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1. レニ
《ネタバレ》 レニ・リーフェンシュタール。
才能ある女性が、美を求めたら、こうまで突っ走るか・・
ただ彼女は、醜いものは避け続ける。
人間の醜い部分、特に突出しているのが戦争だ。
ヒトラーと同時代に生きた彼女は、技術と美学の創作本能にのみ、力を入れて、
ナチス宣伝映画「意志の勝利」、あるいはヒットラーご満悦五輪の記録映画「民族の祭典」を魅力的に創り上げてしまう。
結果、歴史の判定で、彼女は罵倒し続けられる。
その後、アフリカ、水中生物へと、美なるものを求めて、彼女はまい進する。
女性が力を持ってきた現代、美を追求させたら、女性の方がスゴイかも、などと考えてしまった。
ただ人間の闇を捉えることは、男性の方ができるかもしれない、などと・・[DVD(字幕)] 7点(2023-06-20 01:42:27)《改行有》
2. レディ・チャタレー(2006)
《ネタバレ》 自分の感情に素直にしたがった女性の映画。最後の幸せそうな二人を見てると、あ~良かった、と思った。変な噂が広まり、二人の恋は引き裂かれるかとハラハラしてたが、そういう事もなく、観終った後はじわ~っといい感じがする。こんな毒のない映画の原作がなぜ、表現が過激だと言って、裁判になったのだろう?そんなら今、あっちこっちにある、毒のある映画を何故訴えない。しかし、まあこういうストレートなラブストーリーもいいね。観てて、「ピアノレッスン」を思い出したが、自分にはこの作品の方が良かった。[DVD(字幕)] 8点(2008-11-06 16:24:42)
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