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プロフィール |
コメント数 |
159 |
性別 |
男性 |
年齢 |
60歳 |
自己紹介 |
メインストリームでは無いが映像プランナー/ディレクターを生業としています。 映画を観たのは小・中学時代がテレビの吹替えで。高校・大学時代は映画館で年間300本ほど…好きな作品はリピート鑑賞。ニューシネマより王道の娯楽作品を好みます。 吹替えの演技で好きになった映画も多数。広川太一郎、羽佐間道夫、大塚周夫、中村正、若山弦蔵、石丸博也は個人的に人間国宝に認定したい。 |
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1. ガーディアンズ
ロシア製 スーパーヒーロー・アクション映画
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あまり良い評価を聞かなかったので
劇場へは行かず、新作の乏しいこの時期に観た次第。
確かに、初心者マーク付きの映画でした(笑)
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ヒーロー映画に、もし「心・技・体」が有るならば
技:(製作技術)は、VFX的にも米国と遜色ないと思う
体:(資本力)これは、映画を完成させるに足りている
足りないのは、心:(ヒーロー・スピリット)だろう
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マーベルや DC、それにゲーム。ヒットコンテンツの
デザインや設定を模範にして創作しているのは 一目瞭然。
模倣っぽく見えるのは、まあ、仕方がない。
(何事も、最初は真似ることから始まるからね)
致命的なのは、ヒーローが戦う理由が弱すぎること。
復讐や、漠然とした国防意識は
スーパーヒーローが《力を行使する理由》にならない。
ロシアに生まれたスーパーヒーローとして、何と戦うのか?
何を犠牲にするのか? そして、何を守るのか?
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どの国にも、その国独自の《問題》がある。
一般市民だけでは解決できず、政治もそれを払拭できない
その問題を物語として提示し、一つの《答え》を示す。
市民と国が向うべき《道筋》を体現して見せるのがヒーロー
だから、みんなが共感する。
スーパーヒーローとは、そういう存在だと私は思うが。
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始まったばかりのロシアン・スーパーヒーロー映画には
まだまだ「伸びしろ」が有る。頑張って欲しい。
民族問題を始め、山のように課題を抱えているロシア
現ロシア連邦の下で、どんな問題を提起するのか・・・
どんな理想を掲げるか・・・ それを期待して次を待ちたい。[インターネット(字幕)] 5点(2020-08-06 07:07:01)《改行有》
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