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1. ゾンビ・サファリパーク
《ネタバレ》 安っぽいB級ゾンビ映画だと思ったら意外にしっかり作られていた。でも、その程度。お世辞にも褒められた出来ではない作品。
ハイテク&商業主義な巨大企業が裏で非人道的なことをやっていた!…なんて結末はゲップが出るほどよく見るネタで、意外性などあるわけもなく、ただただげんなり。彼氏の裏切りも予定調和。もうちょっとひねろうよ。
ヒロインはヘドが出るような人道主義者で、もはや助かる見込みのない感染した仲間を撃ち殺した彼氏を批判する。その後も各所で綺麗事といい子ちゃんぶりを発揮し、とにかくイライラさせてくれる。
展開はスピーティで、少なくとも見ていて飽きさせなかったのだけは評価したい。[インターネット(吹替)] 5点(2020-03-21 07:15:36)(良:1票) 《改行有》
2. ソウ6
《ネタバレ》 今回は、ゲームの内容がとにかく酷かった。
ゲームに「テーマ」や「意味」が何もないのだ
保険審査の男が合計4つのゲームに挑むことになる。で、4つゲームのうち、2つは「助ける人間を選ぶ」という同じ方向性のゲームなのだが、それ以外の2つのゲームは全く別のことを要求される。なので、ゲームのコンセプトがバラバラでチグハグなのだ。この時点ですでにこのゲームにテーマ性が欠如しているのが伺える。
何より重大な欠陥なのは、助ける人間を選ばせるゲームも、女性を迷路から助け出すゲームも、あまりに意味がなさすぎることだ。
というのも、例えば、「誰の命を助けるか?」のゲームでは、結局プレイヤーの彼が、どのような行動、選択をしても、その後の進行に何の意味も影響ももたらさないからだ。独身男と既婚女性、どっちを助けようと、もしくはどちらも助けず無視して先に進んでいようと、彼のその後の命運に、何か違いが生じていたのだろうか?
女性を迷路から助け出すことについても、彼女が助かろうが死のうが、それがその後のゲームの結果に何かプラスもしくはマイナスに働いたのだろうか?どちらもNOとしか言いようがない。
何をしようが結果が変わらないゲームに意味などあろうはずがない。
保険金を出すか出さないかで、結果的に命の選別を行ってきた彼が、リアルに命の選別をさせられる、というのが面白いはずなのに、何故それをうまく活かせなかったのか。
ソウと言えばメインとなるゲームにはいつも何かしら重要な意味があったはずだ。それなのに、一体どこをどう間違ったら、今作みたいな何の意味もないクソゲーになってしまったのだろうか?
さらに、ゲームの最後で大きくずっこけることになる。ラスト、あれって、時間制限に間に合わずに檻に入れてなかったら、彼は死なずに済んだのではないの?そんなのでいいの?妹も何のためにかっさらってあそこに閉じ込めたんだ?いる必要なくない?なんか、穴だらけのゲームだな。
全体の筋としては、徐々に明らかになる謎や、今後この連続作品にどう決着をつけさせるのか楽しみが膨らむ部分があったが、今回はゲームの内容がひどすぎる。これは駄作行き。[インターネット(字幕)] 6点(2018-05-15 03:57:15)《改行有》
3. それでも夜は明ける
黒人奴隷は可哀想だね、奴隷や差別はよくないね、っていうだけの何のひねりもない映画。
小学校とかの時、体育館に集められて見せられた反戦映画と同じ作り。その反戦映画でも可哀想な戦災孤児が出てきて、とってもとっても可哀想。だから戦争はダメなんだよ、って結論になる。まんまこの映画と同じ。これじゃ教材ビデオを見せられているようなもんだ。
いや、教材ビデオとはいえよくできてるとは思う。実際見てたら、本当に主人公を含めた黒人奴隷は可哀想で仕方がない。奴隷制度なんてひどいなと思う。主人公には感情移入するし、ブラピに助けてもらって悪徳主人のもとを去る時はスカッとするし、心から良かったなと思える。
でもさ、お話としてこれでいいの?
あまりに話がベタすぎやしないか?
○○が可哀想→だから△△はよくない というもはや、やりつくされて、手垢がつきまくった手法をただそのままやっただけ。
それじゃあダメだろう。
これがアカデミー賞っていうのも、わかりやすいなあ。黒人差別とかそういうのを扱えばこんなベタなのでも作品賞とっちゃうのだとしたら残念だ。[DVD(吹替)] 6点(2016-07-23 22:32:59)《改行有》
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