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プロフィール |
コメント数 |
159 |
性別 |
男性 |
年齢 |
60歳 |
自己紹介 |
メインストリームでは無いが映像プランナー/ディレクターを生業としています。 映画を観たのは小・中学時代がテレビの吹替えで。高校・大学時代は映画館で年間300本ほど…好きな作品はリピート鑑賞。ニューシネマより王道の娯楽作品を好みます。 吹替えの演技で好きになった映画も多数。広川太一郎、羽佐間道夫、大塚周夫、中村正、若山弦蔵、石丸博也は個人的に人間国宝に認定したい。 |
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1. スリー・ビルボード
《ネタバレ》 始まって5分で、あコレは西部劇だと。
鑑賞後は、実年版キック・アス…現代アメリカ的リベンジ系スーパー(おばさん)ヒロインと(とっちゃん坊や)サイドキックの誕生物語だと 笑
まぁ正当なレビューは出尽くしてるでしょうから。
多少まじめに言うなら〝復讐しない西部劇〟かな。
当たり前の事が行われない普通のアメリカ田舎町を舞台に、なぜ普通の事が出来ないのか?を、多民族国家アメリカの持病として描いている。
我々日本人からすれば、そのアメリカ的倫理観が異質過ぎて登場人物に共感できないかも知れませんね。
テーマも演技もアカデミー賞の受賞は然(さ)もありなんですが、個人個人の置かれた日常的差別(or被差別)の状況や、いじめ体験の差によって心への響き方は変わる作品だと思います。
ただ…私たちを取り巻く環境もどんどん多国籍化されている現状を考えると
今後、日本も他人(ひと)を信じられない無意識の差別社会になっていく可能性もあると思い…ぞっとしました。[映画館(字幕)] 8点(2018-02-23 21:39:17)《改行有》
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