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1. コンパートメントNo.6
《ネタバレ》 「ビフォアサンライズ」みたいな、列車で一緒になった男女のはなし。
これは、シベリア鉄道かと思ってたら、ロシアの西側を縦に走る鉄道なんだね。
ロシア人とフィンランド人の話である。
とかく、ウクライナのことで、評判悪いロシアだが、
やはり国民のロシア人は、武骨だが、気がいい人も多いのだろう。
ペトログリフを見に行く彼女と、地元にそんなものがあるのかと一緒になったロシア人。
岩に刻まれた傷みたいなもの(ネットで調べたら)を、はるばる見に行く、どのの国にもいる歴女。
ラスト、恥ずかしがって見せたがらなかった彼女の似顔絵が、
なんともキュンポイントなんですね。
暖かい気持ちになれました♪[DVD(字幕)] 7点(2024-01-20 18:13:55)《改行有》
2. コントラクト・キラー
《ネタバレ》 カウリスマキって絶望してる人が淡々としてるんだよね。他の国の映画だったら、大声で騒いだり、誰かを傷つけたりするのに、この国の風土でしょうか、静かに運命を受け入れるんだよね。じゃぁそんな国だったら、みんな優しいのかって言ったら、「人生は美しい」とか言う殺し屋が殺人現場で彼に罪をなすりつけたり、結局、損する人は損をするんだろうね。彼の映画はホント、そう。損する人は損するんだけど、ある限界点が来たら、犯罪でも自殺でも淡々と実行する、そんな人たちを見つめてる。結局、どこの映画にもあるパターンなんだけど、彼はそれをのんびりしたテンポで描くもんだから、こちらとしては、そんなに気が荒まないんだよね。不思議な感性だね。彼自身も絶望通り過ぎちゃって、不思議な心の安らぎの中にいるよう・・。彼は、表現を通して、不安を押しつけない監督なんだね。だから、彼の作品はもう一回観ようって気になるんだ。[DVD(字幕)] 7点(2014-05-31 21:33:44)
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