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1. ベイビー・ブローカー(2022)
《ネタバレ》 是枝監督の映画で一番泣きました。
何かと暗いペドゥナがお母さんになった表情を観て、ほっとしましたし・・
是枝さんってロードムービー似合いますね♪
あまりに感動して、何か音楽聴きたいなと思い、
エディットピアフの「愛の賛歌」を聴いたら、これがフィットしました!?
でも何か違和感が・・
そうです。ソンガンホの決着はアレ以外なかったのでしょうか?
彼の娘さんが人殺しの娘になってしまうのに・・
是枝さんらしいと言えば、そうですが・・
ピアフのように劇的に幕!とは、しないのですね・・[DVD(字幕)] 10点(2023-06-10 21:33:02)《改行有》
2. ペパーミント・キャンディー
《ネタバレ》 イチャンドンの比類なき作品群に圧倒される前に、何の予備知識もなく、観た記憶がある。その時は、印象に残るシーンを撮るのが上手いなぁ、話が徐々に前に戻っていく構成は面白いなぁと、やはり他の映画作品とは違う印象を抱いていた。何よりアジアの作品が注目され、大量に日本で公開された頃なので、これがアジアンテイストなのかなぁと思っていた。今回、彼の凄さを認識した上で、もう一回観た。昔に帰りたいと叫んで自殺をする青年。一体彼に何があったのか?話は、兵役の頃の女子高生誤射事件まで、その時々の女性とのエピソードを軸に、丁寧に少しづつ昔に戻っていく。イチャンドンは若くして、もう老成している感がある。これほどの完成された作品を、もう初期に発表してしまうと、作家は次に何を創ればいいのか、途方にくれるはずだ。しかし、イチャンドンはそれに耐えて、次から次へと観たことない作品を発表する。彼の凄さは、若くして、完成された作品を創ってしまったことにあったのではないか?この作品を観て、そう思い至った。[DVD(字幕)] 8点(2015-04-26 19:15:40)(良:1票)
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