでどんどん精神を病んでいく・・その精神状態を見てるこっちも同じように体験してしまう、そんな映画。 周りは誰も彼女に優しくしてくれず、お母さんすらも狂気を帯びてきて、家にも心休まるところがない。恐ろしい幻覚も見えてきて、周りがすべて悪意に満ちあふれているような感じに。そういう絶望的な精神状態を見るものにガンガン与えてくる。プレッシャーに飲まれる主人公の気持ちを見るものも一緒になって味わえる。そしてそれがとても不安で怖くてたまらない。サイコスリラーとしては抜群の出来だ。 しかし、一部非常にエグいシーンがある。血しぶき飛びまくるグロ映画でもそこそこ耐性のある自分だが、そんなグロ映画なんかよりよっぽどキツい。2週間くらい頭から離れなかった。PTSDもんだぞこれ・・・・・。これから見る人は注意。 [DVD(吹替)] 7点(2013-08-06 22:36:45)《改行有》

107.  キル・ビル Vol.1(日本版) 女剣術士というだけで心にビンビンくるものがあるのだが、ヒロイン、女組長、女子高生、みんなかっちょいい。素敵。 独特の世界観と、変なノリが持ち味の映画。飛行機に堂々と刀を置いてるところだけは笑えた。 血が飛びまくる残虐描写は必要だったのか?ちょっと見ていてグロい。そしてすごいB級感が出てしまう。 女子高生の武器は、鉄球でなくもう少しスタイリッシュなのが良かったな。 女組長はもっと綺麗な日本人でできなかったのか。リューシールー・・向こうで人気あるのは分かるけど。アメリカ人てアジア系にはああいうつり目の女を求めるの?正直全然魅力のない女優だ。 ヒロインは一体何者で、なぜビルに殺されかけたのかが、最後までよく分からない。続編まで待てという感じなのか?[DVD(吹替)] 7点(2013-05-16 02:47:01)《改行有》

108.  ブレイブ ワン 《ネタバレ》 昔見たチャールズ・ブロンソンの俺が掟だ的な映画。その女版。法が裁けないなら私が、てな感じですか。話としてはベタ。何のことはないただの勧善懲悪モノ。でも「法を破って自ら裁く・・・・そんなのダメ!いけないこと!」みたいな説教臭い結末にはなってないのがよかった。そんな説教臭い展開になると予想してたんだけど。結局刑事も復讐劇に最後は加担する。 "悪いやつ"をやっつけるってのはやっぱり見ていて気持ちいい。それが倫理的にいいとか悪いとかじゃなくて、あくまでお話として楽しければそれでいい。最後はなんだかんだでハッピーエンド。「もう元の自分には戻れない」と主人公はいうけれど、犬も戻ってきてるし、雰囲気としても明るい未来を予感させる。 悪いやつをやっつけてすかっと爽快、ハッピーエンド。勧善懲悪モノは、ベタだけどそれでも物語の王道。楽しめる。[DVD(吹替)] 7点(2013-05-13 19:41:40)(良:1票) 《改行有》

109.  CUBE2 第一作は名作。でも、この手の映画の続編には全く期待してはいけない。そうと知りつつ、借りて見てみたが、やはり想像通りのダメっぷり。 設定、展開、登場人物などもろもろが、前作と同じような作りであるのだが、前作にあった緻密なシナリオはもう微塵もなく、面白くない。 謎の数字も結末は「え?それだけ?」とずっこけるシロモノ。次々明かされる「意外な事実」も伏線がなく取ってつけたよう。数多く登場する人物もほとんどがストーリー上無意味な存在で、いてもいなくてもどうでもいいような奴ばかり。壁が迫ってきたり、謎の四角形が襲ってきたり、と前作キューブにあった「洗練された独自ルール」に反するような「例外」的仕掛けも多くうんざり。時間の遅れだの、パラレルワールドだの色々新要素が出てきてはいるものの、だから何なの?それによってお話が面白くなってるの?としか思えないものばかり。 制作費が安そうなのも、今回も健在だが、今回はその安さゆえの「チャチさ」がかなり目立つ。CGというかSFX的な部分が本当にチープで、見てると失笑モノ。 役者ももう少しどうにかならないのか。アジア系の盲目の女は妙にブサイクだし、赤いドレスの女はなぜあんなに背中が汚いのか?あの背中には何かわけがあって最後にそれが明らかになるのかとすら思ってしまった。 前作が「ワンアイディアで勝負!」の作品だったから、その続編に期待してはいけないのであるが、全く想像通りのダメ映画。でもこういうサバイバル映画好きなんだな~。最後まで見れるだけの楽しさはあったので6点。[DVD(吹替)] 6点(2013-05-13 19:37:43)《改行有》

110.  恋におちたシェイクスピア 退屈で死にそう。ダラダラとどうでもいいシーンが続く。そして登場人物すべてが好きになれない。特に主人公。見た目も性格も。[DVD(吹替)] 1点(2013-05-02 21:25:16)

111.  ダークナイト(2008) アメコミ映画に全く興味が無いのだが、これは面白いと聞いて見てみた。確かに悪くない。 ジョーカーという悪役は良い味を出している。ガッツリとピエロのメイクをするのでなく、常にメイクが落ちかけのような状態で、髪もボサボサなのがインパクトがある。 ただ、口元が裂けているという割には、あまりそう見えず、ただ、口元から耳にかけて赤いメイクが施されているだけのようにしか見えない。 トゥーフェイスというバットマンでは代表的な悪役がいることは見終わってから知ったが、バットマンを知る人には、トゥーフェイスの誕生秘話としても楽しめる作りなのかもしれない。 アメコミなので単純な勧善懲悪ものかと思ったら、人間の狂気だの尊厳だの、色々描かれていて面白い。 すべての罪をかぶり、また頼りにしていた仲間とも別れることになり、それでも悪のヒーローとして生きていく、というラストはなかなかにかっこいい。 もっとも、アクションシーンには微妙さが。ラストの廃ビルみたいなところでの戦闘も、いったい、バットマンは何をしたいのか?何と戦っているのかよく分からない。映像も暗くて見にくい。ジョーカーとの決着も「なにそれ?」というお粗末感がぬぐえない。 総評としては、そこそこに楽しめる映画。[DVD(吹替)] 7点(2013-04-04 20:18:08)《改行有》

112.  レインマン 《ネタバレ》 自閉症は脳の機能的な障害であるから、そうそう心が変化するわけでもない。この映画でもレイモンドは、ほんのすこしだけ弟と心が通じ合ったり、運転したりジョークも言ったりできた。でも結局はその程度であった。安易なハッピーエンドにならず、結局根本の部分は変わらないレイモンド。去っていく電車の窓から見えるレイモンドは相変わらずいつもの調子でブツブツと言っていて、見送る弟に一瞥もしない。兄弟で心が通じあった瞬間に心温まるものもあった。でも、やっぱり根本の部分が変わらず元の施設に戻っていく兄を悲しく見送る弟の姿、これがとても悲しい。色々と心にジーンとくるいい作品。[DVD(字幕)] 7点(2013-03-24 18:33:10)

113.  テッド 《ネタバレ》 面白い。笑える。かわいい。 話はすごいベタ。別れそうになるカップル、それを友だちがとりもつ。いったん命を落としそうになり、お涙頂戴しつつ、結局生き返ってハッピーエンド。何このありがちなお話。 見ていて、常に先の展開が読めてしまうベッタベタなお話(どうせ、一波乱あったあと、結局二人は元の鞘に戻るんだろ~?とかもう読め読め) しかし、それを補って余りある面白さがある。 テッドがかわいい。その一挙手一投足、動きがすべて可愛らしい。小さい体でベッドによいしょと上がるしぐさだけでかわいい。ところがそこから繰り出される、下品極まりない 言動、ひねたジョーク。そのギャップがまた面白い。そこかしこにちりばめられた不条理なギャグやシモネタも笑える。 ただ、80年代?のアメリカドラマを分からないと、全く理解できないネタが多い。この人誰?これは何を言ってるの?というネタが多かった。くまモンやガチャピンなどところどころ日本人向けにローカライズされてる部分もあり、日本公開にあたってそれなりに工夫してきいるのは評価できる。ところで、ユダヤ人いじめ(しかも主人公がそれに加担したがる)なんてのがさらっと出てきて、それがちょっと驚き。そういうのって全然アリなんだ、アメリカって。 楽しい2時間をすごせた。R15指定だけあってシモネタが多く、女性向けではないし、デート向けではないかもしれないが、自分は大変楽しめた。[映画館(字幕)] 8点(2013-03-23 22:41:24)《改行有》

114.  ノーカントリー 恐ろしい殺人鬼。逃げまわるオッサン。そのへんの恐怖感とか、ハラハラ感は文句なくすごい。ただ、問題は物語がそれだけで終わらないことだ。多分見た人のほとんどが、見終わって「ん?」ってなるだろう。え?何が言いたいのコレ?と。最後の主人公の夢の話、引退した副保安官の昔話、それらは一体なんだったのか?今回の惨劇とどういうつながりがあるのか?まるで意味がわからない。 何かを訴えようとしている感じはするんだけど、それがさっぱり分からない。 はっきり言おう、こんな映画はダメだ。 この映画を評して、「見終わった後考えさせられる」と言えば聞こえがいいが、実際は、「考えてもよく分からない」、「意味不明な映画」という方が正しいだろう。 世間はこういう、深いメッセージ性がある映画を、高く評価したがる。それはそれで分からなくもない。しかし、この映画は深いメッセージ性が「ありそうな感じがする」にすぎない。実際、製作者の意図として深いメッセージが込められているのかもしれない、でも、それが観るものに伝わらなければ意味が無いのだ。理解できない奴が悪い、なんてとんでもない。理解できるように作らなかった奴が悪いのだ。 恐ろしい殺人鬼と逃げまわるオッサン、という、ただのサスペンスものにしておくと、安っぽい映画になるから、何だかよく分からない主題があるように思わせるオマケを付けました、そう思われても仕方のない映画。[DVD(吹替)] 7点(2013-01-05 05:36:02)《改行有》

115.  死霊のはらわた(1981) 確か中学生くらいの時に深夜にやっているのを見た。その時はもうそれはそれは身の毛もよだつほど怖かった。こんな怖い映画は他にない!ってくらいの恐怖だった。 しかし、あれからウン十年と経ち、見てみると・・・。 やはり、当時感じた恐怖感はない。どうにも色々安っぽい。子供の時はあんなにおぞましく思えた憑依された女の顔も、「もうちょっと上手にメイクしようよ」と思ってしまう部分も。取り憑かれてボロボロになった手とかも、「いかにもなんかグローブはめてるよね」感がアリアリ。当時の技術ではこれが精一杯だったのであろうなあ、としみじみ。(もっとも最後のクレイアニメは子供の当時でも違和感を覚えたがw)  あと、女性陣の前半の行動にもイラッと来ることも。「何か禍々しいもの」の存在に一番怯えていたはずの女が、「外に何かいる」と一人で外に出ていき、あまつさえ森の奥まで入り込む→襲われる。同じく悪霊にビビってた女がやっぱり「外に何かいる」と言って窓に近づく→襲われる。こんなんばっかり。「お前はなんでそんなアホなの?怖いならもっと建物の奥でガクブルしてろよ」と突っ込まずにはいられなかった。 まあ、そういう突っ込みどころは満載なのだが、人が狂って不気味な形相で襲ってくる恐怖、正体の不明な謎の悪霊に為す術もなく憑依されていく絶望感など、子供の時感じた恐怖感はやはり今でも感じられて、そこそこ楽しめた。 今の映像技術を使ってリメイクとかしてくれたらいいなあ。ぜひ見に行きたい。[DVD(吹替)] 7点(2012-12-03 22:49:54)《改行有》

116.  スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 クイズ番組、警察での取り調べ、主人公の過去、この3つの時系列が入り乱れてストーリーが進行する。最初はいったいどういうこっちゃい?となるが徐々にからくりがわかってきて面白い。3つそれぞれがどうつながっていくのかワクワクしながら見ることになる。最終的にはまさに「運命」の一言になる。 ただ、これがサクセスストーリーかというと、そういう話ではない。 彼がどういう経緯でミリオネアに出場できたのかは分からないが、彼の目的がお金でないことは確かだ。彼が番組に出たのは番組で有名になって別れ離れになった想い人のラティカに再会するためである。だから、「不遇な子供時代を経たからこそ、金持ちになれた」とか「スラムんのどん底から這い上がって成功を勝ち得た」という類の話ではないのだ。実際ミリオネアになった後、彼が笑顔になるのはラティカと再び巡り会えた時である。 彼が「運命」によって成し得たのは大金を得ることでなく、子供の時から好きだった少女と最後に結ばれることであったわけで、結局このドラマは非常に純愛ドラマなのである。 悪の道に進んだ兄の振る舞いや、主人公のクイズミリオネアでの快進撃、警察での過酷な取り調べ、それらは全部、主人公がラティカに運命的に結ばれるラストへのお膳立てであり、そしてそれが見事に効果を発揮している。[DVD(吹替)] 7点(2012-10-10 18:00:20)《改行有》

117.  スノーホワイト(2012) 全編通して退屈の一言につきる。見ていてあくびが止まらなかった。もともと白雪姫は大して筋のない話である。それを二時間半までの物語に引っ張るのは少々無理があったように思う。要はお話が冗長でどうでもいい無意味なシーンが多すぎるのだ。 メルヘンなイメージの強い白雪姫の物語を陰惨で泥臭い感じにしたのは面白い。原作にある七人の小人も、魔法の鏡も、毒リンゴもちゃんと出てきて、それぞれが既存のイメージと違う映像化がなされていて楽しめる。 しかし、お話の筋としてはどうか。これも元々の白雪姫のストーリーがさして面白い筋書きではないせいか、お話としての面白さはいまいち。結局のところ「悪い王女を倒す」という単なる勧善懲悪な物語で終わっている。かといって悪い奴をたおしてスカッと爽快というわけでもないので、勧善懲悪ものとしても楽しめる作品ではない。話の筋にもアラが目立つ。王子様の位置付けのあの男も、人物の背景描写が少なすぎて、なぜ白雪姫にそこまで心を奪われたのか釈然としない。先述したように無駄にダラダラとしたシーンを入れるくらいなら、王女、小人たち、王女の弟、といった登場人物の過去や背景などをもっときっちり描いて、話に深みをもたせ、登場人物に感情移入できる作りにしてはよかったのではないか。 白雪姫をこんな風にアレンジしましたよ、という部分は楽しめるが、それ以外は見るべきところはあまりない平凡な作品。 [映画館(字幕)] 5点(2012-07-09 09:54:52)《改行有》

118.  ダーク・シャドウ(2012) 面白くない。 序盤あたりまで見た時は、主人公がバンパイアの力を活かして事業で成功し、没落した一族を再興させる、というような展開になるのかと思って、期待して見ていたがそうはならず、物語はどんどんどうでもいい方向へ。 結局、魔女との戦いが主軸の映画。その魔女も主人公に色々しかけてるくるものの、主人公のことが好き、という設定のため、魔女に対して「こいつをこらしめてやりたい!」というような気持ちになれない。よって、非常に単純ではあるが、物語におけるひとつの王道パターン「敵がむかつく→戦う→倒す→スカッと爽快」のような勧善懲悪的な楽しみは全くない。かといって愛憎劇が楽しめるかというとそうでもなく、ドラマ性は希薄で、ただただドタバタやってる感じ。 元々がテレビドラマ作品ということもあって、あまり必要性を感じない登場人物も多く、シナリオにスマートさが欠ける。 ちょっとした笑いを随所に入れていて、笑えなくもないが、及第点にはとどかない。 その笑いも作品の雰囲気がダークなだけに「ブラックジョーク」のように思えるが、案外普通のギャグだらけ。例えば、200年間眠っていた主人公が世相に疎いために生じる齟齬を笑いにしているのが多いが、当然それはブラックジョークじゃない。もちろんブラックジョークが普通の笑いよりいいと言うつもりはない。ただ、それを期待して観に行くとガッカリするかも。あと、1970年代流行の音楽を知らないと意味がわからない笑いもいくつかある。 ジョニーデップがいつものように奇抜なメイクとともに変なキャラを演じているのでジョニーデップ好きなら楽しめるかもしれない(もしくはアリス・クーパー好きも)が、そうでないなら見る価値はあまりない。見終わった後に何も残らない作品。[映画館(字幕)] 3点(2012-05-20 01:17:38)(良:3票) 《改行有》

119.  シャーロック・ホームズ/シャドウ ゲーム 《ネタバレ》 あまり期待せずに行ったのだけれど、意外に面白かった。主人公ホームズがかなり味のある変人キャラで、ちょっとしたギャグが楽しめる。随所で見られる殴り合いや、銃でのドンパチも迫力がある。ただ、お話の筋としてはどうということもない勧善懲悪モノである。また、その割には敵役のモリアーティに「こいつを懲らしめてやりたい」と思わせるほどの憎たらしさもなく、よって倒した時の爽快感もない。ホームズがパパっと状況を見て、瞬時に推理して取るべき行動を選択するシーンがここかしこに登場するのだが、そのシーンが速すぎて何をどう推理したのかよく分からないのが多かった。最初に出てきた女の人も何者だったのか分からないし、レジスタンスのボスがなぜ自殺したのかも謎、など細かい部分で理解出来ないところが多かったが、大筋は理解できたのでまあいいかな、と。この映画、DVDで吹き替えがつくなら、ホームズは広川太一郎さんにやってほしかったなあ。あのひょうひょうとした変人キャラにすごくマッチすると思う。もう亡くなってしまい残念。[映画館(字幕)] 6点(2012-03-29 10:40:46)(良:1票)

120.  ハート・ロッカー 《ネタバレ》 かっこえええええ。こんなかっこいい主人公は初めて。無鉄砲で何も考えてない命知らずのバカだけど、根っこのところで人の命を奪う爆弾はテロは許さないという使命感がある。平穏な生活もつかの間、また死と隣り合わせの戦場に向かっていく主人公の後ろ姿、任務明けまで365日の文字。かっこ良すぎます。しびれます。 全編通してリアリティーがあってよい。まわりの現地人がみんなテロリストに見えて恐怖する。手を上げろ、下がれ、と言っても、言葉も通じないもどかしさ。そういう緊張感みたいなのがビンビン伝わってくる。[DVD(吹替)] 8点(2012-03-12 01:32:51)《改行有》

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