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【製作国 : 中国 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
21. ジェイソン・ボーン 《ネタバレ》 うーん、手ぶれのアクションシーン健在。今回のボーンシリーズで気がついたのは、このシリーズのアクションシーンは普通の映画のアクションシーンが凝縮してること。多分、膨大な絵コンテが創られてるんじゃないか?と思った。そして相変わらず、このシリーズの肝である、ボーンの気転の切れ味の良さ。ギリシャの国内の騒動をうまく取り入れて、世界情勢がうまく取り入れられてる、これぞ大人まで楽しめる娯楽超大作。ラストのしてやったりのあの音楽から、クレジットロールにつながる瞬間、映画の面白さってこれだよな~と喝采を送りたくなる。しかしこのシリーズ、女性たちがホント死んでいく。ニッキーもボーンシリーズの頃のあどけなさはもうなく、大人の女性の顔だもんね。でも途中で殺されちゃう。脚本家が実にクール。男の世界に女は顔出すなってことかな?[DVD(字幕)] 7点(2017-06-09 11:44:12) 22. 山河ノスタルジア 《ネタバレ》 中国映画で近未来を描いた映画は初めて観た。鬼才ジャジャンクーならではだ。経済成長で伸びていく中国。変わっていく中国を、静かに映画に落とし込んできた監督は、今度は過去・現在・未来を描くことで、中国が失っていくものを描いた。ダンスが象徴するかのように、自由主義の文化に喜び、身を任せた若者たちは、我々日本人も既に経験済みのアイデンティティの危機を、逃れることもできずに経験し、主人公たちの家族は崩壊していく。そして舞台は未来の国外での中国人居住区。主人公たちの子どもが自分のアイデンティティを探し求めていく様を描いている。そして最後はまた冒頭のダンスを老いた、かつての若者であった主人公の女性が躍るとこで終わる。何やら希望などないラストだ。中国国内も今の繁栄に疑問を抱く人々もいるようだ。[DVD(字幕)] 7点(2017-04-22 17:51:50) 23. 妻への家路 《ネタバレ》 確かに悲しい話ではあるけど、男と女って案外、こんなもんじゃない?例え、本人であっても、男は本当の夫を求める女に、寄り添うしかない。チャンイーモウは確信犯的に、この寓話を創り上げたんじゃないのか?[DVD(字幕)] 7点(2016-06-04 13:30:32)(良:1票) 24. フューリー(2014) 《ネタバレ》 こんなリアルな戦場シーン、映像化して、戦争マニュアル創りますか?戦場はこんなもんだと言ってるんです。立派な反戦映画です。[DVD(字幕)] 7点(2015-06-14 01:13:38) 25. スプリング・フィーバー(2009) 《ネタバレ》 小生、ゲイムービーは最後まで中々観ることができない。ウォンカーウォイの「ブエノスアイレス」でさえ挫折した。この映画も2度目の挑戦だ。強い男が、弱い男を妻の女性と両方で受け入れ、しかし女性がむかついて切りかかり、この世に一人で生きていける人はいないので、ここで強い男もとうとう別の女性に受け入れられ、詩情が生まれるという話。「ハッシュ」や「ブロークバックマウンテン」のように無関心を装わず、かなりヒューマンに仕立て上げられてるゲイムービー。しかしゲイムービーのベッドシーンって自分、自分、自分って感じで、気持ち悪い。そもそも男と女性の2種類しかいないこの世なので、男同士で完結するとは、女性を無視しているようで、この男しか愛さないトミーズ雅似の男は、宇宙人に見えて、感情移入がしづらくて参った。こういう関係では、半分いる女性を無視しているため、世の中の風景が粗くて当然。映像が汚いのもうなづける。ラスト、詩情の生まれる瞬間の映像が、都市の夜の風景だったのが面白い。[DVD(字幕)] 7点(2015-04-26 23:00:26) 26. エグザイル/絆 《ネタバレ》 最後の銃撃戦は「ワイルドバンチ」だったけど、映画のトーンとしては、「夕陽のガンマン」の影響がこの監督には大きくあるんじゃないか、と思った。香港版西部劇といった感じで、良かったです。[DVD(字幕)] 7点(2009-06-20 00:13:16) 27. トランセンデンス(2014) 《ネタバレ》 エンターティメントの要素はかなり薄いが、題材が興味深い。人間の意識をコンピューターにアップロードすれば、AIの完成度にもよるだろうが、意識はずっと生き続けられるっていう問題提起は面白い。でも他のAI(医療技術のAI)ともやり取り可能になるのかな?アップロードしても24時間パソコン操作する人格があるっていうことでしかない気もするが・・。せっかくこんな面白い題材なんだから、死んだ人の意識がコンピューターに残ってる世界で、遺された人たちはどんな気持ちがするか、深く掘ってほしかった。スパイクジョーンズの「her」ならぬ「he」だね(笑)それにしてもモーガンフリーマンは科学ものによく似合うね。リュックベッソンの「ルーシー」もそうだけど・・。なんか知的な感じするもんね。[DVD(字幕)] 6点(2016-07-30 16:48:16) 28. 世界 《ネタバレ》 ジャジャンクーの魅力とは、面白い演出もあるけど、それよりあの国、中国がどんな国なのかが分かるところが大きいと思う。中国は激動の中、色々国内が変わっただろう。「皆、中国のアートから自分たちの分からないと思っている中国のことがつかめるのではないか、と考えた、それで熱狂したのではないか」(村上隆)東武ワールドスクウェアのジャンボ版のこの公園での色恋沙汰が描かれているが、どこの国の男と女は変わらないんだねと思った。これは観光PRも兼ねてるね。日本でも東京ディズニーランド版を創ればいいのに・・ただ服に火をつけても平然としている、あのエピソードは日本ではありえないよなぁ、怖いなぁとも思う、さすがに・・[DVD(字幕)] 6点(2013-06-14 10:20:51) 29. 長江哀歌 《ネタバレ》 評価が高いので、楽しみに観たのですが、自分にはイマイチでした。主人公といえる人物が最初の方で出てきたので、ドラマがあるのだろうと思ってましたが、観終わってみると、これはドキュメンタリーに近い作品でした。ただ、中国に関するドキュメンタリーって、何かって言うと、大声で言い合う中国人が出てくるので、この作品の静かさは意外で、「お前の住んでたところも美しいんだなあ」なんて中国人が言うなんて、と驚きました。やはり、底辺で働いてる人同士ではこんな情の交流があるんだなあと当たり前かもしれませんが、そう思いました。ビルがロケットのように飛んで行くシーンはよく分からない。まだ若い監督らしいので、こういうこともやってみたかったんでしょう。配給がオフィス北野というのが関係あるのかな? [DVD(字幕)] 6点(2008-05-08 16:27:20)《改行有》
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