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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ふたりのベロニカ 感情を表す台詞が少なく、殆どが表情や仕草で伝えています。それなのに、幸福感や孤独、喪失感、愛情、悲しみなど、いろんな感情が伝わってきました。場面ごとにとらわれず、映画全体に身をゆだねて見ると、この映画のすごさと心地よさがわかってもらえると思います。[映画館(字幕)] 10点(2006-11-26 00:39:18) 2. 海を飛ぶ夢 主人公の周りに集まる、4人の女性たちに興味が湧きました。4者4様の、立場と尊厳死に対する考え方があり、鑑賞している者にとっては、誰かの考え方に共感できるんではないでしょうか。J・バルデムはもちろんのこと、弁護士フリアと義姉マヌエラを演じた2人の女優の演技はすごかったです。[映画館(字幕)] 9点(2017-10-28 23:45:19)(良:1票) 3. ベティ・ブルー/インテグラル<完全版> ベティ=ベアトリス・ダルという印象がとても強く、彼女なしにはこの映画の完成と成功はあり得なかったでしょう。映画史に残る傑作、とまでは言いませんが、非情に重要な作品であることは確かです。当時、映画館は連日込み合っていたかと思います。オリジナルの「愛と激情の日々」が公開したときにはそれ程注目されていなかったのに、何でかなと思いました。オリジナルはビデオを借りて見ていました。この2作を比べても、どっちがより優れているとは感じません。ただ、「インテグラル」の方が、細かい説明がされているという印象でした。編集でカットしていたシーンの中には、戻さなくても良かったのにと思える箇所もあります。[映画館(字幕)] 9点(2008-04-20 17:21:36) 4. 男と女(1966) A・エーメの美しさに魅惑されました。お互いに惹かれていく男と女の様子が、とても繊細に描かれています。共に伴侶を亡くした身であっても、その想いは違っています。その違いが結末への道しるべになっています。[DVD(字幕)] 9点(2007-09-23 22:31:40) 5. ヘヴン 読書をするときに「行間を読む」と言うことがあります。直接的な文の表現を読みとるだけでなく、文章の流れから全体の雰囲気を掴むことが読書における楽しみ方の1つです。 この映画にも同様なことが言えます。登場人物達からはハッキリと感情を表す言葉があまり聞けません。しかしながら、何故か考えた事や感情が伝わってくるのです。主人公2人の想いと未来への希望が、スクリーンから感じられました。 また、クシシュトフ・キェシロフスキには珍しく、エンターテイメント的な部分もあり、すごく楽しめました。この辺りは監督の影響かもしれませんね。[映画館(字幕)] 9点(2003-12-15 23:41:27)《改行有》 6. アメリ 小説の連作短編集のような構成ですね。周りの人々を少しずつ幸せな気分にしていくその方法がとても面白い。その中に、実話が入ってることに気が付いた人いますか?[映画館(字幕)] 9点(2003-12-11 20:44:11) 7. リトルプリンス 星の王子さまと私 ”星の王子さま”は読んだことがありません。ですが、とても楽しめました。読んだことがあれば、映画の細かい部分に気付くことがあるのではないでしょうか。主人公の女の子の、不安や希望がうまく表現されていて、勇気を持つことにより成長していく様が爽快です。できることなら、”星の王子さま”を読んでから、もう一度見たいと思いました。[映画館(字幕)] 8点(2015-12-18 21:52:02) 8. めぐり逢わせのお弁当 とてもさわやかで、ほのぼのしてて、心温かくなる映画です。序盤にインドの習慣を説明するようなシーンが続いて、何も知らない我々にはとても分かりやすい構成になっていました。手紙で気持ちを伝えあうって、いいものですね。今年最高の拾いものかもしれません。近頃はイルファン・カーンが出ているだけで、面白い映画かな、と思ってしまいます。[映画館(字幕)] 8点(2014-09-12 00:23:35)(良:1票) 9. あなたを抱きしめる日まで 新聞を賑わすような事件を、社会派としてでなく、愛情物語としてとらえたところに、この映画最大の価値があります。主人公をジュディ・デンチが演じたことはとても幸運でした。また、若い頃の主人公を演じたソフィ・ケネディ・クラークのおかげで、愛情深い物語だと感じることができました。[映画館(字幕)] 8点(2014-04-11 23:46:08)(良:1票) 10. 灼熱の魂 時代と場所がバラバラのエピソードが語られるのですが、最後に判明するたった1つの謎が語られた瞬間に、それまでバラバラだったジグソーパズルが一瞬にしてできあがり、その鮮明な模様が目の前に現れたかのような鮮やかさがありました。[映画館(字幕)] 8点(2012-01-13 23:36:56) 11. ミッション:8ミニッツ 同じ場面を繰り返す映画はたまに見かけますが、これもその一つ。いかに事件を解決するかが見所の一つですが、この映画の場合はそれ以外の見所がとっても重要であり、とっても感心しました。映画の宣伝文句は、なかなか当を得ていると思います。近頃の映画には珍しく画面は16:9でした。多少前の席でも見やすいと思います。[映画館(字幕)] 8点(2011-11-04 17:11:34) 12. レスラー 前半の試合のシーンは迫力満点。後半のドラマは切なく悲しくなります。老いたと言うには早すぎる年齢ですが、現役ではなくなるときの寂しさが良く描かれています。若い人よりも、ある程度年輪を重ねた人の方が、共感できるのではないでしょうか。ラストはニュー・シネマっぽいと思いました。[映画館(字幕)] 8点(2009-07-23 21:30:52) 13. つぐない 《ネタバレ》 ブライオニーを世代ごとに演じた3人の女優が皆すごく良かったです。特に、ヴァネッサ・レッドグレーヴが出てきたときには、出てることを知らなかったので、感激しました。さらにその後の語りは最高の出来だと思います。映画自体は重厚なテーマを、さらりとした見やすい作りにしてあります。好き嫌いが分かれるところだと思いますが、私としては、これはこれで良かったと思います。嘘をついた時点での罪の意識が薄いことを示せるからです。その一方で、重厚な「つぐない」を見たいとも思いました。[映画館(字幕)] 8点(2008-04-24 16:43:32)(良:1票) 14. ボーン・アルティメイタム 「最高!」とは言いませんが、最上級の面白さです。ストーリー自体はあまり面白いとは思いませんが、俳優陣の演技と、監督の演出、それと編集で、ハラハラドキドキの2時間が味わえます。J・スタイルズがとても良かったです。[映画館(字幕)] 8点(2007-11-17 00:05:32) 15. バベル イリャニトゥ作品では"業"を感じさせますが、この映画もそうでした。国や人種が違っていても、天に背くようなことをすれば、報いがあるということなのです。人類普遍のテーマを綴った見事な映画だと思います。[映画館(字幕)] 8点(2007-05-12 00:10:11) 16. クィーン ヘレン・ミレンはもちろんのこと、脚本がすごいと思いました。批判的になるのでなく、王室と国民双方が納得できそうなストーリーです。もちろん事実はかなり違っているのでしょうが、映画としては素晴らしい出来です。[映画館(字幕)] 8点(2007-05-07 15:34:28) 17. ユナイテッド93 とても力強く、訴えるもののある映画でした。9.11をリアルタイムで経験した我々には、ただのパニック映画として片付けられない、貴重な物語です。機内での出来事は事実を基にした、あくまで想像でしかないのでしょうが、この話をまとめ上げたスタッフには頭が下がります。[DVD(字幕)] 8点(2007-04-15 18:28:40) 18. ニキータ 《ネタバレ》 任務遂行中の緊迫感がたまりません。アンヌ・パリローが格好いい。訓練を受けてからのニキータは、身も心も美しく変身していました。そんな彼女が人の命を奪う仕事をこなす葛藤が、画面全体からにじみ出ていました。当時としては、画期的な映画でした。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-07-23 18:24:54) 19. 落下の解剖学 裁判を題材に、夫婦の関係を解き明かしていくので、結末にはもやもやが残りました。それでも見ごたえはありますね。物語が進むにつれ、少しずつ夫婦に対する印象が変わっていくんですけど、そういう気持ちにさせるのがすごくうまいと思いました。[映画館(字幕)] 7点(2024-03-26 23:54:12) 20. パディントン2 子供向けのファミリー映画であることは間違いないのですが、その出来はなかなかのものでした。ストーリー展開などはお手本のようですし、地味にすごいCGを使っています。何よりも俳優がすごいです。演技が地味にすごいです。こちらが期待した通りの力量で演じてくれています。微笑ましく安心して見られる映画でした。[映画館(字幕)] 7点(2018-01-29 16:37:55)(良:1票)
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