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コメント数 39
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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  食堂かたつむり 《ネタバレ》 基本的に映画が好きなので、どんなひどい作品にも0点はつけるまい、と思っていたんだけど、これは例外。どこから批判を始めればいいのやら。表面的な「オシャレ」さをねらったのか、最近はやりの「ほっこり」系の雰囲気をねらったのか知らないが、実際に私が受けた印象は「不愉快」の一言に尽きる。エンターテイメントとしての話の展開は皆無、ところどころにはさみこまれた「小道具」としてのプロットは何のプラスにもなっていないどころか、むしろマイナス。突飛過ぎたり(例:水鉄砲ベビー)、もしくは後味が悪すぎたり(例:ペットのブタに最後に起きること)。そもそも、ペットのブタに襲いかかる悲劇を引き合いに出してぶちかましたかったであろう「食」に対する認識が根本的に間違っている。それを、あたかもいっぱしの「哲学」ででもあるかのように持ってくる神経の太さには呆れる。調べてみたら、原作は小説で、この作品はそれを忠実に再現した映画版なのだとか。ということは、この破綻したプロットの数々は原作者の責任ということになるのか?いずれにしても、不愉快極まりない気分になった。映画見てここまで不愉快な気分になったの、初めて。[DVD(邦画)] 0点(2012-06-26 09:04:40)(良:1票)

2.  笑う大天使 《ネタバレ》 原作が別媒体で認知されているものを映画にリメイクするのは難しい。原作ファンを裏切ることなく、さらに原作を知らない映画ファンをもある程度納得させられるクオリティがないと成功したとは言えない。よりにもよって『笑う大天使』を映画化するとは大胆な…という不安は見事に当たった。何なの、これ。シナリオは、原作を端折れるだけ端折って、というか、めちゃくちゃにブツ切りにしてめちゃくちゃにつなぎ合わせただけ。だから、原作を知っている人はしらけるし、原作を知らない人には伝わるべきものがちっとも伝わらない。原作のあらすじや設定を忠実に再現すべき、と言ってるわけではない。原作の持ち味を生かしたまま、映画の尺にフィットするようなプロットを作るべきである、ということ。本来、映画版へのリメイクってそういうことだと思うし。当然、これには高度な脚本スキル、編集スキルが要求されるわけであるが、残念ながらこの映画の出来にはそういうスキルが全く反映されていない。「ルドルフ」の登場のさせ方や、「若槻俊介氏」や「桜井敦子嬢」の人物設定(主人公兄とのエピソード含む。特に主人公に留学を勧める理由)など、いっそのことなかった方がいいんじゃないの、というぐらい座りが悪い。本来なら、原作の「持ち味」を伝えるにはもってこいのキャラクターたちなのに。(そもそも、「ルドルフ」や「桜井嬢」を、本編の「誘拐事件云々」のエピソードに盛り込もうとするのが失敗。)そうかと思うと、原作にはない余計な設定が付加されていて、しかもこれらが全くいい方向に生かされていない(例:聖ミカエル学園の発祥エピソード。こんなの、物語の後半が「似非チャーリーズエンジェル」になることの言い訳でしかない)。さらに、絵面にも全く魅力がない。ベイエリアの新興ショッピングモールみたいな学園キャンパスには驚いた。中身がしっかりしていないのだから、せめて絵面で勝負してほしかった。この監督は、映画というよりは特撮などの映像畑でキャリアのある人らしいが、その割にはCGの使い方も下手だし、だいいちCG自体がちっとも綺麗じゃない。なんか、がっかりを通り越してびっくり。近年まれに見る駄作だと思う。これ、原作者は怒らなかったのかな。 【追記】数年ぶりに見る機会があったので、原作と直接比較。結果、点数を下方修正。本来0点は付けたくないが、この一本には最低限の敬意すら払えない。[CS・衛星(邦画)] 0点(2007-07-16 01:38:52)(良:1票)

3.  隠し剣 鬼の爪 《ネタバレ》 幕末の侍の葛藤とは、よく考えてみたら山田洋次の好きそうなテーマだ。西へ習えの大潮流に乗り、武士たちを守ってきた封建制という鎧の絶対性が揺らぎ始める。このような時代の侍の苦悩は、簡単に「ヒューマニズム」と結びつけられる。それはいい。しかし、山田監督の手にかかると、このヒューマニズムが「(悪い意味で「女子供」をからめての)お涙ちょうだい」になってしまうのが、殺陣を中心とする侍映画の乾いた様式美(=女子供がからむ「お涙ちょうだい」とは対極にあってしかるべき)を好むあたしのような者には耐えられない。まあ、そういう監督だとわかってたから、別に驚きもしなかったけど。象徴的なのが、松たか子と高島礼子の存在。身分制度ゆえ、主人公の侍と結ばれることの許されない町人娘だの、極刑を科された亭主の命乞いをするため、無駄を承知で自らの身を犠牲にするヨメだの。侍魂、というか、侍のアイデンティティの観点からはある意味邪道とも取れる彼らの姿を描くことで、封建制と共倒れになりつつある主人公の人生観の崩壊を描きたかったんだろう。いや、よく出来た映画であることは否定しない。映像はとてもきれいだと思うし、スタイルも確立していると思う。単に好みの問題で、あたし個人はこういう湿っぽいのは楽しめないクチ、というだけのこと。封建制崩壊と、それと共倒れになる侍、というモチーフ自体が嫌なのではない。映画のヒューマニズムを否定するのでもない。山田監督の手によるそれらの表現が好きになれない、ということ。あ、でも一言だけ内容批判。蝦夷へ向かう主人公がわざわざきえを迎えにいく場面まできっちり撮らなきゃ気が済まないところが、いかにも山田流。そこまで見せんでいいっつーの。妹夫婦と別れる場面の、妹の台詞が、その展開を十分に示唆してたんだから。あの妹の台詞で終わっておけば、うまく余韻を残すことができたのに。というわけで、あのラストシーンは蛇足。しかも「あー言うと思った」という感じの最後の会話が、なんとも・・・。和製オリバー・ストーンか。[DVD(字幕)] 4点(2007-01-04 16:27:35)

4.  妖怪大戦争(2005) 5点ぐらいの出来だろうと予想して見たら、ホントに5点ぐらいの出来だった。びったり当たって気持ちがよかったので、1点上乗せして6点。一言で言うと、いろんな要素を混ぜすぎて収拾がつかなくなったという印象だった。特撮映画、ファンタジー、コメディ、子ども向け映画、大人向けの何かのオマージュ。どこに向かいたかったんだろう?わかんないので、個人的によくできてると思った特殊メイクとキャスティングに注目して見たら、まあまあ楽しめたけど。[DVD(邦画)] 6点(2006-10-09 17:49:51)

5.  乱歩地獄 《ネタバレ》 キャストや予告編の雰囲気などからかなり期待して見たんだけど・・・。とりあえず、乱歩作品の中でも、いろんな意味で難易度の高い短編に挑んだ点は立派、と最初に言っておく。この果敢さを認めた上で敢えて言いたい、やっぱり映像化しちゃいけなかったんだなあ、と。 特に、『鏡地獄』と『芋虫』。個人的に、最も好きな乱歩短編だから、過剰に期待してしまったむきもある、とは思う。原作(のストーリー)を忠実に再現しないこと自体に異を唱えるのでもない。でも、『芋虫』のあのオチは、いくらなんでもそれはないだろう、というレベルの結末だった。そういう話じゃないだろが、などという野暮なことは、本来なら言いたくないのだが、ものには限度というものがある。それに、「怪人二十面相」や「小林少年」に登場されても、正直困る。 また、凝ったであろうカメラワークやアングル、挟み込まれるつなぎの映像なども効果的に働いたとは思えず。むしろ、奇をてらっている、というか、演出力の乏しさを表面(的な「奇」)でごまかしている、という印象だった。「とりあえず、乱歩だし」といった短絡的な発想で、「とりあえず(視覚的に)乱歩的なもの」をちりばめて、安直な映像化に終止した、と解釈してしまった。 ただ、最後の『蟲』は例外。原作の持つ猟奇的な怖さを、「おかしさ(=本来「怖さ」と紙一重である)」の方向へ展開させることで、ひねりのある映像化に成功した。絵的なセンスも感じられたし。『蟲』で主人公を演じた浅野忠信は、その辺の(おかしさと紙一重であるところの)恐怖、というものを、感覚の部分で理解していたように見えた。 したがって、4点はすべて『蟲』に献上。他のには1点もあげません。[DVD(邦画)] 4点(2006-09-26 13:03:18)(良:1票) 《改行有》

6.  御法度 《ネタバレ》 面白かった。衣装も映像も殺陣もよかったし、配役も。特に、トミーズ雅と坂上二郎のリリーフぶりは絶妙だった。松田龍平も、特に美貌というわけではないが品があり、あの役をこなせるだけの妖気もあって、なかなかの逸材だと思った。男色映画としても楽しめたが、謎解きの部分が特に面白かった。湯沢を殺したのは誰か?山崎を襲ったのは?惣三郎の「願」とは?最後にはいったい何が起こったのか?などなど。これらをつなぎ合わせて考えようとすると、意外にも、沖田総司の存在が不気味に疑わしく浮かび上がってくる。ひたすら「(男色は)嫌いです」「私にその気はありませんよ」を繰り返しつつ、随所随所でちらりと見せる妖しげな色気や中途半端な含み笑い。とりわけ、『雨月物語』について、ねっとりと熱く語る終盤の見せ場は、圧巻。これらがすべて、物語全体を支配する、「なにか不可解なもの」の伏線に思えてくる。演じた武田真治という役者を見直した。[DVD(字幕)] 8点(2006-04-23 04:26:56)

7.  オペレッタ狸御殿 《ネタバレ》 相変わらずすごい美学に貫かれているなぁ。期待通りの美しさ、痛快さだった。主立った出演女優がみんな狸顔なのは、やっぱり意図されたものなんだろうけど、中でも由紀さおりが、あんなにユーモアセンスあふれる人だとは知らなかった(美空ひばりの「復活」よりも感動的だった、あたしにとっては)。老いてますます過激な清順翁は、やっぱりすごい監督だ。[DVD(邦画)] 9点(2006-03-21 13:21:03)

8.  ピストルオペラ 《ネタバレ》 映画ってのは「見る」もんなんだ、と思わずにはいられない。構図力(合わせ鏡を使って背後にいる敵を振り返らず射殺!)とか、色彩感覚(雛人形に降り注ぐ花びらの嵐!)とか。視覚を完全に魅了された、という感じ。したがって、江角マキコの台詞まわしが微妙にぎこちなかったのも欠点ではなくなり、むしろ彼女ならではのキレのいい動きと「着物にブーツ」という独特のスタイルを着こなすセンスが強烈な印象として残る。後半、ちょっとダレたけど、それをカバーして余りある美意識に酔いしれました。[DVD(邦画)] 10点(2006-03-21 06:54:29)(良:1票)

9.  スウィングガールズ 《ネタバレ》 「作り物」としての映画のよさを再認識できた。小さな「ありえねー」を積み重ねていくことで、大きな一つの「ありえねー」(=数ヶ月でビッグバンドジャズをマスターする素人女子高生たち)を紡ぎ出す、という手法。おそらく作り手は、この映画を「青春映画」や「音楽映画」などと言った既存の枠にはめたかったのではなく、「ビッグバンドジャズにはまる田舎の女子高生」という具体的なモチーフを使った(もっとシンプルで一般的な意味での)「娯楽作品」を作りたかったんだと思う。何度でも見たくなる爽快感。楽しめました。[DVD(邦画)] 8点(2006-03-21 06:38:27)

10.  Dolls ドールズ(2002) 《ネタバレ》 10点でもあるし0点でもある。素晴らしいような気もするし、全然ダメなような気もする。というわけで間をとって5点。好きか嫌いかで言えば、たぶん好きなのだが、最後、「つながり乞食」の二人は運命の赤い綱のせいで助かったのか、それともオエっとなって死んでしまったのかが曖昧で、どちらに解釈するかで好きか嫌いかも変わってきそうな気もする。レビューになってないですねははは。5点(2005-03-26 15:25:44)(笑:1票)

11.  私立探偵・濱マイク/我が人生最悪の時 《ネタバレ》 濱マイクのキャラクター設定はすごくいいと思うし、ぜひシリーズ化してほしいとも思うんだけど、実際に映画としてみてみるとはっきりいっておもしろくない。ストーリーは平凡すぎで先が読めるというか、パンチに欠けるというか。白黒映像で、ノスタルジックなスタイリッシュさを狙ったんだと思うが、成功したとは思えず。表層的なところだけをかっこよく見せかけて中身が薄いのをごまかしている姑息な技(しかも成功していない)でしかなかった。アイディアとキャラ設定がいいだけに惜しい。4点(2004-05-23 16:18:12)

12.  ELECTRIC DRAGON 80000V 面白くなかった。なにかを狙っているのだけは伝わってきたが、肝心の狙いが何なのかが全く伝わってこなくて、完全に空回り。感じられたのはパワーだけ。ゴリ押しのやり方では伝わらないものを乗せちゃったという印象で、見ていて少し切なくすらなった。3点(2003-12-02 02:18:59)

13.  五条霊戦記//GOJOE 《ネタバレ》 弁慶と牛若丸の物語を新解釈したっていうからかなり期待して見たのだが、裏切られた。発想は面白いと思うのに、演出がまずい。殺陣のシーンが美しくないのは、この手の映画としては致命的だと思う。(あの火花は必要だったのか?うるさいだけでした、あたしにとっては。)全体の構成も、無駄なエピソードが多く、軸となる弁慶と牛若丸の対立に当てられるべき焦点がブレたうえに、流れも悪くなった。ただ、配役はよく、個々の出演者には注目すべき(元服前の義経をやっちまった浅野の「トウが立ってる感」除く)。特に主演した隆大介、最近の役者にしては珍しいギラツキを見せて印象的だった。というわけで、結局は監督の力量不足と言うところか。良質の素材を使って料理を始めたものの、不要なスパイスを入れちゃったり途中で焦しちゃったりして失敗したシェフみたいだ。 4点(2003-12-02 02:10:28)(良:1票)

14.  月曜日のユカ 他の方も書いていらっしゃるが、とても「映画っぽい」映画だとあたしも思った。あらすじはどうっていうことないので、映画にストーリー性だけを求める場合にはつまらないかもしれないが、もっと総合的に映画を楽しもうと言う場合には、別の楽しみ方ができる。特に、視覚的な要素。嘘みたいにかわいい加賀まりこ、昔のヨコハマの、「港町」然とした雰囲気、モノクロのモダーンさ、などなど。今の邦画が学ぶべきものがたくさん含まれているというご意見にあたしも賛成。 7点(2003-11-29 09:24:13)

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