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1. レニ
《ネタバレ》 レニ・リーフェンシュタール。
才能ある女性が、美を求めたら、こうまで突っ走るか・・
ただ彼女は、醜いものは避け続ける。
人間の醜い部分、特に突出しているのが戦争だ。
ヒトラーと同時代に生きた彼女は、技術と美学の創作本能にのみ、力を入れて、
ナチス宣伝映画「意志の勝利」、あるいはヒットラーご満悦五輪の記録映画「民族の祭典」を魅力的に創り上げてしまう。
結果、歴史の判定で、彼女は罵倒し続けられる。
その後、アフリカ、水中生物へと、美なるものを求めて、彼女はまい進する。
女性が力を持ってきた現代、美を追求させたら、女性の方がスゴイかも、などと考えてしまった。
ただ人間の闇を捉えることは、男性の方ができるかもしれない、などと・・[DVD(字幕)] 7点(2023-06-20 01:42:27)《改行有》
2. レボリューション6
《ネタバレ》 ドイツの娯楽作って好きです。「バンディッツ」や「ランローララン」とか。この作品も良いですよね。青春モノの苦いスパイスも効いてて、刑務所からの強奪というテーマもさらりと描いて、満足いく作品です。もっと欧州から娯楽作品、配給したらどうかなんて思いますけどね。ハリウッドの娯楽作品は飽きました。自分的には苦い青春モンとして、音楽の使い方が巧いなぁと思いました。全員集合で一仕事して、またみんなと仲良くやろうよとモヒカンが言うのに、それがままならない時の彼の悲しさの表現。ショーウインドウを割って、のた打ち回る時のBGMの使い方の巧さ。知らない俳優でごっつい顔だけど、なんか同姓ですけど可愛いなんて思っちゃいました。なんで彼には、警察犬も言う事聞いたんでしょうかね?[ビデオ(字幕)] 8点(2011-05-03 19:22:24)
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