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プロフィール
コメント数 270
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 歳をとるごとに趣味と呼べるものがだんだん少なくなり、今では多忙ななか映画を鑑賞することがひとときの楽しみとなっています。
無数の作品の中から良作を探し出すツールとして、本サイトのお世話になっています。

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【製作国 : 韓国 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  #生きている 《ネタバレ》 近年は韓国のゾンビ映画のクォリティが高まっており、本作も期待を裏切らない出来だった。 本作の主人公はまさしく現代の若者らしく、スマホを駆使しネットゲームにハマっているような青年だ。 そんな彼が自宅でひとり目を覚ました時、外の世界では…… というゾンビものとしてはベタな導入から入るのは悪くない展開。 特に最初に遭遇した隣人が、主人公の目の前で転化するシーンは秀逸だった。 ところどころで挿入される、スマホを窓から出して電波を拾おうとするシーンや、ドローンの活用なども、実際にありそうで面白い。 もし、現代の集合団地でゾンビ感染が発生したらどうなるか…… テレビでののんきな報道や、スマホでの情報集め、やがて水道も止まり、食糧と水の確保が困難になる…… といったシミュレーションとしての楽しみ方もできる。 本作ではこの団地エリア外の状況はあえて映さず、ひたすら主人公達の焦りや恐怖を共有しやすくなっているところもいい。 この主人公は何度が生きることを諦めようとするが、たまたま向かいの棟に住む女性と知り合い、それ以降はバディものへと展開していく。 そして最後まで生きようと行動を起こす中で、予想外の出来事に出会いつつ、意外な形でハッピーエンドに繋がっていく…… そのきっかけがSNSでの投稿だったというところも現代風で面白い。 ゾンビ映画の新境地を開いたとは言えないまでも、ゾンビ映画ファンの心はしっかりつかめるレベルにはなっていると思います。[インターネット(字幕)] 7点(2021-01-06 12:02:03)《改行有》

2.  ソウル・ステーション パンデミック 《ネタバレ》 話題作だった「新感染・ファイナルエクスプレス」の前日譚で同監督とのことで興味を引き鑑賞。 ゾンビものでアニメは初めてだったが、ゾンビの描写も雰囲気はよく出ていて、違和感は感じなかった。 特に「最初の1人」が感染し、人びとが戸惑いながら訳も分からず逃げ惑い、ついには爆発的な感染拡大に至る…… というゾンビドラマお決まりの流れを楽しむことができた。 本作の特徴は、アニメ作品であることに加え、ソウル駅で寝泊まりするホームレス、主人公の元風俗嬢とその父(終盤に一捻りあるが)、そしてヒモ男といった、やむを得なく社会の底辺にいる人びとをメインに描写していることであり、なおかつバッドエンドともいえるラストまで救いがなく、画面には終始悲しさと切なさが漂う。 ひとたび災害に出会うと、社会的弱者が真っ先に被害を受けるという構造を問題提起しているようにも思えた。 ともあれゾンビ映画が好きならば、観て損はないと思える作品だった。[インターネット(字幕)] 6点(2021-01-04 15:04:52)《改行有》

3.  殺人の追憶 《ネタバレ》 「パラサイト」が面白かったので、ポン・ジュノ監督作に興味がわいて鑑賞。 田舎町で、次々に発生する女性猟奇殺人事件を追う、ソン・ガンホ演じる地元刑事と、ソウルから来たイケメン刑事。 ソン・ガンホと跳び蹴り刑事は状況証拠から容疑者を挙げると、拷問で自白をとる昔ながらのスタイル。 イケメン刑事は二人と距離を置きながら、科学的な捜査を重視する。 ここまではわかりやすい構図だ。 しかし、狡猾な犯人はなかなかしっぽを出さず、イケメン刑事がやっと有力な容疑者にたどり着くも、決定的な証拠を掴むことができない。 そして終盤、DNA鑑定によっても特定できないことが判明すると、このイケメン刑事は暴走してしまう。 「パラサイト」での展開の妙は今作でも同様で、次から次に展開するストーリーは、核心に近づくように見えて、また遠ざかる。 なかなか次の展開が読めないところが、人によっては高評価と低評価にはっきり分かれるところだ。 最後はどう決着をつけるのか、と考えながら観ていると、思いもかけない形で観客は放り出されるところも、評価が分かれるところ。 個人的には、連続殺人事件が発生しているにも関わらず、若い女性が夜に一人歩きをしているという、あまりの緊張感のなさで興冷めしてしまうが、 全体を流れる陰鬱でもの悲しい印象だけが、なぜか余韻として残り続ける不思議さをもつ作品だった。[インターネット(字幕)] 7点(2020-08-17 16:32:13)《改行有》

4.  パラサイト 半地下の家族 《ネタバレ》 観終わって、さすがはアカデミー「作品賞」と感心した。 まずは何と言っても展開の妙が秀逸で、次から次へと展開するストーリーに目が離せない。 具体的には下記のとおり、起承転結において物語の中心となる「転」が文字通り「二転三転」する面白さが印象的。 <以下激しくネタバレ> (起)半地下に住む4人家族の紹介 (承)4人家族が次々に金持ち一家に寄生していく (転①)お手伝いおばさんにより地下室の秘密が明かされ、4人家族の形勢が逆転する (転②)4人家族(のうち3人)が金持ち一家から脱出するも、半地下の家が大雨で浸水してしまう (転③)金持ち一家のガーデンパーティーでの大混乱と意図しなかった殺害 (結)父の行方の謎と、息子の独白によるエンディング そもそもこの4人家族の技能はそれぞれ抜きんでたものがあり、普通に働けばそれなりの暮らしができるはずだし、結果的にお手伝いさんを殺害した形になったお母さんが無罪放免になるのもいかがなものか、とツッコみたくもなるのだが、息子が冒頭で友達からもらった石が大きな伏線になっていたり、「地下」「臭い」といった社会的ヒエラルキーを象徴する言葉がキーワードになっていたり、意外と作りが細かく、そうしたツッコミは無粋と思わせてしまう力を感じた。 さらにその底流には、努力だけではいかんともしがたい格差社会で生きざるを得ない庶民の悲哀が織り込まれており、面白さの中にも静かな余韻が残る佳作だった。[インターネット(字幕)] 8点(2020-08-12 13:48:13)《改行有》

5.  シルミド/SILMIDO 決して後味の良い映画ではないが、見ごたえのある良作。金日成暗殺のため、特別部隊が編成されたが最終的にはお払い箱となったという実話がベースになっているだけに、真実を歴史に埋もれさせまいとする製作者の気合いが伝わってくる。一方、脚色と思われるドラマや一つ一つのエピソードもそれぞれが深く無駄がない。いよいよ作戦決行の命令が下され、どしゃぶりの中、部隊が出発する場面が最も印象に残る。作戦中止の命令も聞かず、ひらすらオールを漕ぐ男達を見ながら、人間はモノではない、国家権力といえども、簡単にコントロールすることなどできないと思った。「国民」あっての「国家」なのに、最後に優先されたのは「国家」だったという悲劇の物語であり、この作品はそのような転倒を二度と繰り返してはならないというメッセージに他ならない。ほとんどの役者は男性だが、皆個性的で、好感が持てた。特に「チョ軍曹」が難しい役を好演している。[DVD(字幕)] 8点(2005-06-13 14:02:41)

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