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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
81. 空の青さを知る人よ 夢を持ち続ける事の大切さ。 夢を諦める事の勇気。 そして、何より大事なのは過去に囚われず未来をどう生きるか。 そんな事をこの映画を観ながら考えていた。 綺麗事だけではどうにもならない現実と、しかしそこに対して抗おうとする青臭い主張。 とても素晴らしい愛と青春の物語だった。 特に30代と10代に観て欲しい映画。 また、あいみょん好きとして、あの主題歌がかかるシーンの高揚感があまりも凄くてちょっと泣いてしまった。「空の青さを知る人よ」いい曲だなぁ。[映画館(邦画)] 8点(2019-10-11 18:29:21)《改行有》 82. 宮本から君へ 復讐モノの映画は多数あれど、ここまで復讐者を応援してしまう映画もなかなか無いのではないか。 主人公の宮本は映画の冒頭から大怪我を負っており、物語が進むに従ってその顛末が明かされていく事となるのだが、その描き方が上手くグイグイとこの熱血心溢れる宮本という男に惹き付けられていく。 そして、敵がこれまた強い。ラグビー選手である。 ひ弱な只のサラリーマンである宮本に敵うはずが無いだろう。 一旦は負けたもののリベンジを誓う宮本が、山籠りをしたり、ジムに通うというのならまだ納得できるが、会社はちゃんと出勤するという真面目な日本のサラリーマンの鏡。仕事の合間に筋トレをしたりしてるだけである。おいおいそんなんで大丈夫か? 恐らく観ている人全員がそう思ったであろう第2ラウンド。 結果は秘密であるが、とにかく凄いバトルシーンだったとだけは言っておこう。 登場人物が皆バカなのか?という程に熱血というかテンションが高くて、息苦しくなっちゃったし、なんかもう最終的には笑っちゃった。敢えてそうしてるんだろうけど、勢いが凄すぎて考える余地がないというか、主張が激し過ぎてちょっと付いて行けなかった。 とは言え、池松壮亮のファンとしてはこれ以上ないくらいに彼の魅力が爆発していたので大満足だった。[映画館(邦画)] 8点(2019-10-09 21:26:28)《改行有》 83. 半世界 石炭の作り方がよくわかる映画。製炭所で働く主人公と、その幼なじみ2人を軸に描かれる淡々としたヒューマンドラマ。 地方の町特有の閉塞感や、登場人物達が時折見せる闇がとても心に残った。 長谷川博己の演技が特に素晴らしくて、彼が怒りを爆発させるシーンの迫力が半端無かった。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2019-10-03 07:32:53)《改行有》 84. 惡の華 う~ん、変態というより中二病?をこじらせた痛い中学生達による暴走劇というのが正しいかも。 ただ、平凡に大人になっていくのを嫌い、自分は特別なんだ、変態なんだ、と自分に言い聞かせているような誰もが経験したことあるような衝動を描いている。 ただ、普通だったらほどほどの所で止める所を、この映画はとことん突き詰める所まで行っている。共感はできるけども観ていて痛いよなぁと、ちょっと冷めた目で観てしまっている自分はもう大人なんだろうな。[映画館(邦画)] 4点(2019-09-30 17:44:58)《改行有》 85. 見えない目撃者(2019) “目が見えない“というのがウリであり、そこを最大限に活かした物語になっていたと思う。 目が見えない目撃者が偶然事件に居合わせ、警察に報告するもあまり頼りにならず、独自の調査を繰り広げていくという超展開。 この辺はかなり荒唐無稽だし、犯人と闘う展開においてはいや無理だろ!って思っちゃったけど、元警察官であるから一応訓練されているし有り得るのかも?と半信半疑で見ておりましたが、なかなかサスペンス全開な展開で飽きさせないので集中して見れたと思う。 しかし、犯人が分かっちゃってからは邦画特有の大袈裟な展開になっちゃうのがちょっと残念と言えば残念。 とは言え、吉岡里帆の演技がとても良かったので引き込まれた。[映画館(邦画)] 7点(2019-09-25 23:14:25)《改行有》 86. アイネクライネナハトムジーク 事前に原作をばっちり読んでいた為、どうしてもそれと比較してしまうので評価は厳しめ。 まず、伊坂幸太郎による原作は、ボクサーを中心に配置してそれと関係のある複数の登場人物達による過去と現在入り交じる緻密な構成で、読み進めて行くに従い、あの人物とこの人物が繋がっていたのかぁ、とかパズル的快感が楽しい原作であった。 (ここから映画のレビューが始まります) また、原作では明確な主役が存在していなく、あくまで群像劇な趣だったが、この映画においては三浦春馬演じる人物を主人公にしてしまった事で、どうしても彼の周りの人物達に限定されたドラマが繰り広げられる為、なんだか普通のドラマになっちゃってた。時間軸も一本道だし。それに伴い登場人物も原作から削られてしまっていた人が何人か居た。まあ、それは大した問題ではないが、どうせ彼を主役にするのならもうちょっと彼とその恋人の話を盛り上げる必要があったように思う。恐らく今泉監督はその辺をじっくり描きたかったのだろうが脚本やってないし……。今回はちょっと原作がこの監督に合っていないんじゃないかなぁと思っちゃった。[映画館(邦画)] 4点(2019-09-24 11:37:42)(良:3票) 《改行有》 87. 記憶にございません! 記憶喪失モノ×総理という組み合わせから想像できる範囲内の内容。意外な展開もなく凡庸。 ギャグ要素もそんなに大笑いするほどハマる展開もないし、まあ普通に俳優が豪華なだけの映画になっちゃってる。あ、これって「有頂天ホテル」と同じような感想だな。 中井貴一の記憶を失った演技はなかなか面白かったけど。[映画館(邦画)] 4点(2019-09-24 07:40:57)《改行有》 88. HELLO WORLD かなり中二だし、わけわからん部分も多かったけど、テンポ良い展開で飽きさせないし、映像も綺麗。 なんていうかもう現実的に考えたら整合性の取れない所まで行っちゃってるんだけど、そんなの気にしないで勢いで突っ走ってる感じが潔い。 とにかくめっちゃSF。 とにかくめっちゃ青春。[映画館(邦画)] 7点(2019-09-24 07:26:31)《改行有》 89. ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形- 相変わらずの繊細で美しい作画と、優しさに満ち溢れた物語でとても良かったが、あくまでテレビアニメ版の蛇足に過ぎないというか延長線上というか、ヴァイオレット自身の物語としてはあまり新たな展開が無くて物足りない。ここが、“劇場版“ではなく“外伝“たる所以だろう。テレビアニメ版ではヴァイオレットが自分を取り戻して行く物語だったが、この外伝においては新たな依頼を完璧にこなすという事に終始しており、依頼主とも絆を深めて行くのだが、そこまで深入りしない為、むしろ依頼主が主人公のドラマであったと言っても良い。 そのドラマにしてもよくある展開というか、テレビアニメ版終盤のエピソードに比べるとそんなに感動するという事もなかった。 テレビアニメでやる分にはいいと思うが、劇場で公開するほどの話には感じられなかった為これくらいの点数。[映画館(邦画)] 7点(2019-09-11 19:41:53)《改行有》 90. かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 “天才たちの恋愛頭脳戦“という位だからどれだけ高度なバトルが繰り広げられるのかと思ったけど大したことない上に、中盤以降はただの少女漫画風恋愛学園ものに終始しちゃってて、アニメ版に比べると笑いも少ないしイマイチだった。ていうか、原作にあるかどうかはわからないが、急に佐藤二朗演じる濃ゆーいキャラが出てきてでしゃばり出した暁にはさすがにいい加減にして欲しいと思った。 あと、藤原書記役の人が老けてたし、無理矢理あのキャラを作ってるのが観ていて痛かった。まあ、主演二人はそんなに悪くはなかったけど、安っぽいテレビドラマ的な展開ばかりなので別に映画館で観るほどではないなと思った。[映画館(邦画)] 4点(2019-09-11 19:40:26)《改行有》 91. 引っ越し大名! 頼りない主人公(星野源)が、引っ越し奉行という重大な役に命じられた事から始まるドタバタ劇。 こういう巻き込まれ型のコメディとしては「地獄でなぜ悪い」が思い浮かぶが、役柄的にも大体同じ、うまくやらなきゃ殺される(切腹させられる)のだから(笑) で、どう考えても無謀な城ごと引っ越しプロジェクトをなんとか成功させようと仲間の力も借りながら奔走するというのがメインであり楽しい所であった。 しかし、そう簡単に事が運ぶ訳はなく、野武士の襲撃にあったりと、おきまりのチャンバラシーンも用意されてはいるのだが、どうも軽妙な音楽が常に流れている為緊迫感は全く無いに等しい。 もうちょっとコメディとシリアスのメリハリを効かせればもっと引き締まった作品になったのではないか? ユルい時代劇が好きなら楽しめるだろう。 頼りない星野源をグイグイ引っ張る高畑充希がとても素敵だった。[映画館(邦画)] 6点(2019-08-30 18:52:19)(良:1票) 《改行有》 92. 劇場版 おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜 ドラマの映画化にありがちな展開→海外に行っちゃう。登場人物の増加。ストーリーが急に壮大になる。無駄に爆発シーンが多い。等々…。 そんなお約束をことごとくぶちこみ、やたらスケール感を増しておっさん達のラブストーリーが繰り広げられる。 私は最近ドラマ版にはまり一気に見たのですが、ドラマ版の素晴らしい続編であると共に完結編であった。 部長の映画パロディシーンとかサウナでの修羅場とか、笑えるシーンが満載でとても良かった。 春田と牧の関係性はより深く、互いの揺れる心が細かく描かれていて、これは男同士に限らず男女でも普通にある普遍的な恋愛模様なのでとても共感する事が出来たし、とても感動的だった。 ただ、やたら細かいカット割りや三分割画面など謎な演出が気になったのと、ストーリーが後半かなり無理矢理感があった。不動産屋の話なのになんであんなに爆破シーンが必要だったのかは謎だった(笑)[映画館(邦画)] 7点(2019-08-26 18:34:08)《改行有》 93. 黒崎くんの言いなりになんてならない 少女漫画の映画化にありがちなベタ過ぎる演出の数々がこれでもかと盛り込まれた正に王道を行く展開!以下に列挙してみた。 ・地味なヒロインがイメチェンしてモテモテ(花男かよ・・) ・ホストみたいなイケメンが登場するたびにキラキラしたエフェクト ・ドSな王子が急に優しくなる ・気づけば王子様2人がヒロインを取り合う展開 ・壁ドンに次ぐ壁ドン ・キスに次ぐキス ・唐突なお姫様抱っこ 等々 これは10~20代の女子向けに作られているものだと思うので、そういう意味ではこの映画の在り方は正しいのだろう。しかし、過剰とも言える上記の演出が前半畳みかけるように展開されていたのに対し、後半やや盛り上がりに欠けたので、もう少し短くまとめたほうがいい気がした。[DVD(邦画)] 6点(2019-08-17 22:05:39)《改行有》 94. 回路 子供の頃映画館で見た。ちょうど「リング」を筆頭にJホラーブームの中公開された本作は、明らかに他とは違う異彩を放っていた。邦画特有のあからさまな怖がらせ方ではなくジワジワと追い詰められるような感覚。作り込まれた世界観は息苦しさを感じさせる。 今見直すとそんなに怖くはないが、インターネットが普及し始めた頃なので、ネットというある意味得体の知れないものと幽霊を組み合わせたというのが画期的だったし、逃げられない怖さがあった。ダイアルアップ接続の複雑さに投げ出してしまう加藤晴彦を見て、自分も分厚い説明書を見ながら必死で設定して、その通りやったのに繋がらないという、ある意味恐怖だったなぁと思い起こさせた。 初期の黒沢清作品で一番好き。子供の頃映画館で見た。ちょうど「リング」を筆頭にJホラーブームの中公開された本作は、明らかに他とは違う異彩を放っていた。邦画特有のあからさまな怖がらせ方ではなくジワジワと追い詰められるような感覚。作り込まれた世界観は息苦しさを感じさせる。 今見直すとそんなに怖くはないが、インターネットが普及し始めた頃なので、ネットというある意味得体の知れないものと幽霊を組み合わせたというのが画期的だったし、逃げられない怖さがあった。ダイアルアップ接続の複雑さに投げ出してしまう加藤晴彦を見て、自分も分厚い説明書を見ながら必死で設定して、その通りやったのに繋がらないという、ある意味恐怖だったなぁと思い起こさせた。 それにしても加藤晴彦演じる主人公は何故あんなにも必死にネットをやりたかったんだろうか? それは勿論…エッチなサイトを見るためですね!←[映画館(邦画)] 10点(2019-08-16 20:54:51)《改行有》 95. イソップの思うツボ 全く予備知識がない状態で見たのでそこそこ驚く展開もあって楽しめたが、なんか最終的には盛り上がりに欠けたし、なんか物足りない。 その理由としてキャラクター自体は魅力的な人物が多いのに、もうちょい見ていたいなぁと思う人物とか居たとしても掘り下げが浅すぎたり、そんなに重要なキャラクターではなくてガッカリしたりという感じだった。 ストーリーや構成はかなり練られた感じはしたけど、冷静に見るとあまりにリアリティーが無かった。 「カメ止め」のスタッフの続編というだけで相当ハードルが上がっているのもあって、映画全体から漂う熱量も、笑いも「カメ止め」には遠く及ばないなと感じた。[映画館(邦画)] 3点(2019-08-16 20:40:28)《改行有》 96. ダンスウィズミー(2019) 普通のミュージカル映画だと出演者全員が突然歌って踊り出す。 だが、この映画の場合は主人公だけが突然歌って踊り出す。 しかし、画面上では全員が歌って踊っているように見える。 何故ならば主人公の妄想を体現しているからだ。 よって、ミュージカルシーンが終わると観客は急に現実に引き戻される事になるし、もやもやする事にもなる。 何故なら、そこで本当に起こっていた光景を見せてくれないから。 そこは想像で補うしかない。 なので普通のミュージカルみたいに純粋にその場面を楽しむ事ができない。 あと、かなり都合の良い展開にもうんざりだし、何の対策(耳栓とか)もしない主人公にもあまり付いていけない感じだった。さらには胡散臭い謎のおっさん押しもしつこすぎて(歌も下手だし)、そこがメインのストーリーになるとは思ってもみなかったのでなんか違うって感じだった。[映画館(邦画)] 4点(2019-08-16 20:35:54)《改行有》 97. この世界の片隅に(2016) 映画館で観て以来5回以上は観ていると思うが、なかなか納得のいくレビューが書けず削除してしまっていた。 結局この映画の何が良いのかと言うと、最初はほのぼのした戦時下の日常が描かれ、大変な時でも常にマイペースなすずさんに癒され、のんのちょっと間の抜けた優しい台詞にもホッとさせられ、戦時中とはいえほんとに普通の日常が描かれるので楽しいなぁと思っている所に突然降りかかかる戦争の火の粉。まさに不意打ち。しかし、戦時下を描いているのだから当然の展開。この映画はそういう展開にならないんじゃないかと何処かで安心していた心をこれでもかと打ち砕く。 だからこそ、最後の悔し涙を流すすずさんを見ていると胸が張り裂けそうになる。 このシーンはほんと何回観ても心が揺さぶられる…。[映画館(邦画)] 10点(2019-08-07 16:45:28)《改行有》 98. ワイルド・スピード/スーパーコンボ 主演2人の凸凹ハゲコンビがいがみ合いながらもなんだかんだ仲良く協力して敵に立ち向かって行く所が楽しい。敵は悪のスーパーマンを名乗る超人!しかし、ハゲコンビも超人みたいなもんなので殆ど互角!全然決着が着かない。ひたすら殴り合い撃ち合いの2時間!ワイスピというよりもはや只のアクション映画になっていた。 世界を滅ぼす程の恐ろしいウイルスを巡って繰り広げるとにかくスケールのでかい物語だった。 お馴染みの家族愛も描かれるけど、そんなに感動はなかったのが残念。あくまでスピンオフなのでワイスピ本編とは別物と考えた方がいい。[映画館(字幕)] 6点(2019-08-07 00:28:04)《改行有》 99. ワイルド・スピード/ICE BREAK 《ネタバレ》 ちょっと赤ちゃんを救っただけで過去の因縁等吹き飛ばし、飄々とファミリーに加わるショウ。元妻が死んだのにヘラヘラと終始ご機嫌でファミリーの前で演説するドミニク。 何なの、ファミリーってそんな簡単になれるもんなの?ブライアンが居なくなったから急遽人員を補充しました感が否めない。 終わり良ければそれで良しって…死んでいった人達が浮かばれねぇし…。 このシリーズにそこまでのストーリー性は求めていないけど、ちょっとあんまりな展開だったので全然楽しめなかった。[インターネット(字幕)] 4点(2019-08-06 15:05:52)《改行有》 100. ワイルド・スピード/SKY MISSION 車って空を飛ぶ物だったんだ…。 ストーリーがどうでもよくなるくらいとにかくアクションの連続で思考を停止させてくる。 飛行機から車でダイブ→崖から車でダイブ→超高層ビルから車でダイブ お前ら、なんで生きてるの!?[インターネット(字幕)] 8点(2019-08-05 23:31:58)《改行有》
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