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年齢 59歳

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181.  リップヴァンウィンクルの花嫁 《ネタバレ》 リップヴァンウィンクルといえば、映画「野獣死すべし」の中で松田優作のセリフを思い出す。この映画では、AV女優のハンドルネームのことだった。結婚式の場面から始まるから、この結婚での花嫁かと思いきや、そうじゃなかった。岩井俊二、やるね♪「スワロウテイル」から観ているが、この監督作品はヒリヒリするんだよね。でもこの映画はヒリヒリだけじゃなかった。昇華まで描き切ってた。内容はといえば、最近、業界の無茶苦茶さが報道されて、何かと話題のAV業界の出演女優の心の深い傷。自分に負い目を感じて、幸せを怖がってる女性を、黒木華演じる女性が抱きしめる、そんな内容だった。この黒木華がまた、お人よしの田舎の女の子を好演してて、実に良い。ラストの綾野剛と黒木華の普通に話せている会話が実に良かった。普通の日常の勝利が描かれてた。でもあれだね、AVはまず観る人を減らさなきゃ無くならないね。自分もどんなんだろ?と若いころ何本か観てみたけど、感性の敗北って感じの内容で、罪悪感しか残らなかった。あんなん観てたら、女性に舐められるよ。[DVD(邦画)] 8点(2017-01-29 01:12:12)

182.  ちはやふる 下の句 《ネタバレ》 「上の句」と合わせて、論評。この「ちはやふる」という話、創り出す前に緻密に全体を組んでいたとしか思えないほどのストーリーのクオリティ。スポコンの醍醐味を競技カルタの世界に持ってきて、男の子と女の子のそれぞれのライバル対決を微妙に絡ませたストーリー。映画のための映画って、堕ちた人間を素材に使いたがるが、原作が人気漫画の話って健全で、かつひたむきで、それこそ忘れられてる娯楽映画の王道ストーリーで満ち満ちてる。映画界も文学臭を追い求めたがる姿勢に疑問を持った方が良い。漫画から学ぶことは多いはず。一言で言えば、映画界は堕落した大人のピルドゥンクスロマンが多すぎる。もっと普通の成長物語が語られていいはず。まぁ平成不況のなか、こんなに明朗になれるのは子どもたちだけだと言いたい大人の鬱積した感情も分かるには分かるが・・。若者に人気の広瀬すずを知ることができたのも収穫のひとつだった。パフュームの主題歌も魅力で、久々に楽しい時間を持たせてもらった。映画ラストの試合は、男女それぞれどちらが勝つのか、興味ある。原作漫画はそこまで描いてるのだろうか?ううむ、漫画恐るべし。[DVD(邦画)] 8点(2017-01-23 00:26:05)

183.  ちはやふる 上の句 《ネタバレ》 うわ~、こんなに面白い話だったんかぁ!漫画原作の話って面白いっのが多いよなぁ!間髪入れず、「下の句」へなだれ込みます![DVD(邦画)] 8点(2017-01-23 00:05:27)

184.  お早よう 《ネタバレ》 あっはっは。もう笑っちゃった。むくれて口をきかなくなる子どもたちと近所のおばさんたちの何ともいえない事件。もう微笑ましくて、今の日本にこういう風景あるだろうか?と思った。あるんだろうな、きっと。形を変えて・・。そういうのを映画にすればいいのに・・。[ビデオ(邦画)] 8点(2016-12-14 11:14:32)

185.  落第はしたけれど 《ネタバレ》 この映画でやはり小津さんってコメディが下地にあるんだなぁと感心させられた。カンニングのシーンは、チャップリンを思わせる。でも落第してからの、人情劇がじ~んと来るよね。上手いなぁとしみじみ思う。子役の使い方とかね。田中絹代がこんなに愛らしかったなんて知らなかった。可笑しかったのは卒業組が就職決まらず、早く卒業すんじゃなかったなんて言うシーン。大隈講堂がば~んと下宿の前にあってね。何でも現存する早稲田大学の最古の映像とか・・。字幕の字体がお洒落なんだけど、ちょっと読みづらくて、2回観ました。でも何回観ても良い。無駄なエピソードは一つもなく、こんな短編で面白い映画がいっぱいあればなぁと思う。2時間が長く感じる映画が多いものね。[ビデオ(邦画)] 8点(2016-10-30 23:39:12)

186.  うなぎ 《ネタバレ》 誠実な夫を裏切り、不貞を働く妻。そんなショッキングな冒頭から始まる。この夫婦に何があったのかは描かれてない。しかし、夫の役所広司にしてみれば、この妻はつかみどころのない(理解できない)うなぎのような存在だったのだろう。だから、この劇中のうなぎは、元妻である。しかし、そんな現実逃避を周囲がほっとくわけない。やがて幸せが手の届くところに来たところで、主人公はうなぎ(元妻)を河に離す。そんな話である。この映画で、ラスト刑務所に行く役所に弁当を渡す清水美砂。この二人がその後、幸せになったことを今村昌平監督の中で整理するために遺作「赤い橋の下のぬるい水」をこの同じカップルで創ったのかもしれない。本作は大人のラブストーリーである。しかも人間ドラマが重厚で見ごたえのある作品である。カンヌ映画賞受賞もうなずける。つまらない男の、子どもを宿した清水美紗の幸せを祈る映画観客のハートを掴んだからだろう。どこの世界も、いい人は幸せになってほしいという気持ちでいっぱいなのだ。そして映画というものもそういう祈りからできた総合芸術なのだと思う。[ビデオ(邦画)] 8点(2016-10-01 19:58:21)

187.  彼岸花 《ネタバレ》 おぉ!小津映画がカラーになってる。でも基本、白黒と変わらぬ演出。強いて言えば、赤の色が有名な映画。もう、小津節の人情喜劇、全開!って感じで、頑固親父と、その彼を結局手綱づけてる周囲の女性たち。小津映画の女性たちはみな初々しい。これが日本映画の良さなんだね。山本富士子のお母さんのお喋りは勘弁してほしいが(笑)[ビデオ(邦画)] 8点(2016-09-19 12:32:29)

188.  祇園の姉妹(1936) 《ネタバレ》 小津をして「俺に撮れない映画は溝口の「祇園の姉妹」と成瀬の「浮雲」だけだ」と言わせた、その作品を鑑賞した。なるほど、人を舐めたやつは舐められる。当たり前の理屈だ。芸妓を舐めた男どもに囲まれるうちに、段々と男を舐めはじめる山田五十鈴扮するおもちゃ。これも当然だ。しかし物語は、男を舐めるなとおもちゃを痛めつけたところで、おもちゃが芸妓なんて商売なければいいのだと嘆くところで終わる。巨匠溝口のこの作品の落とし前何処は如何なものか。ここでラストではいけないのではないか?これでは男を舐めた、男側が作った映画ということになる。それでは男の面子がたつまい。ここをきちんと料理した作品だったらなぁと思った。が、男を舐める山田五十鈴の演技は、恐ろしいほどの演技だった。ぞ~っとした。なるほど、小津さんにこの迫力は出せるだろうかとしみじみ鑑賞後、思った。[ビデオ(邦画)] 8点(2016-07-27 00:57:30)(良:1票)

189.  岸辺の旅 《ネタバレ》 う~ん、実に味わい深い。生きている人間が、死んだ人が死んだという事実を受け入れるのに、これほど時間と精神の彷徨を要するものかと唸ってしまう。真面目な人ほど、そこに時間がかかる。そういうことを、この映画はCGなど使わず、おどろおどろしくもせず、非常に人生賛歌という味わいで、静かな演出で料理してる。深津絵里がまた、この身勝手(だけどチャーミングで魅力的)な男に先逝かれて、ぼうっとしてる女性にはまり役だ。黒沢監督、慧眼ともいえる。お盆に鑑賞するのにいい映画かもしれない。[DVD(邦画)] 8点(2016-07-09 19:12:51)

190.  どついたるねん 《ネタバレ》 テレビで赤井さんの特集があったので、興味を持ち、鑑賞。良かった。何よりこの主人公の生き様が、リングの上で現れてて、ボクシング映画として中々一角を占めるような出来栄えの感じがした。どついて、なんぼ。人生に向かっていく彼の姿勢に、自分も励まされた。[ビデオ(邦画)] 8点(2016-07-01 09:22:55)

191.  わが母の記 《ネタバレ》 もうタイトルからしてね、やられるって思ってたんだけど、最後はもう堪えちゃったなぁ・・。冒頭では、最近こういう上流階級の話の映画って観ないなぁと感じてて、ちょっと距離を置いてた。でも「細雪」かなぁなんて思ってたんだけど、途中から「ペコロス」を交えつつ、母の愛の映画になっていく過程で、もうこの家族が大好きになっちゃって・・。確かに修羅場が少ないので、作りものではあるんだけど、それでも最後はやられたなぁ。「処女の泉」が3年で3人ボーイフレンドつくっちゃうとこは、プッと笑えたよ。原田監督は、若いうちにえらく評価されちゃったけど、浮足立つことなく、着実に実力つけてるね。こういう人がいると、まだ安心だね、日本映画界も・・。[DVD(邦画)] 8点(2016-06-18 19:23:31)

192.  ソロモンの偽証 後篇・裁判 《ネタバレ》 見応えあった!小中の頃のひっかかりを知らぬ顔をしていては、確かに人生を前に歩いていく力が出てこない。主人公の女の子たちは目を背けずにこの「事件」に挑んで、最後にかけがえのない友情を得た。そして人生が開けた。つまり普通の人になった。この真実を宮部みゆきは見事にエンターティメントとしてドラマという形にした。観ている最中、自分の小中時代を思い返していた。観終わったとき、自分も洗い流されたかのような感じがした。実に見応えのある作品だった。それにしても今、この時期に作られた意図は、法律の大本である憲法をないがしろにする昨今の状況に、言葉を取り戻した裁判を具体的に描きたかったのかな?と感じた。大人になり本当の言葉を失う前の、子どもたちに裁判をやらせることで、本当の社会のあり方とは?というのを浮き彫りにした骨太の作品のように感じられたのだ。[DVD(邦画)] 8点(2016-04-30 22:35:22)

193.  きみはいい子 《ネタバレ》 先生(高良君)の軸が定まらぬ前半の教室の様子は、子どもたちを誰一人正視することができず、観ている我々もただ呆然として、めまいのようだった。ところが先生が無償の愛に気づいてからの後半は、息をのむような名授業を展開する。もう泣けちゃってね。そして教室の隅にいた孤独な生徒を抱きしめたい衝動がラストの疾走につながったのではないか?子どものいない僕には、よく分からないが、そのようにこの映画を捉えた。もう二つのエピソードも印象的だ。孤独なおばあさんと、障害のある子のイーブンな人としての付き合い。虐待を受けてた子が親になり、同じことを自分の子どもに繰り返してた時に、波長のあう隣人との触れあい。全編、言いたいことは一つである。社会が子育てをフォローしている。今までの映画にない展開である。そう、地域社会が少しづつ戻ってきているのかもしれない。この監督の前作(ここでも池脇千鶴!)は、世界の悲鳴ともいえるような作品だった。それがこのようなホッと息のつける作品をつくるようにまでなったのは、監督に何かあったのかな(笑)。僕も抱きしめられてますよ。周りの人に、そして映画と言う「お前は大丈夫だ」と励ましてくれる、素敵な「家族」に・・・。[DVD(邦画)] 8点(2016-04-08 23:49:14)

194.  蜩ノ記 《ネタバレ》 身の引きしまるような映画だった。時代劇はいいね。現代劇が言わないことをストレートに言ってくれるから、分かりやすくていいや。[DVD(邦画)] 8点(2015-08-14 22:41:20)

195.  小さいおうち 《ネタバレ》 最後の山田洋次ファミリー、倍賞さんも吉岡くんも、落としどころがキチンとしたとこで、見事完結!戦時下がこんなに明るい社会だったってことは、現代だって・・・てことがよく分かりました。[DVD(邦画)] 8点(2015-06-21 23:50:26)

196.  東京家族 《ネタバレ》 エンドロールで言ってるように、小津さんへのオマージュである。人のやりとりや間の取り方も小津さん風である。冒頭はそこに面を食らって、いつもの山田監督作品との違いに戸惑う。こういうテーマは、山田監督は一度「息子」で創っている。それを改めてまた創り直したのは、山田監督が晩年になって小津監督への敬意を示したかったからでもあろうが、「東京物語」で小津監督の懸念していた都市化によりもたらされた人の冷たさを、今の時代にさらに山田監督が強く感じたからではないか、とも思った。それが自身の「老い」から感じるのか、実際そうなのか、それは神さまじゃないから言えないのだろうが、山田監督が「東京物語」の笠智衆の感慨にひたったからなのではないか?と思い、そこに時間というものを感じさせられた。もう渥美さんもタコ社長もみんないないのだ。人情というものを山田監督は、もう一回問い直したかったのだろうなぁと思うと、そこに蒼井優演じる平成の原節子役に象徴されるように、彼はその希望の光を、いまの若い女性たちに見出したのではないか?とも思えるのだ。[DVD(邦画)] 8点(2015-06-21 20:46:13)

197.  百円の恋 《ネタバレ》 「気合いだ~!」安藤サクラは、映画界の浜口京子である。父、奥田瑛二のスタイルをそのまま、彼女はフィルムの上で闘い抜いた。「映画をなめるなぁぁぁぁぁぁ!!」。ハイ、なめてません!それにしても凄い女優だ・・。[DVD(邦画)] 8点(2015-06-16 00:15:41)

198.  ペコロスの母に会いに行く 《ネタバレ》 冒頭は、原作の"ほんわかさ"を巧く映像化し、後半は「これぞ昭和節」といった感じの森崎コメディの真骨頂。(と言っても、小生、昭和生まれながら物心ついたときは森崎監督はもうベテランであまり拝見してないのですが・・)この作品、赤木春恵と岩松了のコンビが実に見事。最初は角野卓三とダブり、「渡る世間は鬼ばかり」の「幸楽」を思い出したが、岩松了のやり手ぶりに、すぐにこのコンビが違和感なく入り込んできた。この二人のかけあいを見てるうちに、いつの間にか昭和戦後の苦労話に話が入り、最後はじわっと目に熱いものが・・。やはり昭和を生き抜いた人たちの描写力は、半端ないね。これは森崎監督の「これが昭和だ!」というベテランの味をみせつつ、去っていった見事な遺作です。昭和の人間として森崎監督作品は、やはり観とかないと、と思いました。長崎が舞台なので、原田知世の愛情出演が嬉しい![DVD(邦画)] 8点(2015-06-01 00:45:51)

199.  横道世之介 《ネタバレ》 超純朴呑気青年と超お嬢さんの恋愛を絡めた「横道世之介」青春譚。これが平成なんだろうなぁとつくづく思った。僕ら昭和世代でお嬢さんとの恋といえば、必ず野心ギラギラなイメージがあるが、ここではお嬢さんの家に招かれても、ほんわか~としてて、どこまでいっても吉高由里子ペース。恥ずかしくってカーテンコロコロのシーンは微笑ましくて・・。彼女は本当に超お嬢さんを見事に表現してた。普通、想定される腹違いのお兄さんとの嫌な絡みもなく、どこまでも幸せな映画だった。主人公は死んじゃうけど、人助けのために亡くなって、これが東京の冷たさを表すわけでもなく、彼は知能が低いわけでもないけど、何故かほんわか~としてる。これは東京がこういう人種が生息できるように変わったためだろうか?出てくる人、出てくる人、みんな地に足がついてて、二股かけようとか、人を利用しようとか、そんな人は全然出てこない。平和な日本を表してる映画だった。噂の綾野剛ってこいつか!とニヤリ。しかし、まぁ吉高由里子の存在感で最後まで魅せられた感はあるね。[DVD(邦画)] 8点(2015-05-31 21:14:32)

200.  ほとりの朔子 《ネタバレ》 おめでとう!日本映画!まず、それを言いたい。東日本、原発事故。2011年に起こったあの日以来、日本映画は時に吠えてみたり、暴れてみたり、失望してみたり、自虐してみたり、迷走を続けていたが、ここに来て、ようやく瑞々しい、以前からの日本映画の味わいを取り戻した作品に出会った。それが嬉しい。あぁ、この人が噂の二階堂さんかぁ・・。水泳をされていた鶴田さんとの2人の女性の2ショットは、この作品の品をそのまま現してるようで、清潔感いっぱいの映像だった。鑑賞後もそれを裏切ることなく、とても瑞々しい作品だった。この監督、知らなかったけど、また日本映画の凛とした女優さんたちを活かした作品が生まれてくるのかと期待が膨らみます。嬉しい!そしてありがとう![DVD(邦画)] 8点(2015-05-10 22:46:13)

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