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1. 独裁者と小さな孫
《ネタバレ》 マフマルバフは、「カンダハール」でもそうだったが、ラストはいつもこうだ。映画が落とし前の芸術ならば、この独裁者の悪行を知らない我々には、丁度いい幕引きだ。我々にはこのお祖父さんの孫を思う気持ちしか知らないのだから、そのお祖父さんが処刑されるシーンは、鑑賞後最悪の気持ちになるので、ここで終わるのが正しい。でも「カンダハール」では、全く罪のない女性のあのラストの幕引きは、映画をたくさん観てきた中でも印象に残ってる映画だった。マフマルバフという名前も、そこで強く刻まれた。中々地方にいてはお目にかかれない監督だが、今回久しぶりに観ることが出来た。映画をよく知っている人だなぁと改めて思わされた。[DVD(字幕)] 6点(2016-09-17 15:04:43)
2. ドラゴン・タトゥーの女
《ネタバレ》 変態男にブチ切れて、パソコン・情報リテラシー・近代的な小道具・悪の世界などをフルに活用し、もう許せないものは許せない、そんな女性がドラゴンタトゥーの女だったんですね。007(?)すらも救ってしまうくらいのタフになってしまった女性。彼女は一体、この先どこに行くんだろう?しかしデビッドフュンチャーが描くと、推理モノ的一族の陰謀的設定も、聖書絡みの猟奇ものになっちゃうんだなぁ(泣)[DVD(字幕)] 7点(2016-07-17 16:36:13)
3. とまどい
《ネタバレ》 「美しき諍い女」でべアールは、気持ちいいほどの脱ぎっぷりでしたが、この映画では、抑え気味でした。老人との絡みが描かれなくても、もういいです。むしろない方が観終った後、大人の恋愛だよなぁ、心の部分でどう結ばれるか、だよなぁと思いました。でも、この女性にとって、恋愛の場合、年齢はそんなに重要じゃないんですね。父親よりも年取ってるかもしれない男性に、男として接していく。そりゃ、若い男は頼りなく見えますよ!![ビデオ(字幕)] 7点(2008-02-07 02:04:33)
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